キッチンふきんの嫌な臭いを抑える。秘密は「梅のタネ」から作った新しい繊維です。自由学園生活工芸研究所のキッチンクロス。

自由学園 梅炭和紙のキッチンクロス

本体価格 ¥900 (税込価格 ¥990)

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世界的な建築家として知られるフランク・ロイド・ライトによって設計された「自由学園 明日館」。デザインや建築がお好きな方なら、みなさんよくご存知の建築物でしょう。

この場所で、ライトの建築物のたたずまいにより育まれた「隠れた美」を見つけられる深い心、その心を表現し、人々に良いものを提案するために研究を続けてきたのが、自由学園生活工芸研究所。80年以上に渡って、本当に生活に必要なものはなにか、本当によいものとは何かをテーマに、自由学園で生徒たちが手で学んだことを生かすモノづくりの場として活動してきました。

その自由学園生活工芸研究所があたらしく作ったテーブルふきん。梅のタネから作られた新素材を原料にすることで、優れた「抗菌・防臭」効果を発揮。もちろん普通の布ふきんのように繰り返し使えて、お洗濯するとその機能も復活。ふきんの生乾きのイヤな臭いの発生を防ぎます。





このキッチンクロスで使われている素材は「梅炭抄繊糸」から作られた生地。その名の通り、紀州の「梅」を原料にして作られた優れた素材から作られます。

「炭」の消臭効果は良く知られ私たちの生活のあちこちで利用されていますが、梅のタネにも無数の気孔が開いており、さらにこれを炭化し、パウダー状にすることでさらに比表面積が増ます。その数は例えば「備長炭」の約3倍にもなります。

その優れた消臭・調湿効果は、3大悪臭といわれる『酢酸』『アンモニア』『イソ吉ソウ酸』においては、90%以上を消臭効果を発揮。この優れた機能に着目。これまで水まわり、テーブルまわりで使うため、どうしても生乾きのままで布からあのイヤな臭いが出てしまう。この発生を抑える優れた素材を使用しました。

テキスタイルデザインもこれまで定評のある自由学園生活工芸研究所のオリジナル。ご家庭でのご利用はもちろん、ご挨拶や手土産にもぜひご利用いただきたいキッチンクロスです。



Sizes


幅39×長さ66cm

Weight


約40グラム

Material


梅炭抄繊糸
:和紙:21%
:綿:48%
:レーヨン:31%

Country of Manufacture


日本製

Specifications


洗濯可能
和紙の性質上、酸性のもの(クエン酸など)と合わせてのご利用は避けてください

Designer


自由学園生活工芸研究所(日本)






Product Guide


毎日の洗濯は水ですすぎ洗いし、特に汚れた場合は中性洗剤で洗ってください。着け置きはせずにしっかりと洗剤の成分を洗い流してください。

和紙の性質上、酸性のもの(クエン酸など)と合わせてのご利用は避けてください。

吸水性を上げるために糸の撚りが柔らかくなっております。縮みの原因となるのでタンブラー乾燥は使用しないで下さい。



















Material


「梅炭抄繊糸」は優れた消臭効果が大きな特徴。その名の通り、紀州の「梅」を原料にして作られた優れた素材から作られます。











この自由学園生活工芸研究所のキッチンクロスで使われている素材は「梅炭抄繊糸」から作られた生地。優れた消臭効果が大きな特徴。その名の通り、紀州の「梅」を原料にした優れた素材から作られます。

「炭」の消臭効果は良く知られ私たちの生活のあちこちで利用されていますが、梅のタネにも無数の気孔が開いており、さらにこれを炭化し、パウダー状にすることでさらに比表面積が増ます。その数は例えば「備長炭」の約3倍。

その優れた消臭・調湿効果は、3大悪臭といわれる『酢酸』『アンモニア』『イソ吉ソウ酸』においては、90%以上を消臭効果を発揮。この優れた機能に着目したのが「自由学園 梅炭和紙のキッチンクロス」。もちろん洗濯し繰り返し使用することが出来き、この消臭・抗菌の効能は持続します。






紀州の梅の種を炭化し、パウダー状にしたものを和紙の中に抄きこんだ「梅炭和紙」は、再生紙開発のスペシャリストである、山陽製紙が開発。この梅炭和紙をさらに1ミリから2ミリのスリットし、綿やレーヨンに巻きつけ、その回りを梅炭和紙にてカバーリングをほどこしたものが、ここでで使われている「梅炭抄繊糸」。繊維製品のメーカー、サンライジングが開発しました。

どちらも大阪、泉州のメーカー。繊維の町として江戸時代から知られる泉州で作られた日本の技術です。



この「梅炭抄繊糸」で使われている梅のタネは、これまですべて産業廃棄物として捨てられていたもの。梅の産地として知られる紀州では、梅の加工業者から、一日に1トンを越える大量の梅のタネが排出されています。かつてはこの産業廃棄物のタネは海洋投棄されていましたが、ロンドン条約によってこれが禁止され、現在は土壌に埋めて処理する以外に方法がなく、大きな悩みになってきました。

「梅炭抄繊糸」は梅のタネにある優れた機能に着目し、タネを炭化させることから作られる「梅炭」を原料にすることで、この産業廃棄物の削減に貢献します。




「梅炭抄繊糸」の製造工程はこのように行われます。まず産業廃棄物の梅のタネををパウダー状にします。これによって、比表面積が上がって、効果をアップさせることができます。続いて独自技術であるパインダー(糊)を一切使わずに和紙の中に梅炭を敷き込みます。





出来上がった「梅炭和紙」を2ミリおよび1ミリにスリット加工を施します。続いて撚糸し、綿糸を軸にしてレーヨンと梅炭撚糸でカバーリングをします。ここで出来上がった糸を染色し、梅炭抄繊糸の完成です。

















Package








製品内容の解説付きのタグ付き。製品が見えるPP袋入り。
パッケージサイズ:16×14cm







Variations


「自由学園 梅炭和紙のキッチンクロス」は2つの柄からお選びいただくことができます。







自由学園 梅炭和紙のキッチンクロス スグリ

本体価格 ¥900 (税込価格 ¥990)

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自由学園 梅炭和紙のキッチンクロス セージ

本体価格 ¥900 (税込価格 ¥990)

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Interview


デザイナー・インタビュー 自由学園生活工芸研究所 神谷珠子さんにうかがいました










写真・左から本橋安希子さん、自由学園生活工芸研究所代表 永井明子さん、瀬戸啓太さん、瀬戸なおよさん、自由学園明日館 有賀寛さん






この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


ちょうど新しいキッチンクロスの開発を考えていたところ、この素材のことを聞きました。

キッチン周りはどうしても湿度が高く、すっきりしないのに衛生面では一番気を使う場所です。消臭や除菌効果が高い梅炭和紙はそんな台所周辺にはぴったりな素材でした。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


このキッチンクロスのヨコ糸には、梅の種から作られた炭を漉き込んだ和紙を使っています。
何故、梅の種から作った炭なのか…。梅で有名な和歌山県では、加工の際に毎日1tを超える梅の種が排出されています。土に埋めても分解されないために処理方法が問題となっていました。梅の実の再利用法として、炭にし、パウダー状にしたものを紙に漉き込んだ和紙が作られました。それが梅炭和紙です。

梅の炭は備長炭よりも細かい穴がたくさん開いている構造のため臭いの元を吸着する力が強く、更に「セルガイア」を炭と共に漉き込むことにより、抗菌作用が強くなり、消臭効果は最大90%となりました。しかも、洗濯してもしっかり乾燥させることによりこの効果は持続します。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

和紙を使っているので乾きは元から良いのですが、ざっくりとした織り方で更に乾きやすくなるようになっています。また、最初から馴染みやすく使いやすい生地に仕上がっています。









Brand Story







自由学園 生活工芸研究所


世界的建築家フランク・ロイド・ライトの芸術作品である小さな校舎「自由学園 明日館」。そのライトの建築物のたたずまいにより育まれた「隠れた美」を見つけられる深い心、その心を表現し、人々に良いものを提案するために研究を続けてきた、自由学園工芸研究所と自由学園消費経済研究部。そのふたつが統合し、2014年4月より「自由学園生活工芸研究所」と名称を改め、再スタートいたしました。毎日にスパイスを利かせる「色」と温かい「心」をお届けします。





一般的に美術の教育といえばお手本の絵を模写していた1900年代初頭、自由学園では“生徒に本物の美術教育を”という創立者・羽仁もと子、羽仁吉一の思想により、初期の指導者には山本鼎、石井鶴三、深沢紅子、清水多嘉示など日本を代表する美術家が集まり講師を務めていました。

女子部8回生の山室光子氏・笹川和子氏の両氏は、卒業後の昭和6年、更なる美術工芸の技術発展、織物や染色などの専門技術取得を求め、ヨーロッパに留学します。まず、チェコスロバキア国立工芸学校で工芸の基礎を学び、翌7年ベルリンの「Itten Schule (イッテン シューレ)」へ。

「Itten Schule (イッテン シューレ)」は、ドイツの造形学校「Bauhaus(バウハウス)」で基礎教育を担当していたJohannes Itten(ヨハネス・イッテン:1888~1967)が創立した美術学校です。 「合理化・機能主義」に進んでいったバウハウスに比べ、イッテンは日本美術にも造詣が深く、独自の造形論および色彩論を学ぶ主張し「精神・感性」など、日本の「侘び・寂び」とも通じる教育方針を大切にしていました。



山室、笹川両氏は、イッテンから美術工芸の基礎教育を直接学ぶ機会を与えられ、大きく感銘を受け、その教育法を母校の自由学園に持ち帰ります。帰国後、工芸研究所(現:生活工芸研究所)の創立に携わることとなります。それから80余年の月日が流れた今日も、山室氏、笹川氏から直接美術工芸を学んだ自由学園 の卒業生を中心に、オリジナル製品のデザイン、製作を続けております。




自由学園の創立者・羽仁もと子の提唱する “予定生活” を学校あるいは 家庭で実践するうえで必要なものを扱う機関として、自由学園で生徒た ちの手で学んだことを生かして「自由学園消費組合」が1930年に誕生し ました。 それ以来80年、時代の変化に応じて形態は変わりましたが、その活動の 基にある「生活に必要なものは何か」「本当によいものは何か」という 考えは「消費経済研究部」となった今でも変わらず、受け継がれてきて います。2014年4月に工芸研究所と統合され、「自由学園生活工芸研究所」と名称を改めました。