発想ツールとしてのコピー用紙のために、専用の場所を用意。机上ででしゃばらず、必要な時にきちんと1枚が取り出せるように。

Paper Server

アイデアスケッチやプランシート、メモのために、真っ白な「コピー用紙」をお使いの方は多いでしょう。

ノートや手帳、スケッチブックよりも自由度が高くて、アイデアのおもむくままにどんどん書き記すことができる。ポストイットやメモパッドよりも描くことができる面積が広い。

そんな「発想ツール」としてのコピー用紙のために用意したのが、この「Paper Server」。思いついた時にさっと取り出すことができるよう、コピー用紙をあらかじめ準備しておく、そして美しく整えておくことができる専用のトレイです。

使うたびに用紙の束やプリンターの用紙トレイから持ち出したり(そして使い終わったらまた戻したり)していたコピー用紙のために、専用のトレイを作りました。作業用のデスクや、サイドボード、書棚において、大切な発想ツールにきちんとした居場所を与えてあげましょう。






この「Paper Server」が追求したのは、真っ白なコピー用紙を折りシワをつけることなく、いつも美しいたたずまいで、気持ちよく整えておけること。そして必要な時に一枚だけをさっと取り出すことができること。

そのために向かい合った2つのカドだけをカバーし、もう片方ずつのカドはコピー用紙の整えられたコバがきちんと露出していてくれる。主役であるコピー用紙が左右どちらの方向にもずれてしまうことなく、L字の枠の中にきちんと収まってくれる。そしてもちろん、左右どちらからも取り出すことが可能なように、ヒトの動作に基づいた簡潔なデザインがなされています。

あなたの使い方、あなたの用途に合わせることができるよう、この「Paper Server」は4つのバリエーションを揃えました。収納できる用紙のサイズは一般的に使用頻度の高いA4サイズは収納量が異なる2タイプ。そして小さくてメモ用として気楽に使えるA5サイズ。さらにはあなたの発想を思い存分、書き留めるのに十分な大きさのA3サイズと4つのバリエーションです。

もちろん印刷ミスをしたコピー用紙の裏紙としての再利用にも最適。使用するサイズや高さを変えて、未使用の紙と裏紙専用とを識別してお使いいただいても良いでしょう。




Specifications


容量:コピー用紙が100枚まで・大容量版は250枚まで

それぞれのサイズ専用のもの
:A4用紙(210×297mm)専用
:A5用紙(148×210mm)専用
:A3用紙(297×420mm)専用



Sizes


A4用:幅29.9×横21.2×高さ1.4cm
A4用:幅21.2×横15×高さ2.7cm(大容量)
A5用:幅21.2×横15×高さ1.4cm
A3用:幅29.9×横21.2×高さ1.4cm

Weight


A4用:638グラム
A4用:703グラム(大容量)
A5用:327グラム
A3用:1260グラム

Material


スチール

Country of Manufacture


日本製

Designer


Y(三宅喜之・大槻佳代・物袋卓也)

Brand Name


SOGU








ポストイット用トレー、ペントレーとしてもお使いいただけます。






Product Guide


発想のためのツールとして、でしゃばらない。しかし必要になった時に心地よく使えるトレーです。












あなたが発想のツールとしてお使いの真っ白で自由自在に書き込める、描き込めるコピー用紙のために作られました。書斎や作業用のデスクに置いて、出しゃばったり存在感を出してしまうことの無い。けれどアイデアが思いついた時には、さっと取り出してすぐに使うことができるよう、あらかじめ準備して用意しておくことができるように。そんな視点で考えられたのが、この「Paper Server」です。

ストックできる紙の量は100枚。これまでコピー用紙を使うごとに500枚セットの紙束の中から取り出したり、プリンターの用紙トレーから引き出してきて使ったり。もしくは決済箱や書類ホルダーを置き場としてご利用になられている方も多いのでは無いでしょうか。けれどそのような場所からコピー用紙を取り出すときは、どうしても複数枚がまとめて出てきてしまったり、せっかくの真っ白な紙にシワが入ってしまったり。








しかしこの「Paper Server」は重ねられたカドがきちんと露出していますから、必要な1枚だけを、美しく取り出すことが可能。向かい合った2つのコーナーできちんとコピー用紙を整えてホールドし、その隣の2つのカドはきちんと解放されている。もちろん左右、どちらの側からも1枚だけをめくって取り出すことができる。そんな使いやすさを考えたデザイン。「Paper Server」はたんに外見が美しいだけではありません。









お仕事場で、ご自宅で、そして書斎や会議室の机やテーブル、サイドボードや本棚で。さまざまな場所で出しゃばりすぎることなくお使いいただけるように、本体のサイズやカラー、質感に配慮しました。スチール製の本体はつや消しのグレー、高度な塗装を施してきちんと仕上げました。

すでにコピー用紙を発想ツールとしてお使いの方はもちろん、レポート用紙やメモ帳、ノートなどに変わる、思いのままに書き留めるためのものをお探しの方にもお勧めしたい、これまでに無かったツール。デザイナーやビジネスマンの方への贈り物にも、ぜひ「Paper Server」をご利用ください。


















もちろん印刷ミスをしたコピー用紙の裏紙としての再利用にも最適です。










Variations


A5用、そしてA4用は二つの容量を。合計3つのバリエーションを用意しました。











あなたの使い方、あなたの用途に合わせることができるよう、この「Paper Server」は4つのバリエーションを揃えました。収納できる用紙のサイズは一般的に使用頻度の高いA4サイズ。そして小さくてメモ用として気楽に使えるA5サイズ。さらにはあなたの発想を思い存分、書き留めるのに十分な大きさのA3サイズと3つのバリエーションです。








どのサイズも収納できるコピー用紙のサイズは100枚まで。A4サイズだけはベイシック版の他に250枚の収納ができる「ハイ」サイズを用意しました。500枚入りのコピー用紙の半分をまとめて収納できるたっぷりサイズです。
























Paper Server A4

「ベイシック」は100枚、「ハイ」は250枚のコピー用紙が保存可能です。

Supported Products


一般的なA4用紙(210×297mm)

Sizes


ベーシック:幅29.9×横21.2×高さ1.4cm
ハイ:幅29.9×横21.2×高さ2.7cm

Weight


ベーシック:638グラム
ハイ:703グラム







Paper Server A5

Supported Products


一般的なA5用紙(148×210mm)

Sizes


幅21.2×横15×高さ1.4cm

Weight


327グラム








Interview


デザイナー・インタビュー 三宅喜之さんにうかがいました












三宅喜之(写真:左)

パナソニック株式会社にてプロダクトデザインおよびデザイン戦略企画を18年間担当した後、2014年にものづくり中小企業の支援を目指してデザイン会社Yを設立。現在は文具、家具、日用品、玩具、鞄、靴などに活動領域を広げつつ、自社商品の企画製造販売事業を手がけている。関与した代表的な商品は「パナソニック リアルプロ」「モルファワークス 薄金」「ペーパーワールド パキ」「カワキタ ダッコリーノ」「チューブロック」「サニーサイドシューズ 佳歩と靴」「心石工芸 バッグシリーズ」「トーマ V-TISS」、自社商品としては「レザーレースハンガー」「SOGUシリーズ」など。

デザインハウス「Y」は、三宅喜之、大槻佳代と、デザイン事務所で多種多様なジャンルの経験をもつ物袋卓也。(写真:左から 三宅喜之・大槻佳代・物袋卓也)







この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


私たちはプロダクトデザインを仕事にしているので、白紙のコピー用紙をよく使います。一般的なA4サイズはもちろん多用するのですが、ラフアイディアをたくさん出して、ディスカッションする時にはA5サイズが丁度よくて愛用しています。他のデザイナーの方々も同じような状況ではないでしょうか。

きれいな白紙が欲しい時にコピー機の給紙トレイから取り出したり、コピー機のある棚の下においてある一部だけ開いた用紙の束から取り出したりしていますよね。私たちの場合、たくさんのスケッチを書いたりするので、当然1枚づつではなく20枚とかデスクに持ってくることになるのですが、アイディアを書き終えた後に、当然その紙を使い切っていることはありません。確実に少しは残るので、その紙をコピー機にもどすのか、そのままデスクの上に置いておくかを考える。

この一連の動線、所作、音、振動、景色、気持ちどれもが気持ちのよいものじゃない。そんなことを感じていたことがきっかけです。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


一般的なペーパートレイは白紙ではない書類用に作られているのだと思うのですが、クリップやクリアファイルなどのふくめた余分の寸法がデザインされています。そのため、いつも積み重なっている書類たちは綺麗に揃うことなく、トレイの中ではありますが雑然と置かれた状態に積まれていきます。それに対して、この商品で求めたのは『用紙がきれいに揃っていることの美しさ』。

スケッチを描くときの、リラックスしているけど少し緊張感もある感覚が好きで、その行為に欠かせない紙の置かれ方にも少し緊張感がある美しい姿でいてほしい。こんな想いで紙のこばが揃って見えるほどのジャストサイズのトレーにこだわりました。新しいコピー用紙の包み紙を開けたときなど、紙のこばが揃っているのをみると気持ちいいですよね。

前後左右どちらにもズレない。ストレスなく、折りジワなどもつけることなく取り出しやすい。きれいに揃った紙のこばを見える。これら達成するためにどの位置に壁を立てるのが、下面、角はどれだけカバーするべきなのか、紙が主役であるこのトレーのあるべき厚みはどの程度か。何枚くらい収納できるのが適切なのか。そんなことを考えての結論が、用紙の対角をL字形状側面を抑えるという形状です。


この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

このアイディアに到達した時の素材の選択肢として、樹脂も考えることは可能でしたが、インジェクション成形では金型の抜きテーパーが発生し、上にいくに従って広がってしまうため「紙のコバが揃う」魅力は出ません。

また試作品を作った時に、軽い素材で作ってしまっていると紙を入れる際に位置がズレてしまうことも発生してしまいました。

その両方を解決すべく、板金を精度高く曲げるという手法に至ったわけですが、底面がほぼ見えなくなりましたし、立ち上がった壁同士を角部をあえて溶接しなかったことがとてもSOGUらしい軽やかな印象につながったと感じています。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


置かれた空間の景色を美しくしてくれる素敵な名脇役のような製品です。筆記具などにこだわりを持った方や、クリエイティブなお仕事をされている方の新たな相棒にしていただけると嬉しく思います。

またリーフレット置き場としてもにもぴったりですので、店頭などでもご使用いただけることを願っています。







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