きれいな形。書きやすさ、使いやすさは時代を超える。筆記具の歴史的ヒット製品にして、35年のロングセラー、名作ペン。

LAMY "Safari"

良い筆記具をご存じの方、プロダクト・デザインの歴史について詳しい方なら、知らない方はいらっしゃらないでしょう。その筆記具の名前は「LAMY "Safari"」。

発売が開始されたのは、1980年。それから35年以上経過した現在においても、世界的なヒットを続ける、超ロングセラーモデル。

リーズナブルな価格ながら、持ちやすさと書き味の良さ、そして美しいボディーの仕上がり。もし「Safari」という名前はご存じなくても、大型のクリップのついたその印象的な形状、そしてカラフルなボディーの色合いをご覧になれば、友人や学校、職場の方がお使いになっておられたのを、きっとご覧になったことがあるはず。

使いよい筆記具、長くきちんと付き合っていけるペンをお探しでしたら、ドイツLAMY社が生んだ筆記具の銘品にして、筆記具の歴史における最大のヒット製品。「LAMY "Safari"」をおすすめします。





この「LAMY "Safari"」、開発された当初、実は小学校の子どもたちが最初に使う筆記具、として企画された製品でした。ドイツの小学校では、鉛筆やボールペンを筆記具と使用させる前の段階として、まず万年筆で書き方をきちんと教え、正しく書けた子供から鉛筆、ボールペンでの教育に移行させます。

この「カリグラフ」の授業で使われるために、「子どもたちが初めて手にするのに最適な筆記具」として企画されたのが、この「Safari」のシリーズ。実際、ドイツならびに近隣諸国では現在でも学校内での「教育用筆記具」としても使用され続けています。

デニムのポケットやバインダーの表紙にも固定できる大型のクリップを装備。子どもたちが扱っても壊れづらいように、本体にはLegoブロックにつかわれているのと同じ、軽量で丈夫、そして発色の良い樹脂であるABSが使用されます。

書き味もなめらかで、人間工学に基づくグリップ形状によって、まさに「はじめて筆記具をつかう」子どもたちが、手にした時に、自然と、無理のない正しい持ち方で握れるようデザインされています。

学習用ということでリーズナブルな価格設定ながら、その高い製品クオリティーは、他のLAMY製品と同じ。たとえば、Safari万年筆はその1本1本に、いったんインク通しをして問題のないことを確認。安価な製品では一般的に行われないテストを経てから出荷さています。





バリエーションは万年筆、油性ボールペン、そしてペンシル。長らく万年筆をお使いいただいていなかった方、そして万年筆を初めて使う方にとって、ペンが紙を滑る味わい、その良さを体験していただくのに十分な仕上がり。

握った時に正しい持ち方ができるグリップ。インクの残量が確認できるペン軸、そして「カチッ」と心地よい音がして、弱い力でもしっかり閉まるペンキャップが装備されています。

そして、こちらも握った時に、自然と指の添え方が三角形になり、無理な力がかかることなく筆記を続けることができるグリップ。ノック部分のゴム製のジャバラがユニークな味付けをしている、油性ボールペン。

シャープペンシルは、Safari自慢の大型クリップが消しゴムを使用する時の握り手となる設計で、一般的なシャープペンシル装備の消しゴムと違い、しっかり消すことができます。さらにキャップにはゴムの滑り止めがあって、脱着がラクな設計。そしてキャップを戻した時には「カチッ」と音を立てて固定される。

なにからなにまで、細部に至るまで、LAMYの精神、ドイツの職人の物作りや考え方がしっかり映し出された設計。そしてインクの調合に至るまで、すべてがドイツの自社工場で生産されています。





レッド、ブルー、イエローの美しい三原色を使った、ツヤのあるバリエーション。そしてツヤ消し処理を施した、シックなブラック。モールド製法につきものの樹脂の「継ぎ目」の一切見あたらない、その驚くべき仕上がり。

プロダクトデザイナーの深澤直人さんは、学生時代に「Safari」のこの仕上がりを見たときに驚き、このように述べられています。

「これ以来、私のLAMYに対するイメージはこのペンだった。非常にモダンで、シルバーやゴールドとブラックの装飾が当たり前だったこれまでのペンの世界においてはほとんど異端なものだった。私が工業デザインとはこうあるべきだと自覚したのもちょうどこの時だ。」(くわしくはこちら)





「贅沢品は高額でなければならないが、デザインそのものは高額であってはならない」というバウハウスの哲学を具現化したという「LAMY "Safari"」。

デザインとは、それを使う人の地位を表現するもの、見栄のためのあるものではない。すべては、使いやすさや機能のために。そして、使う人の気持ちや、心地よさをうつすものである。

子供から大人まで、そして時代を超えて。「LAMY "Safari"」がロングセラーを続けるその理由は、まさにこのバウハウスの考え方、そして現代におけるバウハウスの哲学の継承者であるLAMYの考え方を象徴しているからなのではないでしょうか。

良い筆記用具をお探しの方はもちろん、良い道具を子どもたちに使って欲しいとお考えの方にも、そして大切な方への贈り物としても。「LAMY "Safari"」シリーズの筆記用具をお勧めします。




































Material


本体、キャップ:ABS樹脂
クリップ:銅線
ペン先:スチール

Country of Manufacture


ドイツ製

Brand Name


LAMY(ドイツ)



Designer


Wolfgang Fabian ウルフギャング・ファビアン(1980年)

Award


1994年 iF Design Award
(ドイツ)


Product Guide


1年間の国内保証付き

*当店取り扱いのLAMY製品は日本正規代理店のものです






Product Guide


LAMY "Safari"のものがたり










1966年に誕生した伝説的な筆記具「LAMY 2000」、その後、1974年に発売されたスリムな形状の「LAMY cp-1」。「LAMY 2000」は特に男性に絶大な人気を集めたモデルであり、「LAMY cp-1」が女性ユーザーにアプローチするためのモデルであったことから、続いて期待されたのが、若年層向けの市場。そこで企画されたのが、この「LAMY Safari」でした。

ドイツの小学校では、鉛筆やボールペンを筆記具と使用させる前の段階として、まず万年筆で書き方をきちんと教え、正しく書けた子供から鉛筆、ボールペンでの教育に移行させます。当時、ペリカンとモンブランの2社がマーケットを独占していた、この分野に向けて、「カリグラフ」の授業で使われる「子どもたちが初めて手にするのに最適なLAMY」ということで、企画がスタートしました。

当初、この企画を担当したデザイナーは、「LAMY 2000」「LAMY cp-1」をデザインし、同社の専属デザイナーであったミューラーでした。しかし、良いデザインが仕上がらずデザイナーが交代します。そこで抜擢されたのが、ウルフギャング・ファビアン。この企画が進行していた当時、1970年代後半にはサファリパークやサファリルックが流行していたことがあり、このイメージがデザインに取り入れられることになります。









そこで1980年に誕生したのがこの「LAMY "Safari"」。デニムのポケットやバインダーの表紙にも固定できる大型のクリップを装備。子どもたちが扱っても壊れづらいように、本体にはLegoブロックにつかわれているのと同じ、軽量で丈夫、そして発色の良い樹脂であるABSが使用されます。学習用ということで書き味もなめらかで、人間工学に基づくグリップ形状によって、まさに「はじめて万年筆をつかう」子どもたちにも正しく万年筆が握れるようデザインされています。

また、非常に高い精度をもちながらも、学習用ということでリーズナブルな価格設定がされた製品でした。へビューデューティーで、タフで、でも可愛らしい。腕時計として、このSafariと同じコンセプトを実現した「G Shock」の発売に先駆けること3年、これまでに無かった筆記具が誕生しました。


このように革新的な筆記具として登場した「LAMY "Safari"」ですが、発売されてから3年間はセールスが低調。その原因は、ペンそのものにあったのでは無く、発売当初の本体の「カラー」と「仕上げ」にあったと言われています。

当時は「サファリ」ということでアウトドアをイメージさせる、迷彩色などにも使われる色合いであるサバンナグリーン、そして植木鉢の色に近いテラコッタオレンジの2色。どちらも現在のブラックと同じく、ツヤ消しのマット仕上げが施されていました。しかしこの色合いとシックな仕上げは子どもたちに評判が良くなく、長らく売り上げは芳しいものではありませんでした。











売り上げの低迷が続く1983年、最後のチャンスということで、ボディーのカラーをツヤのある、ホワイトのSafariを発売。これが従来の万年筆では考えられなかったスタイリッシュなデザインオブジェとして、学生や若者の指示を得て、ヒット製品に。万年筆に「白」という色が使われた最初のモデルになります。

これに続いて、同じく現在と同じ、ツヤのあるブルー、レッド、イエローを発売。これらのモデルもたちまち大ヒットに。3原色は子どもたちの心を捉え、トレンド製品となり、学童の2人に1人は持つ子どもたちの人気グッズ、となります。

日本では当時すでにLAMYの人気は高く、「LAMY 2000」などのモデルも良い販売状況でしたが、「LAMY "Safari"」にはさらにこれまでになかった評価を得ることになります。その話題の元は、テレビのニュース番組。1985年に放送がスタートした大型ニュースショー番組「ニュースステーション」において、メインキャスターの久米宏氏が番組内で「LAMY "Safari"」を使用。メモ用紙(広告の裏紙を使用されていました)にゲストなどのコメントを、Safariの油性ボールペンでさらさらとメモを取る様子が放映されました。

特に当時、番組で多様されていた、分かりやすい図面でニュースの状況を解説したボードを指示するために久米氏が「LAMY "Safari"」を使用したことで、日本の視聴者はその斬新な美しいデザインの筆記具を目にすることになります。


発売から30年近い年月が経過した現在でも、「LAMY "Safari"」は「LAMY 2000」と並ぶLAMY社の顔であり、筆記具の歴史において最も成功したモデルとしてロングランを続けています。また、ドイツならびに近隣諸国では現在でも学校内での「教育用筆記具」としても使用され続けています。
















Product Guide


LAMY "Safari" 万年筆について












手にした時に、自然と最適で無理のない持ち方ができるようになった、グリップのデザイン。黒色にコーティングされたペン先。そして、弱い力でも開けることができ、「カチッ」という心地よい音でしっかりロックされるキャップ。LAMYが自社工場で生産する、その驚くべきクオリティーの高さを存分に味わっていただくことができる1本です。

もともと学習用万年筆として、はじめて万年筆を握る子どもたちに最高の書き味を提供する、という目的で企画された万年筆ですが、それはもちろん、私たち大人にとっても同じ。カジュアルなスタイルながら、LAMY社の上位モデルと変わらない書き味をもった万年筆に仕上がっています。








インクはLAMY社が自身をもって提供する自社製のインクカートリッジを使用。本体の側面にはインクの残量を知ることができるインジケーターが装備されています。ペン先の太さは、もっとも一般的なMサイズです。

インクカートリッジ:LAMY T10 サイズ:長さ14×直径1.3cm 重量:17グラム ブルーインク1本が付属










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LAMY "Safari" 油性ボールペンについて















日本ではSafari万年筆と同じ、もしくはそれ以上の人気があり、Safariシリーズのもうひとつの顔、とも言える油性ボールペンです。

握った時に自然と指の添え方が三角形を描き、無理な力がかかることなく、筆記を続けることができるグリップの形状。そしてノック部分のゴムのジャバラのデザインは、Safariボールペンに柔らかでユーモラスな表情を与えています。








Safari自慢の大型クリップは、厚手の生地のジャケットはもちろん、手帳の表紙やバインダーにも装着可能。さらに机の上での転がり防止のストッパーの役割も果たしています。

インクカートリッジはLAMY自慢の自社製のカートリッジを使用。一般的なMサイズのペン先の黒色の大容量カートリッジが1本入っています。

交換インクカートリッジ:LAMY M16 サイズ:長さ13.7×1cm 重量:13グラム










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LAMY "Safari" ペンシルについて














一般的な0.5ミリの交換芯がそのままお使いいただける、シャープペンシルです。ペン先は三段ノック式で、芯のガード部分も本体に収納可能。ジャケットのポケットに収納するときも安全な設計です。









ノック部分には消しゴムも装備。Safari自慢の大型クリップが消しゴムを使用する時の握り手となる設計のため、一般的なシャープペンシル装備の消しゴムと違い、しっかり消すことができます。さらにキャップにはゴムの滑り止めがあって、脱着をラクにしてくれ、キャップを戻した時には「カチッ」と音を立てて固定されます。リーズナブルな価格設定ながらも、その精度の高さは、さすがLAMY。

ペンシル芯径:0.5mm(市販の一般的な交換芯が使用可能) 
サイズ:長さ14×直径1cm 重量:11.5グラム










Package


大切な方への贈り物にもぜひお選びください。
ギフトパッケージに入れてお届けしています。









紙製化粧箱 日本語の製品解説書、保証書付き
パッケージサイズ:16.5×5.5×2cm



LAMYのロゴが入った紙製の化粧箱に入っています。1つの化粧箱に万年筆、油性ボールペン、ペンシルの3本までをまとめてパッケージできます。大切な方へのギフトとして、ご入学やご就職のお祝いとして、長くご愛用いただけるLAMYの筆記用具をぜひお選びください。










Variations


本体のカラーは6色からお選びいただけます










万年筆、油性ボールペン、ペンシル、どのペンもすべて、レッド、ブルー、イエロー、ホワイト、ブラックが揃っています。

ツヤのある美しいボディーのレッド、ブルー、イエロー。モールド製法につきものの樹脂の「継ぎ目」の一切見あたらない、その驚くべき仕上がり、そしてその光沢。そしてツヤ消しを施したボディーの、シックな仕上がりのブラック。





さらにブラックボディーは2つの種類、つや消しとつやありからお選びいただけます。

どのカラーも、LAMYの高いクオリティーを満喫していただける仕上がりです。長くお使いいただける色合い、そしてギフトで贈られる方にぴったりなカラーをお選びください。










Colors


LAMY Safari 「レッド」

















LAMY "Safari" 万年筆 レッド

本体価格 ¥4,000 (税込価格 ¥4,320)








LAMY "Safari" 油性ボールペン レッド

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)








LAMY "Safari" ペンシル レッド

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)


















Colors


LAMY Safari 「ブルー」


















LAMY "Safari" 万年筆 ブルー

本体価格 ¥4,000 (税込価格 ¥4,320)








LAMY "Safari" 油性ボールペン ブルー

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)








LAMY "Safari" ペンシル ブルー

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)


















Colors


LAMY Safari 「イエロー」


















LAMY "Safari" 万年筆 イエロー

本体価格 ¥4,000 (税込価格 ¥4,320)








LAMY "Safari" 油性ボールペン イエロー

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)








LAMY "Safari" ペンシル イエロー

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)

















Special


LAMY Safari 「ホワイト」


















LAMY "Safari" 万年筆 ホワイト

本体価格 ¥4,000 (税込価格 ¥4,320)








LAMY "Safari" 油性ボールペン ホワイト

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)








LAMY "Safari" ペンシル ホワイト

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)















Colors


LAMY Safari 「ブラック(ツヤ消しのマットな質感)」


















LAMY "Safari" 万年筆 ブラック(ツヤ消し)

本体価格 ¥4,000 (税込価格 ¥4,320)








LAMY "Safari" 油性ボールペン ブラック(ツヤ消し)

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)








LAMY "Safari" ペンシル ブラック(ツヤ消し)

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)














Special


LAMY Safari 「ブラック(ツヤのある質感)」


















LAMY "Safari" 万年筆 ブラック(ツヤあり)

本体価格 ¥4,000 (税込価格 ¥4,320)








LAMY "Safari" 油性ボールペン ブラック(ツヤあり)

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)








LAMY "Safari" ペンシル ブラック(ツヤあり)

本体価格 ¥2,500 (税込価格 ¥2,700)

















Options




LAMY 万年筆インクカートリッジ

本体価格 ¥500 (税込価格 ¥540)

自社製のペンに最適な状態でみなさんに筆記していただくために。インクの調合にいたるまで自社で行っている、LAMY社製の万年筆、専用のインク。5本1セットです。

ペンにはあらかじめブルーが1本、付属しています。

Quantity


5本1セット




Options




LAMY 油性ボールペン交換カートリッジ黒

本体価格 ¥800 (税込価格 ¥864)

LAMY社が自社で独自配合によって制作した定評のある油性インク。この同社のもっともスタンダードなインクカートリッジの大容量バージョンです。

ペン本体にすでに組み込み済みで、インクが切れた時の交換用カートリッジです。








Recommendations


ぜひ合わせてお使いください。
Safari 油性ボールペンに日本製のインクカートリッジが装填できるアダプタ




LAMY「Safari」に国産ポールペンカートリッジを。そんな夢のアダプタ。
Pen Refill Adapter








Designer


Wolfgang Fabian(ウルフギャング・ファビアン)









1943年、ドイツ生まれ。

ウルフギャング・ファビアンは工業デザインを勉強するまでは、優秀な金細工職人でした。

その後、スピーゲル・リサーチグループ・イン・マンハイムのデザイナーとして活躍。1981年には独自のデザイン事務所、「Fabian Industrie-Design」を率いて活動を開始。ペンや時計から、キッチンのシンクやシステムキッチンなどの厨房機器、住宅のドアのデザインまで、高い技術に裏打ちされた製品を世に送り出してきました。彼らが手がけた商品は国際的にも評価が高く、数々の受賞歴を誇ります。

LAMY社との仕事では、ペンのデザインの名品として名高い「LAMY Safari」(1980年)、そして「LAMY swift」の存在が知られています。









Brand Story






LAMY(ラミー)は1930年にドイツの古都ハイデルベルクで 家族経営の独立企業として創立されました。

ブランドとしてのLAMYは1952年にスタートし、「LAMY 27」という名の万年筆によって その躍進性と先進性が広く知られることになりました。 そして1966年「LAMY 2000」の登場により、独特のスタイルの LAMYデザインが誕生しました。

今日、LAMYは年間約600万本の筆記具を生産し、5000万ユーロの年間売上を誇る企業に成長しており、ドイツ国内のマーケットリーダーというだけではなく、ドイツデザインを 代表するブランドとして世界中にその名を知られています。





LAMYの技術について






LAMYの特徴の一つである革新的デザインは、現代的なデザインへの要求を満たすものだけでなく、より高い実用性のための技術の追及でもあります。

1966年に誕生した「LAMY 2000」が、そのよい例です。ステンレス製クリップには弾性という特徴があり、それまでの筆記具にもよく用いられてきましたが、ソリッドなステンレスクリップにバネを内蔵したのは、「LAMY2000」が初めてです。

これは見た目の美しさだけでなく、実用面においても優れた利点をもたらします。クリップに求められる確実なホールド性はもちろんですが、やさしく、布地を傷めることなく、その役割を確実に果たすことができるのです。

さらに、LAMY独自の先進的技術革新によって実用面が向上し、使い方の幅が広がったものに、筆記時に不要なクリップが胴軸に収納される「LAMY swift」や、一回のノックでポケットサイズからフルサイズのボールペンに変身する「LAMY pico」などがあります。

また、「LAMY sprit」は、革新的な製造工程によってできた製品で、クリップ一体型の極細のボディは一枚のステンレス板から作られており、ラミー流の省資源コンセプトを具現化したものです。

LAMYには、この他にも技術的革新を遂げた多くの製品があり、それはLAMYならではのユニークで革新的なデザインによって完成されたものです。





LAMYのデザインについて





プロダクトデザインは社内の専門部門で行うべきか? それとも外部のデザイナーに依頼するか? こうした事柄は、LAMYにとってはまったく問題になりません。

LAMY新時代の最初の筆記具(といってもそれは1966年のことですが)は、フリーランスのデザイナーとのジョイントプロジェクトによって生まれました。そのデザイナーとはバウハウスに影響を受けたデザイナーの一人、ゲルト・アルフレッド・ミュラーです。LAMYが新しいデザインのスタイルを確立し、そのスタイルを何年にもわたって引き継いでいくにあたり、彼を選んだ理由は、彼が生み出した製品を見ればおわかりいただけるでしょう。

上の写真はこれまでLAMYのデザインに関わってきたデザイナーたち。上段左から、ハンス・ヴェットシュタイン、リャード・サッパー、ウルフギャング・ファビアン、ゲルト・アルフレッド・ミュラー、フランコ・クリヴィオ、ナッド・ホルシャー、アンドレアス・ハーグ、コンスタンチン・グルチッチ。まさにLAMYのデザインは、デザインの歴史そのもの。

1970年代までにLAMYでは、フリーランスのクリエイティブ精神と、社内のデザインに携わる者との考え方の違いを互いに交換し、刺激し合うことにより、さらなるクリエイティビティを生み出すことに成功しました。やがて他のプロダクトデザイナーやデザインスタジオにまで波及していく、このような外部クリエイターとのコラボレーションは、LAMYにとって貴重な経験となったのです。





LAMYの考える品質




 


LAMYの新しい筆記具は、デザイナーやエンジニアの“技や才能の主張”をするために発表するのではありません。それらはLAMYの製品に対する基本的な尺度、すなわち「技術的な特徴や形は、それを使う人が必要としているものを生み出すためにある」ということに基づいて作られます。

高い独自性

LAMY製品は「筆記具の可能性を追求したもの」であることを目的とし、「一般的な、当たり前のもの」を目的とはしていません。革新的なテクニカルソリューションや新鮮なデザインは、他社の製品とは一線を画しています。これらのユニークで高い独自性は、新しい市場をも形作るのです。

使い勝手のよさ

デザインはLAMY製品の利便性を高め、筆記具本来の機能をスマートにかなえるものです。快適さと人間工学は、特に重要な要素です。デザインはLAMY製品の機能、技術、そして素材面での品質を反映すると同時に、美的にも楽しめる形へと昇華し、製品の高い技術性と品質を表現していなければなりません。

伝える力

個々のLAMY製品は、将来のユーザーに愛用されることをも、役割として担っています。デザインと価格は、市場における製品のポジション、品質やバリュー、ターゲットグループをわかりやすく表現していなければなりません。いずれも高い技術レベルが反映されたLAMY製品においては、シリーズ間の差異は技術ではなく、それぞれの価値や特徴だけとなります。

ファミリー品質

すべての新しい形と技術は、LAMYのブランドイメージを表すものでなければなりません。LAMY製品が“共有するもの”は、たとえ製品ごとに違ったターゲットグループがあるにしても守られるべきです。すべてのLAMY製品は独自性、先進性、利便性を持ち、正直であるという点において共通しています。この共有されたデザイン性によって、すべての製品が同じメッセージを持つこと。それが最も重要なLAMYのイメージです。

環境的要素

環境問題が、LAMY製品の基本的な技術やデザインのコンセプトに影響を及ぼしているのは明白です。私たちが資源を有効に使い、エネルギーを最小限に抑えた製造工程を採用し、リサイクル可能な製品やパッケージを使用するのも、それが生産者としての責任と考えるからです。






ドイツの古都、ハイデルベルグから





LAMYの筆記具は、ニューヨークや東京のオフィス、またブエノスアイレスの学校の教室など、世界中のさまざまな場所で使われています。これらの筆記具はすべて、ドイツ最古の大学がある町として知られるハイデルベルクの光を受けて誕生します。

1966年以降、世界的にも有名なネッカー川沿いの古い城下町から程近いこの地で、LAMYはモダンデザインの万年筆やローラーボール、ボールペン、ペンシルを製造しているのです。

グローバリゼーションが進んでも、何も変わるものはありません。LAMYは、アカデミックなコスモポリタンたちで栄えた、このハイデルベルクの地に強く根ざし、さまざまな面で地域社会と共存しているのです。






このような環境でLAMY製品が企画され、生産されています




LAMYディベロップメントセンター



企業の建築物は、そのブランドの個性や価値と決して無関係ではありません。形や資材の品質、部屋の中の照明や家具は、ブランドにとって大切な価値観や個性を形成するはずです。LAMYディベロップメントセンターは、その特徴的な外観から“ブラックガラス・キューブ”と呼ばれます。

この中で、“イノベーション・ワークショップ”という新商品の企画や試験が行われ、カラーやデザインが形成されるのです。まさにブランドのアイデンティティが作られるのがこの建物です。





LAMYガレリアとスカルプチャーガーデン(彫刻の庭)







アートは、私たちの世界を新しい違った角度で投影し、時にエキサイティングで斬新な発想をもたらします。LAMYがアートを愛し、身近に接しているのはそのためです。たとえば、自然光が満ち溢れる開放的なガレリア。ディベロップメントセンターとインジェクション・モールディング工場の中間に位置するこの空間は、まさに毎日の就業環境の身近に存在します。

ここはスタッフ間の打ち合わせはもちろん、地元の人々に開放するアートエキシビションの場としても使われ、ハイデルベルクのアートシーンの一部となりつつあります。さらに、緑豊かな工場の屋上庭園には立体アートが点在しています。LAMYのスタッフたちは、これらのアーティスト作品から、新しいものの見方やアイデアを発見し、自身の仕事に活かしているのです。









Interview


メーカー・インタビュー  ドイツLAMY社
取締役輸出部長 Erich Daniel(エリッヒ・ダニエル)さんにうかがいました









LAMYの製品はロングセラーのものが多いのですが、その理由は?


例えば、色々な筆記具がある中から、10人の方にペンを1本だけ選んでもらうことにします。おそらく多くの人はその基準として、それが有名ブランドであることや、それを持つことで自分のステータスをあらわすことができる、そんな雰囲気を持ったものを選ぶのではないでしょうか。ですから多くの筆記具メーカーもそういった市場調査を意識して、高級感あふれる筆記具ばかりをデザインしたがる。

しかしLAMYの考え方は違います。私たちは自分たちが良いと思った筆記具を作りたいと考えてきたし、そう努力してきました。自分たちが良いと考える筆記用具というのは、本当に使いやすいもの、書きやすいものであり、自分が本当に良いと信じたデザインであることです。別に金色でピカピカと輝いている見栄張りな筆記用具を使いたい訳ではありません。

その結果として、LAMYの筆記具を選ぶ方は10人のなかで、1人、もしくは2人くらいになってしまうのかもしれません。しかし私たちは、それで良いと考えています。

市場調査で分析される、8割とか9割の方に選ばれなくても、本当にLAMYの製品を気に入って、長く使ってくださる方がいらっしゃれば、それでいい。服や車を選ぶように、自分自身の視点や好みで選んでいただきたい。むしろ、そのようにして選んでくださった人のためだけに、私たちLAMY社は製品を作っていきたいのです。

たとえばアシストオンで扱っているTivoli Audioも、ハイスペックのオーディオ機器がたくさんある中から、このTivoliを選ばれていると思うのです。それと同じですね。その結果として、気に入った方だけが買って下さる。私たちは良いと信じたものだけを作り続けてきた。最初から世の中の流行を意識した製品づくりをしてきたわけではありませんから、それが自然とロングセラーになった。そう言うことだと思います。



アシストオンのお客様へのメッセージをお願いします


これからLAMYの筆記具を手にしよう、使ってみようと考えておられる方がいらっしゃったら、お気つけください!

既にLAMYを手にされている方はお分かりかと思いますが、一度、LAMYを手にされた方は、その使い心地に2本目、3本目と、気がついたら何本ものLAMYを買ってしまう。そんな方がほとんどであることを、私たちは市場調査の結果、知っています(笑)。ですから、はじめてLAMYを手にされる方は、特に気を付けてくださいね!






2008年11月アシストオン原宿店にて