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これは1507年以降に描かれた人体解剖図。ダ・ヴィンチの精密で美しい解剖スケッチとともに、虫食いの後やシミ、ペンの裏写りまで精密に再現。原寸大でこの超一級資料を眺めることができます。




これはダ・ヴィンチが仕えたローマ教皇軍の総司令官、チェーザレ・ボルジアが彼に与えた通行証。当時と同じように折りたたまれ、そのままの形で再現されてます。




ダ・ビンチといえばモナリザ。あ、こんなところにありました。資料の収められた封筒の内側に、その微笑みが隠されていました。




これは彼がスケッチした戦車の習作。都市国家ミラノを守るため、彼はさまざまな軍事技術を考案していました。




この素晴らしい頭蓋骨の図面は1489年ごろに描かれたもので、黒チョークの上にペンとインクで書かれています。彼は解剖学と感覚器官の研究を行っていました。



Mathew Landrus
訳 春宮真理子


280×310×40mm
ページ数:66ページ
再現資料:30種類
ケース付き上製本

最新技術をつかって第一級資料を再現 ダ・ビンチの謎を解き明かすのはアナタ

ダ・ヴィンチがのこした宝物

¥5,040. (本体価格 ¥4,800.)

レオナルド・ダ・ヴィンチ。ルネッサンス時代に活躍した、美術、建築、医療、物理と多岐の分野にわたり、当時の最新テクノロジーを担った奇才として、その活躍はみなさんよくご存知のことでしょう。

さて、レオナルドは6000枚にものぼる手書き原稿や手紙、メモを残しています。現在でもこれらの遺産、宝物というべき資料が多くの研究者の間でも論議を呼び、これらをどう読み解くかで、レオナルド・ダ・ヴィンチという謎めいた天才のその人物像に迫ろうとしています。(ダン・ブラウンの人気小説で映画にもなった「ダ・ヴィンチ・コード」もこれらの研究の副産物と言えるでしょう。)



これまでレオナルド・ダ・ヴィンチの残した原稿や資料を見ることができたのは、限られた研究者だけでした。しかし今日からは違います。

この「ダ・ヴィンチがのこした宝物」は、それらの莫大な資料の中から、最も重要と考えられている30種類の手書き原稿や手紙、日記を再現しました。

現在の最新のスキャニングの印刷技術を使い、500年も前の資料を正確に再現、複製を行いました。筆跡や描かれた絵などのタッチはもちろん、シミや虫食い、紙についたシワにいたるまでをそのまま写し取ることに成功。さらにこれらの資料はその裏面まで正確に再現されていますから、まるで実物の手稿や手紙を手に取っているよう。ダ・ビンチの描いたペンの跡の裏写りまで眺めることができます。

そしてこれらの資料で見事なスケッチや流れるような筆跡を楽しんだ後は、本書の日本語訳を参照し、その内容に触れてください。もちろん本書ではダ・ヴィンチの経歴に沿ったエピソード、そして歴史的な背景の詳しい解説も満載しています。

レオナルド・ダ・ヴィンチについて良くご存知の方はもちろん、はじめて彼の足跡に触れるという方のどちらにも楽しんでいただける。それがこの「The Treasures of Leonardo da Vinci ダ・ヴィンチがのこした宝物」です。



レオナルド・ダ・ヴィンチは有名な『モナ・リザ』や『最後の晩餐』など画家として数々の名作を生み出し、また絵画を超えて卓越した才能を発揮。初の民間の軍事技術者であり、解剖学の研究や戦闘用の技術品製作、舞台用の装置の開発や公演の演出に携わり、飛行機や自動車、集光器のデザインなど、さまざまなアイデアを手稿に残しました。

そうした発明品や技法に加えて、彼は自然の力を操る方法を見つけ出そうとしていました。彼が信じていたのは、制動力学(重量の力学)と動力学(運動の力学)の均整のとれた法則に支配された世界であり、幾何学の秘密でした。芸術と機械技術の問題を解決するために彼は均整の取れた幾何学を使い、そこに隠された心の動きの真理を絵画に表現しようとしました。



本書では、1452年に祖父が残したレオナルド・ダ・ヴィンチの出生記録、1507年以降に描かれた人体解剖図、さらに謎めいた鏡文字で残された手稿など、30種もの資料を再現し収載しました。これらは大英博物館やトリノ王立図書館、ヴァチカン宮殿内アポストリカ図書、さらにはビル・ゲイツ氏所蔵の超一級資料ばかり。

これらの資料にくわえて本書では、彼の生涯を順に追いながら、彼の歴史に残した偉業が分かるように、「レオナルドの視点」「軍事技術者としてミラノへ」など見開きで28章にわけてくわしい解説を設けました。また2005年に新たに発見されたダ・ヴィンチの下絵は、本書が日本初公開となります。

もちろん本書はページ順に読み進める必要はありません。時系列的にダ・ヴィンチの持っていた研究テーマに沿って読み進まれるのも良いでしょうし、絵画がお好きな方なら美術やその技法のトピックスだけを、科学技術や建築、歴史と、それぞれの読者の興味をもつページから開いてお楽しみいただける構成になっています。年齢や趣味を越えて、さらに親子や家族みんなで、ダ・ヴィンチの驚くべき才能と、その不思議な世界に足を踏み入れてみてください。

ダ・ヴィンチの代表作として知られる名画『最後の晩餐』を表紙にあしらい、上質なハードケースに納まっています。書斎にそのまま飾っていただくことができ、大切な方への贈り物にも最適です。

500年の時を経て、その傑出した思考で世界の不思議を解き明かそうした人物、レオナルド・ダ・ヴィンチ。彼の発明的な作品群の源泉を探り、彼の秘密を解き明かすことができるダ・ヴィンチの研究者。それはあなた自身です。

1472〜1473年にレオナルドが描いた傑作「受胎告知」の解説ページです。この作品はレオナルドが最初に手掛け、画家としての手腕が試された作品と言われており、このページではこの作品で使われている「透視図法」、作品中に描かれているユリで使われている縮小と拡大の手法について詳しく解説されています。

さらにこのページにの実寸付録には、制動力学(重量の力学)と動力学(運動の力学)の習作をふくんだ赤い立派な表紙の綴じられた葉書、そして透視図法についての図入り解説がみられる6ページの手紙が付属してます。なおこれら付属している手書き原稿や手紙はすべて、本書にも日本語の翻訳があります。当時のまま再現されている美しい筆跡は図面を眺めた後は、翻訳を読んでその内容を楽しんだり、さらにご自身の考察を深めて、ダ・ヴィンチの残した謎を解き明かすことに挑戦してみてください。




レオナルドが「空を飛ぶこと」について真剣に研究を重ねていたことは、みなさんご存知の通り。このページでは彼が最初に取り組んだ「羽ばたき飛行機」、そしてグライダー、プロペラエンジンについて解説しています。付録には、その細密で優雅な線が美しい「鳥の飛翔に関する手稿」と飛行機についての子細な構造がスケッチされた手稿がこのページに収載されています。(そのサイズを知っていただくためにペンを置いてみました)




これは「地図製作法と水路」の解説ページです。ここではレオナルドがローマ教皇軍の総司令官、チェーザレ・ボルジアに仕え、地図の製作を開始、さらにフィレンツェ近くの水路工事に技術者として関わったことについて書かれています。このページの付録には、レオナルドの作成した地図、現在ビル・ゲイツ氏が所蔵している地球や水に関する研究が描かれた「レスター書槁」を付属。さらに写真手前のチェーザレ・ボルジアの発行したレオナルドの通行許可書は、実際に当時携帯されたままの姿で完全に再現されています。




レオナルドが取り組んでいた、その卓越した技術力についての解説ページです。1513年にローマ教皇レオ10世の弟、ジュリアーノ・デ・メディチに免れて、ヴァチカン宮殿で仕事を任され、機械仕掛けのライオン、解剖学の研究、「絵画大全」、集光装置の研究などを行っていました。このページには、ガタラ橋の研究と、静力学、動力学の基本原理に関する研究が記された2冊の手槁が付属。




「世界で最も有名な肖像画」と言われる「モナ・リザ」についてのも詳しく解説されてますが、ページをめくっただけでは、肝心のその絵は出てきません。おかしいな、と思ったら、なんと綴じ込み付録の封筒の裏側にありました。付録では、アントニオ・デ・ペアティスの日記の抜粋から。ここでは彼がフランスにいるレオナルドを訪ね、「モナ・リザ」の魅力について一緒に語り合ったことが触れられています。


筆者 Mathew Landrusより「ダ・ヴィンチがのこした宝物」について




レオナルド・ダ・ヴィンチは、ルネッサンス時代を代表する巨匠であり、その時代の先端を担う奇才として広く認められています。有名な『モナ・リザ』や『最後の晩餐』など画家として数々の名作を生み出し、また絵画を超えて卓越した才能を発揮しました。

実際、レオナルドは、初の民間の軍事技術者であり、解剖学の研究や戦闘用の技術品製作、舞台用の装置の開発や公演の演出、飛行機や自動車、集光器のデザインに至まで、残された記録から多岐にわかる才能をかいま見ることができます。

本書が、歴史的に偉業を成し遂げた人物を知るための入門書となれば幸いです。



Mathew Landrusはイタリアの中世芸術史、および科学史の専門家。オックスフォード大学やロード・アイランドデザインスクールで、レオナルド・ダ・ビンチ公開講座の講師として活躍する傍ら、レオナルドに関連する記事を寄稿している。