美しいフォルムと触感を体験してください。紙で紙をカットする。100年以上前に開発された特殊な「紙」だけでできた、ペーパーナイフ。

paper made paper knife

本体価格 ¥3,800 (税込価格 ¥4,104)



紙とナイフ。切るほうと、切られるほう。相反する存在のように思えますが、それでは「紙を紙で切る」。そんな発想の転換で考えられたのが、この「paper made paper knife」。

紙でできた紙切り用のナイフ。本体はVulcanized Fiberという紙で作られました。ドイツ、Design Plus 2005受賞。安次富隆によるデザイン、新潟生まれの、美しいフォルムをもったペーパーナイフです。





この製品の素材である「Vulcanized Fiber」は、高純度のパルプ繊維原紙を積層し、一体処理することで生まれる、硬質繊維ボードです。紙の持つ美しい質感を備えていることはもちろん、紙とは思えないほど硬質で、衝撃や摩耗にたいへん強く、高い耐久性を持っています。

もちろん金属のようにサビてしまうこともありませんし、プラスチックのように静電気による汚れもありません。切れ味が鈍くかってきたら、サンドペーパーで磨くだけ。お手入れも簡単です。

そしてとても軽いため扱いやすく、廃棄の際の環境汚染も生じません。

新潟県長岡市では明治40年よりこのファイバーの製造が開始され、皮革、金属、ゴムの代用品として生産されてきました。この「paper made paper knife」はその地場産業の経験と高い技術力を生かしながらも、最新の技術を投入して創られた製品です。





葉っぱの様な形状は、側面が大きな円弧を描くことによって、ハンドルを握った時に、手が滑って刃に触れてしまうことを防いでくれます。また、紙が植物から作られていることを連想させてくれます。

実際、手に取ってみると、きちんと手のひらにフィットしてくれて、たいへん握りやすいことがお分かりになるでしょう。また歯が上下についていますから、利き手を選ばず、右利き、左利き、どちらの方にも対応。郵便物の開封などの際のレターオープナーとして、ご家庭や書斎でしっかりお使いいただけます。

何より嬉しいのはこのアイテムが、「紙」という素材の持つ、手に触れたときの優しさや、肌触りの良さを持っているということ。この風合いの良さ、触感の良さは、金属やプラスチック製の製品には替えることができない、とても大きな特徴といえるでしょう。また長くお使いいただくことで、表面に光沢が増し、独特の風合いが生まれてくることも「紙」をベースにした素材ならではの特徴です。

紙という素材の素晴らしさ、そして新たなる可能性をぜひ体験してください。







Sizes


長さ17.8×幅3.5×厚さ0.4cm

Weight


25グラム

Material


紙(バルカナイズドファイバー)

Country of Manufacture


日本製(新潟県長岡市)

Designer


安次富隆(あしとみたかし)


Award


ドイツ DESIGN PLUS
日本 グッドデザイン賞受賞



Product Guide


本製品は(財)にいがた産業創造機構(NICO)のプロジェクトであり、2005年2月にドイツで開催された「アンビエンテ・メッセ・フランクフルト」で発表された新潟発の国際ブランド「TALES OF A CENTURY」の製品のひとつとして開発されました。




Notes


本製品は刃物です。小さなお子様の手の届かない場所で保管してください。

本品はたいへん硬質ですが、紙のカット以外にはご利用にならないようにお願いします。

刃先が鈍ってきたときには目の細かい紙ヤスリで手入れをすることができます。







Material


紙を紙で切る。バルカナイズドファイバーという木材繊維を原料とした、特殊な「紙」でできたナイフです。












この「paper made paper knife」はバルカナイズドファイバー、という素材でできています。この素材、その名前には馴染みは無いかもしれませんが、実は身のまわりのいろんな場所にある素材。例えばモーターの内部にある絶縁体や、研磨用工具の素材に。これはバルカナイズドファイバーがとても耐久性があり、柔軟性と耐衝撃性、さらに絶縁体としての機能に着目して使われているもの。さらに軽くて耐久性があるため輸送用のトランクなどの素材にも使われています。最近はプラスチック製のものが増えていますが、剣道の防具に使われていたのも、この素材でした。

このように非常に優れた素材であるバルカナイズドファイバーで作られているのが、この「paper made paper knife」。軽くて耐久性があり、なにより木材の繊維からできていることから、温かみがある素材。実際にこの「paper made paper knife」。に触れていただくと、手にフィットして、しっくりと手になじむ素材でできていることがお分かりになるでしょう。








この「paper made paper knife」が作られているのは、新潟県長岡市。この場所で1942年(昭和17年)に創立された安達紙器工業株式会社は、一貫してバルカナイズドファイバーや紙製品をベースにした産業機械の部品から一般家庭製品までを広く手がけてきました。

この製品ではバルカナイズドファイバーという素材自体の特徴に立ち戻り、一般的な「紙」の概念を大きく超える耐久性と強靭性に着目して、バルカナイズドファイバーのみから開発された製品です。高純度のパルプ繊維原紙を積層することから生まれ、金属やプラスチックには無い優れた特徴と触感の良さを備えていること。さらにお使いいただくうちに表面に独特な光沢が増してくることも「紙」をベースにした製品ならではの、大きな特徴です。









そのフォルムは、まるで太古の時代、我々の祖先が使っていた石器をイメージさせるよう。本体の中心に均等に開けられた穴は、本体を握った時に指を添えることができ、手からナイフを取り落とすことを防いでくれます。また、どちらの側にも刃がついていますから、右利き・左利き、どちらの方にもお使いいただくことができます。








お使いいただくうちに切れ味が鈍ってきたら、目の細かいサンドペーパーで研磨してあげてください。再び切れ味は蘇ってきます。なお本製品は通常のペーパーナイフと同じ性能を持つ、鋭利な刃を持っています。お取り扱いにはくれぐれもご注意いただき、小さなお子様の手に触れない場所に保管してください。

















Package


スリーブ式のケースに収納してお届けします。大切な方への贈り物にも最適です。












日本語の解説書つき
素材:高級トレーシングペーパー
パッケージサイズ:20.6×6×0.4cm

製品の内容を記した解説書も付いていますので、贈り物にも安心です。










Colors


2つのカラーからお選びいただくことができます。










paper made paper knife ホワイト

本体価格 ¥3,800 (税込価格 ¥4,104)
















paper made paper knife ブラック

本体価格 ¥3,800 (税込価格 ¥4,104)














Interview


デザイナー・インタビュー 安次富 隆さんにうかがいました












あしとみ・たかし 1959-

1985年多摩美術大学プロダクトデザイン卒業、同年ソニー・デザインセンターに入社。SONY The Beta SL-2100(1991年)などをデザイン。

1991年ザートデザイン設立、2002年多摩美術大学生産デザイン学科プロダクト助教授。USB Hub「Accton Zilla」(1999年)、T&T speaker(1999年)などの情報機器やオーディオから椅子、カトラリーにいたるまで多くのプロダクトデザインを制作。




この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


剣道の胴台にも使用されている硬い圧縮紙(バルカナイズドファイバー)の端材を活かした商品は考えられないかというご相談を新潟のメーカーから依頼して頂いたことがきっかけです。

新潟は刃物製品の産地でもあり、即座に「紙で紙を切るペーパーナイフ」ができたら世界初の本当の意味でのペーパーナイフになるのではないかと思い提案いたしました。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


素材の特性を活かしたデザインになるよう配慮しています。まず端材を使うことの意味を考え、外形をカットし刃を付けるだけという最低限の加工で済むよう形状を吟味しました。

ハンドルと刃は大きな円弧でひと繋がりになっていますが、中心部分で最大で膨らんでいるため、ハンドルを握った手が刃のほうへ滑らないよう工夫されています。

結果的に、紙の原料である植物の葉を連想させる形状となりました。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


バルカナイズドファイバーは、紙を何枚も重ね合わせて圧縮した素材です。そのため紙とは思えない硬質な素材にも関わらず、紙と同じように燃やすことも廃棄することも可能です。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


紙ならではの手触りがありながら、ペーパーナイフとして十分な機能を持っています。
封筒型のパッケージもきちんとつくりました。