ヒノキの香りがして、心地よい音がする。叩いたり振ったり吹いて、子どもも大人も楽しめる岡山の森の村から生まれた楽器。

森の音

手のひらの中にも収まってしまう、これは小さな「楽器」です。木の良い香りがして、振ったり叩いたりすると、あたたかで心地よい音を奏でてくれる。小さな子どもたちにも楽しむことができ、バンドの演奏にも加えてあげることができる楽器たち。私たちがどこにいても、まるで森の中から聴こえてくるような音色を楽しむことができる楽器、それが「mori no oto」。

「mori no oto」が作られているのは、岡山県の最北東端に位置する、西栗倉村。面積の95パーセントが山林であるこの村の主な産業は林業で、その内の約85%を杉や檜などの人工林が占める場所。何十年にも渡って良質な木材をつくるため、たくさんの人が携わり、育ててきた場所です。

デザインしたのは三洋電機でオーディオ機器をデザインし、繰り返し使える電池「eneloop」にも携わった石川照男。退社後、バイオリン製作工房に入門し制作過程を学んだあとにこの西栗倉村に移住して、「mori no oto」の製作をスタートさせました。






「mori no oto」が素材として選んだのは、西栗倉村で育ったヒノキ。その品質の高さで知られ、家具をはじめとする私たちの生活の近くにいつもあった木材。このヒノキの森を育てる過程で生まれるヒノキの間伐材をベースに作られています。

しかし一般的に節目や不均一な比重を持つ間伐材は「楽器」をつくるためには不向きな素材。しかし間伐材の端材を集成し柾目板材を作る、という手法に出会うことが転機となって、「mori no oto」は完成しました。

「mori no oto」は現在は廃校になった影石小学校の理科室にある工房で作られています。大きな窓に囲まれた80平方メートルの空間で作られるこの小さな楽器は、ひとつひとつが手作り。

豪雪地帯でもある西栗倉村で四季を感じながら、林業に携わる人たち、新しい技術で間伐材の利用方法を生み出す間伐材の業者、村の福祉作業所の人たちの協力を得ながら「mori no oto」は作られています。





自然の中に出かけて、小鳥たちと遊ぶ遊具。「mori no oto」のバードコール。口をつけて声を出すことで振動して声が楽しく変化して聞こえる「カズー」。振るだけでカラカラとやさしい音がして、赤ちゃんのガラガラにもなってくれる木鈴「ウッドベル 」。バチを使って叩いたり、擦ったり、手で叩いてリズムを奏でることができるスリットドラム「カンポンポン」など。

「mori no oto」には楽しい楽器がたくさん揃っています。やさしい木の香りとあたたかな音色につつまれ、自然と人が支え合うすてきなくらしを創りたい。それが「mori no oto」の願い。あなたなら、どの楽器を選ぶでしょう?小さなお子さまから大人までみんなで楽しむことができるアイテムです。楽器好きの方はもちろん、子どもたちへの贈り物にも最適です。











Material


岡山県西粟倉村産ヒノキ間伐材
マホガニー、ウォールナット
ヘンプ(紐)

Country of Manufacture


日本製(岡山県英田郡西栗倉村)

Designer


石川照男

Award


GOOD TOY 2018 受賞
KIDS DESIGN AWARD 2017 受賞

Brand Name


mori no oto



Notes


天然の木材を使用していますので、製品はひとつひとつ違う木目、ちがう表情をしています
































Movies


「mori no oto」はこんな場所で作られています。(42秒間)















Product Guide


赤ちゃんのためのガラガラにもなる木の鈴や、トリと遊ぶためのバードコール 、本格的な演奏にも参加できるスリットドラムなど、さまざまな楽器が揃っています。









手のひらの中にも収まってしまう、これは小さな「楽器」です。木の良い香りがして、振ったり叩いたりすると、あたたかな心地よい音を奏でてくれる。小さな子どもたちにも楽しむことができ、バンドの演奏にも加えてあげることができる楽器たち。私たちがどこにいても、まるで森の中から聴こえてくるような音色を楽しむことができる小さな楽器、それが「mori no oto」。

自然の中に出かけて、小鳥たちと遊ぶ遊具。「mori no oto」のバードコール。口をつけて声を発っすることで振動して声が楽しく変化して聞こえる「カズー」。振るだけでカラカラとやさしい音がして、赤ちゃんのガラガラにもなってくれる木鈴「ウッドベル 」。バチを使って叩いたり、擦ったり、手で叩いてリズムを奏でることができるスリットドラム「カンポンポン」。







リズムをとったり、音を奏でたりできる3つの楽器のセットが、「カチカチ・シャカシャカ・コロコロ」。誰もが演奏したことのあるカスタネット、シャカシャカたのしいリズムをとることができるシェーカー。そしてやさしい音を奏でることができる木の鈴。

どの楽器も小さなお子さまの手でもしっかり握ることができるように持ち手やストラップヒモを装備し、本体にヒノキの素材を使って良い音に仕上げてあります。さらにどの楽器もたいへんコンパクトですから、使わない時にはお部屋の中に飾っておくことができます。そしてお出かけする時には公園でも、そして自然の中へ。気軽に持って出かけて、自由に楽しむことができる。それが「mori no oto」の楽器たちです。


































Product Guide


岡山県の最北東端、林業の町、西栗倉村で作られています。











この「mori no oto」が作られているのは、岡山県の最北東端に位置する、西栗倉村。面積の95パーセントが山林であるこの村の主な産業は林業で、その内の約85%を杉や檜などの人工林が占める場所。何十年にも渡って良質な木材をつくるため、たくさんの人が携わり、育ててきた場所です。

「mori no oto」が素材として選んだのは、西栗倉村で育ったヒノキ。その品質の高さで知られ、家具をはじめとする私たちの生活の近くにいつもあった木材。このヒノキの森を育てる過程で生まれるヒノキの間伐材をベースに作られています。

しかし一般的に節目や不均一な比重を持つ間伐材は「楽器」をつくるためには不向きな素材。しかし間伐材の端材を集成し柾目板材を作る、という手法に出会うことが転機となって、「mori no oto」は完成しました。
























豊かな自然を守り、めぐみの木を使って楽器を創る。人が集い、歌い、リズムをきざむ。こんな心躍る、クリエイティブな時間を多くの人と共有し、次の世代をになう子供たちに繋げたい。そんな願いを込めて、ひとつひとつ作られている。

人口1600人の小さな村で、何代にも渡ってそこに暮らす人たちの手によって丁寧に育てられてきた森から生まれた素材を使い、そこに暮らす人によって作られる。そして、大人から子どもまで、みんなで楽しむことができる小さな楽器、それがこの「mori no oto」です。

やさしい木の香りとあたたかな音色につつまれ、自然と人が支え合うすてきなくらしを創りたい。それが「mori no oto」の願いです。
















Package


「mori no oto」は贈り物にも最適です。











「mori no oto」は年齢を超えて、みんなで楽しめる楽器。大切な方への贈り物に最適なアイテムです。製品はすべて紙製パッケージに収納し、「mori no oto」のことがよくわかる説明書を付属しています。

また小さな楽器、「バードコール」「ウッドカズー」「ウッドベル」にはどこへでも持ち運んで演奏していただけるよう、オリジナルの収納ケースを付属しました。大きさは17センチ×8,5センチで、小さな木製の絞りパーツを装備していますから、口をぎゅっと締めて、「mori no oto」を収納しておくことができます。

「カチカチ・シャカシャカ・コロコロ」セットは、演奏しないときに飾っておいていただけるヒノキ製の展示台を付属しました。大きさは横幅14.5センチ、奥行き10.4センチ、厚さ1,8センチで、ヒノキの良い香りがする展示スタンドです。














Variations




mori no oto すぎとヒノキのバードコール

自然の中に出かけて、小鳥たちと遊ぶ遊具。「mori no oto」のバードコール です。くるくる回して本体を擦り合わせることで、まるで小鳥の鳴く声のような音が出て、あなたの周囲にいる小鳥たちに呼びかけることができる楽器。

ヒノキ、そして杉の二つの素材でできた桧を反時計回りにねじり隙間を3ミリほど開けたところで回したり戻したりすると小鳥の声のような音が出ます。少し隙間を縮めるほど音が高くなりますから、いろいろな隙間の開け方を試して声を調節してみてください。

お部屋の窓や庭、公園、さらにはピクニックや山登りに持って出かけていただけるよう、吊り下げ用にヒモを装備しています。また専用の収納袋も付属しました。楽器好きの方はもちろん、山登りやトリたちが大好きな方への贈り物にも最適です。

Sizes


幅2 × 奥行き2 × 長さが7cm

Weight


19グラム

Material


ヒノキ・杉・ヘンプ(紐)

Accessories


専用収納袋


















mori no oto ウッドカズー

「カズー」という楽器をご存知でしょうか?口をつけて何か声を発してみてください。レゾネーターと呼ばれる声を増幅するフィルムが震えることで、自分の声が不思議な音に変化。周囲のみんなを笑顔にしてくれる楽器です。

自分の声が楽器になる不思議な楽器。一般的にはプラスチックや金属性の楽器ですが、「mori no oto」では本体を木製にしたことで、独特なやさしい音を奏でることができます。

本体には吊り下げ用のヒモを装備していますから、首から下げて、どこへでも持っていくことができます。また交換が可能なよう、予備のレゾネーターが1個付属しました。

Sizes


12 × 2.7 × 2cm

Weight


23.5グラム

Material


ヒノキ・ウォールナット・ヘンプ(紐)

Accessories


専用収納袋・レゾネーター





















mori no oto ウッドベル

カラカラと、ウォールナットとヒノキの本体の中で球がコロコロと動いてやさしい音を奏でてくれる、ウッドベル 。振るだけでなんだか気持ちが柔らかくなる響きの木の鈴です。

楽器としてはもちろん、赤ちゃんのガラガラにしたり、バッグからぶら下げて、音のするアクセサリーとして楽しんだり。小さなお子さまにもしっかり持てるよう、ハンドルも装備しています。

本体のサイドパネルが2つ。ウォールナットとヒノキ、お好みの素材でお選びいただけるようにしました。

Sizes


10 × 2.8 × 2.7cm

Weight


ヒノキ:19グラム
ウォールナット:17.5グラム

Material


ヒノキ・ウォールナット

Accessories


専用収納袋














mori no oto ウッドベル ヒノキ





mori no oto ウッドベル ウォールナット





mori no oto カチカチ・シャカシャカ・コロコロのセット

手のひらの中にも収まってしまう、小さな「森の音」の楽器、3つをセットしました。

リズムをとったり、音を奏でたり。3つの楽器は、「シャカシャカ」「カチカチ」「コロコロ」と楽しい名前をつけました。誰もが演奏したことのあるカスタネット、シャカシャカたのしいリズムをとることができるシェーカー。そしてやさしい音を奏でることができる木の鈴。

どの楽器も小さなお子さまの手でもしっかり握ることができるように持ち手を装備し、本体のヒノキの素材を使って良い音に仕上げてあります。

演奏しないときに飾っておいていただけるヒノキ製の展示台を付属しました。大きさは横幅14.5センチ、奥行き10.4センチ、厚さ1,8センチで、ヒノキの良い香りがする展示スタンドです。

小さなお子様にもすぐに楽しんでいただくことができる、贈り物にも最適なセットです。

Sizes


カチカチ
:3,5 × 2.5 × 7.5cm
シャカシャカとコロコロ
:3.5 × 2.5 × 8cm
b

Weight


カチカチとコロコロ:17グラム
シャカシャカ:21.5グラム

Material


カチカチ:ヒノキ・マホガニー
シャカシャカ:ヒノキ・ウォールナット・化繊ロープ(紐)
コロコロ:ヒノキ・ウォールナット・化繊ロープ(紐)

Accessories


展示用スタンド







この「シャカシャカ」は、小さなお子さまから大人まで、誰にでも楽しむことができる、小さなシェイカーです。中にはお米が入っていて、振るとシャカシャカ、心地よい音がして、リズムを奏でることができます。

本体はヒノキとマホガニーを使用し、やさしい色合いに仕上げました。また、小さな手のお子さまにもしっかり握って離してしまわないよう、ロープで作った持ち手をつけました。音質も甲高い音にならないよう調整して、優しいリズムをとることができます。












「カチカチ」は誰もが一度は楽しんだことのある、カスタネットを「mori no oto」としてデザイン、ヒノキとマホガニーを使用し、やさしい色合いに仕上げました。

耳ざわりにならないように、暖かな音色に仕上げました。本体の上面についている穴は小さなお子さまの手でもしっかり握れるようにした持ち手です。












その名の通り、コロコロとやさしい音を奏でてくれる、「コロコロ」は木の鈴。耳ざわりにならない暖かな音色。本体をヒノキとマホガニーで作って、やさしい色合いに仕上げました。

小さなお子様の手でもしっかり握れるように持ち手を作り、音質もかん高い音にならないように柔らかい音にしています。 









mori no oto カンポンポン

大きさはタテヨコ16センチ、正六面体のヒノキのハコ。大人も子供の叩き出すと夢中になってしまう、叩いて擦って楽しむ、スリットドラムです。

付属の2本のバチを使って叩いたり、擦ったりすると、さまざまな「森の音」を出すことができます。もちろん手で本体を叩いでも良いでしょう。

表面のパターンは6面、すべてで異なっていて、「山」と「水」を表現しています。素材のヒノキと合わせて、西粟倉の森が創ったスリットドラム。小さなお子様でも楽しくリズム遊びができます。遊び終わったら、2本のバチは本体に収納することができます。

Sizes


幅16 × 奥行き16 × 高さ16cm

Weight


本体:786.5グラム
バチ:65グラム

Material


ヒノキ・天然コルク(バチ) 

Accessories


バチ2本
















Movies

















Interview


デザイナー・インタビュー 石川照男さんにうかがいました









1953年7月11日生まれ。京都工芸繊維大学 意匠工学科でインダストリアルデザインを学び、1977年 三洋電機デザイン部門に入社、家電全般のデザイン業務を担当する。

2012年 三洋電機退社後、バイオリン製作工房に入門し制作過程を学ぶ。2013年 音楽と楽器製作の楽しさを広め、次世代をになう子供たちに木の暖かさと自然の大切さを伝えるため、大阪枚方の家具町工房にて「森の楽器製作教室」を開業。 2014年4月、地域おこし協力隊として活動拠点を岡山県西粟倉村に移し地産ヒノキの楽器と音のでるおもちゃを製作・販売する「mori no oto 」を立ち上げる。



この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


定年目前で家電メーカーを退職した私は友人の勧めでバイオリン製作工房に入門しました。音楽は趣味として学生時代から続いており、 バンド活動も細々と継続していたのこともあって、自然と製作にのめり込んでいき、 その面白さにハマっていったのです。

「楽器は楽器屋さんで買うもの」 から 「楽器を自分の手で造る」 という発送転換が「mori no oto」の製品を生み出す大きなきっかけとなりました。







最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


「mori no oto」の楽器たちを作るにあたって気をつけたことは3つのことでした。それは、「木のあたたかさを損なわない」こと。「加工は極力少なく、 木の力を最大限に使う」こと。そして「表面処理、梱包材を含めて自然素材を使う」ことです。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


主に西粟倉村産のヒノキ間伐材を使用しております。

しかし、音に結びつけるためには節穴や不均一な比重を持つ間伐材は不向きです。いろいろ模索する中で、 間伐材のさらに端材を集成し柾目板材を生産する業者さんに巡り合ったとき 「これだ!」 と確信しました。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


楽器と音の出るおもちゃを創っています。木の香りと暖かな音色につつまれ、自然と人が支え合う すてきなくらしを創りたい。そんな想いで「mori no oto」は生まれました。

豊かな自然を守り、 めぐみの木を使って楽器を創る。人が集い、歌い、リズムをきざむ。こんな心躍る、クリエイティブな時間を多くの人と共有したい。次の世代をになう子供たちに繋げたい。













Brand Story











mori-no-oto


楽器と音の出るおもちゃを作っています。
木の香りと暖かな音色につつまれ、自然と人が支え合う、すてきなくらしを創りたい
そんな想いで mori-no-oto は生まれました。

2013年2月1日、大阪枚方家具団地「家具町工房」で「森の楽器製作教室」を開設、
多くの方々に易しい楽器作りを体験していただきました。

2014年4月、「百年の森林構想」を掲げる岡山県西粟倉村に活動拠点を移し、
森と音が繋がる mori-no-oto が始動しました。







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