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素材には樹齢200年の秋田杉を使用 このカタチを構成している9つの輪はすべて真円 この驚くべき精度の高さは、伝統工芸「曲げわっぱ」を作り上げてきた技術が惜しみなく使われています




















本体(わっぱ):秋田杉
留め具:ポリカーボネイト

日本製


直径25センチ


64グラム


田中行(たなかゆき)


Kai House (日本)


紙製の化粧箱
25.5センチ四方

秋田の伝統工芸、曲げわっぱの技術でつくられた球体のバスケット

SOLARIS

¥26,250. (本体価格 ¥25,000.)

近日入荷予定

9つの「輪」で構成された、球体構造。素材には樹齢200年を超える秋田杉を使用。17世紀後半から受け継がれてきた、秋田の伝統工芸「曲げわっぱ」。この技術を受け継いだ職人が、「杉」という天然木を使いながら、これを「真円」に形作るという驚くべき技術を発揮しました。

ご家庭のテーブルに置いて、果実や野菜たちを入れて使うために、木で「くるむ」という感覚でつくられた専用のバスケット。もちろん、中にモノを入れない時も、その姿が美しい。

大地の表面を覆う雲、そして海が「知性を持つ」という惑星。これを描いた映画からその名前が付けられました。「SOLARIS」(ソラリス)。建築家、田中行(たなかゆき)がデザインしました。





この「SOLARIS」は、3つの軸に沿って回転せさるというその構造から、それぞれの輪がたわんでぶつかることがないよう、形状は正確な円形、「真円」であることが要求されます。

そのため「SOLARIS」で使われた素材は、ブラスチックでも金属でもなく、なんと天然の素材である、秋田杉。これを、曲げ木でつくられたお弁当箱でみなさんよくご存じの「曲げわっぱ」の製法によって、極めて正確で美しいカタチに創り上げられました。

江戸時代から庶民の間で使われてきた「曲げわっぱ」。秋田杉を薄くすいた後、煮沸して柔らかくして曲げ、これを桜の皮で縫い止めてつくる、という伝統技法。そこには300年以上の長い歳月の間に蓄えられてきた、職人たちの伝統技術があります。

これによって出来上がった素材は、驚くほど軽く、木目がまっすぐそろって美しく、上品で、「優美」とも言える独特な色合いを持っています。





「SOLARIS」はたいへん希少である樹齢200年の秋田杉を使用し、この秋田県大舘の職人につたわる伝統技術を注ぎ込んでつくられました。

その構造は幅1.2センチの輪を3つの軸に沿って回転させることによって、球体をつくるというもの。9つの輪のうち4組は2つの輪が十字に固定されています。

これを付属の解説書を見ながら、その指示通りに回転させてゆくと、その「SOLARIS」のカタチが出来上がってゆきます。

最初のうちは少し複雑に思えますが、あせらず、パズルを解く感覚でカタチが出来上がってゆくその課程をお楽しみください。何度かバスケットのカタチに変化させる度に、この構造がある法則に基づいて形作られていることが分かってくるでしょう。





バスケットの中には、くだものはもちろんですが、野菜などを入れても美しく、しかしテーブルに置いて必要以上に自己主張しすぎないフォルムを持っています。また、中に何もはいっていない状態でも、食卓の上を飾るオブジェとしてお楽しみいただけます。

大切な方への贈り物、特に引越や新築、改築をされた方へのプレゼントに最適です。










SOLARISの閉じ方と開き方


SOLARISは回転する9つの輪からなります。それぞれの輪に外側から順に番号がつけられています。そのうち4組は2つの輪が十字に固定されています。



1.はじめに開いた状態の番号と位置を確認します。「SOLARIS」のロゴを上にして、各番号が図と同じ位置にあることを確認します。

2.一番外側の(I)と二番目の(II)の輪だけを軽く持ち、内側の7つの輪を図のように水平方向に45度回転させます。これを真上から見たとき、IIIとIVの番号が現れます。



3.手をIVに持ち替えて、Vの輪を垂直方向に45度回転させます。右側面から見たとき、VIとVIIの番号が現れます。

4.最後に一番内側の組み(IXとVIII)の輪を垂直方向に45度回転させます。左側面から見た時、VIIIとIXの番号が現れています。これで一番閉じた状態のバスケットになります。






つくりかたのヒント


「SOLARIS」のロゴを上にし、全体の垂直と水平を保って輪を回転させたほうが、番号や操作する輪の位置が確認しやすくなります。

I〜IXの番号は、全体の垂直と水平を守り、輪を正しい方向にまわした時、常に正しく読める向きになります。

途中で分からなくなっても、焦らずにパズルを解くような気分でプロセスを楽しみましょう。




デザイナー・インタビュー 田中行(たなかゆき)さんにうかがいました






一級建築士/京都府生まれ
1991年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業
1991~96年 スタジオ80/内田繁氏に師事
1997年 マルチーヌ・ブダン事務所(フランス・ボルドー)、ヨーロッパ・アフリカ遊学
2001 建築+デザイン事務所イッスン設立
第3回住空間デザインコンペ・佳作受賞、第15回CSデザイン賞装飾部門銀賞受賞
http://www.yukitanaka.biz/




この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください

建築、インテリアデザイナーがデザインするキッチンツールにという課題をKaiHouseから与えられ、空間を彩るモノ、ツールが空間をつくるという発想を元にアイデアを巡らせました。

そこに置かれるだけで空気が変わるような、でも決して主張しすぎないモノとは何かを試行錯誤、そんなある日、9つの輪を回転させたら球体になるという仕組みが、ふと浮かんできました。よく見るモノを「包む」ということで、今までと異なった視点、見え方が出来るのでは…「日常」をディスプレイするという発想です。


最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

ツールとしての機能以外にパズルのように遊べる要素を加味していますので、遊びを超して面倒に思われると無駄になってしまいます。この構造は究極には同心円に納まり、平面状になります。ただそれではツールというよりゲームなってしまう、ある程度のところまで立体にした方が良いとKai Houseの判断で2つの輪を十字に固定させることに決まりました。

これがメーカーとデザイナーのコラボレーションの醍醐味で、商品として価値あるバランスをとることが大事なんだと思った瞬間です。最終形状に関しては驚くぐらいイメージ通りです。


この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

モックアップの段階では樹脂といったクリアな素材を想定していましたが、コスト面で厳しいと知り、新しい素材を主に探していました。その時はまだ木材という素材感、存在感あるものでこのカタチを作るというのは、当初抱いていたイメージとしてしっくりいきませんでした。しかし、インターネットで検索を重ねていくうちに木材が一番実現性があることがわかり、秋田・大舘の伝統工芸、曲げわっぱの技術だったら絶対に出来るとの強い思いで職人さんのいる大舘にアタック、カタチにすることを優先しました。結果、秋田杉という樹齢200年越しの稀少価値のある素材で完成したことは、自身にとっても新鮮で、最初の描いていたイメージを超えてくれて良かったと思います。


AssistOnのお客様にメッセージをお願いします

ソラリスというSF映画に出てくる惑星をイメージしネーミングしました。手にとって回して見てください。単純なようで単純じゃない、知的な遊び心をくすぐると思います。そしてぜひ、日本のすばらしい伝統工芸の技術に触れて欲しいと思います。








おなじ田中行デザインの、新しい曲げわっぱのかたあち、MICHIもお勧め








私達は「良い道具」との出会いが、料理のもつ創造性や可能性をひろげてくれるのだと考えています。そこから、食生活のあり方や豊かな生活のヒントが見えてくるのではないでしょうか。

キッチンライフを豊かにする知恵と工夫を活かしたコンセプトやスタイルを提案していきます。「Kai House」は「キッチンを中心とした生活空間とデザインの新しい流れをつくる」ことを目的とした「Kitchen Design Movement」の活動からから生まれたプロダクトのシリーズです。

デザインを利便性や機能性の追求に限定せずに、日常を刺激し、様々な感覚や意識を芽生えさせる、気づかせる働きをもつものとして捉えいます。独自の視点を持つデザイナーの発想を源流として、変化しつづける現代の生活を見直し、プロダクトを通して豊かに暮らす知恵や心、楽しさを多くの人々に伝えたいと考えています。