書類をきちんと持ち運ぶ、という機能性能に加えて重量がわずか172グラム。1000年の歴史のある和紙の産地から。

SIWA ブリーフケース

手にした時の独特の肌触りと、眺めた時のやさしい風合い、美しさ。古く奈良時代から私たち日本人の生活とともにあった「和紙」という素材の素晴らしさは、みなさんよくご存じの通りでしょう。

軽くて風合いの良い和紙の良さはそのままに、和紙の産地、山梨県市川大門の和紙メーカー、大直(おおなお)が、紙の可能性を広げる、新しい和紙をつくりました。それが「ナオロン」。和紙のしなやかさを持ちながらも、耐久性があり、水に濡れても破れない特徴を持っています。

これまでデリケートだった紙を、いっそう私たちの身近な素材にしてくれて、いつもそばにいてくれる道具をつくることができる。この優れた和紙、「ナオロン」を使って身のまわりのものを作り出すシリーズが、「SIWA・紙和」。

1000年もの歴史のある紙の産地のメーカー大直と、同じ山梨県出身のプロダクトデザイナー、深澤直人がいっしょにつくりました。





ビジネスなどで活躍する「ブリーフケース」。書類を入れて、きちんと持ち運ぶ、という基本的な機能と使い勝手の良さを、そのまま「SIWA」の素材を使って作りました。

小振りに見えてしっかりした収納力が自慢。大型の雑誌はもちろん、横幅8センチのA4版大型バインダーをしっかり収納。内側には小物入れとなるポケットも装備。側面10センチまで開く開口部を備えているため、バッグの内部まで見渡しやすく、収納物を探しやすく、整頓もラクに行うことができます。

さらにバッグの側面と底面には、内部に緩衝材が組み込まれており、バッグを床に置いた時にも嫌な音がせず、収納物をやさしく受け止めてくれます。

もちろん、耐荷重は10キロ、雨濡れに強い、というSIWA製品の良さはそのまま引き継いでいます。通常のブリーフケースの場合、素材には皮革やビニールが使われていますが、それらの素材に比べてこの「SIWA ブリーフケース」なら和紙独特の風合いがあり、威圧感がありません。

そしてバッグ自体の重量がなんとわずか172グラム。リンゴ1個よりまだ軽い、というこの驚くべき軽量性は、可能な限り荷物を軽くしたい、とお考えの方には嬉しいスペックでしょう。






この「SIWA ブリーフケース」は、ナオロンという素材の特徴を最大限に発揮してくれる、和紙製のバッグです。

紙製、といってもこのナオロンの特徴は、まず水に強く、雨になってもそのままお使いいただくことが可能。むしろ水に濡れることで強くなる、という性質を持っています。折りたたみ傘など、濡れたものも入れても平気です。

そしてその強度は、なんと耐荷重10キログラム。実際にこのサイズのバッグに10キログラムのモノを入れると持ち上げるのも大変なくらいですが、重量のある書籍や資料の携帯も可能な安心感です。

ナオロンの素材を、ひとつひとつ職人がミシンで縫製することによって完成していますが、縫い目が目立たない構造で、いったいどのような行程で作られているのか不思議なくらい。袋縫いの二重構造によって、さらに強度を高めてあります。大量生産はできませんが、とても丁寧に、きちんと作られています。





荷物を入れた時にも持ちやすい、握りやすい、ちょうど良い幅のハンドル。そして、握った時の手触りの良さは、和紙という素材ならではのもの。特にこの「SIWA ブリーフケース」ではハンドル内部に柔らな芯を入れ、握り部分を布で巻くことで、その手触りの良さと耐久性を高めています。

また本体に使われているナオロンという素材は、紙というより、まるで布や革のようにもみえる味わいのある素材。繰り返しお使いいただくことができて、使う度ごとに、ますます風合いが増してきます。

ナオロンという素材の持つ独特の「シワ感」も、実はデザインの段階できちんと検討され、加減され作り出されたもの。

あなたが毎日の生活でお使いいただくうち、これらのシワは少しずつ増え、もっと柔らかな風合いに変化してきます。この変化を味わっていただくことも、この「SIWA」の製品をお使いいただく楽しみ。ぜひあなただけの「SIWA ・紙和」を仕立てていってください。

製品は使い方が書かれた、同じナオロンで出来た解説のタグが付いています。大切な方への贈り物に最適です。


















Sizes


横34×縦27×幅10cm
*持ち手含まず

Weight


172グラム

Capacity


内ポケット

Specifications


耐荷重:10キログラム

(財)QTEC生活用品試験センター調べ

Material


本体:ソフトナオロン(和紙)
持ち手:布

Country of Manufacture


日本製(山梨県)

Manufacturer


大直(おおなお、山梨県)

Brand Name


SIWA・紙和(しわ)

Designer


深澤直人(ふかさわなおと)




Notes


製品ひとつひとつにはシワの加工が施されています すべて手作業によって加工されていますので、製品の表情はひとつひとつが異なります



Maintenance Guide


濃い色のものは多少色落ち、色移りする事がありますので、ご注意ください

汚れた時は洗濯機などは使わず固く絞った布などで叩いて汚れを落としてください
































Product Guide


風合いのある素材を使い 縫製もひとつひとつ手作り、
山梨の工場で丁寧に作られています














「SIWA」の製品はそのひとつひとつが手作り。素材である和紙と同じく、豊かな自然に囲まれた山梨県にある小さな工場で、丁寧に作られています。この「ブリーフケース」も他のアイテム同様、たとえばカドの部分のパーツの縫製、そしてYKK製のジッパーの取り付けと、とても大切につくられます。

ケースの側面は実は二重構造になっていて、内側には柔らかなクッション素材が入っています。そのため、側面、底面から収納したモノをやさしく保護して、持ち歩くことができます。キズや擦れから本体を守って、さらにとても軽い。ノートパソコンの持ち歩きにも最適なバッグです。










バッグのハンドルももちろん和紙で出来ています。荷物を入れた時にもしっかり支えてくれるよう、バッグ本体には前面、裏面からステッチがかけられ固定されています。またハンドルの中には柔らかな芯が入っており、耐久性を高め、さらに手に食い込みづらい、柔らかな感触を作り出しています。

また外見からは分かりませんが、ハンドルが手に触れる場所にはさらに上から同じ色の布が巻かれており、ハンドルの耐久性を高めています。
















Material


手にすると肌触りが良くて、軽くて風合いのある、そして強い
あたらしい和紙、「ソフトナオロン」を使っています











山梨県市川大門の和紙メーカー大直が、和紙漉きの製法で作った新しい紙、それが「ソフトナオロン」です。手にすると肌触りが良く、軽くて、柔らかくしなやかな紙質ながら、大変強度があります。さらに水にも強く、破れにくいのも大きな特徴特徴です。燃やしても有毒ガスは発生しません。








使用方法・使用年数によって限度が変わってきますが、(財)QTEC生活用品試験センター調べで、なんと10kgという耐荷重のテストにも合格しました。また、傘などの濡れたものを入れても破れる心配もありません。

下のグラフは、一般的な紙袋に使われているクラフト紙と、ソフトナオロンの強さを比較したもの。みなさんよくご存じのように、一般的な紙は水に濡れるとたいへん弱く、簡単に裂けてしまいます。クラフト紙では実際、引っ張りにおいても引き裂きにおいても水に濡れた場合(WET)は弱くなってしまったことがグラフにあらわれています。

しかしソフトナオロンではその逆。水に濡れた場合むしろ強度が増し、引き裂き試験ではWETの場合の強度が著しく増加していることがお分かりでしょう。








ソフトナオロンの原料は木材パルプとポリオレフィン繊維。この素材を和紙の手法で漉き、70度から80度の高温でドラム乾燥させ、パルプとポリオレフィンの接合を密にして、紙自体の強度を高めてあります。

下の写真は、毎日毎日、6ヶ月間使用した「SIWA」のバッグ。使い込むほどに柔らかく、手に馴染んできました。ぜひあなたも、独特のシワの風合いと、柔らかな手触りを楽しんでください。























Capacity


横幅8センチの大型バインダーもすっぽり収納できる、高い収納性をもっています












この「SIWA ブリーフケース」はその高い質感とわずか172グラムという軽さ、そして使いやすさに加えて、その収納力の大きなポイント。スリムな外見ながら、500枚入りのA4版コピー用紙なら2巻が入ってしまう大きさ。事務用で多く使われる横幅8センチのA4の大型バインダー(30.6×24×8cm)もすっぽり入ってしまいます。








収納サイズはA4のファイルはもちろん、デザイン雑誌「AXIS」などの大型雑誌も収納できる大きさ(12冊の収納ができました)。いつものお出かけバッグとしてはもちろん、学校や習い事用のバッグとして、さらにはビジネス用のバッグとしても、しっかり使える容量が自慢です。








バッグのうち側には、小型のポケットを装備。文庫本が入る大きさの、横幅17センチ、14センチのポケットです。分類ポケットとしての使い方はもちろん、たとえばiPhoneなどのスマートフォンなどをここに入れておけば、バッグの中のクッションが大型の液晶画面もしっかり守ってくれます。








開口部は側面10センチのところまで大きく開くことができます。そのため、バッグに収納したモノもしっかり確認、出し入れもしやすいバッグです。

ジッパーは高い品質を備えたYKK製のものを使い、金具まで本体と同じ色で揃えています。またジッパーを2つ装備することで、どの位置からでも開閉が可能にしました。さらに左右には大型の持ちタブを装備しており、ジッパーの開け閉めを助けてくれます。









Colors





SIWA ブリーフケース レッド

本体価格 ¥12,000 (税込価格 ¥12,960)


Sizes


横34×縦27×幅10cm
*持ち手含まず

Weight


172グラム








SIWA ブリーフケース ナチュラル

本体価格 ¥12,000 (税込価格 ¥12,960)


Sizes


横34×縦27×幅10cm
*持ち手含まず

Weight


172グラム








SIWA ブリーフケース ブラック

本体価格 ¥12,000 (税込価格 ¥12,960)


Sizes


横34×縦27×幅10cm
*持ち手含まず

Weight


172グラム









Recommendations


SIWA オーバーナイトバッグとの違いについて











SIWA・紙和のブリーフケース型バッグは、3つのサイズがあります。ご利用方法に合わせてお選びください。

まずこの「SIWA ブリーフケース」。こちらはビジネスにも、カジュアルにもお使いいただける、スタンダード・サイズの書類カバン。奥行きは10センチで、厚手のA4ファイルがそのまま収納して持ち歩ける大きさです。

そして「SIWA オーバーナイトバッグ」。こちらは奥行き15センチの、たっぷりサイズのボストンバッグ型のバッグです。容量は「ブリーフケース」の約2倍。スポーツジムやヨガの着替え、さらには、2日から3日の出張、旅行にも対応できるバッグです。そして前面には分類して整理整頓が可能な、2つの小物ポケットを装備しています。


さらに2014年に発売した新デザインの「SIWA ブリーフケース small」。このモデルは通常版の「SIWAブリーフケース」を1/3に小さくしたもの。とても軽快で重量はわずか84グラム。ハンドバッグのような使い方で気軽にご利用いただくことができるモデルです。


















"

Variations


ハンドバッグのようにご利用いただける、小型モデルもできました










SIWA ブリーフケース small

NEW:これまでのSIWAブリーフケースをふたまわり小型にした、ハンドバッグ型のニューモデルです。

通常版の「SIWA ブリーフケース」の使い勝手の良さはそのままに、容量を1/3にした、小型サイズを新しくつくりました。重量はわずか84グラムと、とても軽量。ハンドバッグのように使える、新しいSIWA・紙和のラインナップができました。

タテ・ヨコが20センチと、たいへんコンパクトながら、マチを8センチとって、サイズは小さいながら収納力を高くしました。お化粧ポーチなどの身の回りの小物はもちろん、iPad miniやハードカバーの書籍も収納することができます。

カジュアルな装いの時にはもちろんのこと、和紙の風合いを活かした質感を備えた上品な素材感がありますので、パーティーなどの服装にも合わせやすいバッグです。和装の時もお使いいただけるでしょう。

Sizes


横20.5×縦20.5×幅8cm *持ち手含まず

Weight


84グラム

Material


RPFナオロン(和紙)

Designer


深澤直人









容量は標準サイズの「SIWAブリーフケース」の1/3にして、持ちやすさと軽さを最優先にデザインしました。小型ながら厚さを8センチ取ることで、しっかりした収納力があります。

開口部が大きく開きますので、モノの出し入れがしやすく、さらに携帯電話やハンカチ、パスケースなどすぐに取り出したい小物を分類できるよう、内ポケットも備えています。また内部にはクッション材を入れて、収納品をやさしく包み込むように持ち運びができます。


















Colors





SIWA ブリーフケース small レッド

本体価格 ¥7,000 (税込価格 ¥7,560)


Sizes


横20.5×縦20.5×幅8cm
*持ち手含まず

Weight


84グラム

Material


RPFナオロン(和紙)








SIWA ブリーフケース small ナチュラル

本体価格 ¥7,000 (税込価格 ¥7,560)

注文不可

メーカー欠品中


Sizes


横20.5×縦20.5×幅8cm
*持ち手含まず

Weight


84グラム

Material


PRFナオロン(和紙)








SIWA ブリーフケース small ブラック

本体価格 ¥7,000 (税込価格 ¥7,560)

注文不可

メーカー欠品中


Sizes


横20.5×縦20.5×幅8cm
*持ち手含まず

Weight


84グラム

Material


RPFナオロン(和紙)











Recommendations










1000年の歴史のある和紙の産地から。耐久性のある新しい和紙でつくった、皺の綺麗な手提げバッグ。6年目のバージョンアップでより軽く、より強く。「SIWA バッグ」もお勧め

A4サイズの書類はもちろん、大型の雑誌もはいります「SIWA ひも付き封筒

眼鏡や筆記具から、アクセサリーの収納にも使える「SIWA 小物/iPhone6 ケース











Brand Story


「SIWA・紙和」について













甲斐の国、市川大門。

気高い峰々と清い水に恵まれたこの里は、遠く平安時代から和紙の産地として知られてきました。

和紙のメーカー、大直の歴史は市川大門の紙業の歴史と歩みをともにしてきました。近年は伝統の中に新しい技術を盛り込んで、インテリアや雑貨にも利用できる紙を開発しています。

今回はそれらの開発から生まれた新素材のやぶれにくい紙「ナオロン」を用いた商品を、山梨県出身の工業デザイナー深澤直人さんと共につくりあげました。それがこの「SIWA」の製品です。










Message


「SIWA・紙和」について   プロダクトデザイナー 深澤直人












伝統的な和紙をつくってきた大直と一緒に、その歴史と技術を生かしたものづくりができるのが嬉しいです。

和紙というとどうしても工芸的な製品をイメージしがちですが、むしろインテリアや雑貨にあった一つの素材としてこれを捉え、その風合い優しさを生かした日常品をデザインしたいと思っています。

和紙というイメージにこだわり過ぎない方がかえってその素材のもつ機能や味わいを現代の生活にあった製品に生かせるのではないでしょうか。









Interview


プロデューサー・インタビュー
大直「SIWA・紙和」チームリーダー 一瀬愛さん












この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


弊社のある山梨県市川大門は千年前から続く和紙の産地です。特に江戸時代には幕府のご用紙産地として大いに栄えました。
     
昭和35年ごろから手漉き生産から機械生産に移行し、現在の主産品は障子紙で全国の約50パーセントを当産地で生産しております。しかし、住宅環境の変化により障子紙の需要は年々縮小し地場産業としての和紙の生産は年々減少傾向になっています。

私たち大直は、和紙という古くて新しい素材をもっと暮らしの中に取り入れていきたいと考えています。

今回の新商品の「SIWA・紙和」は弊社で3年前に開発した破れにくい和紙「ナオロン」をベースにして試行錯誤の商品開発の経過の中で生まれました商品です。

この「SIWAブリーフケース」ですが、SIWA製品は現在男性のお客様にも多く指示いただけおります。そのため、ビジネスで使えるものを提案したかったので、今までのシリーズの中では一番ビジネスバッグに最適なデザインになっています。

ブリーフケースは販売開始してから5年目に突入し、ロングセラー製品になろうとしています。SIWAのバッグの中では、一番ビジネスライクな印象があると思います。ファスナーや内ポケットがある事、取っ手に布地がついていることなどから長く、カジュアルすぎない製品として位置づけてきたのではと思っています。形も深澤直人さんならではのRの美しさが特徴です。

そこで「SIWAブリーフケース small」では、今迄の良さを受け継ぎながら、サイズが小さく、女性に向けた製品が出せないかな?と開発しました。ドレッシーな服装にも使えるようなSIWAのバッグを出したいという思いもあり、生まれたバッグです。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


「SIWA・紙和」は工業デザイナーの深澤直人さんとの協働作業による商品開発です。そのため、深澤さんのデザインをいかに再現し、商品に出来るかが一番気をつけた点です。

深澤さんからのデザインは、紙に長い間携わってきた人間にはない斬新なアイデアばかりでした。ですから、私たちにとって、とにかく全てが初めてのことでしたので、深澤さんを信じて、何度も何度も改善を重ねていったという感じです。

この「SIWAブリーフケース」では、今回は初めて取っ手に布を使いました。新しい挑戦でもあります。ブリーフケースの取っ手は今までとシリーズと変わって円柱の形になっているので強度を出すために同じ色に染めたオリジナルの布を使っています。モノを入れても内側にせり出しにくい内ポケットも付いています。取っ手と本体の接続方法も強度を出すために工夫しました。

「SIWAブリーフケース small」は、取っ手の部分にとても時間を掛けて開発しました。深澤さんの書いた女性らしいラインの細身の取っ手を活かしつつも強度と持ちやすさをいかに出せるかに時間をかけました。本体との取り付け方法も強度を出すには、本体の外側への取り付けも考えましたがどうしても、装飾的になるため取っ手を内側に入れ込み、出来るだけシンプルな見た目になるように心がけています。

取っ手を内側に入れ込む為には取っ手自体が薄くないと難しいのですが薄すぎても持った時に手が痛いため、ある程度のクッション性と内側に縫い付けが可能な丁度いい部分を探しながら開発していきました。最終的には丁度いい方法が見つかりシンプルで強度もあり持ちやすいバッグに仕上がったと思っています。




この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


「SIWA・紙和」の素材には弊社の開発した「ナオロン」という新素材を使用しています。

ナオロンはパルプとポリオレフィン繊維で出来ています。和紙の持つ手触りや素材感を保ち、生活用品として支障のない強度を出すために改良し、開発をしました。

もともとナオロンは純白の素材であるため、「SIWA・紙和」の製品にするためには、ナオロンに染色を施しています。それまでナオロンを染めたことが無かったので、深澤さんの指定色を再現するのに何度もトライしました。新素材なだけに、染色も思いも寄らないことが何度もおきました。

その後は、生産ラインに乗せる為の最適な生産方法や生活品としての強度に対しての最適な生産方法、ナオロンにあった生産方法の模索をしました。作ってみなければわからない点はたくさんありましたのでデザイン、生産、を両方クリアするために試行錯誤しました。







「SIWA・紙和」のほとんどの製品は縫製によって作られていますが、縫い目がわかりにくい縫い方を施しています。ひとつひとつが手作業による縫製です。

また、シワひとつに対しても「シワ見本」があって、それを元にして生産されています。シンプルなデザインなだけに洗練されているため、デザインを忠実に再現するように心がけています。


この「SIWAブリーフケース」では、取っ手部分の布地は今までのSIWAらしさを崩さないようにしました。強度のアップになり、お客様により使いやすいものになればと良い思います。布の色は、SIWAのナオロンの素材と全く同じ色になっています。チャックも同様に同じ色の合わせを何度も調整しました。


「SIWAブリーフケース small」を制作するにあたっては、もう1つの素材のRPFナオロンとどちらにするべきかを思考錯誤しましたが、最終的にはバッグのやわらかい印象やRの奇麗さなどを再現できるソフトナオロンを使用することにしました。




AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


「SIWAブリーフケース」をふくむ2009年秋に発表した製品は、紙和の更なる挑戦となっています。素材の特徴を表現できるように考え出しました。宜しくお願いいたします。

特に「SIWAブリーフケース small」は、ぜひ女性に使っていただきたいバッグです。パーティなどのドレッシーな服装にも合わせられると思いますし、とても軽量なので年配の方にもおすすめです。可愛らしい形で女性らしさも演出出来ると思います。








inFocus


大直 一瀬美教さん、一瀬愛さん ロングインタビュー













日本では生活様式が洋風に変わってきて、昔に比べたら、障子紙を使う機会もだいぶ減ってきました。

それでも、日本人なら、触覚や視覚といった感覚の中で、「和紙」の良さを知らず知らずのうちに体感しているのではないかと思っています。光で透けたり、気配を感じたり。そういった障子や行灯といったものといっしょにある和紙のイメージですね。また、和紙に指先が触れた時の、柔らかい風合い。機会こそ減ったものの、そういった感覚は、わたしたちの体験の中にある共通のものなのではないでしょうか。

「SIWA・紙和」という製品は、ある意味、あっけないほど地味でシンプルなものばかりで、そのことによってむしろストレートに「和紙」という素材の本質が引き出された。そして、みなさんが共通して持っておられる「和紙の心地よさ」の感覚と、直に通じ合うことができた。そういうことなのかもしれません。

ナオロンという新素材から生まれた「SIWA・紙和」というブランドを育ててゆくことで、私たちはもっともっと和紙という素材の魅力を探り、可能性を見つけてゆきたいと思っています。それが結果として、次の時代に向けて和紙の伝統を引き継いでゆく、ということになるでしょうから。



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