
軽く、やわらかく、通気性の良い上質なガーゼ素材を使用。日本の「季語」をモチーフにした色柄を特別な染色で作ったストール。
hirali ガーゼストール
軽く、やわらかく、通気性の良い上質なガーゼ素材「上美」を使って作ったストールです。180センチのたっぷりの長さで、肌寒い時の温度調節としてお使いいただくことはもちろん、日除けとして、首まわりのアクセントにも最適な、1年中使えるアイテムです。
日本手ぬぐいと同様に、汗の吸収もよく、お洗濯も手洗いでさっと行うことができる日本の暮らしとともにあったこの「上美」布。使えば使うほど、どんどん肌ざわりよくやわらかい風合いになってゆく、コットンでできた自然素材です。
この上美布に季節の色と柄をモチーフとした紋様をロール捺染したのが「hirali ガーゼストール」。ロール捺染は表と裏で異なる染色を行う特別な技法。首から垂らしたり、巻いたり、括ったりすることでこの色と柄を様々に組み合わせてお楽しみいただけます。
四季の変化に富む日本には古来より、自然の彩りを衣類に取り入れることを通して、独自の美意識を育んできました。このガーゼストールでは「重ねの色目」という色彩文化を再解釈し、日本の「季語」をモチーフとした表裏の色合いで表現しました。
「hirali ガーゼストール」を作っているのは、江戸時代から和晒産業が盛んな大阪・堺市。かつて泉州地区では、市内を流れる石津川で純白の布を川いっぱいに流し、近隣の山で天日干しをする光景が昭和中期まで見られました。「hirali ガーゼストール」は、そんな優れた手ぬぐいの街の文化を受け継ぎ、和晒産業を次の世代へと繋ぐ取り組みでもあります。
伝統的なモノづくりを引き継ぎながら、1枚の布に異なるカラーを染めるという極めて高度な染色方法、竹野染工だけのロール捺染による両面染色によって作られた「hirali ガーゼストール」。
季節それぞれの色柄を用意し、ギフトパッケージに入れてお届けします。大切な方への贈り物としてもぜひご利用ください。
日本手ぬぐいと同様に、汗の吸収もよく、お洗濯も手洗いでさっと行うことができる日本の暮らしとともにあったこの「上美」布。使えば使うほど、どんどん肌ざわりよくやわらかい風合いになってゆく、コットンでできた自然素材です。
この上美布に季節の色と柄をモチーフとした紋様をロール捺染したのが「hirali ガーゼストール」。ロール捺染は表と裏で異なる染色を行う特別な技法。首から垂らしたり、巻いたり、括ったりすることでこの色と柄を様々に組み合わせてお楽しみいただけます。
四季の変化に富む日本には古来より、自然の彩りを衣類に取り入れることを通して、独自の美意識を育んできました。このガーゼストールでは「重ねの色目」という色彩文化を再解釈し、日本の「季語」をモチーフとした表裏の色合いで表現しました。
「hirali ガーゼストール」を作っているのは、江戸時代から和晒産業が盛んな大阪・堺市。かつて泉州地区では、市内を流れる石津川で純白の布を川いっぱいに流し、近隣の山で天日干しをする光景が昭和中期まで見られました。「hirali ガーゼストール」は、そんな優れた手ぬぐいの街の文化を受け継ぎ、和晒産業を次の世代へと繋ぐ取り組みでもあります。
伝統的なモノづくりを引き継ぎながら、1枚の布に異なるカラーを染めるという極めて高度な染色方法、竹野染工だけのロール捺染による両面染色によって作られた「hirali ガーゼストール」。
季節それぞれの色柄を用意し、ギフトパッケージに入れてお届けします。大切な方への贈り物としてもぜひご利用ください。

Sizesサイズ
34×180cm
Material材質
上美(じょうび)
*コットン100%
*リバーシブル染色
Country of Manufacture生産国
日本製(大阪・堺市)
Manufacturer製造
竹野染工株式会社
Brand Nameブランド
hirali(ひらり)
Notesこの製品についてのご注意
通常は水での手洗いで十分です
蛍光剤や漂白剤入り洗剤のご使用、水の中に長い時間つけておいたり、直射日光に当てる事は色あせの原因になるので避けて下さい
高温でのアイロンも変色の原因となりますので、お気を付け下さい









Product Guideプロダクトガイド
江戸時代から和晒が盛んだった大阪・堺市の極めて高度な技術で作られています。

「hirali ガーゼストール」がつくられているのは、大阪府の南部、泉州地区。この場所は古くからもめん栽培が盛んな場所でした。江戸時代には木綿が稲作よりも収益性が高まったことで、たくさんの綿が栽培されるようになりました。この木綿の栽培地と、大都市であり大消費地である大阪に隣接していたこと、さらに晒(さらし)に必要なたくさんの水が共有できる石津川が流れていること。これらの良い条件が合わさることで、泉州地区では江戸時代から和晒産業が発達しました。
市内を流れる石津川では、純白の布を川いっぱいに流し、近隣の山で天日干しをするという光景が昭和中期頃まで見られました。手ぬぐいとは、この和晒を染色して断裁したもの。そして堺市は今でも全国の手ぬぐい生産の大半を占めています。

「hirali ガーゼストール」がたいへん品質の良いこと、手触りがとてもよく、心地よい肌触りとすぐれた吸湿性を備えているのは、「和晒」であること。
晒木綿(さらしもめん)と聞くと、真っ白な生地を想像されるかもしれません。しかしこれは棉が最初から真っ白い素材なのではなく、さまざまな工程を経て出来上がった結果のもの。棉ははじめは淡い茶濁色をしたもので、紡績工場で糸にされ、これを紡績工場で製織されて生地が出来上がります。しかしこの段階でも生地の色は淡い茶褐色のままです。
織りあがった生地には、綿素材に含まれていたペクチンやコットンワックス、色素、さらに生地にする工程で付けられた糊などの不純物が含まれています。これを落とすために、晒(さらし)という工程が必要となります。「hirali ガーゼストール」は堺市にある三共晒でこの晒の工程、日本独自の「和晒(わさらし)」の作業を行っています。
私たちの身の周りにある洋服など、ほとんどのコットン素材は「洋晒(ようさらし)」。この洋晒は生地を釜で焚くのではなく、生地をローラーではさみながら薬品の入った槽の中を強制的に通していくため、見た目にきれいですが、生地はペタッとした風合いになってしまいます。
これと比較して「和晒」は柔らかで優れた風合いの良さが大きな特徴。釜に生地を詰め、緩やかな水流でゆっくりと、2日から3日かけて焚きこみます。これによって生地にストレスをかけることなく、柔らかで吸水性のよい生地が出来上がります。
手を拭いたり、汗をぬぐったりする、手ぬぐい。浴衣や寝間着、そして布オムツ。すぐれた品質を持ち、独自の文化として作り上げられた「和晒」の製品を、日本人は古くから、こうした製品を日用品として身近に使ってきました。

そしてさらに「hirali ガーゼストール」が自慢したいことは、竹野染工が独自開発した極めて高度な染色方法「リバーシブル染色」を用いていること。
この「hirali ガーゼストール」を手にとって驚かれるのはきっと、1枚の布なのに、オモテとウラで色が違うことでしょう。従来の手ぬぐいではできなったことを実現できたのは、竹野染工の「リバーシブル染色」。昔ながらの染色法「ロール捺染」をさらに進化させ、両面染色技術を完成させました。手ぬぐいで全国でも唯一、竹野野染工のみで実現できる染め方です。
さらに「hirali ガーゼストール」では、肌触りのいい染料を使って糸を染めるので、ふんわりと柔らかい仕上がりの生地になります。



Packageパッケージ
大切な方への贈り物にも最適。紙製のギフトパッケージに入れてお届けします。

製品とその色柄の詳細が分かるリーフレット付き
Variationsバリエーション

hirali ガーゼストール 「雨休み」
日照りが続き、酷暑の中で働く農民たちに、ひと時の憩いをもたらすのが雨。古き農村の暮らしが見えてくるような、晩夏の季語です。モチーフにしたのは「雨縞(あめじま)」という、リズミカルな直線を雨が降る様子に見立てた文様です。




hirali ガーゼストール 「願の糸」
かつて、七夕では五色の糸を竿の先に掲げ、様々な願い事を託しました。旧暦で七夕は夏を過ぎた時期にあたるので、「願(ねがい)の糸」は初秋の季語。採用した文様は、縫い糸を巻いておく裁縫用具をモチーフとした「糸巻き紋」です。




hirali ガーゼストール 「初蝶」
「初蝶」(はつちょう)とは、春先になって初めて見かけた蝶のこと。モチーフとしたのは、蛤(はまぐり)の貝を広げ、蝶に似せた文様である「蛤蝶」。蝶は幼虫から成虫へと美しく変化を遂げることから、女性の美しさの象徴として好まれました。




hirali ガーゼストール 「牛冷やす」
「牛冷やす」とは、夏場の炎天下で働いた牛を、川や沼に連れて水をかけて労をねぎらったことから生まれた季語。モチーフとしたのは「九曜文」(くようもん)。九曜とは天地四方を守護する惑星のことで、道中安全のための印としても牛車につけられました。



Interviewインタビュー
デザイナー・インタビュー 竹野染工株式会社 染め職人 南 住宏さん
この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください
hiraliは2017年に生まれたブランドです。
ブランドができたきっかけは、ロール捺染を使っての染めがどんどん衰退しているという現状に危機感を感じたことです。ロール捺染だからこそできる新しものは何かと試行錯誤の結果出来上がったのがリバーシブル染色です。開発に2年ほど費やしました。
私は染料の職人として開発に関わってきました。社長と、当時のベテラン染め職人と3人で、OEMの受注で忙しい仕事の合間をぬって、時には残業をして開発に努めてきました。なかなか色がきれいに乗らず、完成したときには本当に感動しました。
最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください
ロール捺染は通常片面しか染めない機械です。その機会を使って両面染めるので機械の調整が物凄く重要になります。型の押し方を変えてみたり、私は染料担当なので生地に浸透しすぎないように染料の固さを工夫したり色々試しました。試行錯誤の中でちょうどいい型の押し方、染料の固さを見つけました。
この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?
hiraliで使っている染料は反応染料という特殊な染料を使っています。通常ですと染めた後乾かせば完成なのですが、hiraliの場合は「染め」→「蒸し」→「洗い」→「幅だし」という工程を踏んでいます。染めた後に上記で蒸すのですが、蒸した後に熱と反応して最終的な色が出ます。蒸上がるまでどんな色に仕上がるかがわからないのがとても難しいのです。さらにリバーシブルなので裏の色が多少影響してくるのでそれも計算した上で色を作らないといけません。他の染めよりも何倍も難易度が高いのがhiraliの染色です。
AssistOnのお客様にメッセージをお願いします
試行錯誤の上生まれたhiraliの絶妙な色合いをお楽しみいただければ嬉しいです。
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