見づらい文字の確認に 自然の観察に 黒檀とマホガニーで出来たルーペ

magno "木枠の虫眼鏡"

本体価格 ¥2,660 (税込価格 ¥2,873)



ちょっと見づらい文字を確認するとき。野原や海辺に出かけたときに、そこに生きている植物や虫たちを観察するのにちょうど良い。そんなどこか昔なつかしいカタチの虫眼鏡ができました。

書斎の片隅に置いてください。休日にポケットに放り込んでお出かけください。

拡大倍率は2.5倍。オイル仕上げのジャワ黒檀とマホガニー木材を使いハンドメイドでつくられた、小さな、木枠の虫眼鏡です。





「より少ない木材で、多くの仕事を」をコンセプトに、デザイナー自身が木材を調達し、その木材が採れるインドネシアの村で製品を製造することで利益の還元が行われる。人々の職を提供できる。

素材とそれが生まれる土地、作り手、製品のデザインのバランスを持って提供されることを大切に考えるデザイナーShinggih S. Kartono(シンジー カルトノ)が率いるブランド「magno」の木の文房具です。





製品の場所によって、木の素材を変えることによって、どこか懐かしいような、しかし新しいテイストをもったデザインに仕上げられています。机上に置いた時の美しさ。そして、手に触れたときの、木という素材だけが持つ独特の柔らかな触感、そして風合いをお楽しみください。

なおこの「木枠の虫眼鏡」たちは一般的なプラスチック製や金属製の文房具とは違い、長く使い続けていただくためには、お手入れが必要です。これらの製品は木製素材を乾燥から守るために、オイルで仕上げてあります。使い終わったら、柔らかな乾いた布で拭いて、どうぞ丁寧に扱ってあげてください。

また時々、チークかパインのオイルを一滴ほどたらして、布で拭いてください。あなたが愛着をもってお手入れをしてくだされば、この「木枠の虫眼鏡」たちは、徐々に光沢を増してゆきますよ。

バルサ材をつかった木の小さな収納ボックスに入っています。大切な方への贈り物としても最適です。

Product Guide


インタビューなどをふくめた「magno」ブランドについてのスペシャルコンテンツはこちら LINK>> AssistOn inFocus












Sizes


縦4.8×横10.8×高さ1.1cm
レンズの直径:3.5cm

Weight


30.5グラム

Specifications


倍率:2.5倍

Material


本体:ジャワ黒檀、マホガニー
(オイル仕上げ)、レンズ

Designer


Shinggih S. Kartono
(シンジー カルトノ インドネシア)

Brand Name


magno

Award


2005年 インドネシア・グッドデザイン賞
2008年度 グッドデザイン賞受賞



Notes


天然の素材でつくられていますので、木目などはすべての製品がひとつひとつ違っています。またデリケートな素材のため、お取り扱いは丁寧にお願いします。





















Package


贈り物に最適な、美しいパッケージに収められています









バルサ材を使用した収納ボックス:日本語と英語の解説付属
パッケージサイズ:16.5×6×2cm










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Interview


デザイナー・インタビュー Shinggih S. Kartonoさんにうかがいました






この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


私は、インドネシア・ジャワ島の西方にあるバンダング工科大学でプロダクトデザインを学び、卒業論文のテーマが「インドネシアのハンドクラフト技術を用いたラジオレシーバーのデザイン」というものでした。卒業後は、ハンドクラフトを専門とする企業のデザイナーとなり、2003年に現在の会社を起業しました。

「Magno」シリーズは、もともと、たくさんの断片的なアイデアや作品からスタートしたものです。その中でも、コンセプトの原点の役割を果たしたのは、木のラジオだったと思います。その後、シリーズ化するにあたって、私は製品コンセプトをもう一度見直し、「小さく機能的な木工クラフト」であると規定しました。

私のテーマは、ユーザーと製品の関係を再定義することです。それは、使う人と使われる製品の主従関係ではありません。製品は我々の人生の一部であるべきで、それ自体もある種の生命体なのです。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


私は、完全なディテールを備えたコンセプトを最初から見通してデザインするようなプロセスは踏みません。そうしてしまうと、物を作る上での自分の気持ちやエネルギーが失われてしまうからです。

時には、ほんの少しの手がかりしかない状態でデザイン作業に入ることもあります。私にとってデザインとは、地図のない旅であり冒険なのです。そのプロセスを楽しみ、「旅」の意味を考えます。

また、時には、目的ははっきりしているのに曖昧な旅を続けたり、その両方ともに明確でない場合もありますが、そこには必ず大きな価値や深い意味があると信じています。

市場調査や市場からの要求を基にしてデザインを始めることはありません。ただ、自分を取り巻く日々の暮らしの中から様々なことを吸収するように心がけています。近いものや遠いもの、地域的なことや地球規模のこと。そして、人々にとって良いもの、ベストなものとは何なのかを考え始めるのです。

出来上がった製品は、そうしたプロセスから生まれるアウトプットの1つの形に過ぎません。目に見える立体物としての製品以外に、私にはユーザーの皆さんに伝えたい、もっと重要なことがあります。それは、製品の背後にあるアイデアや、内に秘めたメッセージやスピリットです。

繰り返しになりますが、私は製品とはある種の生命体だと思っています。それは、ユーザーが働きかけることで、メッセージやスピリットやそこに潜む意味といったものを、我々に伝えてくるのです。しかし、現代社会では、そうしたことが見逃されるようになり、製品が消費者の「ロボット的な召使い」になりつつあることが残念です。


この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

素材は主に木材を使っています。木材はある意味で完全性を備えているからです。矛盾するようですが、強さと弱さを同時に備えているような、その不完全さゆえに完全な素材だと言えます。

完全な素材とは、バランスのとれた素材であるべきだというのが、私の考えです。そういう素材は、我々に「限度」というものを教えてくれます。現代社会は、自らの限度を忘れたことで崩れつつあると言えるでしょう。私たちは、どこで止まるべきかを知りません。その結果生まれたアンバランスな状況は、自分たちへの警告でもあるのです。

木の中でも特に「ジャワ黒檀」と呼ばれる黒い木材は、素材として使えるようになるまで50年はかかります。ユーザーの皆さんには、単にエキゾチックで高価な木材が製品素材として使われていると捉えるのではなく、そこに込められた長い年月を、人生に対して賢いステップを踏み出す人々のシンボルだと捉えて欲しいのです。すべての製品は、何らかの思想を反映した道具でなくてはなりません。

私は、「ジャワ黒檀」が育つのに要した長い年月を考慮して、完璧なディテールを持つ小さな製品群を作ることを選択しました。職業が何であれ、私たちは自らの情熱の一部を、我々を取り巻くたくさんの問題を解決するために用いるべきだと思います。インドネシアの農村部では失業率の高さが問題化していますが、「小さく機能的な木工クラフト」は、素材の有効利用と共に、雇用機会の創出にもプラスに働くのです。

私たちには木という資源があります。だからこそ、それを賢く利用する義務もあると思うのです。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


自分たちが使う製品と「コミュニケーション」を取ろうとしてみてください。そして、生活の中で居場所を与えてあげてください。時には、心の中や意識の中に置いてあげることも必要です。

どうか製品を「ロボット的な召使い」として扱わないようにしていただきたいのです。お金で買えるのは、物理的な存在としての製品ですが、私たちの愛情と思いやりがあれば、そこに込められた意味やメッセージやスピリットを読み解いていただくことができるはずです。








Brand Story








「magno」という言葉は英語で「虫眼鏡」を意味する”magnifying glass”の”magnify”(拡大する)からヒントを得たものであり、また私が一番初めに作った製品でもあります。別の言い方をすれば「詳細を見ること」とも言えるでしょう。

私は木材こそが全ての面において、バランスが取れている素材だと考えます。木材は強度と弱さ、荒さと柔らかさが隣り合わせの素材です。このような性質を考えると、人工的に作られた素材に比べ人間味のある、心のある素材とも言えるのではないでしょうか。これは全ての人が感じとることができる感覚だと思います。この木材から産まれる素材と感情のバランスは、全ての人間に共通した人生の価値観を示してくれます。

私はシンプルなデザインを好みます。また「シンプル」という言葉の背後には多くの意味が込められています。加工する前のステージ−−木材という「素材」自体が、美を備えた「製品」して捉えることもできると思います。私が製品を作る上で注意していること。それはこの「美」を損なう行為を極力避けることです。また「手作り」という要素にも大きな価値が存在すると考えます。私は製造にあたって、これまで全く物作りの経験の無い人を集め、物作りの技術を継承させる努力をしています。技能を習得する人の多くが普段は農業に携わる人々です。その背景には、過去数年、農業用地の減少による、職の需要が減少が挙げられます。

コンパクトでありながら機能的な製品を作ることは、私にとって非常にやりがいのある仕事です。「手作り」「コンパクト」というコンセプトに基づいた物作りでは、必要最低限の素材を必要としながら、多くの人々に職を提供することが可能です。一本の成長した木があるということ。それは一人の職人に1年以上作業ができる程の素材を提供できます。
デザイナーは自分の行う仕事に、「前後の関係性」を持つことが必要です。私は現在、木材を調達している村に住み、製品からの利益を村に還元しています。

私の家からよく目にする光景ですが、可能性に満ちた木が大量生産のために伐採されています。この場合、残念ながら地元の人々に向けた利益の還元はゼロに近いです。

現在インドネシアの森林マネージメントは理想とはほど遠く、このままのスピードで無計画な伐採が進めば、環境の悪化は避けることができません。

私ができること。そして実践していること。それは小さな会社を経営し、必要最低限の素材を利用し、地元の人々の助けと共に、製品という最大のアウトプットを作り出すことです。これだけでは森林破壊のプロセスを遅らせるだけにすぎませんが、2007年の2月からは私たちが伐採した分の植林も始め、売上げの2%を植林活動に寄付し、素材の還元も行っています。(Shinggih S. Kartono)










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オープンハウス 益田文和さん ロングインタビュー










私自身は「フェアトレード」(先進国と発展途上国と社会的較差をなくすため、先進国が発展途上国の製品を輸入することで、その国の生産者や労働者に仕事の機会とよい取引がおこなえるようにする社会運動)という言葉がいかにも先進国からの視線のようであまり好きではありません。

あえてそんなことを言わなくても、この「magno」は製品としての魅力があり、デザインやコンセプト、パッケージなど、さまざまな視点で見てもデザインのバランスがよく、優れた製品だと思います。


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