
![]() ![]() 8組のデザイナーといっしょに、8種類のデザインの手ぬぐいをつくりました ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ワインのビンを包んでそのまま贈り物にしたり、お客様をお招きするときのランチョンマットにしたり お気に入りの「てぬコレ」をいろいろに楽しんでください |
8組のデザイナーといっしょに、8種類の「手ぬぐい」をつくりました てぬコレ vol.1 手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! 「手ぬぐい」の道具としての使い心地の良さは、みなさんよくご存じの通りでしょう。
ぬれた手をふいたり、汗をぬぐったり、台拭きにしたりといった使い方はもちろん。ランチマットとして敷いたり、お弁当のつつみにしたり、荷物が重い時には袋の持ち手に巻いたり。さらには使い古した手ぬぐいは、最後は細く切って棒の先に取り付け、掃除用のはたきとして最後まできちんと使われていました。 綿という素材のもつ風合いの良さや吸水性の良さ。ハンカチよりたっぷりの面積があるのに、タオルのように分厚くならない。手ぬぐいの「ちょうど良いサイズ」は、これひとつあるだけで何でも出来てしまう、という日本人の合理的な生活にふさわしい道具といえるでしょう。 また手ぬぐいは、それを持つ人の美意識やセンスを象徴するものでもあります。自由な服装が選べなかった江戸時代においても、手元にから趣味の良い色柄を取り出す。そして縁起の良い意匠を入れることで、幸運を祈る願いを込めるものとして、手ぬぐいは用と趣味を兼ねた日用品でもありました。 ![]() 古くは平安時代から神事で使われていたと言われ、鎌倉時代からは一般庶民の生活の必需品として、使い続けられてきた、手ぬぐい。 必要最小限のシンプルなカタチに様々な色柄をあしらうことで、長い歴史の中でずっと、庶民がデザインを楽しんできた持ち物。そんなふうに考えた時に、手ぬぐいを題材に新しいデザインの試みができるのではないだろうか。そんなことを考えました。 そこで出来上がったのが、この「てぬコレ」です。 デザインデレクターの萩原修さんと、100年以上続く奥多摩の呉服屋、栗原呉服店のブランド「きれ屋」、そして8組のデザイナー、そしてアシストオンで企画しました。手ぬぐいのこれからを考えるから、「てぬコレ」です。 そして出来上がったのが、今回ご紹介する8種類の手ぬぐい。「てぬコレVol.1」のコレクションです。 ![]() 今回の手ぬぐい制作の染色に使用したのは「注染」(ちゅうせん)という技法。染色の職人さんがひとつひとつ手作業によって染色を行うもので、一般的な印刷などでは表現することのできない、ボカシを基調とした特殊な技法。綿という素材を生かし、独特の風合いをもった色柄に染め上がります。 今回の「てぬコレ」に参加したのは、現代、日本のグラフィックデザインの最先端で活躍されているデザイナーばかり。そんなみなさんとこの「注染」による染色をおこなう手ぬぐいを制作しました。 染色に使用される型紙も、出来上がりの良さや染色の味わいを出すために、手掘りによるものとしました。出来上がったデザインの版下を、そのデザインも持ち味を崩さないよう、丁寧にひとつひとつ職人さんが手作業で掘られました。 ![]() もちろん、これら職人さんたちの伝統技法によって手ぬぐいを作る、ということは、Macでデザインした原画をカラープリンターからプリンターで印刷する、といったふうにはなりません。 どのような色合いや意匠が使用できるのか、逆に手作業による型紙の制作や、染色ではどのような表現が可能であるのかを、手ぬぐい制作の現場と対話しながらデザインしました。 また、昨今流行の「和物っぽさ」といった表現にとらわれることなく、「手ぬぐい」という表現手段、「注染」という染色の方法を使って、新しい表現に挑みました。 ![]() ポケットやバッグに入れておく手ふき、汗拭きとして。吸湿性が良く、水にぬらしてもさっと乾いてくれる。そして使い込むほどに、独特の柔らかさと風合いが生まれてくる。これまでハンカチやタオルしかご利用になってこなかった方には、ぜひお試しいただきたい使い勝手の良さ、それが手ぬぐいです。 そしてもちろん、時と場所、気分にあわせて自分の好きなデザインが選べるたのしさ。ポケットから、綺麗なデザインを取り出して、さりげなく使う。これは男性のみなさんにもぜひ体験していただきたいこと。こんな行為を江戸時代の人々は「粋」と考えていたのかもしれませんね。 大切な方への贈り物としてもご利用いただけるよう、製品のパッケージもきちんと作りました。綺麗な半透明のトレーシングペーパーでつくった、短冊風「てぬコレ」オリジナルの化粧パッケージに入っています。綺麗な絵柄が下から透けているパッケージですから、ラッピングをせずにそのままお渡しするのが楽しいでしょう。 また、手ぬぐいは日本の伝統的な生活用品。ということで、ぜひ海外の方への贈り物、手土産としてもご利用いただけるように、と考えました。そのため、パッケージの中にはデザイナー自らの作品解説と、手ぬぐいを使用するときの注意事項を日本語と英語で記載し、しおりにして同封しました。 製品はこのパッケージに入った状態でも、わずか50グラムと軽く、薄型ですから、バッグやスーツケースに入れてもかさばりません。日本の手作業による工芸品の品質の高さを知っていただく製品、日本の今のデザイナーによるデザインを感じていただけるアイテム、としてぜひご利用ください。 |


トレーシングペーパー製の化粧パッケージ つり下げヒモつき
日本語と英語による、製品の解説とデザイナーの紹介を書いた「しおり型」の解説同封
パッケージサイズ:26×9.5cm 約46グラム

パッケージの中にはデザイナー自らの作品解説と、手ぬぐいを使用するときの注意事項を日本語と英語で記載し、しおりにして同封しました。「てぬコレ」は海外の方への贈り物、手土産にも最適です。
「てぬコレ vol.1」
今回は以下の8種類の手ぬぐいを制作しました どれも限定制作品です
ご希望の方は、お早めに!


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てぬコレ「牡丹と里」by 中村幸代 ¥1,890. (本体価格 ¥1,800.)
手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! 鹿やウサギ、鳥たちが遊び、牡丹の花が咲く、幻想的な自然の風景。日本の伝統的な美意識をモチーフにしながらも、どこかモダンな雰囲気を持ったデザインの、中村幸代のデザインによる作品です。
花の中央部、薄い緑色になった部分は独特なぼかしの手法が施されており、職人による高度な染色技法によって実現できた作品でもあります。 |

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てぬコレ「かき氷」by 大治将典 ¥1,890. (本体価格 ¥1,800.)
手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! アシストオンの取り扱い製品でもおなじみの、大治将典さんの作品。さわやかな4つのかき氷。鮮やかなブルー・ハワイのかかった氷の部分と、ガラスの重量感と質感の伝わるお皿がみごとに表現されています。
特に氷ににじむシロップの部分は、注染の技法を最大限に生かしたデザイン。白いかき氷ににじむ空色が美しい、夏につかってもすがすがしい、涼しげな「思い出の夏の日」を感じさせてくれる一枚です。 |

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てぬコレ「じゃんぐるる」by 岡村志満子 ¥1,890. (本体価格 ¥1,800.)
手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! たくさんの動物たちが、両生類、虫たちが愉快に暮らしている楽園。絵本作家でもある岡村志満子さんらしい、しかしこれが手ぬぐいのデザインが初めてとは思えない作品ができあがりました。
動物たちの表情はどれも豊かで、絵柄を見ながらさまざまな物語が発見できそうです。子どもたちに手ぬぐいの良さを知っていただくための一枚としてもご利用いただけるでしょう。 |

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てぬコレ1「SAKURASAKU」by 粟辻デザイン ¥1,890. (本体価格 ¥1,800.)
手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! 戦後日本を代表するデザイナーの一人である、粟辻博。そのエネルギッシュで大胆なデザインは、日本のテキスタイルデザインを世界的な水準にまで引き上げ、テキスタイルのみならず、建築空間から食器、家具に至る幅広い分野で世界的に活躍されました。
粟辻氏のデザインは、鮮やかな色合いのものだけではなく、モノトーンの作品も多く、モノクロームで表現された自然や風景をモチーフにした作品のファンだ、という方も多いでしょう。 今回の「てぬコレ」に加わったこの作品は、その粟辻博氏の遺作となった未完成のまま残されたデザインを、手ぬぐい、という形で甦らせたものです。 格子模様の上に散らばる、モノトーンの花、花。力強さの中にも繊細さがあふれる、美しい作品ができあがりました。 |

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てぬコレ「雲空文様」by 柏木江里子 ¥1,890. (本体価格 ¥1,800.)
手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! 雲の浮き波にあるのは、夏の風物詩である雷と雨。そしてその隣に降るのは雹(ひょう)か雪か。
一見、単純そうに見えるデザインですが、実に巧妙なバランスが練られていることはお分かりでしょう。またフリーハンドに見える線の再現も、高度な型抜きの職人技によって支えられています。 手ぬぐいや和紙を使った作品など、これまでの多くの和小物を手がけられてきた柏木江里子ならではの、繊細にしてダイナミックなデザイン。手ぬぐいファン、柏木デザインのファンにもきっと納得していただける一枚になりました。 |

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てぬコレ「ニジムコトバ」by 小島利之 ¥1,890. (本体価格 ¥1,800.)
手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! 涙、汗、人柄、風格、思い出、街の灯、無念。手ぬぐいの画面一杯の、文字たち。
ハードボイルドな、それでもどこかフーテンの寅さんが口上で吐きそうな、人情と男気を感じさせる言葉たち。「にじむ」というキーワードの元に集められた言葉です。 この文字のにじみ、一般的な手ぬぐいの染色の場合は手間を省くため縦に長くにじませる方法を取りますが、この「ニジムコトバ」では文字の特定の部分だけをにじませているため、技法としては高度な方法によって制作されています。まさに、粋に滲む言葉たちをお楽しみください。 |

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てぬコレ「DQR-24」by 佐藤マコト ¥1,890. (本体価格 ¥1,800.)
手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! 白と黒のコントラストに、浮かび上がる、シャレコウベ。今では「スカル」ということでアクセサリー類にも多用される骸骨のアイコンですが、実は江戸時代、日本的な図柄や絵の題材としても使われてきたものでした。
それは単に不気味なもの、怖いものということでは無く、いつかは誰も、この形に戻るもの。ということで、争いやエゴ、身分やお金に執着することへの虚しさを表現するカタチがこの骸骨でした。 ところでこの佐藤マコトのデザインした骸骨はもっと人間的で、泣きたいときもあれば、恋することもあります。ちょっと無骨で(?・骨なのに!)それでも、どこか人情味が溢れる。そんな方への贈り物にも最適な一枚です。 |

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てぬコレ「あさつゆ くものす」by のぐちようこ ¥1,890. (本体価格 ¥1,800.)
手作りによる少量生産のため、ご希望の方はお早めに! 蜘蛛の糸を渡る朝露、そこからすっと降りる蜘蛛と、葉を茂らせる南天の葉、花を咲かせる桔梗。
大胆な蜘蛛の糸の図柄と、静かに花を咲かせる、桔梗の紫色のコントラスト。そして優しく花に降り注ぐ、露、露、露。そんなリズムのある図柄は、持ち歩く時、折りたたむ時によって、それぞれの図柄が楽しめる仕掛けにもなっています。 「待ち人来たる」のことわざのある「朝の蜘蛛」、そして「難を転じる」という「南天」。江戸時代のデザイナーが手ぬぐいに縁起の良い図柄を入れたのと同じように、のぐちようこさんのデザインにも、この手ぬぐいを持つ人が幸せになるように、という願いが込められています。 |

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本製品は伝統的な手法によって、手染めによって染色されています。染色工程についても何度も染色を繰り返して制作されるものもあるため、多少版がズレたり、柄によっては染まりずらいものがあります。
またデザイン上、あえてぼかしの手法を使用したものがあります。これらについては初期不良ではありません。あらかじめその点をご理解いただき、伝統技法による染め上がりをお楽しみください。
また、使い始めの際には色落ちが大きいため、必ず手洗いをして使い始めるようにしてください。詳しくは「お手入れ方法」をご覧ください。
お手入れ方法について

本品は伝統的な染色方法を用いていますので、使い始めの際には色落ちが激しく発生します。特に黒や紺色のものについておろしたてのジーンズを洗濯したときのように、たくさんの色落ちが発生します。
他の洗濯ものとは一緒にせず、単独で、手洗いをして使い始めるようにしてください。何度か洗ううちに色落ちは落ち着いてきます。その場合は、洗剤やお湯を使うと染料がにじみ出てしまうことがありますので、たっぷりの水の手洗いが良いでしょう。
また、陰干しをすることで色の鮮やかさが長持ちします。軽くシワを伸ばしてから干してください。手ぬぐいは陰干しでも早く乾きます。なお絶対に濡れたまま放置しないようにしてください。
製品の「端」は切りっぱなしとなっています。これは製造上の乾きをよくするためのもので、解けてくる場合はハサミで切り整えてください。端から数ミリのところで自然にほつれは落ち着いてきます。

染色方法について
本製品は「注染」(ちゅうせん)という技法によって染色が施されています。特に染色を担当している静岡県浜松市の「浜松注染め」は県郷土工芸品に指定されており、ボカシを基調とした両面染が実現できる特殊な技法をもちいます。
本染めである注染めはすべて手作業で行われるため大変難しく丁寧な作業が求められる染色方法であり、繊細な色彩を表現することが可能な技法です。
生地について
一般の手ぬぐいとして使われる総理生地(文生地)を指定しています。手拭の生地は、両側がミミになっている、巾33~37cmの小巾木綿生地を使用します。
総理生地は厚手で吸水性に優れています。はじめは生地が硬いように感じますが、使っていくうちに柔らかくなっていきます。
この手ぬぐいが出来上がるまで
この「てぬコレ」の手ぬぐいが、どのような行程で出来上がってゆくのか。実際にてぬコレが制作される日程にあわせて、アシストオンのスタッフが制作を引き受けてくださった静岡県浜松市の武藤染工におじゃまをして取材をしてきました。
(こちらか、以下のイラストをクリックすると拡大します)


てぬコレ
てぬぐいとコレカラ何しよう?
てぬコレは、てぬぐいのコレカラを楽しむ場です。
伝統的で日本的な『てぬぐい』の良さを活かしながら、
新しい時代の『てぬぐい』を提案していきます。
つくる現場を見つめ、くらしに寄り添いながら、
クリエーターの創造力で生まれる新しいてぬぐいのデザインを
手にとってもらえるとうれしいです。
プロデュースに萩原修、中村幸代、のぐちようこ、
制作にきれ屋、
企画協力にアシストオン、
そしてデザイナーのみなさんで
力をあわせてつくっています。
東京奥多摩、五日市に明治35年に創業、100年以上続く呉服屋、栗原呉服店。
その栗原呉服店が築120年の町屋をいかし、人が集える場所として2003年に和小物とカフェを扱うお店としてできたのが、きれ屋である。
1980年代ころまでは五日市に4、5件あった呉服屋も、着物の需要も減ったことから現在は栗原呉服店の1軒残すのみ。そこで栗原呉服店の4代目である安藤諭(下の写真・右側)が「着物をはじめ日本の伝統的ものをもっと身近に感じ、親しんでもらいたい。呉服やの敷居を低くしたい」という思いから作られた。
2004年にはデザイナーと組んで、オリジナルのてぬぐいを作り開始。現在では、五日市の中心に、作り醤油屋やパン屋といった地元のお店や企業の個性を引き出し、PRとなるようなてぬぐい制作を行っている。www.kireya.com

萩原修
デザインディレクター 家具や日用品、生活の中のさまざまな展覧会のプロデュース、そしてデザインに関する本の執筆や編集などもされ、東京都の国立市にある「つくし文具店」の店主でもある。
日本を代表するデザイナーから若手デザイナーまで、皆を巻き込んで新しいことを企画している。著書に「9坪の家」「デザインスタンス」「コドモのどうぐばこ」などがある。
手ぬぐいの歴史と使い方 text by 中村幸代

手ぬぐいのことを古語で「太乃巳比」(たのこひ)といい、古くは古墳時代にまでさかのぼります。当時は神事のひとつとして、絹や麻でした。古墳から発掘された埴輪にも鉢巻きとして使われているものが見られます。お祭りにさらしを使っているのは昔も同じです。その後は安土桃山時代〜江戸時代にかけて広く使われていた方法として、武士がカブトの下に汗止めとして使っていたようです。
江戸時代に入り、綿の栽培がさかんになると手ぬぐい文化が花開きます。歌舞伎役者が自分の名前を入れた手ぬぐいが流行して、庶民は憧れの歌舞伎役者の手ぬぐいを持つことがステータスとなりました。もちろんこれは歌舞伎役者のよいプロモーションになりました。
当時は女性の髪型は高島田、男性の髪型は銀杏髷(いちょうまげ)など風で崩れやすかったので、頭にかぶって髪型を保護したり。これは流行のファッションでもありました。こうした様子はよく浮世絵にも描かれています。
また、旅に出る人にとっての必需品であったのも、手ぬぐいでした。二本以上持っていくのが常識で、傘の下に被るのを「ふきかけ手ぬぐい」といって、日よけや腰巻、道中差し(護身用の小刀)の柄に巻いたり、振り分けの荷物の紐、急場の包帯、目印の旗にもなりました。
鼻緒が切れたときに応急処置として、手ぬぐいを切って(切り易いように端がきりっぱなしなのは、このためでもあります。)使っていました。「鼻緒が切れてよろめいたご婦人を、たまたま居合わせた殿方が助けて、2人の間に恋が芽生える…」というのは、昔のお話にもありますね。
きりっぱなしにはほかにも理由があります。端を縫っていないことでかわきが早いのです。現代とちがってまだまだ綿の貴重な江戸時代は、庶民はそれほど綿を持っておらず、すぐに乾くことが重要でした。また、もともと手ぬぐいは古くなった浴衣を切っていました。人々は浴衣を1年表で着て、1年裏で着ていたそうです。 そのため裏表がまったく同じに染まる注染(ちゅうせん)という技法が生まれたようです。

江戸時代には山東京伝(さんとうきょうでん)という絵師であり、戯作者がいました。
天明四年(1784)、江戸で売れっ子の戯作者謙浮世絵師・山東京伝がシャレた会を開き、わが国初めての「たなくひあはせ」というコンテストを開催しました。絵師や戯作者、妓楼の楼主、おいらん、そして大名まで・・・、身分も職業も超えて一堂に会し、それぞれ自分でデザインしたてぬぐいを持ち寄りました。上野のお寺で開かれたそうです。
手ぬぐいはそれまでは反物として売られていました。お客さんの要望に応じて切り売りされていたようです。それをはじめから切り売りしたのはこれが初めて。山東京伝の粋なデザインに江戸っ子っが飛びつき、これも手ぬぐいブームの火付け役となりました。
この展示会は戦争が始まるまで続いていたようです。戦争によって綿をすべて軍に支給しなければならなくなったため、中止にせざるを得なくなったということです。
戦後、綿が庶民のもとに戻り、再び手ぬぐいが使われるようになりました。この時代の手ぬぐいは実用的な使い方をされていて、新年のご挨拶としてお店からいただく→お店の名前が入っているものなので家庭で使う(デザインもいまいちなものが多い)→ふきん、おしめ、ハタキなどに多く使われていたようです。
あわせてお楽しみください 2009年6月に発表した最新作「てぬコレ」第三弾

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てぬコレ第二回目!その第三弾コレクションてぬコレ vol.3もお勧め |
そしてこちららは 2008年12月に発表した「てぬコレ」第二弾

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てぬコレ第二回目!その第二弾コレクションてぬコレ vol.2もお勧め |





























