片手だけですぐに開くことができる。取り出し収納がすぐできる。便利で安心、クラシックなカバンの構造を現代に甦らせました。

Quattro Shoulder

世界中のバスや列車の車掌さんが使っていた「がま口型バッグ」。日本でもかつてはよく見かけた、お仕事用バッグ。素早く開いて、切符やお釣り、切符切りなどの道具がすぐに取り出せる。ワンタッチで閉じて貴重品を守ることができる。その「仕事道具」としての合理性に着目しました。

外見は立体感のある織りが特徴のスタイリッシュな小型バッグ。しかしその構造には昔懐かしい、そして極めて合理的な「がま口型バッグ」がこの「Quattro Shoulder」です。

口金を片手で操作するだけで、バッグが開く。再びワンタッチで閉じることができる。開口部を大きく開いて、モノの出し入れが可能。これまでバッグを開け閉めする時のファスナー操作のわずらわしさ、締め忘れから私たちを解放してくれる、新しい手元バッグの誕生です。

スマートフォンやお財布、カギ、さらには小型カメラや500mlのペットボトルも収納できるサイズで、いつも周囲に置きたい小物をしっかり収納可能。金属フレーム構造で、荷物やコーヒーカップなどで手が塞がっている時にも操作でき、必要なモノの選別や取り出しが楽々です。

歩くときにはクルッと背中にまわして。バッグの背面には背当たりの良いクッション材を装備。お散歩用の手元バッグとしてはもちろん、リュックやキャリングバッグと併用して使いやすく、旅行時の貴重品バッグとしてお使いいただけるよう、開口部にロックの機能も備えました。

Sizes


幅27×高さ16×マチ8cm

Weight


約564グラム

Material


本体:ポリエステル、人工皮革
裏地:ポリエステル

Specifications


内ポケット
:ファスナーポケット×2
:フリーポケット×9

外ポケット
:ファスナーポケット×1
*専用カギの収納ポケット付

Accessory


ショルダーベルト
ロック用の鍵(2個)

Designer


ARTPHERE(日本)



























Product Guide


片手で開口部を開くことができる。クラシックなバッグの構造を現代に甦らせました。







この「Quattro Shoulder」は、外見は現代的ですが、構造はとてもクラシック。金属のフレーム(口枠)を使用して、止金を親指と人差し指で挟んで軽く押し込むことでロックが外れる構造。そのまま、パカっと開口部が開いてくれるので、片手だけでバッグを開くことが可能です。

例えば傘をさしている時も、コーヒーカップを持っているとき、スマートフォンで通話をしている時。お買い物帰りで、買い物袋を下げている時も。日常によくある、片手が塞がっているときにも、瞬時にバッグを開いて、カギやモノの出し入れを行うことができます。






開口部がファスナー式のバッグのデメリットは、開け閉めが煩わしいだけではなく、開口部がしっかり開いてくれないところ。この「Quattro Shoulder」は金属製のフレーム構造を採用したことから、大きく開いて、バッグの内容をきちんと確認できる。そして取り出しやすい、収納しやすいことが大きな利点です。

モノを出し入れするときには「Quattro Shoulder」を前面にまわして、しっかり操作できる。大きく、確実に開きますから、収納物を取り落としてしまう心配を減らすことができます。

そして収納が終わったら、パチンと開口部を片手、ワンタッチで閉じることができますから、ジッパーを開いたままで歩き出してしまうようなトラブルも減らしてくれます。閉じた時には「パチン」と音がして、確実にフタが閉まったこと、ロックされたことを知らせてくれて安心です。











そして歩くときにはくるりとバッグを背中に回してしまうと快適です。「Quattro Shoulder」は身体と接触する裏面には、ソフトなクッションパッドを装備しました。これによってバッグの内容物をソフトに守り、身体とバッグも優しく。Tシャツ姿の時にも嬉しい素材使いです。

この背面パッドには縦・横・斜めの溝を付け、身体とバッグが密着する時の空気の通り道になって、熱が篭りづらい構造にしました。

またこのパッドの中にはウェストバッグとして使う時のベルトの収納場所にもなっていて、ここからベルトを引き出し、ショルダーベルトを付け替えることで腰に「Quattro Shoulder」を巻くように使えるヒップバッグに早変わりです。









本体の素材にはポリエステルを使用。立体感のある織りが特徴で、耐久性が高く、適度で上品なハリがある素材。アウトドアでの使用はもちろんビジネスバッグとしても使用されている素材を使用しました。

また、金属製フレームをカバーする部分とボトムには人口皮革を使用することで手当たりがよく、ショルダーベルトを取り外して使用する時にも、手に優しく馴染んでくれます。

















How to Use


コンパクトな外見ながら、しっかりとした収納性能。お財布代わりにも使える豊富なポケットを装備しました。







長サイズはもちろん、500mlペットボトルもしっかり収納できてしまう容量。そして、いつも手元に置いて、大きく開いて使える便利な構造を備えていることから、この「Quattro Shoulder」は「ショルダーベルト付きの、ひとまわり大きなお財布」としてもお使いいただけることを考えました。

それが本体内部に装備された、たくさんの小物ポケットやカードスリットです。「Quattro Shoulder」が1つあれば、お財布いらずの手元バッグになってくれます。






これが実際に「Quattro Shoulder」の内ポケットをまるで長サイズのように使った時の状況。バッグ側面の内側と外側に2つのジッパー付きポケットは、どちらにも引き手を設けていますから、瞬時に開閉が可能。紙幣を収納することはもちろん、領収書も、コインも、しっかり収納することができます。このポケットはメッシュ素材を使用していますから、収納したものをすぐに見分けることができるでしょう。

さらにカード収納に対応した小型ポケットが6つ。この小型ポケットはカード以外にもイヤフォンやミントなど、さまざまな小物の収納にも便利です。もちろんメイン収納部を開けると、すぐにこれらの分類ポケットにアクセスが可能。これまでバッグを開けて、お財布を取り出して、というアクションが二段回、三段階のアクションから解放してくれます。






メイン収納部のクイックオープンシステムは、金具部分を指で挟むとすぐに開け閉めが可能。上から押したり、強引に開くことはできない安心設計で、不意にメイン収納部が開いてしまうことを防いでいます。

あわせてこのクイックオープンシステムには専用のカギを使ってロックすることができます。カギを使ってメイン収納部をロックしてしまえば、背中に背負っている時にバッグを開けられてしまうことを防いでくれますので、海外旅行の防犯対策としてもお使いいただけるでしょう。(このカギは後述する前面ポケットに専用の収納部に隠しておくことができます)






バッグ前面の左側には、ファスナー付きのポケットを装備しています。このポケットの内側にはさらにベルクロ付きの小型ポケットを備えていて、前述のメイン収納の専用カギを隠しておくことができます。

そしてもちろんこの収納部にはスマートフォンやカギ類の収納も可能ですから、一般的な収納ポケットとしてもお使いください。






Colors


Quattro Shoulder グレー





Quattro Shoulder ネイビー





Quattro Shoulder ブラック










Interview


デザイナー・インタビュー 森下拓磨さんにうかがいました






この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください

キャッシュレス化の深度が増すにつれて、ライフスタイルやファッション環境も色々と変化してきています。その時代に合わせて商品も鞄に限らず、世の中にたくさん出てきました。多機能なタイプや軽くてシンプルなタイプなど、使用シーンによって様々な形状があります。

荷物を運ぶ、という機能をしっかりと担保しながら、その荷物を運ぶこと=移動がより「楽しい行動」になり、かつ「ファッション的である」ことで、皆さんが鞄を使う時間の中で、私たちのミッションにもある「人生を豊かにする」ことを感じて頂けるのではと考え、この製品をつくることとなりました。


最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

今、世の中はスマホ決済が進み、お金、地図、化粧品など、今まで持っていたものが1日程度のお出かけシーンではあまり必要がなくなってきたので、荷物自体が少なくなってきているというのを、よく耳にします。

そのことで、コンパクトなミニマルなアイテムを作り、般販売をしてきました。しかし、お客様との会話中「もうちょっと荷物が入ればな~」というお声も頂いていました。その、「もうちょっと」ってなんだろうと考えた結果、スマホも大きくなってきているのだから、その容量分を大きくすればいいのでは??と行きつき、マチ幅を2cmアップした形状になりました。


この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

立体感のある織りが特徴の生地。 繊維や糸を特殊な構造で編み、強度・弾力性・厚みを持たせた素材です。パリッとしてるのにソフトな仕上がりで、高見えします。


AssistOnのお客様にメッセージをお願いします

私たちの会社がある兵庫県豊岡市は、日本の鞄製造の産地であり、日本各地で脈々と続いてきた「地場産業」の一つです。 弊社は日本とベトナムに自社工場を持っており、お客様に長く使っていただける鞄を製造しています。

そのどちらの工場においても「日本品質」を掲げ、妥協なきモノづくりに取り組んでいます。 我々は日本人の持つ感性で企画し、日本人の技術で作り上げ、日本人の知性で品質を管理する、そんなこだわりを持った会社であり続けたいと思います。