内蔵した3つのフラップで紙をきちんと固定。従来品の欠点をなくして、本当に使いやすいクリップボードを作りました。

magflap

会議でプレゼンテーションをしたり、データをチェックしたり。わたしたちの仕事のあらゆる場所で「クリップボード」を使う機会は多いでしょう。

データや資料を印刷したり、真っ白なコピー用紙を束ねて使うクリップボード。しかしこの便利な道具はたくさんの使いづらさと欠点を備えていました。

そのひとつは、束ねた紙の底面がめくれ上がってしまう。筆記中にジャマになったり、プレゼンで発表中に集中できなかったり。持ち歩きやファイルボックスに収納する時に資料を破損してしまうこともあります。

この「magflap」は、内蔵された3つのフラップで紙をきちんと固定。従来品の欠点をなくして、これまでになかった、扱いやすいクリップボードを作りました。





紙をめくったままで固定できる。そのために背面と前面・底部に固定用のフラップを備えました。マグネットで「パタン」と固定して、手で押さえなくてもきちんと紙を束ねてくれます。

まず背面のフラップは大型で、めくった紙を後ろ側でしっかり固定。風にあおられても紙がパタパタしたり、捲れ上がることはありませんから、屋外での作業にも最適。

さらに底面の横長フラップも優秀です。束ねた紙を上面からきちんと押さえてくれ、不要な時には背面にひっくり返せば、一般的なクリップボードのように使えます。またどちらのフラップも本体と一体化してくれますので、フリップ機能を使用しないときも、ジャマになることはありません。





さらにこの「magflap」はクリップボードの基本機能である上面の紙挟みも使いやすく。一般的なボードとは違い、挟んだ紙の最上面すべてをしっかり挟みこみます。

使わない時には本体に組み込まれたマグネットで、壁面に取り付けが可能。ホワイトボードやスチール棚、冷蔵庫などに固定できるため、必要な時にすぐに取り出し可能です。








Sizes


高さ32.5 ×幅22.7 ×厚さ1.8cm

Weight


290グラム

Specifications


最大収納枚数:約30枚
スチール面などに貼り付ける際の収納枚数:最大でA4コピー用紙10枚まで

Material


PPフィルム貼り表紙

Award


German Design Award 2020「Excellent Product Design Stationery」受賞







Product Guide


クリップボードの紙の下捲れを防いで、しっかりホールドします。












データや資料を印刷したり、真っ白なコピー用紙を束ねて使うクリップボード。しかしこの便利な道具はたくさんの使いづらさと欠点を備えていました。そのひとつは、束ねた紙の底面がめくれ上がってしまう。筆記中にジャマになったり、プレゼンで発表中に集中できなかったり。持ち歩きやファイルボックスに収納する時に資料を破損してしまうこともあります。

この「magflap」は、内蔵された3つのフラップで紙をきちんと固定。従来品の欠点をなくして、これまでになかった、扱いやすいクリップボードを作りました。













めくったページを背面のマグネットつきフラップに挟みこめば、手で押さえなくても紙が固定される。4センチの底面に装備された横長フラップが挟みこんで、バッグにそのまま入れて携帯時するとき、ファイルボックスに収納する時にも、挟んだ紙を破損すしてしまうこともありません。












底面フラップは、使わない時は背面にパタン、と収納可能。背面にある窪みの中にフラップが収納されますから、机の上においてもばたつかず、フラップ自体が書き込みや閲覧時の邪魔にもなりません。













Product Guide


めくった紙をホールド、手を放しても紙が戻らない、背面フラップ 。









プレゼンテーションなどの現場で、原稿を読み上げる時。棚卸しなどのチェックリストを使う時。この、紙をめくって使いたいときには、背面フラップの機能を使って、めくった紙をまとめておけばとても便利です。

この背面フラップは、長さ10センチ。背面にまわした紙をしっかりとホールド。最大で30枚までの紙をきちんと抑えることが可能。紙が戻らず、快適に閲覧・書き込みできます。




















Product Guide


クリップボードの紙の下捲れを防いで、しっかりホールドします。












これまでのクリップボードの紙押さえは、書類の一部だけを挟むもの。そのため、どうしても上条面の端が捲れ上がり安く、浮きやすくなっていました。

そこで「magflap」が考えたのが、上面全長のクリップカバーを備えること。幅3センチのA4用紙をきちんとカバーできる紙押さえを備えました。

これによって紙の上部をホールドして、挟んだプレゼン資料の端をも美しく保つことができるようにします。またA4用紙をセンター合わせで挟めるガイドラインつきです。

























Product Guide


マグネットで壁面固定。必要な時にすぐに取り出すことができます。











使わない時には本体に組み込まれたマグネットで、壁面に取り付けが可能。ホワイトボードやスチール棚、冷蔵庫などに固定できるため、必要な時にすぐに取り出し可能。貼り付ける際は、最大収納枚数はコピー用紙10枚まで、必ずフラップを背面側に収納してください。








Colors




magflap レッド




magflap グリーン




magflap ブルー




magflap ブラック








Interview


デザイナー・インタビュー 株式会社キングジム開発本部 電子文具開発部 栗山朋之さんにうかがいました









この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


私は入社してからの数年間、営業の部署で勤務していました。その際にクリップボードをよく使用していました。しかし、従来のクリップボードには「めくった紙を固定できない」「綴じた書類の下側が不安定」といった使いにくい点もあり、不満を感じていました。そこで、めくった紙を固定出来て、紙の四隅をしっかり押さえられるクリップボードを開発しました。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


一体感のある仕上がりにする点に苦労しました。この商品は表面と背面の部品の2層構造となっており、どうしても最後に2層の部品を貼り合わせる部分に段差ができてしまいます。その為、初期の試作品では部材の段差が目立ち、ドコが開閉するのか分かりづらい仕様となってしまっていました。

約1年半の開発期間を経て、最初に2層分の芯材を貼り合わせ、後でまとめてフィルムで包むという新しい生産手法に辿り着き、スッキリとした見た目にすることに成功しました。

その他にも、開閉させるパーツの端面を斜めにカットすることで、操作しやすくしたり、クリップカバーの両側に入っている線の幅をA4コピー用紙の幅に合わせる事で、紙を真中にセットしやすくしたりと、色々と使いやすくするための工夫をしています。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


本体の表面に貼っているフィルムの色には相当こだわりました。この様な製品に使用するフィルムは、既にある色から選ぶことも多いのですが、どうしても事務用品寄りの色になってしまいます。今回は、個人のお客様にも、たくさん使っていただきたかったので、おうちの中でも使いやすい色を新規で作りました。特に、濃い青色を薄いフィルムで表現するのが難しく、何度も試作を繰り返して現在の色に辿り着きました。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


これまでのクリップボードの「ちょっと不便な点」を解消した、かゆい所に手が届く商品にできたのではないかと思っています。是非一度、手に取っていただけると嬉しいです。