安らぎの時間のための先端的な照明。最長200時間の点灯と防水性能で、食卓から、屋外へ。向かい合う人と人との場所へ。

Bottled

新開発のオリジナルLEDを採用、より美しい色合い、省エネルギーを実現したニューモデルの登場です。


一日の終わりの安らぎの時に。家族や親しい仲間が集まる団らんの場所に。ひとりで気持ちを落ち着けたい時間に。お食事や飲み物、音楽、そして家具など、私の気持ちを落ち着けてくれるものはたくさんありますが、その中でも「光」がとても重要であることはみなさんお気づきのことでしょう。

そんな生活の中の大切な時間を過ごすために作られた照明機器やキャンドルライトは、すでにたくさんの種類が存在しています。しかし、使いやすさと安全性、さらには美しいカタチを兼ね備えた照明装置はあまり見当たりませんでした。

そして何より大切なことは、生活の中で使える十分な明るさ、そして美しい光を作り出すこと。私たちの気持ちを落ち着けてくれる、安らぎをもたらしてくれる、綺麗な光をつくりだす照明装置であること。

この開発に挑んだのが、プロ用の撮影照明の分野で、常に新しい技術を開拓し、水中ライトという厳しい条件下での要求に応え続けてきた世界最高水準の技術を持った日本のメーカー、アンビエンテック。

コンパクトでどんなところにも持って移動できる、卓上やリビングはもちろん、バスルームでも、さらには屋外でも安心してお使いいただける。これを最新のLED技術と電子回路、さらにはハンドメイドの無垢ガラスを駆使し、まったく新しい考え方で作り上げたのがこの「Bottled(ボトルド)」という名前の照明装置です。





あなたがくつろぎたい場所、どこででもお使いいただけるように、内蔵バッテリーで最長、なんと200時間もの連続点灯が可能。充電には付属のチャージングステーションに乗せるだけで、持ち上げると自動点灯。

さらにIPX66相当の防水性能を備えることで、お風呂場に持って行ったり、ベランダに持ち出したり。そんな私たちの生活の中での使いやすさを徹底的に追求して生まれた「Bottled」。

しかし最も重要だと考えたのは、その「光」の品質です。独自開発のLED光源を使用していることはもちろん、LEDから発せられた光を屈折させて周囲に広げる、そして美しく照らし出すためにそのガラスシェードの役割を果たしているガラスボディー。その設計と製造にも最高の製造技術が駆使されています。





先端部分をつまんで持ち上げ、食卓からリビング、寝室、そしてベランダへと、お好きなところに持っていくことができる。使いたい時に気軽に、あなたの生活空間を自由に移動させることができるよう、テーブルの真ん中に置いたとき、向かい合うヒトとヒトとのコミュニケーションの邪魔をしてしまわないように配慮したカタチ。

そしてガラス内部をドーム状にして、内部の光源から発せられた光を効率的に、美しく照らし出すことができるように。先端的なLED光源とバッテリーは直径わずか10センチの上品なアルミニウムの底面部に収納され、ベースステーションに載せるだけで充電が完了します。

そうやって考えられたこれまでに無かった革新的な照明装置がたどり着いたデザインは、古くから私たちの生活の中にあった「ボトル」のカタチでした。

これまで誰も体験したことがなかった、新しい光と影を作り出すことができる照明装置です。大切な方への贈り物にも、そしてカフェやレストラン、バーでの業務用照明としても、ぜひお選びください。






Sizes


高さ25×外形直径10cm

Weight


1200グラム

防水性能
:防水保護等級IPX66相当
*微塵が内部に侵入しない、あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない保護レベル

連続点灯時間:バッテリー使用時
 LOW:200時間
 MID:60時間
 HIGH:20時間
 EX-HIGH:8時間

光源:LED光源「サニーサイドアップ」
*アンビエンテック社オリジナル光源
登録商標 第6343157号

色温度
:オリジナルカラーモード:2400K
:ウォームカラーモード:1900〜2400K

充電方法:
USB Type-C充電
充電式リチウムイオン電池 5100mA/3.6V
付属の専用アダプターによる充電
充電時間:約6時間

Material


特殊塗装ガラス、アルミニウム、シリコンゴム、ボリカーボネート、ABS

Accessories


専用充電台
接続ケーブル(Type-C)
ACアダプター

Designer


小関隆一(RKDS)

Producer


久野義憲

Brand Name


アンビエンテック(日本)



































How to Use


独自開発されたLED光源を使用。フィラメント電球のように、光の明るさに応じて色温度を変化させることができるモードを搭載した、2022年の新バージョンが登場しました。






2012年の発売以来、その高い品質でロングセラーを続けてきた「Bottled」が、2022年、10年ぶりにリニューアル。より美しい色合い、そして省エネルギーを実現。

新しくなった「Bottled」はアンビエンテック社が独自開発した独自LED「サニーサイドアップ」の採用。調光ボタンにタッチセンサーを使用し、さらに使いやすく。自動消灯機能を搭載。災害時にも安心な自動点灯機能を追加。消費電力は従来モデルの最大1/3に軽減。最長200時間の点灯時間を実現し、充電ベースステーションのUSB Type-C対応など、外見はそのままに、内部はより魅力的に生まれ変わりました。








新しい「Bottled」はさらに美しい光を作り出す、2種類の調光、調色モードを実現しました。上の写真は従来製品と同様の「オリジナルカラーモード」。色温度は2400Kの、一定の光の明るさで変化します。

下の写真が新しい「ウォームカラーモード」。色温度は、1900Kと2300K、まるでフィラメント電球のように光の明るさに応じて色温度が変化するモードを新たに実現しました。

















How to Use


プロ仕様の潜水・水中ライトの撮影機材メーカーが自社の技術を投入。使う場所を選ばない、これまでになかった、美しく自由な照明ができました。












1日の終わりに、そして週末のゆっくりと流れる時間の中で。やすらぎのひと時を作りだしてくれる明かりを作り出すのが、この照明装置、「Bottled」です。従来の照明との大きな違いは、豊かな光をつくりだしてくれること。それだけではなく、あなたの生活の中で、リビングでの利用はもちろん、食卓にもキッチンにも、ベッドルームにも、あなたがお使いになりたい場所、どんなところへも移動できることが大きな特徴です。

もちろん豊かな明るさで、長時間お使いいただくことができること。最長で200時間の連続点灯を可能にし、柔らかで透明感のある光で周囲を灯してくれる。最新のLED技術とバッテリー技術が実現した最新のコードレスの照明装置です。








その美しいカタチは、美しい光を作り出すため。そして手に持って自由に場所を移動してお使いいただくため。ガラス素材でつくられた本体。まるでワインのボトルのように、上面部分をつまんで持ち運んでいただくためのもの。

もちろん食卓でお使いいただく時に、あなたの親しい方と、ご家族との時間をすごしていただく時、コミュニケーションの邪魔にならないように。そしてこのドームが柔らかな光を作り出すための「シェード」となるように考えられた素材、そして優しいカーブが作り出すカタチの持つ意味です。








食卓やリビングのご利用だけではなく、書斎やベッドルームの常夜灯としても。明るさは4段階の調光が可能で、お部屋の雰囲気やお使いになる時間、場所に合わせて調節することができます。

また直径はわずか10センチですから場所を占有せず、どんなところでも置いてお使いいただくことができる大きさ。ベッドサイドのテーブルにも置いて、たいへん使いやすい大きさです。

「Bottled」に搭載した光源には、全方向に光を放つことができるLED。LEDの演色性はRa90。「Bottled」の美しい光を作り出すために、アンビエンテックが自社開発したもの。無垢のガラス筐体の内部はドーム状にくり抜きがなされて、光を屈折させて、美しい、やすらぎの光を作り出します。







そしてさらに、この「Bottled」はご家庭のあらゆる場所でお使いいただくことができるように、防水保護等級「IPX66」相当の防水性能を備えています。この基準は、「微塵が内部に侵入しない、あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない保護レベル」を満たすもの。これまでプロの現場で鍛えられてきた、潜水・水中ライトの撮影用機材を作り続けてきたメーカーとして、ここにも独自の技術を惜しみなく注いでいます。

キッチンやレストラン、バーなどでのご利用はもちろん、屋外で、そしてバスルームでも安心してしてお使いいただくことができます。









Material


美ししいガラス素材、そしてアルミニウムのベース。 












大変使いやすく、お部屋の中はもちろん、ベランダやお庭にも持って行くことができる。そんな使いやすさはもちろんのこと、明かりを消した後の姿も美しい。「Bottled」はその形状と素材にいたるまで厳選し、デザインした照明装置です。

まず「Bottled」本体の素材には、ガラス素材を使用。美しいボディーラインのこのガラス筐体は、無垢のガラスを使用し、さらに内部をドーム状にくり抜くことによって、美しく光が拡散する。この形状と素材は「Bottled」が照明装置として、周囲を明るく照らし出す光をつくりだすためのシェードとしての機能も備えています。これを可能にしたのは、アンビエンテック独自の高度な技術です。








光源にはこの「Bottled」のために自社開発されたLEDを使用。色温度は2400K。暖かみのある電球色で、リビングや食卓などでお使いいただくために最適な光を作り出します。さらに「ウォームカラーモード」では1900K〜2300Kと、フィラメント電球のように光 の明るさに応じて色温度が変化 するモードも搭載しました。

この光はガラス筐体を通過して、周囲に拡散してお部屋を照らし出します。もちろん高度な技術によって作られたガラス筐体には製造時の割り線が点灯時の「影」を作ってしまうことのないよう、ひとつひとつ職人が手作業で型から取り出すことによって実現しています。








「Bottled」はタッチ式ボタンを使用して、4段階で明るさの調節も可能です。本体の裏面にあるスイッチを押すことで、弱、中、大、最大、オフ、と光の調整が可能。光の反射や形状を楽しんでいただくことはもちろん、シーンごと、ムードによって明るさを変化させたり、ベッドサイドの常夜灯としてお使いにいただく時は弱にして、といった使い分けもすることができます。

連続点灯時間は、大で8時間、中で60時間、小ではなんと最大200時間もの点灯が可能。最もあかるい最大の明るさでも4時間もの点灯が可能です。

パーティーの時はもちろん、お食事や語らいの楽しいひと時、1日の終わりに気持ちを落ち着けたい時に、「Bottled」はその時間を中断してしまうことのない、十分な灯りを長時間に渡って作り出すことができます。お一人でも、ご家族の大切な時間、大切なお客様を招く時。そしてご家庭用だけではなく、レストランやバー、ホテルなどの業務用の照明機器としても、この「Bottled」はお役に立ちます。









ガラス筐体を底面から支え、さらに内部に電子回路とLED光源を収納している台座部分はアルミニウム製。ガラス素材と組み合わせるためには、極めて高度な加工技術が必要となります。本体に存在するのはこの台座部分にある電源と調光をおこなうためのボタンがひとつだけ。










Product Guide


毎日の生活の中でお使いいただくことを考えて、専用のチャージングステーションを付属しています。












「Bottled」はこれまでになかった、とても自由な照明装置です。リビングでのご利用はもちろん、食卓へ、キッチンへ、浴槽での利用も、屋外への持ち出しも可能。必要な場所ですぐ使うことがでる、安全性と快適性能を兼ね備えた照明装置が、この「Bottled」です。

そしてさらに、毎日の生活の中で快適にお使いいただくことができるように、その細部にまで「使いやすさのためのデザイン」をしっかり考えて作られています。

毎日、使い終わった後はこの付属のチャージングステーションに置くだけ。このスタンドに置くことで充電が開始されます。









「Bottled」は内部に充電式リチウムイオン電池を内蔵しており、なんと最大で200時間もの連続点灯が可能。このチャージングステーションに戻すことで、5時間で満充電になります。つまり、夜におつかいいただいて使い終わったらこのチャージングステーションに戻す。すると自動的に充電が開始されて、次の日の夜の使用にそのまま備えることができます。

チャージングステーションに装備されたバッテリーの充電状態を教えてくれるLEDランプも、通常は目立ちづらいように、小さく配置されています。充電時には白く点灯して現在、きちんと充電が行われていることを教えてくれ、充電が完了したら自動的に消灯します。

また、非常時に安心な自動点灯機能を搭載。給電が停止した際には自動的に点灯しますので、停電になった際には嬉しい機能。防災、非常時の備えとしても「Bottled」をご利用ください。








チャージングステーションのサイズは「Bottled」と同じ直径の10センチ。「Bottled」の底面と同じそざいであるアルミニウムでつくられた、コンパクトで美しいステーションです。スリムでフラットなデザインで、リビングや書斎など、デスクなどの空いた場所に置いていただくことができて、スタンド自体が存在を主張しすぎることもありません。

またステーションは出っ張りもほとんどありませんから、お手入れも簡単。もし接点部分にホコリなどが付着したら、綿棒などで取り除いてやってください。








付属のACアダプターもしっかりデザインしました。その設置のしやすさ、使いやすさ、コンセントに挿した美しさにまできちんと配慮。そのサイズはタテヨコ7.2センチと3.8センチ。厚さは2.3センチの小型設計。外部は艶消しのブラック仕上げで、壁面のコンセントに差し込んでも目立つことはありません。

さらにご注目いただきたいのが、アダプターの電源差込口の仕組み。壁面コンセントでは他の電源をとるためにすでに塞がっていたり、他のアダプターが差し込まれてお使いになられていることが多いでしょう。そのために電源コードや他のアダプタを避けるためにケーブルが乱雑になったり、別途テーブルタップを用意しなければならなくなったり。それではどれだけ美しいライトをデザインしても何にもなりません。

差込口の方向が90度ずつ変化しているのがお分かりでしょう。このように差込口を90度ずつ変えることができる特別仕様の電源アダプタを用意しました。これによって4つの方向を変えてコンセントに差し込むことができますから、他のコードやアダプタ、そしてケーブルの方向を最も綺麗になるように配線していただくことができます。



















Package


大切な方への贈り物にも。シックな化粧箱に入れてお届けします。








日本語と英語の使用解説書 1年間の製品保証付き
パッケージサイズ:15×13.5×30.5cm










Variations










Bottled(新バージョン)













Interview


デザイナー・インタビュー 小関隆一さんにうかがいました









アートディレクター/デザイナー
東京都生まれ。多摩美術大学美術学部デザイン学科インテリアデザイン専修卒業後、IDKデザイン研究所に在籍、喜多俊之氏に師事。第2デザイン室室長歴任する。2011に独立、RKDSを設立。

製品作りから平面・空間を含めたブランド展開に至るまでのデザイン/ディレクションを行い、多角的な視点でのブランド戦略やコンサルティングも手掛け、プロジェクトの本質をシンプルに引き出す活動に取り組む。



この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


独立直後に開催された見本市のアンビエンテックさんブースに、後の「Bottled」の機関部にあたるモジュールが展示してあったのをたまたま見つけたところから始まりました。

アンビエンテックさんも丁度デザインをどうしていこうかと考えられていたところで、僕の方はというと、コードレスの照明というテーマにはたくさん可能性がある一方でまだ市場で確立されたジャンルではなく、確立されていないということはスタンダードを取りに行ける可能性もあるということにとても魅力を感じたのもあり、ぜひやってみたいとその場で強く思いました。きっかけは完全に偶然でした。




最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


内部モジュールの設計が完了していたこともあり、僕はそれをどのように使うのかに注力してデザインを組み立てていきました。デザインを手がけた頃はコードレスの照明というのはそれほど出回っているわけでもなかったので、まずは「コードのない照明を日常の中で使う」ことをどのようにアプローチしていくかを考えています。

コードレスの最大の特徴は「持ち運べて好きなところで使える」ところ。そこでまずは「手に持つ」ことを軸にスタートしています。持つということは、例えばハンドルのような何か手で持つ場所が備わっているべきだと思うのですが、別パーツであれこれくっつけてしまってはコストもかさむし故障にもつながりやすくなる。

好きな場所におけることがこの製品のポイントにもなる以上はテーブルの真ん中においても格好がつくような体裁でないとならない。と考えるとゴテゴテと要素を加えていくのではなくできるだけシンプルに、極論すると光を拡散させるためのランプシェードと一体化させてしまうのが良いだろうと考えました。

またテーブルの真ん中に置いた際に、向かい合った人とのコミュニケーションの邪魔にならないスケール感に落とし込まなくてはなりません。質感もテーブルウェアと同様に違和感をもたらさないものが望ましいでしょう。そのような要素を一つ一つつなぎ合わせた結果、見つかったのがボトルのような形状でした。この形になったのはボトルっぽくしようとしたのではなく、むしろ必要な条件を組み立てていったら結果としてボトルに近い形になっていったのです。

どのように操作をしたらいいのかを迷わせてしまうのも良くないと考え、スイッチは一つのみをフロントに配置しています。押したら段階的に明るくなっていく調光システムが搭載されていますが、この調光する際の光の変化の長さやタイミングに至るまで、アンビエンテックさんと一緒になって決めていきました。結果として極めて自然なUXとなっていると思います。シンプルな操作系とアフォーダンスに則った形状のため、この照明の基本的な使い方は初めてさわっていただく方にもすぐ理解いただけると思います。もちろんこのボトル形状が理解しやすさや可愛らしさといった要素にもつながっていると思います。

この照明をいろいろな意味で的確に表している「Bottled」という名前は久野さんのアイデアです。僕の中でもスッと入ってきた名前で、これ以外にふさわしい名前はないなと今でも思っています。




この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


テーブルに置くことを前提に、また価格面からもやや高品質至高にした方が良いと判断したこともあり、また持ち運ぶ特性がある以上は柔らかいものよりも硬いものということも念頭にありました。なのでデザイン当初からガラス+アルミで作ることははっきりとイメージしておりました。

特にシェード部に相当するガラスパーツは、無垢のガラスの内部をドーム状にくり抜き光を拡散するシェードとし、同時に端部はハンドルとして機能させ、光の屈折も含めて一つの照明として存在させる。テーブルの上に置いても遜色ないどころか、とても美しく、かつテーブル上の他のプロダクトとも同化できる質感のものになると考えていました。ただし実際にガラス部材を製作しようとすると想像以上にハードルが高く、量産に至るまで困難の連続となり、発表から発売開始まで多くの時間がかかった結果となりました。それでも製造販売までつなげていったアンビエンテックさんのいい意味での執念には脱帽してしまいます。

アルミのパーツについてはアンビエンテックさんの得意とする素材と加工だったこともあり、とても精度も高い美しい部材に仕上がっています。ただここでもガラスとの組み合わせのハードルがあり、コンマ以下でコントロールしているアルミパーツと、ミリ単位での公差のあるガラスとを精度高く組み合わせるのは簡単なことではありませんでした。私自身も改めて素材、特にガラスの難しさと面白さ/美しさを学ばせてもらった貴重な経験でもありました。

結果としてアンビエンテックさんの努力の結果、皆様に見ていただけるような高い精度の製品に仕上がっています。ここまでこだわりぬかれた素材と仕上がりの日本発の製品を、このプライスレンジで送り出せていることはある意味奇跡的だとすら思っております。




アシストオンのお客様へのメッセージをお願いします


当初アンビエンテックさんが企画していた内容とは異なるややハイエンド向けなプロダクトの提案をさせていただいた結果となりましたが、久野さんはこのラフスケッチを見た瞬間に気に入っていただけたようで安心したと同時に内心ガッツポーズをしていたのを覚えています。

結果として初期のデモ品を見たところからちょうど一年後、展示会でのお披露目につながり、アンビエンテックさんにとっては初の照明製品、僕にとっても実質デビュー作の誕生となり、とても思い入れの強いプロダクトです。

イタリア・ミラノサローネに独立後初めて参加した際にこの「Bottled」をプレゼンテーションさせてもらって以来、今では国外でもBottledに出会うことがあります。一つ一つの要素を組み立てた上で示した普遍的な回答は、世界でも通じるなと自分でも確認できるようになりました。今までにない、「好きな明かりを好きなところに持っていって楽しめる」という生活体験は一つの発見でもあります。皆様にもぜひBottledの提案している灯りのある生活を体験していただきたいと思います。












Interview


プロデューサー・インタビュー 株式会社アンビエンテック代表取締役 久野義憲さんにうかがいました










プロ仕様の水中ライトなど撮影機材メーカーとして世界最高水準の技術力を持つ会社の創設者で、2009年にこれまでの経験と開発スタッフを駆使し、配線のない高品位な照明器具を実現するために新たに立ち上げたカンパニー、株式会社アンビエンテックを創設。

社外の優秀なデザイナーを起用することでデザイン性にすぐれ、人々に長年愛用されるようなプロダクトの製品化を目指し、2012年初のコードレスランプを発表します。質にこだわったコードレスの照明で、新たなライフスタイルを日本から世界に発信しつづける企業として成長し続けています。





この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


「Bottled」は、アンビエンテックのコードレス照明の第一弾として製品化したもので、2011年にコードレス照明のプロトタイプが完成し、デザインを募集していたところデザイナーの小関さんとの出会いがあり、2012年に発表し2013年に初号機の発売を開始しました。(最新の「Bottled」はその改良版)

明るすぎる日本の照明環境を変えたいという思いから照明のコードレス化を思いたったというのは、以前他の製品をつくるきっかけとしてもアシストオンのインタビューでお話ししましたが、実現化に向けては白色LEDの登場という時代背景があります。

当時、家電メーカー各社はLEDの省電力化により電気代が節約できるということを売り文句にしていたと思いますが、私たちは電池でも電球並みの光量と実用的な点灯時間が実現できるのではないか?すなわち照明器具のコードレス化が可能になり、照明自体の使い方を変えることができると考えていました。

また、LEDは色を変えたり揺らぎを擬似的にプログラミングできるというメリットもありますが、プロダクトとして日常生活でより長く使用でき飽きがこないもの、トレンドに左右されないものとして極めてシンプルな仕様としたのもこの時産まれた思想です。そして、防水仕様とすることで場所を選ばないより自由度の高いコードレス照明としての可能性も追求しました。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


照明器具はその明るさや配光などある程度シミュレーションすることができますが、ボトルはさまざまな屈折や透過を経て光を感じる構造になっているので、実際に使用する素材で最終形に限りなく近い試作品を作成し灯りを確認する必要があります。

最初の難関は、その試作品を製作してもらえる工場をなかなか見つけることができなかったことです。最終的に、国内外で数々の受賞歴を持つガラス作家の永井煌晟さんに行きつき試作にチャレンジしてもらうことになり、ほぼ図面通りに仕上げてもらうことができたことで2012年の製品発表にこぎつけることができました。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


長く使用できるという当社のコンセプトもあり、本体は経時変化のないガラスと金属で構成し修理ができるように全てのパーツが取り替えられるようにも設計されています。

また、持ち運びを前提にしている以上、簡単に割れてはいけませんのでガラスの厚みにもこだわっていました。最薄部で5mmというガラスの厚みは、そのためで結果重厚なガラスシェードとなっています。
さらに、ガラスシェードの生産工程においては金型から取り出したガラスの割り線が点灯時の影にならないように、それを手作業で取り除くという一手間かけたものとなっています。



アシストオンのお客様へのメッセージをお願いします


「Bottled」は、以上のようなプロセスを経て皆さんに上質な灯りを思いのままに使用していただけるように実現したアンビエンテックを代表する製品です。

デザインから設計、製造に至るまで私たちの想いが十分に込められたこの製品がアシストオンのお客様にも喜んでいただけることを信じ、自信を持ってお届けいまします。












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