50年代の日本のブリキ玩具デザインの名品をキットにしました

紙でつくる北原玩具コレクション

本体価格 ¥1,800 (税込価格 ¥1,944)

このモダンな形状、そして美しい色のコントラストをご覧ください。すべて1940年代から50年代につくられていたブリキ玩具がモチーフになっています。しかもすべて当時、日本でデザインされ、製造されていたものばかり。

ブリキ玩具のコレクターとして知られている北原照久のコレクションの中から、同氏お気に入りのアイテムを6点選び、これをペーパークラフトとして、「ペーパーエンジニア」の坂啓典がデザインしました。「紙でつくる北原玩具コレクション」です。

どのモデルも当時のブリキ玩具の名品の特長を捉えながらも、あたたかみのある紙の質感を生かした、上品で美しいペーパークラフトに仕上がっています。解説を読みながら、カッターやハサミをつかって丁寧に台紙を切り取り製作します。

製作目安は3時間程度。大型のグリーンのロボットは8時間程度。自分のゆっくりとした時間を楽しんでいただく、大人のためのペーパークラフトのキットです。



たとえばこの水上飛行機「Clipper」は1950年代にヨネザワが製造していたもの。ブリキ版ではネジを巻くことで後尾のスクリューと翼のプロペラが回転するようにつくられていました。

また赤い犬型ロボット「スペースドッグ」は同じようにネジを巻くと、なんと背中から火花を散らしながら、身体を左右に揺らし、口をパクパク、耳をゆさゆさ、尻尾をふって、目玉をゆらゆらさせながら歩く、というギミックあふれる動きが可能でした。

今回、ここに集められたキットでは、グリーンのロボット「スモーキングロボット」、犬型ロボット「スペースドッグ」、そして流線型のスポーツカーをモチーフにした「スペースパトロールカー」の3つは、台座のハンドルを回転さえることによって、その動きを再現できる仕組みになっています。

ブリキの玩具の持つ暖かさ、そしてペーパークラフトのもつ柔らかな質感、そしてこの素朴なアクションは、現代の玩具では失われてしまった「共通点」を思い出させてくれるでしょう。



ブリキ玩具は戦後日本の輸出商品の花形で、外貨獲得のための貴重な手段であり、優秀な技術者やデザイナーの人材の宝庫でした。ここに集められたコレクションをつくることによって、その高いデザインセンスも再認識していただくことができるでしょう。


Product Guide


このペーパークラフトのメーカーインタビューを掲載したAssistOnスペシャル・コンテンツはこちら
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Suitable Age


中学生以上

Sizes


A4 20ページ

Material


紙製
(北越製紙サンマット)

Designer


坂 啓典(さかけいすけ)

Product Guide


日本語の組み立て解説つき
A4サイズの書籍の装丁



Variations



紙でつくる北原玩具コレクション「その1」

本体価格 ¥1,800 (税込価格 ¥1,944)

コレクション、その1では、「スモーキングロボット」、水上飛行機「クリッパー」、そして「装甲車」の3つがセットになっています。どのモデルも1940年代から50年代に日本のヨネザワが製作していたブリキ玩具です。




緑色のボディーが美しい「スモーキングロボット」は乾電池で動くタイプのおもちゃで、このキットでも台座のダイヤルを回転させることで同じ動作を再現させました。このロボットと同じく50年代につくられた「クリッパー」は水上で離発着が可能な水上飛行機です。装甲車は1940年代、第二次世界大戦以前につくられたもので、当時の装甲車を再現しているようですが、きわめて成功につくられています。





この水上飛行機は、実際のブリキ玩具では上面のゼンマイを巻くことで、翼のプロペラと後尾のスクリューが回転する仕掛けになっていました。




紙でつくる北原玩具コレクション「その2」

本体価格 ¥1,800 (税込価格 ¥1,944)

コレクション「その2」では、「スペースパトロールカー」、犬型ロボット「スペースドッグ」、そして「アトミックロボットマン」の3つがセットになっています。すべて1950年代に日本のメーカーが製作していたブリキ玩具です。



グレーの「アトミックロボットマン」はメーカー名は不明ですが、コレクターの間では高い評価を得ている貴重なもの。流線型をしたブルーの宇宙カー「スペースパトロールカー」、そして愛嬌のあるロボット犬「スペースドッグ」。どちらも台座のダイヤルを回転させると動く仕掛けがあり、特に「スペースドッグ」は実際のブリキ玩具同様に口をパクパク、耳を揺らして左右に動きます。






実際のブリキオモチャ版では、ネジをまくと、口をパクパク、耳を上下、背中からは火花を散らして、身体を揺すりながら動きました。そう、アシストオンでも創業当時「Rover The SpaceDog」という商品名で、この復刻版を販売していましたからご存じの方もいらっしゃるかもしれません。




Product Guide


別途ご用意いただきたい、製作に必要な道具


カッターナイフ または はさみ
カッターナイフを使う場合は、常に切れ味の良い状態で使用しましょう。

カッティングマット
カッターナイフを使う際に台紙として使います。お手元にない場合は、この本の最後についているボール紙を使ってください。

サークルカッター
円を正確に切り抜くための道具で、あると便利です。

鉛筆など、先のとがったもの
部品の折り線にあらかじめ筋を入れて、曲げやすくするために使います。

接着剤
水性の木工用接着剤や工作用接着剤(白くて乾くと透明になるもの)を使います。瞬間接着剤やスティックのりは、ペーパークラフトには不向きです。

つまようじ
接着剤は直接容器からつけずに、紙の切れ端や小皿にいったん出してから、つまようじを使って薄くむらなく塗るときれいに仕上がります。

ピンセット
細かい部品や指の届きにくい部分の組み立てに使います。



Interview


デザイナー・インタビュー 坂啓典(さか けいすけ)さんにうかがいました




この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください

ブリキのおもちゃの持つ独特の形や色合い、動きは、ペーパークラフトのモチーフとして面白いんじゃないかと以前から思っていました。出版社とそんな話をしていたところ、ある日「例のアレ、北原照久さんと話をつけたから進めましょう。」といわれてびっくり。横浜にある『ブリキのおもちゃ博物館』にお邪魔して、それぞれのおもちゃのバックグラウンドを聞きながらモチーフを選びました。


最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

モチーフ自体がおもちゃとしてデフォルメをされているものですので、基本的にはそのイメージを損なわないように制作しました。とはいえそこは紙。作りやすく、組み立てていて楽しいように、形を整理したつもりです。


この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

素材といっても紙だけなのです。それぞれの作品のモチーフや部品の細かさに応じた、質感・厚み・白さを持った紙を選ぶため、毎回何種類もの紙を取り寄せてウンウンうなりながら選んでいます。


AssistOnのお客様にメッセージをお願いします

ほとんどの方にとって紙工作は、子供の頃に作った雑誌の付録以来ご無沙汰なんじゃないかと思います。でも、自分の手の中で、一枚の紙が徐々に立体になっていく様子は、大人になってもけっこう面白いものですよ。時間と気持ちに余裕がある時に、一度試してみてください。



坂啓典(さか・けいすけ)

1965年生まれ。グラフィックデザイナーとして独立した20代の後半より、本業のかたわらペーパークラフトの制作を始める。1997年より3年間をデンマークで過ごし、ペーパークラフトに専念。2000年に帰国。市販品、広告のペーパークラフトをデザインするペーパーエンジニアと、光村図書「中学国語」の教科書のアートディレクションなどのグラフィックデザイナーの2本立てで活動中。