奈良時代から高貴な素材として重用されてきた「本錫」に注目。清潔で肌に優しい、自由にカタチを変えられるブレスレット。

tin breath

New >>ラリエットを追加してパッケージもリニューアルしました。

「スズ(錫)」という素材をご存知でしょうか。日本では奈良時代に茶器と共にもたらされたという記録があり、正倉院の中にもこの「スズ」製の宝物が存在しています。

酸化や腐食に強いことから、錆びない、朽ちない金属として、ながらく特権階級の人々だけが使うことのできる高級な酒器や茶器、飲食器として、そして神具のための素材として重用されていました。

このような歴史的な背景と優れた特徴を備えた金属、スズは、もうひとつの驚くべき性質を備えた素材です。通常、私たちは金属は「硬い」ものである、という先入観があります。しかしこの「すず」という金属は分子構造が粗いため、手でかるくひねっただけで、簡単に変形してしまうほど「やわらかい」素性を持っています。そのため、通常は合金として使うもの。

しかし私たちはこの「すず」が柔軟にカタチを変えてくれる金属であることに注目しました。従来のブレスレットでは、装着される方の手首のサイズに配慮する必要があります。しかし99.99%の純度をもつ本錫(ほんすず)でブレスレットを作れば、自由にお好みに合わせて調節が可能。装着するときも、手首にくるっと巻きつけて自由に固定したい位置で簡単に留めることができます。

さらに本錫は抗菌作用があり、金属アレルギーを起こしづらい、肌に優しい金属。錆びず、柔らかく、お手入れも簡単。これらのスズの大きな特徴と魅力に着目して作ったのが、この「tin breath」です。






この「tin breath」を製造しているのは、400年もの歴史を持つ日本有数の金属産業の町、富山県・高岡市。加賀百万石の庇護の下、銅器をはじめとする金属産業が発展し、その技はすぐれた伝統工芸品とともに育まれ、同時に世界の最先端技術を備えて、身近な道具や製品として、さらには多くの建築物を支える製品、部品を作り続けています。

この「tin breath」を作る「NAGAE+ 」ブランドも、実は70年の歴史を備えた金属加工メーカーと、世界有数の先端技術を備えた金属加工職人たちが、ひとつひとつ作り続けています。純度99.99%の本錫を溶かし鋳造し、薄いバングルにすることは、非常に高い技術が必要。今回の製品のために、新しい鋳造方法が職人によって考え出され、今回製品とすることができました。

この「tin breath」をゆっくりと折り曲げて、手首に巻きつけてみてください。その時、「ピキピキ」と小さな音がこのブレスレットから聞こえてくることがあるでしょう。実はこの現象も「すず」という素材が持っている特性のひとつです。これは古くから「スズ鳴き」という現象。カタチが変化させられた時にスズの分子同士が擦れ合って発せられる音です。

金属なのに人肌に馴染みやすく、やわらかな素材であることに加えて、不思議な音を発することから、それをスズの呼吸、その息と捉えて、「tin breath」という名前を付けました。

上品で美しい本錫という素材が持つ質感に加えて、表面の片面には越前和紙、もう片面にはイタリアの水彩紙を用いたテクスチャ処理を施して、リバーシブルでお楽しみいただけるようしました。

ブレスレット・リングに加えて2022年からは人気のアクセサリー、ラリエットを追加。ぜひ大切な方への贈り物としてご利用ください。








Material


スズ(本錫 99.99%)

Country of Manufacture


日本製(富山県高岡市)

Brand Name


NAGAE+

Award


グッドデザイン賞 受賞









































Product Guide


日本では奈良時代から使われている錫(すず)という素材、
そのすぐれた特性と質感の素晴らしさに着目してつくられました。














「tin breath」に使われているのは「スズ(錫)」という素材。日本では奈良時代に茶器と共にもたらされたという記録があり、正倉院の中にもこの「スズ」製の宝物が存在しています。酸化や腐食に強いことから、錆びない、朽ちない素材として、ながらく特権階級の人々だけが使うことのできる高級な飲食器の素材として重用されていました。

そして時代は下り、江戸時代には町民の間でも酒器や煎茶道の器、さらには神社で使われる神具として使われるようになっていきます。海外でも古代エジプト時代から知られており、中世ヨーロッパではこのスズを使った食器は貴重な高級食器として使用され、教会のパイプオルガンのパイプもこのスズを主な原料とした合金で作られます。

このような歴史的な背景と優れた特徴を備えた金属、スズ。もうひとつの驚くべき性質を備えた素材です。通常、私たちは金属は「硬い」ものである、という先入観があります。しかしこの「すず」という金属は分子構造が粗いため、手でかるくひねっただけで、簡単に変形してしまうほど「やわらかい」素性を持っています。酒器などを作るときはその柔らかさが欠点になってしまうため、スズは合金をつくる素材として利用されていました。








しかしこの「すず」が柔軟にカタチを変えてくれる金属である、そのことに私たちは注目しました。さらに抗菌作用があり、毒性も低く、金属アレルギーを起こしづらい性質があるということ。その身体にやさしいすぐれた金属である点が、アクセサリーを作るための大きな利点であると考えました。そこでこの99.99パーセントの本錫(ほんすず)を素材にして、ブレスレットを作りました。それがこの「tin breath」です。

従来のブレスレットでは、装着される方の手首のサイズに配慮する必要があります。しかし「tin breath」は、自由にお好みに合わせて調節が可能。装着するときも、手首にくるっと巻きつけて自由に固定したい位置で留めることが可能です。

もちろん贈り物としてお選びいただくときにも、精密な大きさを測る必要はありません。種類は5つ、横幅の違いだけですので、一般的には「40ミリ」のスタンダードをお選びください。









この「tin breath」をゆっくりと折り曲げて、手首に巻きつけてみてください。その時、「ピキピキ」と小さな音がこのブレスレットから聞こえてくることがあるでしょう。実はこの現象も「すず」という素材が持っている特性のひとつです。これは古くから「スズ鳴き」と呼ばれる現象。カタチが変化させられた時にスズの分子同士が擦れ合って発せられる音です。

金属なのに人肌に馴染みやすく、やわらかな素材であることに加えて、不思議な音を発することから、それをスズの呼吸、その息と捉えて、「tin breath」という名前を付けました。









この「tin breath」を製造しているのは、400年もの歴史を持つ日本有数の金属産業の町、富山県・高岡市。加賀百万石の庇護の下、銅器をはじめとする金属産業が発展し、その技はすぐれた伝統工芸品とともに育まれ、同時に世界の最先端技術を備えて、身近な道具や製品として、さらには多くの建築物を支える製品、部品を作り続けています。

この「tin breath」を作る「NAGAE+ 」ブランドも、実は70年の歴史を備えた金属加工メーカーと、世界有数の先端技術を備えた金属加工職人たちが、ひとつひとつ作り続けています。純度99.99%の本錫を溶かし鋳造し、薄いバングルにすることは、非常に高い技術が必要。今回の製品のために、新しい鋳造方法が職人によって考え出され、今回製品とすることができました。


















Product Guide


表面はやわらかな光の中に浮かび上がる、つや消しの銀色。
上品で美しい、和紙と水彩紙の写し込んだテクスチャ処理を施しました。









多くの製品の場合、スズという素材は、合金の状態で使われるもの。しかしこの「tin breath」は、スズという素材そのものの素晴らしさ、面白さ、質感の良さに触れていただくために、99.99パーセントの「本錫」の状態で製品としました。

しかしこの平らで薄い板状のものを、本錫で鋳造することはこれまでに無かった経験。この「tin breath」のために開発された技術によってつくりだされています。

そして表面の美しい、優れた質感。本錫そのものが備える、つや消しの落ち着いた色合いに加えて、さらにブレスレットとしてお使いいただくために、特殊なテクスチャ処理を施しました。








この「tin breath」のテクスチャー処理、実は日本とヨーロッパの「紙」を使って作り出したもの。それぞれ片方ずつに、違ったテクスチャ処理を施しています。

上の写真は、日本の和紙、越前和紙を使ったサイド。そして下の写真はイタリアで700年前から使われているコットン100%を使用した、独特な表情を持つ水彩紙を使用した表面です。それぞれの面を違う表面処理をすることで、リバーシブルで使える。 腕に巻きつける方向によって、「tin breath」ひとつで違った楽しみ方ができます。このような楽しみ方ができるのも、好きなようにカタチを変えることができるという本錫を素材として使ったことによる大きなメリットです。お召しになるその日の気分はファッションによって、自由にお選びになってください。













Package


あなたの大切な方への贈り物に最適。スライド式のパッケージに製品の使い方と背景が良くわかる解説書を同封してお届けします。








スライド式紙製化粧箱
製品についての詳細がわかる日本語解説書つき











Variations


「Tin Breath」

Tin Breath 40mm Silver




Tin Breath 40mm Gold Plate






Variations


「Tin Breath Ring」

Tin Breath リング 15mm Silver




Tin Breath リング 15mm Gold Plate







Variations


「Tin Breath Lariat」






「tin breath」に人気のアクセサリー、ラリエットを追加しました。

ラリエットとは、留め具のない長いネックレス状のアクセサリーのこと。ネックレスのように首につけてお使いいただきます。

ネックレスとは異なり、ラリエットは留め具ないため、洋服やお使いいただく場所によってアレンジが自由自在なことから、人気の理由です。あなたの大切な方への贈り物にも最適です。チェーンの長さは同じで、先端に取り付けた「tin breath」の形状とカラーが異なる2種類の「Tin Breath Lariat」をご用意しています。












TIN BREATH Lariat 10×10mm シルバー

2022年冬のニューアイテムです。






TIN BREATH Lariat 8×50mm ゴールド

2022年冬のニューアイテムです。










Brand Story


NAGAE+(ナガエプリュス)






NAGAE+(ナガエプリュス)は、四百余年の歴史を持つ金属工芸の街、富山県高岡 市で1954年に創業したものづくり総合メーカー、株式会社ナガエから派生したブ ランドです。伝統工芸品から工業製品まで幅広く製造し、その両軸で培った伝統 的な手法と精確な先進技術で、ユニークで誠実なものづくりを行います。

日常の中に柔らかに溶け込んで、お客様の隣に、長く、そっといる。
地球も、体も、心も、循環できる商品と余白を作り出していきます。

























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使いやすさはもちろん、お仕事場所、ベッドサイド、お風呂場に違和感なく置いていただけるマッサージツール。富山県・高岡の高度な技術から生まれました。「collinette lymph