英国が生んだ折りたたみ式自転車ブロンプトン専用の輪行バッグ。新素材で軽量・強靭・防水を実現、使いやすさを兼ね備えました

BicycleBag for Brompton

英国が生んだ折りたたみ式小径自転車の名作「Brompton(ブロンプトン)」のための専用輪行バッグを、専門店の協力のもとLIFEWORKPRODUCTSが作りました。

折りたたんだ状態のブロンプトンにジャストフィットで収納できるサイズ感を中心に考えて試作を繰り返し完成したのが、この「BicycleBag for Brompton」。公共交通機関を利用した自転車旅で必要になる輪行バッグを極限まで軽くすることで、快適な移動をしっかりサポートします。

Brompton C Line・P Line・T Lineの車種に対応。強靭で防水、そしてさらにストラップ付属の専用輪行バッグの中で、2025年時点で最軽量の193グラムを実現。

この高性能が実現できたのは、その素材に使用した超強力超高分子量ポリエチレン「Dyneema® Composite Fabric」。オランダDSM社と東洋紡によって開発された「Dyneema(ダイニーマ)」は、世界で最も高強度な素材と言われ、同じ重量のスチールに比べて15倍強く、しかし比重0.97g/cm3と極めて軽量。有機繊維としては最高レベルの強度・弾性率を有する素材です。

立体縫製を採用した本体、底面には地面との摩擦を考慮して「Dyneema」シリーズの中でより高強度の性能を備えた素材、Dyneema® Composite Fabric Hybridを使用。急な雨でも水分が内部に入り込みにくい撥水性のあるYKK製ファスナーに視認性の高い黄色の引き手を装備し、薄暗い中での作業のしやすさを考慮するなど、細部までその使いやすさをしっかりデザインしました。

Supported Products


対応している自転車:Brompton C Line・P Line・T Line


*対象モデルであっても装備オプションによっては収納できない場合があります

Sizes


幅50×高さ63×奥行き30cm

Weight


約 193グラム

Material


上部生地:Dyneema® Composite Fabric
下部生地:ポリエステル 73%、ポリエチレン 23%

Country of Manufacture


日本製

Brand Name


LIFEWORKPRODUCTS(日本)
























Material


超強力超高分子量ポリエチレン素材「Dyneema® Composite Fabric」を使用して作りました。







日本の東洋紡とオランダのDSM社によって開発された、超強力超高分子量ポリエチレン「Dyneema」。この世界最強クラスの繊維をポリエステル樹脂でコーティングした究極に薄いフィルム素材の生地、「Dyneema® Composite Fabric」を使用して作ったのが、「BicycleBag for Brompton」です。

「Dyneema」の比重は0.97g/cm3。極めて軽量なだけではなく、さらに有機繊維としては最高レベルの強度と弾性率を有している素材。その強度はなんとピアノ線の約8倍の強さで、直径10mmのロープで約20t(理論値)の重さを支えることができます。その特徴を活かし、釣り糸や船舶係留ロープ、安全手袋などの特殊産業資材などで採用されています。












「BicycleBag for Brompton」の表面にあるフィルムの重なりによる縞模様は、自然素材のようにどれ一つ同じものはなく、さらには質感の変化も楽しめます。たとえばグレーは、使いこむことで金属のような質感が紙のような風合いになっていきます。もちろん輪行バッグに必要な防水性も装備しています。










そして重量はわずか約193グラムと驚くほどの軽さの輪行バッグです。

更に底面には地面との摩擦を考慮して「Dyneema」シリーズの中でより高強度の性能を備えた素材、Dyneema® Composite Fabric Hybridを使用しています。

ブロンプトンを取り出して折りたたんだ後はゴムで固定、同じブランド、同じ素材の別売「Saddle Bag with Dyneema」をお使いいただければジャストサイズの収納ケースとして、バイクのサドルに固定して移動することができますから、ぜひ合わせてご利用ください。
















Product Guide


立体縫製を採用し、折り畳んだブロンプトン自転車本体が無駄なくできます。






「BicycleBag for Brompton」はブロンプトン自転車に最適化した輪行バッグ。車種は、Brompton C Line・P Line・T Lineに対応。

収納時は両開きファスナーを大きく開き、本体の後方側から収納します。立体縫製を採用し、折り畳んだブロンプトン自転車本体がが無駄なく収納できる、コンパクトで優れた収納性能を備えています。










「BicycleBag for Brompton」は使いやすさへの配慮もしっかり行いました。ファスナーは、急な雨でも水分が内部に入り込みにくい撥水性のあるYKK製ファスナーを採用。

ジッパーの引き手には、視認性の高い蛍光イエローを採用。早朝や夕暮れの薄暗い中での作業時にバッグの向きやスライダー位置を把握する目印として機能します。








肩に背負って持ち運ぶことができるショルダーストラップも装備。ストラップは長さ調節が可能で、バッグの底面から本体に縫い付けられていますから、とても安定感があります。またブロンプトンを収納した後は、下の写真のようにベルクロで2本のストラップを1つに束ねることができ、移動中のズレ落ちも防ぎます。

さらに底面部分にもハンドルを備えていますから、ショルダーベルトを肩にかけた後にこのハンドルをしっかり持って移動できます。安定して持ち運びができることがこの「BicycleBag for Brompton」の使いやすさです。









バッグの内側には工具ポケットを備えました。開口部はベルクロで固定ができますから、移動中にも収納物が脱落することもありません。メンテ用のレンチなどはこちらに収納しておいてください。











Interview


デザイナー・インタビュー 宮沢哲さん、南出圭一さんにうかがいました








この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


自転車を趣味とする私たちにとって、1975年の発売以来、約50年間大きくモデルチェンジすることなく、その魅力的なデザインと折りたたんだ時のサイズ感や機能性によって世界中に多くのファンを持つ英国発の折りたたみ自転車ブロンプトンは以前から尊敬するべき特別な存在でした。

そんなブロンプトンの楽しみ方の一つが公共交通機関を利用した輪行旅ですが、その課題解決に貢献する、軽く快適でコンパクトな輪行バッグを作りたいと考えたのがこの製品をつくるきっかけです。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


折りたたんだブロンプトン自転車本体をジャストフィットで収納できるサイズ感にこだわり、対象モデルを選定した上でブロンプトンを販売するショップの多大なご協力とプロのご意見をいただきながら、素材や形状、サイズを変えて何度もフィッティングテストを重ね、最適なかたちを探っていきました。

最初は一般的な製品に多く見られる単純な縫製を考えていたのですが、そうすると空間に余白が多く生まれ、結果コンパクトさが犠牲になるため、試行錯誤を重ねた上で最終的に私たちは生産に非常に手間が掛かりますが、折りたたんだ状態の凹凸形状に合わせてバッグのかたちをつくる「立体縫製」を採用することで無駄の少ない最適なフィット感を実現し、バッグ本体を大きく開閉できるファスナー構造により、自転車本体のスムーズな出し入れも可能にしました。

また、輪行旅行の多くは朝方のまだ薄暗い時間や日が落ちる夕暮れ時に作業することが多くありますが、そんな環境下でもバッグの向きやスライダー位置を迷わず把握する目印としてイエローカラーのストラップを配置しました。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


持ち運びの軽さやコンパクトな収納性、突然の雨から大切な自転車を守る防水性を備えた輪行バッグを実現するため、本体の素材には世界最強クラスの繊維Dyneema®をポリエステル樹脂でコーティングし、同重量比でスチールの約15倍の強度を持ちながら、比重1.0未満で水に浮くほど超軽量で防水性も備える、究極に薄いフィルム素材の生地Dyneema® Composite Fabricを採用しています。

さらに地面に擦れる底面部分にはより高強度のDyneema® Composite Fabric Hybridを使用し、軽さと強度を兼ね備えたナイロン製ストラップを組み合わせることで、安心して使える強度を備えながらバッグ本体の重量を最軽量(※)約193gに抑えました。またファスナーには雨が浸み込みにくいYKK製の撥水ファスナーを採用するなど、細部まで配慮した素材を使用しています。

※ストラップ付製品において(2025年4月21日時点、当社調べ)



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


LIFEWORKPRODUCTSはデザインを職とする私たちがマーケットを意識せず、自分で使いたいと納得できるモノだけを、充分な時間をかけてカタチにしていくブランドです。「ライフワーク」という言葉には自分たちの思いはもちろん、それを気に入ってくださった方の生活の一部になり愛着を持って使っていただくことで、最終的に製品寿命を迎え、その役割を十分果たしたと言えるものをお届けしたいという決意も込めていますので、ぜひ長くご愛用いただけると嬉しいです。

実はこの輪行バッグは別売のサドルバッグ「Saddle Bag with Dyneema®」にぴったり収まるサイズになっていますので、ぜひセットでご使用いただき、快適な輪行旅行を楽しんでもらえたらと思います。



Profile





LIFEWORKPRODUCTS は、モノに溢れた時代、多層化する価値観のなかで立ち上げたブランドです。

デザインを職とする私たちが、自分で使いたいと納得するものだけを充分な時間をかけてカタチにしていく。それは、暮らしのなかで使い尽くされる「道具」をつくるという挑戦でもあります。

LIFEWORKPRODUCTS いま、私たちが考える、もっとも正直なカタチです。

LIFEWORKPRODUCTSの始まるきっかけはとても些細な理由でした。“自分が使いたいと思うものがない” 多くの商品が溢れるなか、この複雑な感覚に、私たち自身思い当たることがあります。

多くのクライアントワークは、目的に対する最大公約数を模索していきます。経済原理として、より多くの方に製品を届けるためには必要なことですが、時として、デザイナーの職としての解と、自身の正直な解が異なることがあります。

最大公約数を探るなかで、ひずみのように生まれてしまう感覚的なズレ。その小さな違和感を、製品を手に取った方も同様に感じているのではないか。だからこそ、“次のもの“を無意識に繰り返し求め、結果的に、さまざまな問題さえ引き起こしているのではないかと想像するのです。

共感できるモノは長く使うなかで「道具」となり生活の一部となる。壊れても直してでも使いたくなる、そんな人とモノのシンプルな関係を取り戻すべく、必要な方にだけ届ける数量で作りたい。

それは決して容易なことではなく、理想に追いつかず開発が止まってしまっているものも多いのが現実です。

しかし、今だからこそ、ものを生み出すデザイナーの使命として、こういう活動が世の中にもっと必要なのかもしれないと私自身考えます。

“LIFEWORKPRODUCTS”には、デザイナーが正直にカタチにしていく場でありつづける、そんな決意が込められています。












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