あたり前に普通で、ずっと使い続けたいと思わせてくれる、美しい時計。針の1本からフレームにいたる素材まで吟味した、日本の壁掛け時計の最高峰です。

SEIKO "STANDARD" AnalogClock

こちらの製品は限定されたお店のみで販売される、少量生産の製品です

壁掛け時計にとっての「すぐれたデザイン」とは、どういったことでしょうか。

ただ単に「時計のサイズが大きい」もしくは「文字盤の文字が大きい」「文字盤に数字が入ってる」、そして「奇抜な形」の時計がすぐれた時計のデザイン?本当にそうでしょうか。

どこにでもありそうな「ふつうの時計」が無い。あたり前に普通で、美しい壁掛け時計。そんなデザインのあり方を探し、プロダクトデザイナー深澤直人監修で進められたセイコーの「パワーデザインプロジェクト」。その中から生まれたのが、この「STANDARD」という名前の壁掛け時計です。

この「SEIKO "STANDARD"」が目指したのは、自然なかたち。美しくバランスが良いデザインこそが、結局は時間がみやすく、そして生活の中で使い続けて、長く飽きないものにしてくれる。

針が円運動で時間を表示するアナログ時計にとって、それを収める枠は丸型が最も自然です。そして時計として安定した丸型は、見る人にとって見やすさ、読みやすさを後押しする最もスタンダードな形状を追求しました。





例えば、時計本体の安定した丸さ。「SEIKO "STANDARD"」はこのゆがみのない真円のフレームを実現するために、贅沢にアルミダイキャストを使用。これが「まん丸い枠」は視認性の向上へとつながり、さらに高い質感を生み出しています。

また、時計を見たときに、瞬時に時刻が読み取れるために、針の細部の形とデザインも徹底しました。特に注目していただきたいのは、針の付け根。この付け根にボリューム感を持たせることによって、時計の盤面を見たときに、目は自然と時計の中心部からピントを合わせる。だから時刻がとても見やすいのです。

さらに60秒かかって始終動きつづける秒針は、秒に遅れることなくきちんと回転をさせなければなりません。そのため、バランスを取るために秒の指示方向と逆側にも「しっぽ」のようなオモリをつけるのが普通。さらに針の長さを調節する必要もあり、これでは針先と目盛りの間隔が開きすぎ、見づらいものになってしまう。デザインや視認性を犠牲にしてしまう、秒針は小さな「厄介者」でした。

「SEIKO "STANDARD"」はこの視認性を最優先するために、この秒針の素材、組成をしっかりと考えました。そのために選ばれたのは、通常の安価なアルミ素材ではなく、より軽量で丈夫なマグネシウム素材。

壁掛け時計としては初めて、このマグネシウム製の秒針の素材として採用することによって、「しっぽ」の無い、見やすく、他の針とのバランスがよい秒針をもった時計が出来上がりました。

いつまでも、ずっと使い続けたい壁掛け時計。あなたの欲しかった壁掛け時計、こんなかたちだったのではありませんか?




Sizes


直径26.5×厚さ4.4cm

Weight


1.1キログラム

Material


フレーム
:アルミダイキャスト 塗装仕上げ
メカニズム
:電波修正式クオーツムーブメント

Specifications


午前2時以降3時間ごとに標準電波を受信し、時刻を修正(40kHz/60kHz)

電波状態の悪い場所での手動設定も可能
精度:平均月差±20秒(クオーツ)

ステップ秒針
電池寿命;約1年
使用電池:単3電池×2本

Accessories


木ねじ、石膏ボード用掛金具
単3電池(2本)

Package


段ボール製の箱
パッケージサイズ:34x34x6.5cm

Designer


神谷佳孝(セイコークロック)

Producer


深澤直人

Award


2008年度 グッドデザイン賞受賞

















Product Guide


美しい円にするための素材選びから、塗装仕上げの美しさ、
長針、短針、秒針、それぞれの針の細部までの品質をも追求しました。













あたり前に普通で、美しい壁掛け時計を目指してつくられた「SEIKO "STANDARD"」。しかし、
シンプルさと視認性ばかりを追求してゆくと、時計はどうしても固い、無機質な表情になってしまいます。

そこで「STANDARD」に、どこか優しい印象を持たせるために、フレームの縁の上面を少しだけ丸みを付けました。さらに目盛りのひとつひとつにも、小さな、けれどとても大切なデザインを施しました。それは文字盤の表面からほんの少しだけ盛り上がりのある印刷を施すこと。これによって、目盛りのひとつひとつが、はっきりくっきりと読みやすく。

あわせて時分秒の3本の針にも張りをもたせ、目盛りと針のカドの丸みを均一にしてあります。このような、本当に細部に渡る微調整や、デザインを徹底的に施してゆくことで、全体的に柔らかな印象を持たせてあります。毎日の生活で長く使う道具となるように、表情がシャープになりすぎないこと。これも大切なデザインでした。

この通常の時計では考えられない、徹底した作り込みと贅沢な素材選びを施した結果、文字盤に目をやったときに、自然と時間が目に入ってくる。そんな壁掛け時計ができました。









時計本体の安定した丸さ、真円を実現させるため、「SEIKO "STANDARD"」では、ゆがみを生じないフレームづくりに徹底しました。そこで使用した素材は、贅沢にも、アルミダイキャスト。これが「まん丸い枠」は視認性の向上へとつながり、さらに高い質感を生み出しています。さらにこのフレームの塗装にも徹底して、美しい黒、そしてオフホワイトの2色からお選びいただけるようにしました。










Product Guide


壁に掛けて最適で見やすい大きさを追求しました。












「SEIKO "STANDARD"」の大きさは直径が約26.5センチ。ほぼA5サイズのノート1冊の高さ。ご家庭やお仕事場で一番使いやすいサイズを検討する中で決められた大きさです。









Product Guide


正確な時を刻む。セイコーのクオーツ式ムーブメントとあわせて、電波修正機能を搭載しました。












「SEIKO "STANDARD"」は、セイコーが誇るクオーツ式のムーブメントに加えて、最新の電波修正機能を搭載しました。

超高性能の「原子時計」をもとに管理されている日本標準時を三時間毎に受信し、時刻を自動修正。福島と九州にある標準電波の発信局から受信可能なものを自動的に選択。常に正しい時間を刻み続けます。

なお、この電波修正機能は家屋やビルの中や電波障害のある場所で使用している場合がありますので、自動補正ができない場合も、手動による時間設定も可能になっています。










Accessory


壁面取り付け用の金具も、2つの種類を用意しました。












従来の木ネジ式では、壁に傷がついてしまうので困る。そうおっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこでこの「SEIKO "STANDARD"」では取り付け用に通常の木ネジに加えて、マンションのモルタル壁にも対応できるピン式の取り付け金具も用意しました。金属製のフックをピンで固定する方式ですから、もし取り外しを行う際にもピンの穴が目立ちづらい金具です。

さらに時計側のフックの穴にも工夫をして、落下しづらいだけではなく、時間調整や電池の交換などで取り付け、取り外しが簡単に行うことができるようにしました。


















Colors


艶消しのブラックとホワイト、2色からお選びいただくことができます。












SEIKO "STANDARD" AnalogClock ホワイト

本体価格 ¥36,000 (税込価格 ¥38,880)












SEIKO "STANDARD" AnalogClock ブラック

本体価格 ¥36,000 (税込価格 ¥38,880)













Interview


デザイナー・インタビュー 神谷佳孝さんにうかがいました










この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください

私どもセイコークロック株式会社は、セイコーウオッチ株式会社主宰のもと、セイコーエプソン株式会社とともに2002年からパワーデザインプロジェクトという活動をしております。

このプロジェクトはプロダクトデザイナーの深澤直人氏に監修して頂き、毎年テーマに沿ってさまざまな時計を提案し続けているワークショップです。

2006年のテーマは「スタンダード」誰もが思い浮かべる時計本来の姿を丁寧に作り込みました。今回のこのクロックは2006年の東京デザイナーズウィークで発表したもので、プロジェクトから創出された量産品第一号になります。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

アナログクロック、デジタルクロックともに全てのバランスに注意してデザインしました。
その結果、視認性の高いクロックに仕上がったと思います。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

時計をデザインする際、苦労するのが針のデザインです。針は、よりスムーズな運針のために、重心位置が出来る限り回転軸付近にくるように指針方向とは逆側にシッポのような重りを付けたり、長さを調節したり、重心位置を計算しながら設計します。そのため、なかなか形状、長さ共にデザイナーが描く通りにはいかなく、デザインを犠牲にしてしまうことも多々ありました。

今回、スタンダードアナログクロックを開発するにあたり、視認性を最も重要なポイントとしました。そのため、従来のアルミ素材では、目盛と針先(分針、秒針)の間隔が開き過ぎてしまい求める視認性に到達できませんでした。これを解決するため、より軽量で丈夫なマグネシウム素材を採用しました。

マグネシウム材を使うことで、今までできなかった長い針や思い通りの形状にすることが可能になり、デザインの自由度が大幅に広がりました。恐らく今回マグネシウム素材に出会わなければ、この時計のデザインは成り立たなかったと思います。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします

こんな時計探していませんでしたか?

誰もが思い描く時計を丁寧に丁寧に作り上げました。
機能性、質感共に必ずご満足頂ける商品だと思います。








Brand Story


パワーデザインプロジェクト








2002年にスタートしたこの活動は、プロダクトデザイナー深澤直人とセイコー株式会社、及びセイコーウオッチ株式会社、セイコーエプソン株式会社所属のデザイナーが推進しているワークショップです。毎年設定するテーマに沿って、さまざまなセイコーデザインを提案し続けています。

2002年の第1回目は「新しいふつう」。これは「駅の時計」として、無印良品から製品として発売になりました。2003年は「大人の洗練」、2004年は「電波時計」、2005年は「魅了」。

そして2006年、第5回目のテーマは「スタンダード」。

どこにでもありそうなふつうの時計がないというのが日本の状況です。あたりまえにふつうで美しい時計、スタンダードとなる時計をデザインしようというのがプロジェクトのテーマでした。意識せず時間を知る道具として、余計な要素を取り除き、機能だけを美しく配しました。

合理的で自然にその場に収まる美しく力強い姿をしています。当たり前だからこそ価値ある形。そこから生まれる普遍性と機能美。それがプロジェクトの考える「スタンダード」。 そこからこの製品、SEIKO "STANDARD" が生まれました。








Designer











深澤直人

この製品のデザインプロデュースを担当。1956年山梨県生まれ。1980年多摩美術大学プロダクトデザイン科卒業。1989年渡米しデザインコンサルティング会社IDEO(サンフランシスコ)で8年勤務後帰国、IDEO東京支社を設立。2003年に独立しNaoto Fukasawa Design設立。

「MUJI」CDプレーヤー、「±0」加湿器、「au/KDDI」INFOBAR, neonはN.Y.MoMA永久収蔵品に。 B&B ITALIA、Driade、Magis、Artemide、Danese、Boffiをはじめ、ドイツ、北欧など国内外の大手メーカーとのプロダクトを進行中。iF金賞(ドイツ)、red dot design award、D&AD賞(英国)、IDEA(米国)、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、第5回織部賞など受賞歴は50を超える。

2006年Jasper Morrisonとともに「Super Normal」を設立。無印良品のデザインアドバイザリーボード。21_21 Design Sightのディレクター。武蔵野美術大学教授、多摩美術大学客員教授。著書に「デザインの輪郭」(TOTO出版)、共著書「デザインの生態学」(東京書籍)、作品集「NAOTO FUKASAWA」(Phaidon)。