6種類の木材を組み合わせて作りました。「発射」するとかわいい音をたてるロケット。家具の街、北海道・旭川でつくりました。

コド木工「かぽかぽロケット」

gift
北海道の真ん中。冬は日本で最も寒さの厳しい場所として知られる場所、旭川。上川盆地の中心部にあり、石狩川や忠別川など、大小130もの川が流れる、自然の豊かな場所。この旭川市は家具の製造でも有名で、日本の五大家具産地のひとつであり、卓越した技術力を持った家具職人の集まる街です。

この街で作られた「kapokapo Rocket」。やさしい手触りの、かっこいいロケット。そしてもち上げると「かぽっ!」と可愛い音をさせて発射。何度も振ると「かぽかぽ」と元気で心地よい音がしますよ。

お子様にもしっかり握って持ちやすいカタチと大きさ。宇宙へと飛び立ってゆくイメージを膨らませながら、木の手触りの良さと風合いを小さな時から楽しんでいただける。木工職人の井上寛之がデザインし、ろくろの高度な技術を駆使してつくった「kapokapo Rocket」です。





「kapokapo Rocket」に使われている木の素材は、なんと6種類。高級家具の素材としても知られる、チェリーやメイプル、ウォルナット、そしてタモ、ホワイトアッシュ、ブビンガ。これらの天然材を、木の風合いが良くお分かりいただけるよう、また小さなお子様にお使いいただくものですから、有機溶剤を一切使わず、自家製オイルだけで仕上げてあります。

手にして遊ぶうちに、時間が経過してゆくほどに素材が変化して、さらに味わいが増してきます。小さな時に遊んだラトルが、そのままリビングのサイドボードや本棚に置いておく飾りになって、ずっと居てくれるように。そんなふうに考えてデザインされました。お子様の産まれたご家庭へのプレゼントにも最適です。


この「kapokapo Rocket」は、旭川市の木工職人とプロダクトデザイナーが一緒に考えて作った子供用品のプロジェクト「コド木工」のひとつとしてつくられました。

Product Guide


天然木を使用しています。そのため木目等はひとつひとつの製品で異なっています。



Sizes


高さ14×幅6.5cm

Weight


約72グラム

Material


頭:チェリー
胴体:メイプル
黒い部分:ウォルナット
翼:タモ、ホワイトアッシュ
炎:ブビンガ
自家製オイル仕上げ(有機溶剤を含まない)

Manufacturer


井上寛之(北海道・旭川)

Designer


井上寛之(北海道・旭川)

Brand Name


コド木工























































Interview


作り手・インタビュー 井上 寛之さんにうかがいました








旭川市に工房を構える『工房 灯のたね』の代表者。木工旋盤という加工技術を用いて、普段は「照明器具」を主に製作していますが、枠にとらわれず、様々なものづくりを行っています。
http://akarino-tane.blog.ocn.ne.jp









この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


昔、おもちゃの展示会を行ったときに造ったものです。その時は一種類の材で、形も単純でした。

炎が飛び出す構造は今と同じですが、製作はそれっきりとなり、いつか、何かの機会にもう一度作ってあげたいという気持ちが残されたままでした。それが、コド木工の活動の場を得てもう一度試みることができました。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


小さな子供が使う為、全体的に丸く、角が無いようにしました。

子供が掴みやすいように、真ん中あたりはくびれさせ、翼の部分は折れてしまわないように3層構造にしたりと、コド木工のメンバー内で試作品を実際に使いまわしてもらい、出てきた色々な意見を集約して出来上がりました。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


色とりどりになるように、配色も考えて選択しています。着色によって色を表現するのではなく、木の色によって違いを出しています。様々な色の木があるということ、それらを綺麗に加工することができるということを、なんとなくで良いから受け取ってもらえれば幸せです。

仕上げには、有機溶剤を一切使っていないオリジナルの蜜蝋ワックスを使っているので、安心して子供に与えられるものになりました。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


子供という無限大の宇宙に向けて飛び立っていくこの機体は、何年もの長い時間を旅します。そして、いつかその旅を終えた時、その機体に幾つもの傷が刻まれ、無残な姿になっているかもしれません。

役目を果たしたロケットは、子供と共に過ごした想い出を抱えて、あなたの元へと帰ってきます。








Brand Name


旭川でつくる コドモといっしょの木の道具 コド木工











もしかしたら、「コドモ」と「木」は、似ているかもしれません。

どちらも硬そうでいて、実は柔らかくて傷つきやすい。
丁寧に接していれば、それなりに成長して味がでてきます。

そんなコドモと木の組み合わせをまじめに考える「コド木工」。木工の産地「旭川」の作り手と、デザイナーがいっしょになって、「ああだ、こうだ」と対話を重ね、いくつかの木の道具ができました。

見たことあるような、ないようなカタチ。そして、木の手触りと存在感。コドモといっしょの毎日の暮らしの中に、とけ込んで欲しいと思います。
















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