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動物のカタチをした輪ゴム「Animal rubber band」や傘立て「SPLASH」「Furoshiki-bag」をはじめ、自分で使っても、誰かにプレゼントしても嬉しくなるような製品を生み出しているメーカー、アッシュコンセプトの代表取締役で、日本を代表するデザインプロデューサーでもある名児耶秀美さんを訪ねました。
アッシュコンセプトは、2002年2月設立のメーカーで、デザインを通じて生活に楽しさや喜びを生み出すモノづくりを目指し、デザイナーとコラボレートするブランド「+d(プラスディー)」を、世界に向けて発信しています。アシストオンでもアッシュコンセプト製品を数多く扱ってきましたが、どれも親しみが湧くものばかり。また、自社製品の開発や販売だけではなく、他社のデザイン・コンサルティングも行っています。
代表の名児耶さんは、ご自身がデザイナーとしてデイスプレーなどの商業空間のデザインを手掛けらた後、キッチンやバス用品のメーカー、株式会社マーナに勤務。20年近くに渡り、製品開発やデザイン、マーケティング戦略やプロデュースに関わられました。
そしてその後、これまでに培った、人との出会いや、モノを作り出していくノウハウを活かし、ご自身でアッシュコンセプトを立ち上げられ、デザインの未来のためにプロデューサーとしてご活躍されています。
アッシュコンセプトのオフィスは、東京の台東区浅草橋の人形メーカーや問屋が集まる下町情緒漂う街にあります。浅草橋の駅から5分程度のところで、神社や店から張り出た鯉のぼり、五月人形のディスプレーを眺めながら、歩いていくとたどり着きます。
今回アシストオンでは、数多くあるアッシュコンセプトの製品の中から、「どうぶつ」をモチーフした製品にフォーカスしました。
そこであらためて名児耶秀美さんに、動物のカタチの秘密や誕生エピソード。どのような思いでモノづくりに取り組まれているのか、についてお話しをうかがいました。
Animal rubber band アニマルラバーバンド
これは、アシュコンセプトの製品第1号、動物のカタチをした輪ゴム「Animal rubber band」です。
このデザインとの出会いは、私の友人のデザイナーが会社に遊びに来たときに、見せてくれたもので、今でもその光景を覚えていますね。
友人が「名児耶さん、これ知ってる?」と言って、グーに結んだ手を僕の前に差し出しました。そして、パッ開いたんですね。そうしたら、手の平に動物のカタチをした輪ゴムが載っていたんです。
今のようなシリコン製のカラフルなものではなくて、黄色っぽい色をした天然ゴムでした。「輪ゴムって、まだ、デザインすることが出来たんだ」と、この出会いはあまりにも衝撃的でした。
実はこのデザインは、シヤチハタのデザインコンペティションで入賞した作品で、友人のデザインではなく、パスキーデザインのものだったのです。こんなに素晴らしいデザインなのに、どこからも製品化になっていなかったんですね。それで、すぐにパスキーデザインを紹介してもらい、製品化へ向けて動きだしました。
パスキーデザインさんと打合せを重ねていくなかで、大切にしたのは「落としても拾いたくなる輪ゴム」をつくろう、ということでした。
この「大切にする」というメッセージ性をもっと高めて、絶滅危惧種の動物でつくるアイデアが生まれました。ですが、調べてみると鳥類が多く、説明しないと何の鳥なのか分かりにくいし、言えない。ということになり、それで、最終的には動物園のにいる動物にすることにしたのです。
動物園といえば、私も子供の頃に親に連れて行ってもらったことがあるし、キリンやゾウだったら、説明しなくても見ただけで、大人も子供もみんなが知っている。それに、パスキーデザインさんがデザインした、一筆書きの動物のカタチは、日本独特の浮世絵に通じるような造形的な美しさがあると思うんです。
「Animal rubber band」は見ただけで、何の動物か分からせてしまう力が凄いですから、この美しさを活かす意味でも、分かりやすい製品にする、ということは重要だったのですね。
皆が知っている動物だからこそ、親しみが湧いてくる。どうぶつのカタチだから、簡単に捨ててしまわずに、ずっと大切に使いたくなるんですよね。
Animal index アニマルインデックス
北海道の旭川で、インテリア関連の仕事をされている方が、旭川在住のデザイナーのものをいくつか持ってきてくれました。その中に、笹川寛司さんがデザインした、動物が本の間から飛び出すインデックスがあったのです。それがこの「Animal index」との出会いでした。
見せていただいた試作はプラスチック(ポリプロピレン)のもので、これならプラスチックのシートに動物の形を打ち抜いていけば、製作がしやすく、しかも、コストも抑えられる、と考えました。
しかし、プラスチックで作ると、打ち抜いた切り口が痛そうに見えてしまうのです。「どうぶつ」の形をしていると、小さな子供が触るだろうし、幼稚園や保育園、子供が集まる場所でも使ってもらいたいから、優しい素材にしたい。そうして、フェルトを圧縮したものを見つけてきました。この素材であれば、顔や頭に当たってもプラスチックのように痛くないですし、フェルト独特の柔らかな風合いもいい。
製品化にあたっては、色のバリエーションも考ましたが、試作してみると安っぽく見えて、製品の良さが伝わらないものになってしまいました。そこで、黒一色であれば、笹川さんが作った動物たちのカタチがきちんと見せられ、動物がまるで影絵のように、本棚から飛び出しているようにも見えるのもいいですよね。
素材を変えたことで、ほんの少し高いものになってしまったかも知れないけれど、これは良い製品になったと思います。
Picnica
この「Picnica」をデザインしたエディングポストは、文化服装学院出身の加藤智啓さんと武蔵野美術大学の出身の長谷川哲士さんの2人からなるユニットです。
彼らは面白いTシャツを作っていて、ポケットにシャツの部分を詰めていくと、ハンバーガーの形になるものを発表していました。当時学生だった彼らから、面白いことを考えたから見て欲しい、と連絡をくれて持ってきてくれたのが、このウサギの形をしたバッグだったのです。
お気に入りで持っていたウサギのぬいぐるみが、買いものに出掛けた時にバッグになって、荷物をたくさん入れてくれる。バッグにしたときにもちゃんとウサギが付いていてくれる。これは新しい表現だな、と思ったのです。
エコバッグは、取り組みたいアイテムではありましたが、単にエコバックを作るのではなく、デザインの力でいいものを作れないかな、と思っていました。
エコロジーのことを考えるのは、当たり前のことだと思うのです。でも、それを自慢するものでもないし、人や回りから強迫観念で実行させられたりするのには、違和感があったのですね。
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エコロジーのことは継続していくことが大切だから、楽しかったり、ハッピーなことにしたい。「レジ袋、要りません」と拒否するエコのスタイルから、この「Picnica」だったら新しいスタイルができるのではないか、と思って挑戦しているんです。
せっかくエコロジー性のあるものだから、端材を使うことも考えようと、片耳の内側だけPicnicaを作るときに出た切れ端を使うようにしているんです。片耳だけにね。これを、おしゃれだと思ってくれる人がいると思うし、何で片耳なのかな?と思ってくれた時に、実は端材だった、とちょっとだけ気づいてくれたら嬉しいですね。
ウサギという動物はものすごく寂しがり屋で、1匹にしておくと寂しくて弱ってしまうそうです。人間も自分勝手なことばかりしていると、地球でたった一人になってしまうよ。という意味もあるから、このバッグは犬や猫、クマではいけないのです。ウサギでないと。
最初、彼らはチェック柄やファッション的な柄を考えていました。しかし、エディングポストさんが作ったウサギの形がとても綺麗だったので、それを活かすためにも、黒や茶、グレーといったベーシックなカラーにしませんか?私がユーザーだったら、チェック柄は選ばないけど、ベーシックなカラーだったら、ウサギの形のバッグを持ちたいと思う。と彼らに提案し、現在のブラック、ブラウン、グレーの展開となりました。
また、販売していく上で、製品が売られる場所でのニュース性も大切なので、ベーシックな色に加え、時期によって限定的に派手な色のものも展開しています。
animal book mark アニマルブックマーク
この動物のブックマーク「animal book mark」は、実は、僕がはじめておこなった講義の時に誕生したものなのです。
多摩美術大学から全4回の特別授業の依頼があり、初めてのことでしたから休みを利用して、これまでの自分の仕事のことなど、時間を掛けて準備し、分厚い資料にまとめて臨みました。ところが、1回目の講義で資料の全部を話してしまったのです。資料が最後の1枚になって、さて、あと3回分の講義はどうしよう、ということに。
それで、学生達に来週までに「身の回りのもので、何か自分でデザインしてきて」と、課題を出すことにしたのです。2回目からの授業では、スケッチやコンセプトをまとめた課題が教室に全部並べられ、学生達に気になるデザイン3つに付箋をつけるようにさせたんですね。その中でグランプリになったのが、小野舞さんがデザインしたこの「animal book mark」だったんですね。
製品化にあたって、小野さんと色々と話をしていきました。当時は学生でしたから「将来は何になりたいのか?」と聞いたところ、「私は、イラストが大好きだから、絵本作家とかになれたら、と思っているんです。」という答えが返ってきました。
それでは、このブックマークは製品として製作を進めていくけれど、パッケージの中に絵本を入れたらどうか、と彼女に宿題を出しました。自分はデザイナーとして、こんなことを考え、こんなこともできる。この製品を通じて、世間とつながるようなものを。
製品を作るとき、デザイナーの長所を惹き出していくことも、重要なことだと思います。そうして、小野さんと話していく中から、ミニ絵本が添えられるようになったのです。製品パッケージの中には、それぞれの動物が登場するショートストーリーのミニ絵本が入っていて、買った人だけが見られるようにしています。
KangarooPocket カンガルーポケット
この「KangarooPocket」は澄川伸一さんという、先進的なデザインを手掛けているプロダクトデザイナーのつくったもので、私とは本音で言い合える、親しいデザイナーの一人です。私がマーナの時代からの付き合いがあり、サプリメントケースの「pecon!」やカード入れ「HIBY」も彼がデザインしています。
このカンガルーポケットの製品化は、澄川さんから「名児耶さん、こんなことを考えたんだけど時間ある?」と連絡があったのがはじまりですね。
澄川さんから「名児耶さんはポケットのあるシャツ着ますか?シャツにポケットがあると便利ですよね。」と聞かれたんですね。
「そうだね。ペンとか、ハンカチとか、ちょこっと入れられていいよね。」と答えたら、「じゃ、家にもポケットがあったら便利じゃないかな、と思うんだけど。」と、いう具合にいつの間にか、澄川さんペースでプレゼンされていたんですよね。共感できましたし。
でも、せっかく澄川さんと一緒に作るなら、普通の収納ケースのようなものや、固いポケットを作っても面白くない。そこで、カンガルーみたいな印象の柔らかい素材や形にしよう、ということになり、「KangarooPocket」の開発が進められていきました。それからもう一つ。実は私は以前から挑戦してみたいことがあって、それをこの製品でやってみようということになりました。
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私はマーナにいたころ、吸盤の付いたバス用品などを作っていました。ですから、吸盤の製品は落ちてしまうことは知っていたんですね。それで、以前に吸盤について研究されている方のところへも訪ねたことがありました。
そこで、吸盤1つでは落ちてしまうけれど、いくつもあったら、別のがくっついてくれるから落ちにくくなる、という理論があることを知りました。取れかかっている吸盤を見つけたら、また、付けてあげたり、お互いに助け合うような機構にすれば、落ちにくくなる、というわけです。
この試みはまだ誰も製品で試したことがないものだったわけですが、「KangarooPocket」でぜひそれを試したいと思ったんですね。
そうして、澄川さんには、吸盤がいっぱい付いているようなデザインにして欲しい、とお願いして、この「KangarooPocket」はできました。パッケージ内に添えた、箱を開けるとカンガルーが飛び出してくる説明のPOPは、買った方が楽しめるように社内のデザイナーが考えたものです。
物語の栞の物語
この「物語の栞の物語」は、主に広告制作などを手掛ける株式会社サン・アドのデザイナー徳田祐子さんと、コピーライターの小宮由美子さんの二人が作ったものです。
ガチョウや人魚が本の間に挟まってしまったような、物語の世界から現実世界へ飛び出してきてしまったようなブックマークで、不思議な感じがしますよね。そんな、彼女たちが作った世界観に、僕が惚れ込んでしまったんですよね。
徳田さんは老舗和菓子メーカー虎屋のパッケージデザインをはじめとした仕事などをされていらっしゃいますし、小宮さんはトヨタなどの広告コピーを考えている方。二人とも優しい柔らかい感じの女性なのですが、この二人はすごい!と思いましたね。
徳田さんがデザインするものと、小宮さんが紡ぎ出すことば。実際には売りにくいものかも知れないけど、彼女たちが作りたいものを実現させたい、と思って「物語の栞の物語」は作ったものなのです。
製作にあたっては、ガチョウや人魚の2次元のデザインを、立体的に仕上げていくのには苦労しましたが、その甲斐もあって、素敵な製品になったと思います。
「+d」ロゴの下にある「this is a message.」という言葉は、実は、小宮さんに考えていただいたものなんです。はじめは「+d」だけのロゴでしたが、製品を作っているうちに「+d」製品にキャッチコピーのようなものを作りたいと思ったんです。デザインって、「メッセージ」なんですよね。
Kotori
デザイナーの山田佳一朗さんは、家具などのインテリアプロダクトを手掛ける方で、彼の作品は色々なところで見ていました。展示会場などでお会いしたり、いつか何か一緒に仕事ができたらいいね、といった話はしていたんですね。
毎年、僕らも出展しているビックサイトで行われる見本市「Interior lifestyle展」に、山田さんも出展することになり、会場で彼のブースを訪ねました。「neON」という、若手デザイナーが「作品」ではなくて、「商品」としのデザインを企業に提案するエリアでの出展でした。そこに居たのが、山田さんの靴べら「Kotori」だったんです。
見た瞬間に「これはいい!アッシュコンセプトで作りたい。」と思いました。でも、せっかく世界のバイヤーや企業と出会うために出展しているのだから、どこで作りたいかは山田さん自分で選んで決めればいいから、とだけ伝えてブースを後にすることにしました。
見本市終了後、山田さんから北欧のメーカーが興味を持ってくれいる、というのを聞きました。北欧だったら、この木を曲げる技術が得意かも知れないし、製品が誕生するストーリーとしても、山田さんにとっては良いことだと思い、「Kotori」は諦めました。その代わりに、一緒に出品していた別のデザインの靴べらの製品化をスタートしました。
ところが、しばらくして、北欧のメーカーで「Kotori」の開発が2年から3年後になるらしく、作るのを断ってきた、と言うのを山田さんから聴きました。それなら、とうことでこうして、アッシュコンセプトで作れることになったんです。
工場探し
それで「Kotori」を作れることになったものの、僕らは曲げ木のものをこれまで作ったことが無いため、工場探しからスタートしました。
山形は木工が盛んなので、知人の山形出身のデザイナーに「Kotori」デザインを見せて、この製作ができそうな工場をいくつか紹介してもらいました。しかし、どこの工場も「家具などの大きいものを作るのは得意だけど、こんなに小さいものは作れない」と言われ、断られてしまったんです。
そこで、以前に面識があった静岡の工場へ連絡して、すぐに会いに行ったんです。2代目の若い社長で、何か一緒に出来ることがあるといいですね、という話もしていたので「Kotori」が作れるかどうか、プロトタイプを見てもらいました。
すぐに技術のノウハウのある方にも話をしてくれたのですが、ここでも「こんなの作っても木が割れてしまう」「作るのやめた方がいい」と言われてしまいました。それでも、実際に僕が説明したり、良い方法がないか、色々と話をしているうちに、型は作れそうなことが分かってきたんです。それで、型が作れるなら、作って欲しい、と依頼してきました。
まだ、誰もやったことがないだけかも知れないですし、もし、上手くいかなくても、型さえがあれば、後は製造方法を工夫したり、考えていけばいい。僕は「出来ない」と言われると挑戦したくなるんですね。何とかしてクリアしたい、良い仕事をしたい、と思うのです。
それから、しばらくして静岡の社長から「作れました!」という連絡があり、「Kotori」は今年(2009年)3月からアッシュコンセプトの最新製品として、登場することができました。
0から1の発想とかけ算
私が考える「デザイン」というのは、製品ができあがるまでの流れ、そのもの。それがデザインなのだと考えています。
美しい形や綺麗な色を選ぶことだけがデザイン、と思われがちなところがありますが、それは少し違うと思います。まずは最初の発想があり、そこから、どんな風に使われるのかを想定して、それに合う形や素材を考える。
今度は、どこでの工場で作るのがいいのか検討したり、価格の設定もとても重要です。そしてさらに、製品が出来てきたら、デビューの仕組みをつくったり、メディアの対応をしたり、世の中に製品が出ていく流れ全部が「デザイン」だと思うのです。
デザイナーがいて、工場で作ってくれる人がいて、製品を売っていくお店や人がいて、そして、実際に製品を使ってくださるお客様がいる。みなさんがつながっている。そしてその環の中にいるみんながプロダクトデザインに関わっているのだと思うのです。
この製品ができあがってゆく流れの中で、最も重要なものはなにか。それはデザイナーの「0」から「1」の発想や美的造形性だと思います。
デザイナーの発想を、皆でブラッシュアップしていくと、1だったものが、かけ算のように100になったり、1000になったりしていくんです。「0」に何を掛けても「0」にしかならないけれど、デザイナーの「0」から「1」の発想を起源にしていくと、きちんとプロジェクトの核や顔になっていく。
だから、アッシュコンセプトのモノづくりでは、なるべく、デザイナーの発想を大事にして、デザイナーと一緒に製品を作っています。そうして出来た製品が「+d(プラスディー)」なのです。
デザインはチームワークでもあると思います。私はこれまでにデザイナーの仕事をしてきましたが、学生の頃から、自分よりもずっと美的造形性の才能のある人がいるな、と認めていました。
それでは、自分はどんな仕事をしていったらよいか。なによりデザインのことがとても好きでしたし、デザイナーの経験があるから、デザイナーが考えていることも理解できる。その上で、自分はどんな仕事をしていったら、もっとレベルの高い仕事ができるのか。デザインに関わるプロとして、もっと仕事を楽しめるのだろうか、ということを考えたのです。
Thank you for good design!
デザイナーの発想から製品になるまでは、お互いに良い製品にしていくために戦いながら、仕上げていきます。いわば、デザイナーとは戦友みたいな間柄ですね。
ですから、僕らは、初回生産の製品が出来上がると、その製品のデザイナーにはお礼のことばとして、アッシュコンセプトの全スタッフのサインを添えて、こんな言葉を添えて製品を贈っています。
「Thank you for good design!」
デザイナーのデザインがあったからこそ、こうやって製品にすることができました。本当に良いデザインをありがとう!でも、製品にすることがゴールではなく、僕らはこれからがスタートだと思っています。多くの人たちに使ってもらえるよう、努力していきます。という思いを込めて。
+dからのメッセージ
子供の時に「Animal rubber band」を気に入って、遊んだり、使って下さった方が、やがて大人になり、自分の子供が出来たときに、また「Animal rubber band」を買ってあげたくなる。そんな風に、ずっと愛されるものを作っていきたい。
「+d」の製品を手にしたことで、コミュニケーションが生まれるような、そんなモノづくりをしています。製品を通じて、いろいろなメッセージを受け取ってもらえたら、嬉しいです。
インタビューを終えて
これまでアシストオンでは、アッシュコンセプトがデザイナーとコラボレートする「+d」製品を、数多く扱ってきましたが、今回は、その中から「どうぶつ」がモチーフの製品をズラリと並べながら、代表の名児耶さんにお話しをうかがいました。
あらためて、モノづくりへの情熱、メーカーとして、人としての真摯な姿勢、デザイナーや工場との出会いや深い信頼関係を感じ、また、とても優しい眼差しで、製品をひとつずつ手に取りながら、楽しそうにお話しくださるのが印象に残りました。
「+d」製品を手にしたとき、デザイナーや素材が異なるのに、どこがで共通なものを感じる。「どうぶつ」のカタチであるからこそ、ただのモノから愛着や思いやりの気持ちが湧いてくる。きっとそれは、製品の裏側で、デザイナーやプロデューサーが使い手の笑顔を思い描き、楽しみながら創っているからなのだ、と私は思いました。
これからも、どんなデザイナーの発想で、アッシュコンセプトがどのような挑戦に挑むのか、今後が益々楽しみになると同時に、製品たちのメッセージに耳を傾けていきたいと思いました。
アシストオンでは、4月3日から4月16日まで『アッシュコンセプトのZoo展 ー身の回りで働くどうぶつたちー』と題して、アッシュコンセプトの製品から「どうぶつ」や「いきもの」をモチーフにしたアイテムを集めた特別展示をおこないます。
アッシュコンセプトの製品は、大人もこどもも、みんながHappyになるものばかり。ときに相棒となったり、玩具となったり、道具になる。毎日の生活の中で、私たちをそっと楽しませ、活躍してくれる「どうぶつ」たちです。
本当の動物園では動物たちに触れることはできませんが、アッシュコンセプトの「どうぶつ」たちは、手に取ることだってできます。気に入った「どうぶつ」を見つけたら、どうぞ買って家まで連れて帰ってあげてください。
また、店頭では、アッシュコンセプトの製品第1号である「Animal rubber band」のプロトタイプをはじめ、試作品などの貴重な資料の展示もおこないます。この機会にデザインの楽しさとその裏側に、そして、製品たちからのメッセージに触れていってください。
インタビュー AssistOn企画・広報部 斉藤有紀 2009.04.01
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