φ4.5 MAGNET

Packageパッケージ

パッケージサイズ：16.5×5.2×1.3cm 日本語と英語の解説つき

Interviewインタビュー

デザイナー・インタビュー　三宅喜之さんにうかがいました












三宅喜之（写真：左）

パナソニック株式会社にてプロダクトデザインおよびデザイン戦略企画を18年間担当した後、2014年にものづくり中小企業の支援を目指してデザイン会社Yを設立。現在は文具、家具、日用品、玩具、鞄、靴などに活動領域を広げつつ、自社商品の企画製造販売事業を手がけている。関与した代表的な商品は「パナソニック リアルプロ」「モルファワークス 薄金」「ペーパーワールド　パキ」「カワキタ　ダッコリーノ」「チューブロック」「サニーサイドシューズ 佳歩と靴」「心石工芸 バッグシリーズ」「トーマ　V-TISS」、自社商品としては「レザーレースハンガー」「SOGUシリーズ」など。

デザインハウス「Ｙ」は、三宅喜之、大槻佳代と、デザイン事務所で多種多様なジャンルの経験をもつ物袋卓也。（写真：左から　三宅喜之・大槻佳代・物袋卓也）







この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


事務所内やドアなどでマグネットを使って、資料やメモ、フライヤーなどを掲示することも多いのですが、なぜかどれも大きい。資料の中身よりも目立ってしまうし、貼り付けられている景色が美しくないな。と感じていたんです。

そこで別のデザイン案件で購入していた小さなネオジム磁石を使うようになりました。貼り付けているマグネットのサイズや質感、全体として見えてくる景色には満足していたものの、その掴みにくさには本当に悩まされました。このイメージを保ったまま、使いやすいものを作れないかと考えたのがきっかけです。







最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


A4サイズの紙２〜３枚を貼り付けることができる磁力とサイズとのバランスを最初に決定しました。この類の一般的なマグネット商品はネオジム磁石の周囲を成型品でカバーしながらつまみを形成していますが、それではせっかくのサイズが台無しになってしまう。

そこでネオジム磁石に中央部に細いつまみを組み合わせるという構成にたどり着きました。もちろんストレスなくつまめるつまみの高さには特に気をつけました。複数の試作を繰り返してたどり着いたこの高さも、微細なピッチでネジ切りされていることで抑えることができたのだと思います。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか？


実はこれの前身となる商品がありまして、それはつまみ部分をシリコンゴムで成形したものでした。その商品を使用していくなかで、より磁力の強い構成をもとめて現在の金属製のつまみになっています。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


デザイン事務所などでご好評いただいているSOGUシリーズの商品の中でも、このマグネットは特にオススメしたいと考えているアイテムです。紙媒体をホワイトボードなどに貼り付けての検討や、プレゼンをする場合などに是非ご活用いただければと思います。

落として姿を見失ってしまった時は、きっと近くの金属部材にくっついていると思いますので見つけてあげてくださいね。

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