1958年、スイス・ネフ社の積み木の歴史はここからスタートしました

naef "naef-spiel"

20世紀を代表する名作デザイン、名作玩具のひとつです。

しっかりした固さを持ち、耐久性のある素材、カエデの木で出来た、1片の長さが5センチの木片。

上下に切り込みの入った、まるでリボンの形のようなこの木製のピースを積み上げたり、重ねたりしてたのしむ積み木が、「naef-spiel」(ネフスピール)。

最初にこの「naef-spiel」が作られたのが、1958年のこと。以来、50年もの間、同じ素材、同じデザイン。ドイツの木工職人によってひとつひとつ作り続けられ、世界中のたくさんの子供たち、そして大人たちに愛されてきました。

一見、シンプルな形状にみえますが、実際に積み上げ、組み合わせてみると、この「naef-spiel」は様々な表情を見せはじめます。そしてこのピースのひとつひとつが、子供たちが手にとって遊ぶのにちょうど良い大きさとバランスを持っていることにお気づきになることでしょう。

自由な遊び方ができて、しかし、遊ぶほどに発見があり、成長とともに新しい遊び方ができる。そしていつまでの飽きない色合いと、美しいかたち。長く遊ぶことができる耐久性をもった自然素材を使用し、職人の熟練した極めて高い技術によってつくられる、4色、16個のピース。それがこのスイスNaef(ネフ)社の「naef-spiel」です。





この「naef-spiel」をデザインしたのは、スイス人のデザイナーで、木工職人でもあったクルト・ネフ。彼は木工の専門学校で家具製作を学び、その後アムステルダムの美術学校でインテリアデザインを学び大手の家具メーカーで仕事を始めますが、1954年に独立。近代的な家具の美しさにひかれてた彼は、当時はまだ一般的では無かったモダンデザインの家具の製作販売と、北欧の食器の輸入をはじめ、この成功でデザインに関心の高い顧客を獲得してゆきます。

1958年のこと、顧客の一人から「世の中には美しい家具や食器はあるのに、美しい玩具はない。この店にふさわしい玩具をつくるべき」という助言を得て、自ら「ネフのおもちゃ(Naef Spiel)」と名付けた玩具を制作。もともと木工職人の教育を受けた彼は、製品化や量産などのことも考えずに、感性のおもむくままに自らの手を動かし、この形をつくりあげます。

作者本人は習作と考えていたこのデザインは、しかし人々を魅了します。自らのショップのショーウィンドーに飾っておいたリボンの形の積み木の試作品は人々に注目され、自分の店のためだけに商品化を開始。さらに製品は評判を呼んで、やがて家具などの他の商品の売り上げを超えるようになります。そして自らの工房だけで作っていたその玩具は、馬小屋を改造した工場で生産されるようになり、ネフ紙のインテリアショップは木製玩具の専門会社へと成長してゆきます。

つまり世界的な木製玩具のメーカーとして知られるNaef社の歴史のそもそもの始まりは、この「naef-spiel」であり、Naefの名作のすべてはこの小さな1片の積み木から始まった、というわけです。





「naef-spiel」をはじめて手に取られた方がまず驚かれるのは、小さな木片を並べたり重ねたりしても誤差がほとんど出ない、ひとつの高い木工精度でしょう。

製造工程はそのほとんどが手作業、そして機械で行われ、ロボットは一切使われません。これはNaefのおもちゃの品質の決めてとなる仕上げを施すには、熟練された木工職人の繊細な作業が欠かせないためです。

Naefの製品に使われている素材は、ヨーロッパの中で環境に影響がないと認可された森の木のみが使われます。この赤ちゃんの玩具はすべて、カエデの木。広葉樹でしっかりとした固さをもったこの木材が選ばれています。

また美しく塗られた塗装には自然の着色料、もしくは自然環境や人体に危害を与えない、食用としてもつかわれている塗料のみ使用しています。これを手で塗っては乾かし、これを3回ほど繰り返すことで、きれいな色合いで定着させます。

そのためピースをひとつひとつが、木目が少しみえる美しい仕上がりになっていて、手に取るとカエデの木の暖かさが伝わります。長く愛用されたピースは角の色が少しずつ落ちてきますが、それがとても良い風合いになります。




「naef-spiel」の楽しみ方にルールはありません。その組み合わせ方、組み合わせる色合いでざまざまな表情を持ち始めるピースたち。その形状は、木に、家に、帽子をかぶった子供にも見えますね。

まずは子供たちといっしょに、ピースを高く積み上げたり、色の名前おぼえ、色の組み合わせを楽しむところからスタートしてみてください。

そして次の段階では、下の写真の様に「4つのピースを使って、3段の積み重ねで出来るかたち」といったテーマを決めて競うような、パズル遊びのような楽しみ方もできるでしょう。実際にある美術学校では、2つのピースだけを使ってその組み合わせの数を競う、といったふうに授業の教材としても使われているほどです。大人にとっても手応えのある楽しみ方ができますよ。





「naef-spiel」は子供も大人も、いっしょに、長く、繰り返し、何度でも遊ぶことができる、いつまれも飽きない・捨てない玩具となってくれるでしょう。

日本の安全基準よりも水準が高いといわれる、ヨーロッパ連合の玩具の安全基準CEマーク(EN71)を取得。製品、ひとつひとつには、責任者の直筆のサインが添えられています。この「naef-spiel」には、その製品精度やデザイン性のすばらしさはもちろん、素材選びから塗装までに厳しい基準が設けられた、創業から50年の歴史に培われたNaefの伝統が息づいています。

小さな子供たちへのプレゼントとしてはもちろん、建築やデザイン、美術を学ぶ方への贈り物としても最適でしょう。

Recommendations


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Naef製品に付属している製品検査証の大きさは、実は縦横5cm、naed-spielの1ピースのサイズと同じ 同社がこの製品からスタートしたことが良く分かりますね




製品ひとつひとつには、検査担当者のサインのある品質検査証が入っています




Material


本体:かえでの木
ピースの数:16ピース

Country of Manufacture


ドイツ製

Specifications


安全基準:CEマーク取得(EN71)

Designer


Kurt Naef(スイス)

Brand Name


naef(ネフ スイス)


Notes


天然の素材でつくられていますので、木目などはすべての製品がひとつひとつ違っています

Naefの製品は製造工程において、工作ロボットを一切使用せず、手作業もしくは機械によって熟練の職人が1点1点、丁寧に製造しています そのため品切れの際、再入荷にお時間をいただく場合がございます あらかじめご了承ください







Product Guide


たんにピースを積み上げたり、色の組み合わせで楽しむだけではなくて、テーマを決めてその組み合わせ例で幾つのカタチができるかを競うのもの「naed-spiel」の楽しい遊び方です。年齢を超えてあそべますので、ぜひご家族で挑戦してみてください。

以下の写真は「4つのピースを使って、3段の積み重ねで出来るかたち」というテーマでつくってみました。もちろんこの4つの組み合わせ以外にも、もっとたくさんのカタチの組み合わせは可能です。他にどんなカタチを作ることができるか。ぜひあなたの手で試してみてください。







Variations



naef "naef-spiel"

本体価格 ¥16,800 (税込価格 ¥18,144)

1958年以来、全く同じカタチ、同じサイズで、スイスの木工職人によって、ひとつひとつ手作りされている積み木「naef-spiel」。50年にも渡って、世界中のたくさんの人々に愛されてきた、そのオリジナルモデルです。

一辺の大きさは5センチ。50年もの間変更されたことがない、子供たちが手に持って遊ぶ、積み重ねて楽しむのために最適な大きさです。



Sizes


1ピース:5×5×5cm

Weight


1ピース:42グラム

Quantity


16個セット(4色×4個)

Suitable Age


1歳ぐらいから


Package


紙製化粧箱
パッケージサイズ:22.5×22.5×5.5cm



Brand Story





1958年の操業以来、その独特のデザイン性と、職人によって創りだされる極めて完成度の木工技術で世界的に知られる、スイスの玩具メーカー、Naef(ネフ)。

創業者であり、デザイナーであり、木工家具の職人であるKurt Naef(クルト・ネフ)が、家具づくりの合間に創った「Naef Spiel」(ネフのおもちゃ)という積み木。これがNaefのスタートとなり、世界屈指の木製玩具メーカーの誕生のきっかけとなりました。

ネフ夫妻だけで出発したこの小さなメーカーNaefは、その後も新しい発想の玩具を次々発表。20世紀後半の世界の玩具の歴史に多くの影響を与えてきました。Naefの積木は、幾何学的な形のなかに世界の仕組みを宿しているように感じられ、遊び手の創造力を満足させてくれます。

現在のNaefの製品はKurt Naefがデザインしたものに加えて、その多くが外部のデザイナーの作品を商品化したもの。Naefの商品パッケージ、そしてカタログにはすべてそのデザイナーの名が記され、そのアイテムたちはデザイナーたちの作品であることの宣言でもあります。あわせてこのことは、Naefには、クオリティの高いおもちゃを製作するための信頼のおける技術がある。そのデザイナーやアーティストから全権の信頼を受けている証拠であるとも言えます。

多くの制作行程は手作業と機械で行われ、ロボットは用いない。素材はヨーロッパにおいて環境に影響を与えないと認可された森の木材のみを使用。美しく塗られた塗料は自然の着色料、もしくは環境や人体に危険を与えない塗料れあること。そしてヨーロッパの安全基準であるCEや、子供のためのおもちゃの基準スピールグートといった、極めて厳しい基準をクリアしたものだけが世に送り出されます。

Naef社がはじめての積木づくりをスタートして50年。現在でもNaefは業界の先駆者の名に恥じないオリジナリティーのある玩具を作り続けています。





創業者であるKurt Naefが製品とする際に設けたチェックポイントは、いかのものでした。Naef氏が亡き後も、このスピリットは現在のNaefの製品にも引き継がれています。


そのおもちゃを通して子どもがどんな経験ができるか?
そのおもちゃを通して子どもが世界を見る事ができるか?
そのおもちゃで遊ぶ子の年令にあっているか?
子どもの要求に対応できるか?
そのおもちゃに合う正しい材質を選んでいるか?
美しいか?
機能的か?
安全性は?
長く遊べるか?
価格は妥当か?
オリジナリティは?
流行を追うものでないか?






Designer


Kurt Naef  クルト・ネフ 1926-2006



スイスの世界的な木製玩具のメーカー、Naefの創業者にして、デザイナー、木工職人であったクルト・ネフ。

1949年に家具製作の現場で実習を受けながら平行して通ったSchreiner(=木工)の専門学校を卒業。その後、スイス・バーセルの室内装飾・手工芸学校、アムステルダムの美術学校でインテリアデザイナーの勉強をし、大手の家具メーカーで仕事を始めたネフ氏は、伝統的な家具に囲まれて仕事をする中で、逆に近代的な家具 の美しさに気付き、自分の気に入った物を扱ったりデザインしたいという思いを強くする。但し、この 工場では後のネフ社の経営に役立つ量産のシステムの工程や組織を学ぶ事になる。

1954年にNaef社の前身となった家具とインテリアの会社を設立。当時スイスでは全く新鮮だったデザインの美しい北欧の食器の輸入も開始し、この成功でデザインにこだわる多くの顧客を獲得。

1958年、顧客の一人が、「世の中には、美しい食器や家具があるのに、美しい玩具がない。この店にふさわしい玩具を作るべき。」とネフ氏に助言。この事がNaef社の最初の玩具である、「Naef Spiel」(ネフのおもちゃ)という積み木を世に出すきっかけとなる。作る時点でネフ氏は、子どもに与える影響や、量産の事など全く考えず、自分の気持ちのおもむくままに夢中で作り上げたという。

リボンの形の新しい積み木「Naef Spiel」はネフ氏の店のためだけにネフ氏の工房 で作られ、多くの人に求められた。この事がきっかけとなり、ネフ氏はやがて家具、インテリアの世界から玩具の世界に方向を転換する。 やがて小さい自分の工房から馬小屋を改造した工場が出来、本格的な玩具作りが始まる。

順調に成長を続けたNaef社の経営者として1989年まで同社に勤めたあと、個人会社であったNaefを株式会社にし、経営に口出しをしないようにと、株を持たず、商品開発と販売のアドバイザーとして、期限を決めて顧問となる。その後、自身はフランスに住み、デザイナーとして充実した引退生活をおくり、2006年11月に永眠。