大きくひらいて使う、必要な筆記具や文具がすぐに見つかるペンケース。メモパッドの取り付けにも対応。本革版もできました。

つくしペンケース

さまざまな文具をひとまとめにコンパクトに収納し、カバンの中でもかさばらない。そして文具が取り出しやすい。これまでにはない使い勝手のよいペンケースを作りました。

この「つくしペンケース」は、ファスナーがペンケースのサイドを一周まわっているので、どこからでも開きやすく、中身を取り出しやすい。閉じた時にも平面的な状態を保ちますので、カバンの中でかさばらずに、ノートと一緒に持ち運びしやすい形をしています。

ファスナーを上半分だけ開ければ、収納しているペンのキャップがすべて見渡せますので、コンパクトな状態のまま、使いたいペンをすぐに取り出すことができます。また、ファスナーをすべて開口すれば、開いたノートのように中身を一覧することができますので、「使いたいペンが紛れて見つからない」なんてことがありません。もちろん立ったままでも使用可能のペーンケースです。

内側の下はポケットになっていますので、ペンの先を収めるだけでなく、消しゴムやスティックのり、付箋、クリップなど細かいものも収納しやすくなっています。また、中央に太めの帯をつけたことで、ペンや定規などがばらつかず、ペンのクリップで収納位置を固定することができますので、ペン同士が干渉して汚れたり傷ついてしまうこともありません。

ペンだけでなく、この中央の帯を使ってメモパッドを引っ掛けておけば、ペンを取り出し思いついたことをサッと書き留めておけるアイデアツールにも変身します。





サイズは縦20センチ、横11.5センチ。一般的な径10ミリの太さのボールペンなら、16本まで収納できます。筆記具の他にも、観測用ノート「測量野帳」も一緒に入れておくことができる大きさで、通帳やパスポート、化粧品の収納など、ペンケースとしてだけではない幅広い使い方ができるのも「つくしペンケース」の特徴です。

「つくしペンケース」は、本体の素材の違いで2つの素材のバリエーションをご用意しました。ひとつは、リネン100%の帆布を使用したもの。

大正時代からの伝統と技術を継承する倉敷の工業で丁寧につくられている、このリネン100%の帆布は、テントやトラックの幌にも使われるほど、丈夫な生地。あえて着色はせず、素材本来の色合いである美しい亜麻色のまま仕立てました。リネンの帆布は、丈夫で使うほどに柔らかく、手になじんできます。

もうひとつは、本体もファスナーもすべて同じ色で仕上げ、しっとりとした肌触りの上質な牛皮を使用したバリエーション。

内側のポケットと帯にも本革を使用し、長くご使用いただいても革が伸びて形が崩れてしまわないように、しっかりと裏生地を貼り合わせています。帆布のペンケースとはひと味違う佇まいで、ビジネスシーンなど、シックな装いにもあわせやすい特別版。贈り物にも最適です。





Sizes


縦200×横115×厚さ約10mm

Weight


重さ リネン:60g 本革:86g

Material


リネン帆布 ファスナー白/青/黒 
本革 黒 / 茶

Country of Manufacture


日本製

Designer


DRILL DESIGN(林裕輔・安西葉子)

Brand Name


つくし文具店

















Product Guide


大きく開いて使いやすい形。文具の出し入れが簡単なペンケースです。











「つくしペンケ-ス」の魅力は、ファスナーが本体のサイドをぐるりと一周まわっていること。そのため、どこからでも開きやすく、中身を取り出しやすい。閉じた時にも平面的な状態を保ちます。

ファスナーを上半分だけ開ければ、収納しているペンのキャップがすべて見渡せますので、コンパクトな状態のまま、使いたいペンをすぐに取り出すことができます。また、ファスナーをすべて開けば、ノートのように中身を一覧することができますので、必要な筆記具や文具がすぐに見つかるかたちです。








本体の中央に備えたのは、5センチ幅のベルト。これによってペンはクリップで固定することができますから、ペン同士が干渉してしまうことなく、お好みのペンの場所を決めてあげれば、すぐに取り出し、いつもの場所に戻してやることができるでしょう。

もちろんクリップのついてない鉛筆や定規などもこのベルトの内側に収納しておくことができますから、例えば立ったままでこのペンケースを開いても不意に落下してしまうことはありません。

筆記具や文具の収納は左右、どちらのパートにも収納可能。さらにこのベルトを使って、A7サイズ程度のメモパッドを固定しておけば、このペンケースはそのままメモを取るためのアイデアツールにも変身します。













本体内側の下部はポケットです。ペンの先を収めるだけでなく、こちらには消しゴムや付箋、クリップなどの細かいものの収納にお使いください。









Material


手触りの良いリネン素材、そして本革。2種類の素材からお選びください。











「つくしペンケ-ス」はお好みにあわせお使いいただけるよう、2種類の上質な素材のバリエーションを用意しました。








ひとつは、リネン100%の帆布を使用したもの。大正時代からの伝統と技術を継承する倉敷の工業で丁寧につくられている、このリネン100%の帆布は、テントやトラックの幌にも使われるほど、丈夫な生地。

このリネン帆布をあえて着色はせず、素材本来の色合いである美しい亜麻色のまま仕立てました。リネンの帆布は、丈夫で使うほどに柔らかく、手になじんできます。








もうひとつは2020年の新作として用意した、特別版。

本体もファスナーもすべて同じ色の本革仕上げ、しっとりとした肌触りの上質な牛皮を使用しました。内側のポケットと帯にも本革を使用し、長くご使用いただいても革が伸びて形が崩れてしまわないように、しっかりと裏生地を貼り合わせています。帆布のペンケースとはひと味違う佇まいで、ビジネスシーンなど、シックな装いにもあわせやすい特別版です。








Package


大切な方への贈り物にもご利用ください。











リネン100%帆布版は製品解説のタグに製品が見えるPP袋に収納







本革バージョンは紙製の化粧箱入り パッケージサイズ:21.7 × 13.7 × 2.1 センチ









Colors




つくしペンケース ブルー




つくしペンケース ホワイト




つくしペンケース ブラック




つくしペンケース 革 ブラウン




つくしペンケース 革 ブラック








Interview


デザイナー・インタビュー DRILL DESIGN 林裕輔さん、安西葉子さんにうかがいました










倉敷にある、帆布を製造しているメーカーと仕事を始めて1年くらいたった頃、リネンで織られた美しい帆布を見せてもらった。染色していないリネンのナチュラルな色は程良いグレー色で、使い込むといい風合いの出そうな興味深い帆布だった。

この帆布を使って、つくし文具店のペンケースをつくろうと考えた。最初になんとなく頭の中にあったのは、カンペンと呼ばれているアルミ製の平べったいペン入れで、それを布で作り変えるとどんなものになるのかなあというようなざっくりとしたアイディアだった。ジッパーで開閉するタイプのものはだいたいペンが取り出しにくい。カンペンの取り出しやすさは完璧で、フタはヒンジで繋がっているが見た目はスッキリしている。この特徴を布に置き換えてデザインすれば、カンペンの欠点「落とした時の悲劇」を回避できる。

シンプルに見せるためにジッパーをぐるりと1周させることを思いついて試作してみたところ、醜いヒンジの存在感が消え、どの方向からでも開閉できる機能が生まれた。中の筆記具がうまく固定されるようにバンドとポケットを付けて、使い勝手とケースを開いた時の見え方も色々と検証した。つくしノートと一緒に持ったときに、プロポーションの親和性があるので、カバンの中や、机の上でうまく収まるたたずまいが気に入っている。

2020年に新しく仲間に加えた革製のものは、ペンケースがたくさんの人に支持してもらっているので、発売から10年以上たって学生だった 人も社会人になっている。そんな人たちをイメージして大人のペンケースをつくりました。





Brand Name









つくし文具店は、JR中央線国立駅北口から歩いて20分ほど。静かな住宅街の国分寺第三中学校前にあるちいさな店です。 1964年頃から、ぼくのおふくろが、家のかたすみで細々と営み1990年頃まで約24年間続きました。「つくし」は、「筑紫」であり、おふくろの旧姓です。

ぼくもこどもの頃には、店番を手伝ったり、仕入れにつきあった記憶があります。母は、つくしのおばちゃんと呼ばれ、近所ではちょっとした有名人でした。当時は、中学生が寄り道する店であり、近所のこどもたちの遊び場であり おとなたちの井戸端会議の場所でした。

2004年6月3日、14年ほどお休みして物置になっていたスペースを 長男のぼくが会社を辞めたのを機会に、勝手にあと継ぎ、再オープンしました。リニューアルした店のテーマは、「つながる くらしと しごと」。大きな黒板のある約3坪のちいさな店内は、家でも会社でもない、大人が寄り道したくなるコミュニティスペースとして、全国から文具やデザインに関心のある人が集まり、学べる教室のような場所になっています。

つくし文具店のオリジナル文具のほか、知り合いのデザイナーのてがけた文具の販売、文具やデザインについてみんなで考える場、文具をテーマにした展覧会、ワークショップの開催など、できることから手がけています。 店の空間とグラフィック、そしてオリジナル文具のデザインは、ドリルデザインが手がけています。

2012年からは、「ちいさなデザイン教室」という試みをはじめて、この教室の生徒が日直として日替りで店番をしているという変わったシステムで運営しています。それぞれに、知っていることを持ち寄って情報交換したり、ここから新しい何かがはじまったりしています。 駅から歩くにはちょっとふべんな場所ですが、ふらりと遊びにきてくれるとうれしいです。









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