レシートや領収書、名刺など紙のごちゃごちゃ。そして筆記具や文具など、パソコンとキーボードの間に置く「一時保管」箱。

STACK

デスクの上の整理整頓、気をつけていても次々と貯まってしまう紙片や小物のあれこれ。どうされているでしょうか。

例えば領収書やレシートの類、今日出会った方の名刺などなど。さらにはメモリーカードなどの小物。そして筆記用具などデスクワークに必要なあれこれ。どうしてもパソコン画面とキーボードの間に紙やら小物やらの「ごちゃごちゃ空間」ができてしまう!そうお困りの方は多いでしょう。

しかしそれらは今の作業に必要だったり、報告書を出したり、パソコンに入力したりと、次の作業が待っているあれこれ、綺麗に片付けたり保管してしまっては意味をなさない、あれこれなのです。

だからそんな作業中のあれこれ、ごちゃごちゃ空間を「とりあえずまとめておくことができる」一時保管箱が必要だと考えました。それで作ったのが、このスリムなトレー「STACK」。





パソコンモニターのすぐ下に置いておくことができて、視覚的にお仕事をじゃましない薄型のトレーです。構造は二層式にして、上段には文具類、そして下段には紙のごちゃごちゃ、領収書やレシート、ハガキなどのあれこれを一時的に取りまとめておくことができるようにしました。ポケットや財布の中で折れ曲がった紙片をプレスしてくれる機能性も備えています。

さて、このトレーの下段の収納庫が紙で溢れていっぱいになったら、次にあなたがやることは、それらの紙片の整理整頓!そのためにあえて下段を分厚くして収納容量をただ増やしてしまうのではなく、「まとめて作業する!」の勢いをつけていただけるように、そのサイズを検討して作りました。

iMacの足元に置いてお使いいただくコトを考えて、アルミ素材とマッチする品の良さのあるシボ感のある上質紙、貼り箱の製法を使って、日本の箱職人がひとつひとつ手作業で製造しています。





Sizes


10.7 × 20.8 × 1.5cm

Weight


約70グラム

Material


紙製(貼り箱)

Country of Manufacture


日本製

Designer


TENT(テント・日本)


Brand Name


idontknow.tokyo

治田将之、青木亮作(TENT)、角田崇(twelvetone)、田久保彬(TAKUBO DESIGN STUDIO)

































How to Use


あくまでも一時保管のための場所、という考え方です。











どうしても散らかってしまう、机の上。特にパソコン画面とキーボードの間。この場所におきたいのは、例えば領収書やレシートの類、今日出会った方の名刺など。とりあえずバッグの中から取り出した紙片、届いたばかりの郵便物、お財布から取り出したものなどでしょう。

どれもそれらは今の作業に必要だったり、報告書を出したり、パソコンに入力したり、スキャンしたりと、次の作業が待っているあれこれ。ファイルに入れて綺麗に片付けたり保管してしまっては作業を忘れてしまって、どんどん量が増えたり、作業を忘れてしまう危険性すらある。だからいたずらに綺麗にしてしまうことは意味をなさない、あれこれ。まとめて効率的に作業をしたいあれこれ、なのです。

なのでどうしてもこの場所に「一時保管」するための置いておくものが増えてしまう。とはいっても、ごちゃごちゃしてしまうことには違いなく、見た目が美しいものとは言い難い、そして、万が一それらを誤って紛失してしまうと困る、大切なごちゃごちゃでした。








そこで作ったのが、この薄型トレー「STACK」。下の層にはそれら紙のごちゃごちゃを収納。あくまでも一時保管場所としてお使いいただくもの、という考え方。やがて下段の収納部分が膨らんで持ち上がって来たら、その時は「整理整頓の時期ですよ!」と教えてくれるように、貯め過ぎない量を検討して作った「浅さ」なのです。









下段トレーの大きさは、横幅20.5センチ、奥行きは10.7センチ。カタチも長さもバラバラの領収書やレシートをまとめて一時保存しておくのに最適な大きさを計算して作り出したサイズです。ハガキの収納も可能。

そしてさらに上からトレーを重ねることでこれがちょうど良い重しとなってくれて、お財布から取り出したシワシワのレシート類もまっすぐにしてくれるプレスの役割も果たしてくれます。









上段トレーは手元に置いてすぐに使いたい、あれこれを置いておく場所です。パソコンで作業することが多くなったとはいえ、ペンやマーカーなど、デスクワークに欠かすことのできないもの保管場所として「STACK」をご利用ください。

お気に入りで利用頻度の最も高い筆記具はもちろん、ペンスタンドには入らないメモリーカードや消しゴム、ポストイット、付箋のロールなど。取り外したクリップや輪ゴムの一時保管場所、小型のメジャーなど。本当に必要な最小限のモノに限って、こちらにどうぞ。さらに今日、必ず飲まなければならないお薬など、目の前にあることが大切なものの置き場所してもご利用いただけるでしょう。

スリットは前後でサイズをあえて変更して、置いておくものを分類できるようにしました。広いほうの場所は、名刺を収納しておくことができるサイズです。いただいた名刺、よく閲覧する名刺と、2つの名刺の束を分類して一時保管することも可能な横幅にしました。









Material


いつも手元にある、目の前に存在するものですから、目立ち過ぎない、出しゃばらないことが最も大切だと考えました。











上段の仕切りはトレーを持ち上げるためのタブとして機能し、もうこれ以上、削るところの存在しない、一切のムダのない形をした、「STACK」。

ごちゃごちゃの紙片や小物を一時整理しておくための箱がこの「STACK」ですから、デスクの上にあって目障りになってしまっては意味がありません。そこで、どんな素材を選ぶか、ということがデザイン上、重要なポイントになってきました。

そこれで選んだのが、上質紙を貼り箱の製法を使って作るといいうもの。樹脂製の安っぽさは無く、また金属で作ることで机やパソコンの本体素材を傷つけてしまうこともない。もちろんデスクの上はノートなどの紙製のものが多く、それらにきちんとマッチすること、でしゃばり過ぎないことを考えると最適であることが、この素材の大きなポイントです。

高級品の化粧箱として、ひとつひとつが職人の手作業で作られる「貼り箱」の製造方法をそのまま使い、丁寧に手作業で作られています。カラーはつや消しのブラックを上段・下段でまとめた「ブラック×ブラック」、そしてiMacのアルミニウム素材のスタンドとの相性を考えて作った、下段のみをグレーにした「ブラック×グレー」の2つのバリエーションを用意しています。















Colors








STACK ブラック×グレー














STACK ブラック×ブラック














Interview


デザイナー・インタビュー idontknow.tokyo 青木亮作さんにうかがいました












idontknow.tokyo は twelvetoneの角田崇、TENTの治田将之、青木亮作、TAKUBO DESIGN STUDIO 田久保彬 によって2017年から活動を開始したプロジェクト。

「僕たちは本当は、まだ何も知らない」をテーマに、知っていると思っていることも、知らないと思ってゼロから作り上げてゆく。そんなものづくりをおこなってゆくプロジェクトです。





この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


レシートやハガキ、名刺やショップカードなど「とりあえず」その辺にポンと置いてしまうものってありませんか?

あとで整理して収納するつもりではあるんだけど、今はいったん置いときたい。そんな、ついやってしまう行動を変えることなく、机の上を綺麗に保つ道具が作れないかと思ったのがきっかけでした。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


下トレイにレシートを隠すアイデアまではすぐに考えついたのですが、上トレイを持ち上げる方法に悩み、タグやヒモ、切り欠きなど様々な方法を検討した結果、仕切り壁を持ち上げるというシンプルな方法にたどり着きました。

また、全体のサイズや上トレイの仕切りの位置、高さなどは、試作を作っては使いながら微調整を繰り返し、ハガキとレシートが入る下トレイ、名刺がぴったり収まる上トレイの仕切り壁などのベストな寸法が導き出されました。

思いついたらすぐに試作を作り、自分や仲間と使ってみる。この繰り返しからしか辿り着けない、究極にシンプルな構造を生み出すことができたと思います。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


紙素材を使い、国内の工場で1つ1つ手作りで生産しています。高級な製品パッケージなどにも使用される「貼り箱」という構造なのですが、厚紙でできた構造材を、かぶせ紙で包み込むという非常に手間のかかる方法を採用しています。

その結果、壁面に歪みがなく、長期の使用も可能な十分な耐久性を保つことができました。iMacの足元に馴染むグレーと、全体が一体になって見えるブラックの2色を用意しています。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


実際に使用しながら検討に検討を重ねた結果、本当にシンプルな箱が出来上がりました。見るだけで驚きがある製品では決してありませんが、使ってみてじわじわと良さを感じられる製品になっていると思います。

シンプルなので、いつもの作業机はもちろん、玄関やベッドサイドなど、様々な場所で自由にお使いいただけると思います。まずはぜひ、使ってみてください。もし気に入って頂けたなら、友人やご家族へのプレゼントにもぜひオススメです。








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