
風合いの良い新素材の和紙で、文具まわりのケースをつくりました。iPhoneの収納にも対応しています。
SIWA 小物/iPhone ケース
手にした時の独特の肌触りと、眺めた時のやさしい風合い、美しさ。古く奈良時代から私たち日本人の生活とともにあった「和紙」という素材の素晴らしさは、みなさんよくご存じの通りでしょう。
軽くて風合いの良い和紙の良さはそのままに、和紙の産地、山梨県市川大門の和紙メーカー、大直(おおなお)が、紙の可能性を広げる、新しい和紙をつくりました。それが「ナオロン」。和紙のしなやかさを持ちながらも、耐久性があり、水に濡れても破れない特徴を持っています。
これまでデリケートだった紙を、いっそう私たちの身近な素材にしてくれて、いつもそばにいてくれる道具をつくることができる。この優れた和紙、「ナオロン」を使って身のまわりのものを作り出すシリーズが、「SIWA・紙和」。
1000年もの歴史のある紙の産地のメーカー大直と、同じ山梨県出身のプロダクトデザイナー、深澤直人がいっしょにつくりました。

この「SIWA 小物ケース」は、ご愛用の眼鏡やペン類などの身のまわりの小物類を収納しておいて、傷や擦れから守るために作りました。そのまま胸ポケットに入れたり、バッグに入れたり。衝撃を吸収することはできませんが、繊維のやわらかな和紙が眼鏡のレンズやフレームを守ります。
開口部のところに少し力を入れてやれば、内部にバネ式の金属が入っていますので、パタ、と音をたてて開きます。一般的な眼鏡や老眼鏡、サングラスを収納できる大きさですが、デジタル機器のケーブルやメモリー、アクセサリーの収納や、ペンケースとしてお使いいただいても良いでしょう。

重量はわずか12グラムと、驚くほどの軽さ。紙というより、まるで布や革のようにもみえる味わいのある素材は、繰り返しお使いいただくことができて、使う度ごとに風合いが増してきます。
側面はすべてひとつひとつ、ミシンによって丁寧に縫製が施されていて、縫い目が目立たない仕上げになっています。また素材の強度をいっそう高めるため、袋縫いの二重構造になっています。ナオロンという素材の持つ独特の「シワ感」も、実はデザインの段階できちんと検討され、加減され作り出されたものです。

あなたが毎日の生活でお使いいただくうち、これらのシワは少しずつ増え、もっと柔らかな風合いに変化してきます。この変化を味わっていただくことも、この「SIWA」の製品をお使いいただく楽しみ。ぜひあなただけの「SIWA・紙和」を仕立てていってください。
製品はひとつひとつ、クルッと巻いた状態で、ヒモで結んでパッケージされています。またこの製品の使い方が書かれた、同じナオロンで出来た解説のタグが付いています。大切な方への贈り物にも最適です。
軽くて風合いの良い和紙の良さはそのままに、和紙の産地、山梨県市川大門の和紙メーカー、大直(おおなお)が、紙の可能性を広げる、新しい和紙をつくりました。それが「ナオロン」。和紙のしなやかさを持ちながらも、耐久性があり、水に濡れても破れない特徴を持っています。
これまでデリケートだった紙を、いっそう私たちの身近な素材にしてくれて、いつもそばにいてくれる道具をつくることができる。この優れた和紙、「ナオロン」を使って身のまわりのものを作り出すシリーズが、「SIWA・紙和」。
1000年もの歴史のある紙の産地のメーカー大直と、同じ山梨県出身のプロダクトデザイナー、深澤直人がいっしょにつくりました。

この「SIWA 小物ケース」は、ご愛用の眼鏡やペン類などの身のまわりの小物類を収納しておいて、傷や擦れから守るために作りました。そのまま胸ポケットに入れたり、バッグに入れたり。衝撃を吸収することはできませんが、繊維のやわらかな和紙が眼鏡のレンズやフレームを守ります。
開口部のところに少し力を入れてやれば、内部にバネ式の金属が入っていますので、パタ、と音をたてて開きます。一般的な眼鏡や老眼鏡、サングラスを収納できる大きさですが、デジタル機器のケーブルやメモリー、アクセサリーの収納や、ペンケースとしてお使いいただいても良いでしょう。

重量はわずか12グラムと、驚くほどの軽さ。紙というより、まるで布や革のようにもみえる味わいのある素材は、繰り返しお使いいただくことができて、使う度ごとに風合いが増してきます。
側面はすべてひとつひとつ、ミシンによって丁寧に縫製が施されていて、縫い目が目立たない仕上げになっています。また素材の強度をいっそう高めるため、袋縫いの二重構造になっています。ナオロンという素材の持つ独特の「シワ感」も、実はデザインの段階できちんと検討され、加減され作り出されたものです。

あなたが毎日の生活でお使いいただくうち、これらのシワは少しずつ増え、もっと柔らかな風合いに変化してきます。この変化を味わっていただくことも、この「SIWA」の製品をお使いいただく楽しみ。ぜひあなただけの「SIWA・紙和」を仕立てていってください。
製品はひとつひとつ、クルッと巻いた状態で、ヒモで結んでパッケージされています。またこの製品の使い方が書かれた、同じナオロンで出来た解説のタグが付いています。大切な方への贈り物にも最適です。
Maintenance Guideお手入れ方法
製品ひとつひとつにはシワの加工が施されています すべて手作業によって加工されていますので、製品の表情はひとつひとつが異なります




側面は縫い目の目立たない、綺麗で丁寧な縫製になっています

贈り物にされた時にも製品の内容がおわかりいただけるように、解説のついたタグがついています



Capacity容量

たとえばペンなどの文房具用ケースとして。ペン類をすぐに取り出したい時には、出し口のところにこのようにクリップをひっかけていただければ、いつでもスタンバイ。

ペンはもちろん電卓などの収納も可能ですから、こまごまとした文具類をひとまとめてして持ち歩き可能。バッグの中のぐちゃぐちゃの整理整頓に。実際に入れてみましたが、7本の筆記具とカッターナイフ、物差しが入りました。ペンの長さは最長15〜17センチ程度です。

そして眼鏡ケースとして。写真のような細身のものはもちろん、サングラスの収納も可能なサイズ。レンズをキズや汚れから守ってくれます。
Product Guideプロダクトガイド
片手で開けたり閉めたり、ワンタッチです

ケースの開け閉めは、片手でカンタンに。内部に金属の板が入っていて、ボタンやジッパーなしに、ワンタッチで開け閉めができます。必要なものをすぐに出し入れできる、とてもシンプルな構造になっています。

Packageパッケージ
贈り物にも最適です

製品のタグも素材とおなじ「ナオロン」で出来ていて、それぞれの製品の使い方が書かれています。そのため、贈り物としてご利用いただいた時にも、送られた方にもお分かりいただけるようになっています。
Colorsカラー

SIWA 小物/iPhone6 ケース グレー
本体価格 ¥2,000 (税込価格 ¥2,200)


SIWA 小物/iPhone6 ケース ブラック
本体価格 ¥2,000 (税込価格 ¥2,200)


SIWA 小物/iPhone6 ケース ナチュラル
本体価格 ¥2,000 (税込価格 ¥2,200)


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Material素材について
手にすると肌触りが良くて、軽くて風合いのある、そして強い
あたらしい和紙、「ソフトナオロン」を使っています

山梨県市川大門の和紙メーカー大直が、和紙漉きの製法で作った新しい紙、それが「ソフトナオロン」です。
手にすると肌触りが良く、軽くて、柔らかくしなやかな紙質ながら、大変強度があります。さらに水にも強く、破れにくいのも大きな特徴特徴です。燃やしても有毒ガスは発生しません。

使用方法・使用年数によって限度が変わってきますが、(財)QTEC生活用品試験センター調べで、なんと10kgという耐荷重のテストにも合格しました。また、傘などの濡れたものを入れても破れる心配もありません。
下のグラフは、一般的な紙袋に使われているクラフト紙と、ソフトナオロンの強さを比較したもの。みなさんよくご存じのように、一般的な紙は水に濡れるとたいへん弱く、簡単に裂けてしまいます。クラフト紙では実際、引っ張りにおいても引き裂きにおいても水に濡れた場合(WET)は弱くなってしまったことがグラフにあらわれています。
しかしソフトナオロンではその逆。水に濡れた場合むしろ強度が増し、引き裂き試験ではWETの場合の強度が著しく増加していることがお分かりでしょう。

ソフトナオロンの原料は木材パルプとポリオレフィン繊維。この素材を和紙の手法で漉き、70度から80度の高温でドラム乾燥させ、パルプとポリオレフィンの接合を密にして、紙自体の強度を高めてあります。
下の写真、右側は、毎日毎日、3ヶ月間使用した「SIWA」のバッグ。使い込むほどに柔らかく、手に馴染んできました。
ぜひあなたも、独特のシワの風合いと、柔らかな手触りを楽しんでください。

Brand Storyブランドストーリー
「SIWA・紙和」について

甲斐の国、市川大門。
気高い峰々と清い水に恵まれたこの里は、遠く平安時代から和紙の産地として知られてきました。
和紙のメーカー、大直の歴史は市川大門の紙業の歴史と歩みをともにしてきました。近年は伝統の中に新しい技術を盛り込んで、インテリアや雑貨にも利用できる紙を開発しています。
今回はそれらの開発から生まれた新素材のやぶれにくい紙「ナオロン」を用いた商品を、山梨県出身の工業デザイナー深澤直人さんと共につくりあげました。それがこの「SIWA」の製品です。
Messageメッセージ
「SIWA・紙和」について
プロダクトデザイナー 深澤直人さん
伝統的な和紙をつくってきた大直と一緒に、その歴史と技術を生かしたものづくりができるのが嬉しいです。
和紙というとどうしても工芸的な製品をイメージしがちですが、むしろインテリアや雑貨にあった一つの素材としてこれを捉え、その風合い優しさを生かした日常品をデザインしたいと思っています。
和紙というイメージにこだわり過ぎない方がかえってその素材のもつ機能や味わいを現代の生活にあった製品に生かせるのではないでしょうか。

Interviewインタビュー
プロデューサー・インタビュー
大直「SIWA・紙和」チームリーダー 一瀬愛さん

この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください
弊社のある山梨県市川大門は千年前から続く和紙の産地です。特に江戸時代には幕府のご用紙産地として大いに栄えました。
昭和35年ごろから手漉き生産から機械生産に移行し、現在の主産品は障子紙で全国の約50パーセントを当産地で生産しております。しかし、住宅環境の変化により障子紙の需要は年々縮小し地場産業としての和紙の生産は年々減少傾向になっています。
私たち大直は、和紙という古くて新しい素材をもっと暮らしの中に取り入れていきたいと考えています。
今回の新商品の「SIWA・紙和」は弊社で3年前に開発した破れにくい和紙「ナオロン」をベースにして試行錯誤の商品開発の経過の中で生まれました商品です。
最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください
「SIWA・紙和」は工業デザイナーの深澤直人さんとの協働作業による商品開発です。そのため、深澤さんのデザインをいかに再現し、商品に出来るかが一番気をつけた点です。
深澤さんからのデザインは、紙に長い間携わってきた人間にはない斬新なアイデアばかりでした。ですから、私たちにとって、とにかく全てが初めてのことでしたので、深澤さんを信じて、何度も何度も改善を重ねていったという感じです。
この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?
「SIWA・紙和」の素材には弊社の開発した「ナオロン」という新素材を使用しています。
ナオロンはパルプとポリオレフィン繊維で出来ています。和紙の持つ手触りや素材感を保ち、生活用品として支障のない強度を出すために改良し、開発をしました。
もともとナオロンは純白の素材であるため、「SIWA・紙和」の製品にするためには、ナオロンに染色を施しています。それまでナオロンを染めたことが無かったので、深澤さんの指定色を再現するのに何度もトライしました。新素材なだけに、染色も思いも寄らないことが何度もおきました。
その後は、生産ラインに乗せる為の最適な生産方法や生活品としての強度に対しての最適な生産方法、ナオロンにあった生産方法の模索をしました。作ってみなければわからない点はたくさんありましたのでデザイン、生産、を両方クリアするために試行錯誤しました。

「SIWA・紙和」のほとんどの製品は縫製によって作られていますが、縫い目がわかりにくい縫い方を施しています。ひとつひとつが手作業による縫製です。
また、シワひとつに対しても「シワ見本」があって、それを元にして生産されています。シンプルなデザインなだけに洗練されているため、デザインを忠実に再現するように心がけています。
AssistOnのお客様にメッセージをお願いします
まずは手で触れてみてください。
そして、使ってみてください。
「SIWA・紙和」のかもし出す世界観を感じていただけたら幸いです。

inFocusinFocus
大直 一瀬美教さん、一瀬愛さん ロングインタビュー

日本では生活様式が洋風に変わってきて、昔に比べたら、障子紙を使う機会もだいぶ減ってきました。
それでも、日本人なら、触覚や視覚といった感覚の中で、「和紙」の良さを知らず知らずのうちに体感しているのではないかと思っています。光で透けたり、気配を感じたり。そういった障子や行灯といったものといっしょにある和紙のイメージですね。また、和紙に指先が触れた時の、柔らかい風合い。機会こそ減ったものの、そういった感覚は、わたしたちの体験の中にある共通のものなのではないでしょうか。
「SIWA・紙和」という製品は、ある意味、あっけないほど地味でシンプルなものばかりで、そのことによってむしろストレートに「和紙」という素材の本質が引き出された。そして、みなさんが共通して持っておられる「和紙の心地よさ」の感覚と、直に通じ合うことができた。そういうことなのかもしれません。
ナオロンという新素材から生まれた「SIWA・紙和」というブランドを育ててゆくことで、私たちはもっともっと和紙という素材の魅力を探り、可能性を見つけてゆきたいと思っています。それが結果として、次の時代に向けて和紙の伝統を引き継いでゆく、ということになるでしょうから。
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