肩への負担を減らしてくれる。モノの取り出しが簡単。5つの使い方ができる、ラクラクバッグ。パパとママにもお勧め。

Le plein ete + coaroo


モノを取り出す時。歩く時、交通機関で移動するとき。ハンドルやショルダーベルトを使ったり、床やイスの上に置いたりと、バッグの居場所は刻々と変わります。

しかし小さなお子さまを連れている時は、抱っこしている時、カートに乗せている時と、もっとバッグの置き場所や行き場所に困ってしまう。

子どもを連れているときの、さまざまな状況にも素早く対応できる。そしてどうしても増えてしまう荷物の重さの負担を、できるだけ小さくしてくれるように。そんな視点で考えたパパとママのためのバッグが「Le plein ete + coaroo」です。





この「coaroo」(コアルー)バッグの大きな特徴は、5つのモードにチェンジしてくれるバッグであること。

例えば「ショルダーバッグ」の使いやすさは、モノの取り出しが簡単なこと。ショルダーベルトを肩にかけたままでモノの出し入れができること。けれど、荷物をたくさん入れて歩く時には背中にまわせる「バックパック」が良い。反面、「バックパック」はモノの取り出しが億劫なばかりか、背中が蒸れてしまう問題点もあります。

そんな「ショルダーバッグ」と「バックパック」、両方の良いところを併せ持って、さらに両方のバッグには無かった使いやすさと安定感をプラス。それがこの「coaroo」システムです。




斜めがけのショルダーバッグから、前抱えモードに変身。実は輪っかになっているショルダーベルトの間に手を通してやるだけ。このようにすることで、通常のショルダーバッグを前向きにしただけの状態とは違い、抜群の安定感が生まれて、たいへん物が取り出しやすいモードにチェンジ。

混み合った電車の中で、他の人に当たらないようバッグを前にしなければならない状況でも、この前抱えモードなら、バッグの荷重が背中と肩に分散され、とてもラクになります。




さらに今度は「coaroo」を移動時にラクなように背中に回してみましょう。まずショルダーベルトを両方にさっと引っ張んて背中にまわし、両手を通すと、バックパックのモードにチェンジ。

一般的なバックパックやリュックは背中の部分にバッグが来てしまうため、夏場に背中が蒸れてしまったり圧迫したり。けれどこの「coaroo」のバックパック・モードなら、背中が涼しい。そして安定し、背負ったままでもポケットに手が届く位置にバッグが来てくれます。

カフェや訪問先で荷物をイスに掛けたい時にも、素早く、そして安定して引っ掛けることが可能です。バッグを床に置きたくない時、さらに掛けたままでもモノの取り出しができますから、勤務先の自分の席でも便利な使い方でしょう。四角い背のイスだけではなく、丸いイスでも引っ掛け可能。ベビーカーに引っ掛けることもできますから、小さなお子さまがいらっしゃる方には特に便利にお使いいただけるでしょう。






この「coaroo」のアイデアの元になっているのは、日本の「たすき」や「おんぶ紐」の構造。極めてシンプルなのに、多様で自由度の高いこの構造をヒントにして、発明家の池成姫さんが自分の子育ての経験から生まれました。

カバンの紐は単純でも使い勝手が悪い、複雑でも煩わしいもの。旅行で出かける際に、子供と荷物との格闘の時に、毎日重い本や書類を持ち歩く人々の、ちょっとした瞬間やいざという時に、掛け方を変えられる、すぐに簡単に変えられる。池さんのそんな思いから、この「coaroo」は開発されました。

斜めがけから、リュックやメッセンジャー、前掛け、そして斜めがけと、瞬時に5つモードを切り替えることができる。特許取得済みの画期的なシステム。子育て中の方への贈り物、そしてどうしても持ち物が増えてしまう、移動中のバッグからの出し入れが気になる。バッグの肩への負担が大きいとお悩みの方にもぜひお勧めしたい、新しいバッグです。




















Material


フロント部分:綿織物(先染め織)
*自由学園生活工芸研究所オリジナルファブリック、プラネテ

本体:倉敷帆布8号
ベルト:アクリル

Sizes


横32×高さ27×奥行き12cm

容量:約10リットル

Weight


約500グラム

Country of Manufacture


日本製

Designer


自由学園生活工芸研究所(日本)
coaroo(コアルー 日本)


Media Attentions


NHK おはよう日本「まちかど情報室」





Notes


幅の広いストライプ生地から作られるアイテムのため、ストライプの入り方がすべて異なります。同じものがひとつとしてない製品であることを、あらかじめご了承ください。
















































Product Guide


モノを取り出す時、歩く時、子どもを抱っこしている時、カートに乗せている時。状況に合わせて5つのモードで使えるバッグです。











モノを取り出す時。歩く時。ハンドルやショルダーベルトを使ったり、床やイスの上に置いたりと、バッグの居場所は刻々と変わります。しかし小さなお子さまを連れている時、抱っこしている時、カートに乗せている時はもっと、バッグの置き場所や行き場所に困ってしまう。これに対応できるように考えられたのが、この「Le plein ete + coaroo」です。

「ショルダーバッグ」の使いやすさは、モノの取り出しが簡単なこと。ショルダーベルトを肩にかけたままでモノの出し入れができること。けれど、荷物をたくさん入れて歩く時には背中にまわせる「バックパック」が良い。反面、「バックパック」はモノの取り出しが億劫なばかりか、背中が蒸れてしまう問題点もあります。

そんな「ショルダーバッグ」と「バックパック」、両方の良いところを併せ持って、さらに両方のバッグには無かった使いやすさと安定感をプラス。それがこの「coaroo」システムです。








それではさっそくこの「coaroo」バッグを使ってみましょう。上の写真のように通常の斜めがけバッグから、フロントに持ってくる方法です。

実は輪っかになっているショルダーベルト。まずバッグを前にして、この輪っかのショルダーベルトの間に手を通してやるだけ。このようにすることで、通常のショルダーバッグを前向きにしただけの状態とは違い、抜群の安定感が生まれて、たいへん物が取り出しやすいモードにチェンジ。

例えば混み合った電車の中で、他の人に当たらないようバッグを前にしなければならない状況があります。長時間の満員電車では通常のショルダーバッグではこの状態、不安定でさらに首に集中してしまうため、つらいものです。

しかし「coaroo」の前抱えモードなら、バッグの荷重が背中と肩に分散され、とてもラクになります。







それがこの「coaroo」の前抱えモード。バッグの中の収納物による荷重が分散され、安定することで、首と肩がラクちんに。さらに荷物の出し入れがしやすくなりますから、電車の中やカメラバッグとして使うときにも最適なモードです。








この「前抱えモード」から輪っかになったストラップに片方ずつ腕を通してゆくと、下の写真のように、元どおりのショルダースタイルに戻すこともできます。肩にはショルダーパッドがありますから肩にベルトが食い込むことも防いでくれる最もシンプルな形状。外見からも一般的なショルダーバッグと変わらない、いつものモードです。















そしてこのショルダーバッグのモードから片方の手だけを輪っかのベルトに通していただければ、メッセンジャーバッグのスタイルに変形。自転車やバイクに乗られる方はよくご存知の「メッセンジャーバッグ」のショルダーベルトから学んだこの構造。自転車に乗って移動する時もバッグがブレてしまうことがなく、さらにしゃがんでもズレ落ちることもない、たいへん安定したスタイルです。








今度は「coaroo」を移動時にラクなように背中に回してみましょう。まずショルダーベルトを両方にさっと引っ張って背中にまわし、両手を通すと、バックパックのモードに変身。

一般的なバックパックやリュックは背中の部分にバッグが来てしまうため、夏場に背中が蒸れてしまったり圧迫したり。けれどこの「coaroo」のバックパック・モードなら、背中が涼しい。そして安定し、背負ったままでもポケットに手が届く位置にバッグが来てくれます。







この「coaroo」のバックパック・モードは散歩や買い物、自転車の移動にも便利なモードです。背中が開いて涼しく、面倒ならバッグを移動させずにポケットに手を差し込んで出し入れができる。パスケースや水筒、哺乳瓶、スマートフォンなど、前面や側面ポケットに入れたものに手が届くのが便利です。








さらに「coaroo」のバックパック・モードの第二形態がこれ。パッドを前に持ってくる方法で、バッグを背中にしたときにさらに安定感が増すスタイルです。

しゃがんでもバッグは落ちてきませんので、小さなお子さんを抱っこするとき、手を引いたりする時にもたいへん安定してくれるのが、このモードです。

そしてこの第二形態は、メッセンジャーバッグのモードから瞬時に変形させることができるモードですので、斜めがけから背中へと、このスタイルを自由に行き来させても良いでしょう。














このバックパック第二形態の利点は、背中に背負っている時だけではありません。このイラストのように、カフェや訪問先で荷物をイスに掛けたい時にも、素早く、そして安定して引っ掛けることが可能です。バッグを床に置きたくない時、さらに掛けたままでもモノの取り出しができますから、勤務先の自分の席でも便利な使い方でしょう。四角い背のイスだけではなく、丸いイスでも引っ掛け可能です。

自動車のシートに取り付ける時、そして、ベビーカーに取り付けることもできますから、小さなお子さまがいらっしゃる方には特に便利にお使いいただけるでしょう。








この「coaroo」のアイデアの元になっているのは、日本の「たすき」や「おんぶ紐」の構造。極めてシンプルなのに、多様で自由度の高いこの構造をヒントにして、発明家の池成姫さんが自分の子育ての経験から生まれました。

カバンの紐は単純でも使い勝手が悪い、複雑でも煩わしいもの。旅行で出かける際に、子供と荷物との格闘の時に、毎日重い本や書類を持ち歩く人々の、ちょっとした瞬間やいざという時に、掛け方を変えられる、すぐに簡単に変えられる。池さんのそんな思いから、この「coaroo」は開発されました。

実は「輪っか」になっているショルダーベルト、そして自由にスライドしてくれるパッド。これが「coaroo」の仕組みの秘密。中央のパッドが自由にスライドすることによって、腕を通すことでリュックやメッセンジャー、前掛け、そして斜めがけと、瞬時にモードを切り替えることができる。特許取得済みの画期的なシステムが、この「coaroo」です。















Capacity


「Le plein ete + coaroo」は、豊富なポケットと、しっかりとモノの入るメイン収納を備えたバッグです。












この「Le plein ete + coaroo」は、コンパクトな外見ながら、その収納力の高さが魅力です。小物から布物をきちんと収納できるメイン収納部をはじめ、外部をぐるりと取り巻く外ポケット、さらにはメイン収納部を使いやすくしてくれる内側ポケットと、豊富な収納が魅力です。

また5つのモードチェンジに対応して、前面、側面、背面にバッグ本体が移動した時に、モノの出し入れがしやすいよう。特にバッグが背面にあった時にも手をまわして、モノの出し入れをしやすいようにデザインを考えました。

まずメイン収納部。マチは12センチ、横幅は32センチ、高さは27センチ。容量は約10リットル。大型のバスタオルなら3本程度の収納が可能なサイズ。お子様のものなら、紙おむつや衣類などの収納もしっかり可能です。この収納力と、そして5通りの肩掛けができて、重量はわずか500グラムと軽量なバッグです。















メイン収納の開口部は大きく、モノの出し入れや、収納物がたいへん探しやすい構造です。さらに上面部分はジッパー式のカバーを装備しています。このカバーは不要な時には内側に折りたたんでしまうことができますから、モノの出し入れを邪魔してしまうことはありません。

またこの上蓋をジッパーで閉めてしまえば雨が降ってきた時にも安心。もちろん内部のものが外に見えてしまうこともありません。








上の写真が上蓋を落とし込んだ状態。メイン収納部の側面には2つのポケットを設けました。開口部は14センチ、奥行きは12センチ。文庫本サイズのものを収納できるポケットです。








さらにバッグの外側には4面、ぐるりと囲む便利なポケットを備えています。まず前面にあるのは大型ポケット。開口部は27センチ、奥行きは16センチ。使い勝手のある大型ポケットで、ジッパーが付いていますからお財布などの貴重品を入れておいても良いでしょう。

「Le plein ete + coaroo」の両側面にもポケットがあります。このポケットは哺乳瓶やペットボトルが収納できる大きさ。スマートフォンやカードケースを収納しても良いでしょう。開口部は10センチ、奥行きは15センチです。















そしてもう一つの外ポケットがあります。こちらはフロントポケットとは違い、ジッパーなしの大型ポケット。開口部が32センチ、奥行きは18センチ、A5サイズのノートを横にして収納できるサイズのポケットです。








この「Le plein ete + coaroo」は5通りの使い方ができる特徴的なショルダーベルトとは別に、しっかりとしたハンドルも備えています。このハンドルは本体と同じ8号の倉敷帆布を素材として使用しており、持ち手の部分は折り返して、しっかりと持ちやすくしています。またショルダーベルトを使用している時には本体側に倒れてくれて邪魔をしません。


















Product Guide


日本製の先染め織・綿織物を使って、しっかりと作りました。3種類の生地からお選びいただくことができます。











この「Le plein ete + coaroo」がまず自慢したいのは、そのフロント面の生地に「プラネテ」と名付けられた先染め織によって生まれた豊かな質感をもった、最高品質の生地を使用していること。自由学園生活工芸所のオリジナルファブリックです。









この「プラネテ」は1930年の誕生当初から、高度な技術力を持った日本国内の機屋で製作しています。糸の密度が高いため、現在ではこのプラネテのような高品質な生地を織ることができる織り所は極めて限られた工場だけ。









さらに今は一般的になってしまった、織り上げた後から染色を行うプリント生地とは違い、先に糸を染めてから織る「先染め織」の生地です。高価で贅沢な織物で、多くの手間がかけられて製造されますが、長く使う、お洗濯を繰り返すことでもせっかくの美しい模様が消えづらいのが、大きな特徴です。









世界的な建築家として知られるフランク・ロイド・ライトによって設計され、現在では国の重要文化財にも指定されている建築物「自由学園 明日館」。ライトの建築物のたたずまいにより育まれた「隠れた美」を見つけられる深い心、その心を表現し、人々に良いものを提案するために研究を続けてきたのが、自由学園生活工芸研究所。

1932年の発足以来、本当に生活に必要なものはなにか、本当によいものとは何かをテーマに、自由学園で生徒たちが手で学んだことを生かすモノづくりの場として活動してきました。

高い評価を受けロングセラーとなっているコルクの積木、木製玩具などとともに、長い時間の中で研究され、大切につくられてきたのが、自由学園生活工芸研究所のオリジナル・テキスタイル。それがこの「プラネテ」。フランス語で「Le plein ete」、つまり日本なら梅雨の明けた後にやってくる本格的な夏、「盛夏」と名付けられた、先染めの織物です。








この「プラネテ」は、バウハウス創立期の中心人物の一人であり、デザイン史においても極めて重要な美術教育家として知られるヨハネス・イッテン「色彩論」に基づいて創られました。その基本概念を忠実に守りながらも、新鮮な印象を目指して、毎年変化をさせなが、新しいテキスタイルデザインを作り出してきました。










Material


自由学園生活工芸所のオリジナルファブリック「プラネテ」は、こうして生まれました。











1919年、ドイツの古都、ヴァイマルに設立された美術、工芸、デザインの学校、バウハウス。ナチスによって閉校されるまでのわずか14年という短い期間ながら、その活動は現代の美術・デザインに極めて巨大な影響を与えたことは、みなさんよくご存知のことでしょう。

そのバウハウス創立期の中心人物の一人であり、その教育構想の根幹を作り上げたのが、スイス人美術教育家、ヨハネス・イッテン。近代的なデザイン論の礎となる開かれたカリキュラムを想像した人物です。

その彼がバウハウスを離れた後、1926年に開設された美術学校がイッテンシューレ。このアートスクールでイッテンから直接、デザインと美術の教育を受けた2人の日本人がいました。

それは、1930年代初頭。生徒に本物の美術教育を与えたいと考えていた自由学園がヨーロッパに派遣した、山室光子と笹川和子です。2人はこの学校で合理的で機能主義、そしてイッテンが目指していた感性のデザインを学びます。その後、2人はヨーロッパを巡り、1932年に日本に帰国。そこで創設されたのが、自由学園工芸研究所でした。








自由学園工芸研究所のオリジナルファブリックであるこの「プラネテ」は彼女たちが南フランスで出会った色あざやかなストライプ生地がベース。帰国後、織り職人と研究を重ね、やや厚手で、一般的な帆布とは一味ちがった美しいストライプの生地を作り上げました。

その名前は、南仏の夏の美しい太陽の光がよく似合う色合い、という意味を込め、仏語で「盛夏」、Le plein ete という名前がつけられました。現在でもヨハネス・イッテンの色彩学を基礎にした配色を取り入れ、流行に左右されない、新鮮な印象を目指し、定期的に新しいファブリックデザインが創られています。








このプラネテは糸を先に染めてから織る「先染め織」です。生地に直接プリントする方式とは違い、洗濯などで模様が消えてしまうことはありません。また生地の密度が高いため、耐久性にも優れています。

このプラネテは誕生した当初から、高度な技術力を持った日本国内の機屋で製作しています。糸の密度が高いため、現在ではこのプラネテのような高品質な生地を織ることができる織り所は極めて限られた工場だけ。

色合いが鮮やかで優れたファブリックデザイン。そして先染め織によって生まれた豊かな質感をもった最高品質の生地。これが、自由学園生活工芸所のオリジナルファブリック、プラネテなのです。










Product Guide


プラネテの美しい色合い。
それはヨハネス・イッテン「色彩論」に基づいて創られています。











現在の色の3原色といえば Y:イエロー、M:マゼンダ、C:シアンの3色ですが、イッテンが使う3色はちょっと違います。

元となる色自体が微妙なバランスのものなので絵の具で揃えようとするとなかなか大変なものです。 セザンヌ、ゴッホ、スーラなど印象派の画家が色彩面で尊敬していたドラクロアはこの「12色環」を作り、アトリエに貼って配色を確認していたようです。

そして、色をどのように見せるか。ここで重要になるのが「対比」です。同じ色でも隣に来る色や、面積によって大きく雰囲気が変わります。メインにする色をどう見せたいかで、どの「対比」を使うかを決めます。イッテンはこの色彩論において、この色彩対比を7つに分類しました。これをひとつずつ見て行きましょう。






1. 色相対比





一番シンプルな色の対比法で、基本の3原色が最も強くそこから離れるほどに弱くなります。究極的なものはモンドリアンのコンポジッションです。







2. 明暗対比





解りやすいのは白と黒の間に無限に広がるグレーのグラデーション。白ー黒で代表されるのは水墨画です。同じ「水」も嵐で逆巻く波は濃い墨で、穏やかに流れる大河は薄い墨でなど、見る側に力の強弱が伝わります。







3. 寒暖対比





この対比の場合は、色を引き立てる対比というより、言葉のイメージが大きく関ってきます。影:日向、遠い:近いなど、反対の印象を表すのに使用します。







4. 補色対比





2色を混ぜたとき、グレーになるものを補色と呼びます。12色環の図案で見たときに、色の反対側にある色がそうです。それぞれの色をとても強く引き立てて合います。セザンヌの風景画によくこの対比が見られます。







5. 同時対比





色を見続けると人は自然とその反対の色「補色」を求めます。上の図の中心のグレー、ニュートラルなグレー(2)はオレンジ色の中でやや青く見えてしまいます。また、同じ色でも周辺の色によって見え方が異なってきます。







6. 彩度対比





白も黒も混ぜない鮮やかな色が「彩度が高い色」となります。スタートの色が鮮やかなほどその変化は顕著になります。彩度が低い色合いのものは落ち着いた雰囲気を、彩度の高い配色は「元気」「攻撃性」などの印象を生みます。







7. 面積対比





鮮やかな色ほど少ない量で強い印象を与えます。また、補色の関係にあるものも同様です。 色の強さを考えずに同じ面積で配置すると全体のバランスが難しくなります。






Color







Le plein ete + coaroo パステル

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Le plein ete + coaroo リンドウ

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Le plein ete + coaroo レイン

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Interview


プロデューサー・インタビュー 池成姫さんにうかがいました









この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


coaroo(コアルー)バッグは一本のベルトで、簡単にリュックや前抱えなど5WAYに変身することができるので、「とにかく便利!」と好評いただいております。このアイデアは子育ての大変さを経験しながら、抱っこ紐やママバッグの不便と格闘していた中、突然閃いたものです。

もともとバッグを作ったこともデザインしたことも無かった私は、起業して商品を作っていくうえで、多くの試行錯誤をしました。その過程で、良い素材に出会えること、良い作り手に出会えることの大切さが身に沁みたものです。

そして、当時世話になっていた東京都中小企業振興公社の販路開拓支援事業であるナビゲーターの井上進さんと出会い、ご紹介いただいたのが自由学園生活工芸研究所でした。使う人の気持ちに沿った物づくりの姿勢が感じられる商品を多く手掛けられ、中でもこのプラネテからは、その上品で引き込まれるような完成度の高さに惹きつけられました。

井上さんの丁寧で粘り強い仲介のお陰でコラボ商品が作られることになったので、とっても嬉しかったです。自分の娘に気に入ってもらえるバッグが出来るかも知れないと、胸を躍らせました。




最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


コアルーバッグは状況に応じて自在に掛け方を変えられる、非常に実用的でタフな機能なので、プラネテの良さを生かしながらその機能性を存分に発揮できるよう、倉敷帆布との掛け合わせを提案させていただきました。初期のコアルーバッグは厚めの帆布でのデザインだったため使いはじめは硬かったのですが、プラネテとの融合によって馴染みやすく柔らかくなりました。

自由学園のデザインチームは、テープやファスナーなどの部材においても非常に丁寧に選んでくれたので、一緒に作っていく作業が大変勉強になり愛着も湧く作品になっています。

ある時、このプラネテ×コアルーに一目ぼれされたお客様の言葉が印象に残っています。「リュック掛けにすると物の出し入れもラクだし、バッグが汗じみにならないから良いね!プラネテでキレイなコアルーバッグを作ってくれてありがとう。大事にするわ。」コアルーの良さをよく理解され、プラネテの美しさをよく感じていらっしゃる方ならではのご感想だったと思います。

さらに前抱えにすることで、この愛すべき美しさを我が子のように抱ける!状況に合った掛け方に自在に変えられることで、バッグのストレスが無くキレイなままのプラネテ姿でいられます。機能でファッションを支えている、という自負心を感じられた瞬間でした。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


通常のショルダーバッグとは異なり、コアルーバッグは両脇に2本のベルトを縫い付けます。このことでバッグ本体に安定感が生まれ形も崩れにくくなります。バッグが安定すると、それを掛ける人の体も安定してきます。そしてリュックにしたり前抱えにすることで両肩に重さを分散させ、安心感のあるラクな姿勢をとることができます。

ポケットの配置は、掛け方が変わってもそれぞれ便利になるように、サイドポケットを付ける、前面のポケットにはファスナーを設ける、背側のポケットはオープンにするなど、コアルーならではの使いやすさを追求したものになっています。前ファスナーを入り口から深くに付けることで、外からあまり目立たないようにするなどの細かい所まで配慮されています。

程よいベルトの幅、そして左右のベルトをつなぐ真ん中のコアルーパッドですが、ここはコアルーバッグの掛け方の決め手となるところ!

量産品では味わえない包まれる感じに仕上げられるようなデザインを提案しました。ツヤ感のある素材でテーピングされることで、小さいパッド部が華やかに仕上がり愛らしく思います。二つのホックで留められている部分をそっと開けてみて下さい。パッドを経由し両方のベルトが分けられていることで、この5つの掛け方が可能なんだとお解りいただけると幸いです。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


父の日、旦那の誕生日、ちょっと大人になりかけた息子の祝い事…。女性にとって男の人へのプレゼント選びは少し難しいものです。そんな時、つい覗きたくなるのがAssistOnのお店です。日頃の生活を踏まえての「こだわり」を満たしてくれる品々に出会えるからです。そんな嬉しい期待をお持ちのお客様に今回のプラネテとコアルーのコラボ作品をお届けすることができて本当に嬉しく思います。

コアルーバッグは、日本の「たすき」や「おんぶ紐」からヒントを得て生まれたアイデアです。日本人の「一器多用」の精神が、忙しい現代人に役立てる道具に生まれ変わったのです。機能的にもショルダーとリュックのそれぞれの長所を生かしながらフレキシブルに変身することができる「良いとこ取り」で、プラネテとのコラボで実と美を持ち合わせた作品になりました。

ずっと変わらない美しさで揺るぎないファッションと、状況に応じて気持ちのままに変わる柔軟さとストレスフリーなファッション。その「良いとこ取り」をご堪能ください。

AssistOnのお客様の深い知的好奇心と美的感覚を両方満たせることを心よりお祈りしております。皆さんの毎日がもっと便利で自由に、美しい時間になりますように。








Interview


デザイナー・インタビュー 自由学園生活工芸研究所 神谷珠子さんにうかがいました










写真・左から本橋安希子さん、自由学園生活工芸研究所代表 永井明子さん、瀬戸啓太さん、瀬戸なおよさん、自由学園明日館 有賀寛さん







過去にデザインされてたプラネテの色指定。これは1974年9月に製作されたもの。




この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


オリジナルデザインの布「プラネテ」は私達がもっとも大切にしてきたテキスタイルです。

1930年代、設立メンバーが出会った色鮮やかな南フランスの布が全ての始まりです。まだ「お出掛け」といえば着物がメインだった当時、ヨーロッパ各地で美術工芸を学んでいた彼女たちには見るもの全てが華やかで、未来性を感じるものでした。早速、織屋の職人と相談し、研究を重ね、日本の女性でも使いやすいような生地の厚さで、デザイン学校での学びを活かした躍動感あふれる鮮やかなストライプが出来上がりました。ヨハネス・イッテン本人より学んだ術を使ってデザインされたその元気なストライプは夏の太陽がよく似合うことから「プラネテ(le plein ete=盛夏)」、と名付けられました。






気に入って買ったものはやはり長く使いたい……。そのためにプラネテは織り上がった布にプリントを施すのではなく、先に糸を染めてから織る「先染め織」を行っています。もちろんプリントの方が色替えも簡単でコストも削減できますが、せっかくの模様が消えていってしまうのはとても残念です。そんな生地ならではのエピソードをいくつか……。

「母が若い頃使っていたエプロン。とっても好きだったので痛んでいるところを避けてポーチを作りました」「いろいろ持っていたものを継ぎ合わせてバッグを作りました」「どうしても捨てられなくて表裏をひっくり返して仕立て直してまた使っています」「いつまでたってもきれいだから新しいのが買えないのよ(笑)」

エプロン・バッグ1枚を10年20年と大切に使い続けてくださっているお客様が実に多いのが最大の特徴です。現在でもわざわざ色紙を塗って、思う色を作ってから縞をデザインしています。そして出来上がる「プラネテ」にはそれぞれ名前を付けています。

プラネテは、基本的にリピートをせず、毎年新しい柄を作っています。これまでに作ってきた縞は、記録がきちんと残っていないせいもありますが、文字通り数え切れません。生産した生地がなくなり次第、商品も作れなくなってしまうので、お気に入りの柄があったら「次に」と待たずに。大体2、3年でなくなってしまいます。





この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


数年前、東京都中小企業振興公社の方にコアルーバッグを開発した池さんを紹介していただいたのがきっかけです。公社では、東京発の独創性のある優れた開発商品、技術に対して、国内の販路開拓を支援しており、当時コアルーバッグはその支援製品として認定を受けていました。

コアルーバッグを担当されていた公社の方が、たまたま自由学園明日館や、その敷地内にあるJMショップをよくご存知の方で、「プラネテ」と「コアルーバッグ」はきっと相性が良いはずと、池さんを引き合わせてくださいました。これまでのプラネテバッグはシンプルな手提げタイプが多かったので、様々な持ち方ができるコアルーバッグとのコラボレーション企画はとても魅力的なお話。池さんにお会いしてすぐにプラネテ×コアルーバッグの製品開発が始まりました。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


・バッグのデザインは池さんと色々と意見交換しながら試作を重ねました。毎日使ってもらえるように、無地の生地にプラネテを一部使いすることで、服に合わせやすい色使いに。また国産にこだわり、プラネテの生地はもちろんのこと、プラネテとあわせる無地の布も国産の帆布を使用、縫製も国内で行っています。A4の書類がしっかり入ること、サッとしまえる外ポケットも書類が入るサイズにしたい…など使い勝手も追求しました。

今年の春には、形をリニューアルしてさらに使いやすくなりました。リュックのタイプで使う時にはサイドポケットがあると便利、シンプルに肩に掛けたい時もあるので持ち手は少し長いと良いなど、新しく出た意見を取り入れました。また、A4が収まるサイズながらコンパクトに見えるように構造も変えました。




AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


疲れたなと思ったらすぐに様々な持ち方が出来るので、体にかかる負担を軽減できます。一日中歩き回ることが多い旅行や、お子様とのお出掛け、毎日の荷物が重いという方に是非お使いいただきたいバッグです。












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