戸田幸四郎の美しい絵と、自然の色彩をカードにしました。色に触れるたのしさを知ることができる、大人のためのリングカード。

戸田デザイン リングカード 色彩

絵本作家、戸田幸四郎。1年に一冊というゆっくりとしたペースで作品を世に送り出し、現在までのその数、40冊。その全てが全国学校図書館協議会の選定となっている名作絵本集をはじめ、知育、環境問題をあつかった絵本を創り出してきました。その戸田幸四郎が子供たちに楽しく遊びながら、あいうえおやABC、そして日常的な英単語を覚えてもらうために創ったのが、この「リングカード」のシリーズです。

このシリーズの中でも、ぜひ大人の方にもたのしんでいただきたいのが、この「しきさい」のリングカードです。戸田幸四郎が選んだ47の色が集められました。

たとえば「コバルトブルー」。カードの裏面には色の名称(英語の場合はその綴り)、そしてさらに色の説明としてこんな言葉が添えられています。「さえた、つよい青。青の代表」。









カードの表面にはコバルトブルーをバッグに、波と、その上を飛ぶカモメ、そして太陽が黒い線で描かれています。それぞれのカードは、色とその色から触発されたイメージがシンプルなイラストで記されています。


ここに選ばれた色も「シグナルレッド」「オペラ」「あさぎいろ」「さびいろ」と、いわゆる通常の色名だけではなく、さまざまなイメージを私たちに喚起させてくれるものばかりです。

子供たちといっしょに様々な色のカードをみながら、好きな色を選んだり、それらの色同士を組み合わせて、そこから広がる無限の色合いの世界を楽しんだり。デザインや装丁などの色合いを検討するためのカラーカードとしてもお使いいただけますね。










Suitable Age


3歳くらいから大人まで

Quantity


カード枚数:47枚













Package


贈り物にも最適なギフトパッケージに入っています









製品内容の分かるしおりが付属 未使用時には収納ケースになります
紙とプラスチックのパッケージ
パッケージサイズ:幅18×長さ10×高さ7.5cm









Product Guide


あなたはこれらの色がなにかお分かりですか?合計47枚のカードがひとつになっています









































Interview


編集者インタビュー 戸田デザイン研究室代表 戸田靖さんにききました









以前からカード式の絵本をつくって欲しいという声がありました。それで具体的にどんなカードを作るか考えていたときに、汚れたり、折れてしまった「あいうえお えほん」の絵を切り取り、段ボールに貼って自分の子供に渡してみたんです。そうしたら、綴じてあったときはあまり興味を引かなかったのに、カルタやクイズのようにして好き勝手に遊び始めたんですね。
 
一般的に売られている知育カードと呼ばれるものの何が面白くないか、とっつきずらいのかと考えてみると、印刷や製本などの都合で決まったあの「四角い形」にあるのではないか。ですから私たちは、子供たちがカードを見た瞬間に、面白い、楽しいと感じるものをつくっていきたいと考えました。

そこで、まず幸四郎が手書きで線をひいたお豆のような輪郭を描き、これを元にパソコンで輪郭を描き直して、カードを試作してみました。しかし、そうやってデジタル処理で出来上がったものをみると、手描きのものとは驚くほど雰囲気が違い、面白くない冷たい形になったんです。それではと、幸四郎が手で描いた線でそのまま刃型をおこして作り直したら、今度はとても人なつっこい、温かい感じのカードに仕上がったんです。今、製品になっているリングカードが左右対称ではない少しいびつな形になっているのは、そのような理由からなんです。









Designer


戸田幸四郎









1931年、山形県生まれ。1982年、デザイナーより絵本の創作活動に入り、1年に1作から2作というペースで新刊を創作。現在までに39冊の絵本を刊行。その全てが全国学校図書館協議会の選定となっている名作絵本集をはじめ、知育、環境問題をあつかった絵本を創り出してきた。

日本の知育絵本の元祖と言われ、戸田の代表作ともいえる「あいうえお えほん」は80万人以上の人々が読み、20年を経た今日でも読み継がれているロングセラー絵本。彼の絵本は企画、作画、編集、レイアウトまでをすべて戸田デザイン研究室が行い、一作一作を入念に、時間をかけて丁寧に創られている。

静岡県熱海市には戸田幸四郎の原画をおさめた戸田幸四郎絵本美術館がある。
http://www.todaart.jp









inFocus


戸田幸四郎さん、戸田デザイン研究所の戸田靖さん ロングインタビュー












たんじゅんな、魚の絵・虫の絵・りんごの絵。
描いては消し、描いては消して、
なかなか形がきまりません。

それは、目に見えない、形の奥にあるものを
描こうとしているからです。

苦心して描いた絵を
苦心して編集することが、
子供への限りない優しさの贈り物、
と、思うのです。


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