わずか1分で新品の切れ味の包丁に。実現したかったのは、職人が砥いだような、滑らかで切れ味の良さの包丁研ぎ機。

Kai the Sharpener

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所要時間わずか1分。目指したのは、そんな短い時間で使える。そして誰が使ってもまるで職人が旋盤砥ぎ器で砥いだような、滑らかで切れ味の鋭い仕上がりを実現する、包丁研ぎ機でした。

これに挑戦したのが、岐阜県関市で100年以上もの間、包丁や刃物を作ってきた日本を代表する刃物メーカーの貝印。

切れ味の良いしっかりとメンテナンスされた包丁は、食材の美味しさをより引き出し、調理時間の短縮にもつながり、気持ち良く料理をつくることができます。しかし、包丁の切れ味を維持する「研ぐ」という作業は手間がかかり面倒で、適切な研ぎ具合にすることが難しく、とても気軽に行えるものではありません。

切れ味の悪くなった包丁を使うことは、食材の鮮度が落ちやすくなるだけでなく、思い通りにカットすることができずに、誤って手指を怪我してしまう恐れもありますから、包丁の切れ味を維持することは、とても大切。

キッチンの引き出しスペースに収納できるコンパクトサイズながら、電動駆動による旋盤砥石を装備。包丁の刃をガイドの溝に通すだけで、わずか1分で最適な研ぎ具合に仕上げることができる。砥石を水で濡らす必要もなく、研ぎくずで周囲を汚してしまうこともありませんから、後片付けも楽。さらに、本体カバーが開いている状態では動作しないように、安全面にも配慮。

そんな、これまでに無かった最も理想的なシャープナーを実現したのが、この「Kai the Sharpener」です。





この「Kai the Sharpener」は、これまでの砥石や砥ぎ器では実現できなかった、鋭く、耐久性の高い切れ味に仕上げることの出来る家庭用包丁研ぎ器です。これまでのシャープナーのように、一時的な切れ味をつくりだすタッチアップとは違い、しっかりと刃先に角度をつけながら研削することで、包丁本来の切れ味を作ることができる電動式シャープナーです。

貝印は独自設計による円盤型砥石と回転機構を開発したことで、業務用研磨機と同様に刃先に対して横方向で研ぐこと、そして、包丁を研ぎ直し続けることで厚くなってしまう刃先を削り落としながら刃先の形状を一定の薄さに保つ、という2点を両立。これまでの家庭用研ぎ器では実現することができなかった切れ味を実現しました。

円盤型の砥石は、包丁に最適な角度であたるように、傾斜させた状態で本体内に組み込みました。これにより、包丁をガイドの溝に入れて引くだけで、刃物職人が緻密な角度調整しながら研いだような、研削の角度と研磨の目を立てることができます。安全に、どなたでも簡単に、まるで新品同様の鋭い、耐久性のある切れ味に仕上げることができます。

そして、左右の刃先を研削するだけでなく、しっかりと研げている証でもある刃先の「かえり」を取り除くために、そして日頃の切れ味の微調整ができるように仕上げ用砥石を装備しました。

これまで、シャープナーや砥石を使ってみたけれど、切れ味の仕上がりにご満足いただけなかった方へ。包丁を研ぐことが面倒で切れ味に妥協されていた方へ。料理が好きなあの方への贈り物としても、ぜひお選びください。








Supported Products


ステンレス製、鋼製、割り込み両刃包丁


*セラミック製・チタン製には未対応
*片刃、パン切り包丁などの特殊な刃付けは未対応

Sizes


10.8×10.8×高さ10cm

Weight


540グラム

Material


砥石:ホワイトアランダム
本体:ABS樹脂

Specifications


電源:AC 100V 50/60Hz
定格消費電力:20W

Accessory


ACアダプター
日本語と英語のマニュアル
国内保証1年間

Brand Name


貝印

Award


2016年グッドデザイン賞





Movies


「Kai the Sharpener」の使い方と特徴を動画にしました。

















Product Guide


実現したかったのは、職人が旋盤砥ぎ器で砥いだような、滑らかで切れ味のするどい仕上がりです。





この「Kai the Sharpener」は、これまでの角砥石や簡易シャープナーでは実現できなかった、鋭く、耐久性の高い切れ味に仕上げることの出来る家庭用包丁研ぎ器です。

これまでのシャープナーのように、一時的な切れ味をつくりだすタッチアップではなく、しっかりと刃先に角度をつけながら研削、まるで刃物職人が研いだような耐久性のある切れ味を実現するために、貝印独自設計による研削構造を開発しました。

電動回転する円盤型砥石と研削に適した傾斜角度、そして、業務用研磨機と同様に刃先に対して横方向で研ぐ構造を組み込んだことで、ガイドの溝に刃先を通すだけであっという間に鋭い切れ味に研ぐことができます。

さらに、簡易シャープナーで研ぎ直し続けることで刃先が厚くなり、切れ味が失われてしまった包丁も、この「Kai the Sharpener」を使うことで本来の切れ味を蘇らせることができます。一定の角度で刃先を削り落とすように研ぐことができますので、家庭用研ぎ機では難しかった耐久性の高い切れ味を実現します。








この「Kai the Sharpener」を使って包丁を研ぐのに要する時間は、電源を入れてわずか1分、驚くほど短い時間で研ぎ終わります。まるで、包丁職人が旋盤砥ぎ器で砥いだような滑らかで鋭い切れ味が、ご家庭のちょっとしたお手入れの時間だけで手に入ります。







本体内部には、電動回転する円盤型のセラミック製砥石を組み込みました。砥石はヤスリと同じように粒度の粗さによって研磨の具合、用途が変わってきますが、「Kai the Sharpener」では800番相当の刃を付けやすく削り過ぎない粗さの砥石を採用しました。

この砥石は包丁に最適な角度であたるように傾斜した状態で取り付けられていますので、包丁研ぎの最大の難関であった「適切な角度を保ちながら研ぐ」という状態を砥石側で行ってくれます。







さらに、最適な角度で刃先をスライドできるように設計されたガイドの溝には、包丁のぐらつきを抑えるための角度ガイドを装備。バネの反発により包丁の角度を修正してくれますので、どなたでも安定した刃付けを行うことができます。

また、直流モーターの安定したトルク力と、砥石の下に組み込まれたスプリングの作用により、一定の研ぎ具合を維持しながら、軽い力でも、しっかりとした刃付けが可能。この、砥石の回転軸にスプリングを組み込むことにより、ながくお使いいただく上で砥石自体が摩耗しても包丁を研ぐ位置が変わることなく、刃付け角度は常に一定に保つことができます。

さらに、この砥石のほかに、包丁がしっかりと研げている証でもある「かえり」を取り除くための仕上げ用砥石を本体上部に装備しました。タッチアップや刃先についた脂落としなど、研ぎ直しする程ではない日頃のメンテナンスにもお使いいただける、1000番相当のセラミック製砥石です。








砥石のお手入れ時などで本体カバーを外した際には、誤動作で砥石が回転してしまわないよう、安全装置を設置しました。電源スイッチ部にLEDライトを搭載していますので、電源のONとOFFの視覚認識のほか、カバーが外れている状態で電源を入れようとすると点滅してエラーを教えてくれます。

本体底のゴム足には、すべり止め効果の高いシリコンゴムを採用しました。これにより、研削時に本体を手で押さえる必要がありませんので、包丁を両手でしっかりと持って、安全に研ぐことができます。

収納性を考えた、無駄のないデザイン。本体の大きさも約11センチ四方の立方体とコンパクト設計ですので、キッチンや食器棚の引き出しスペースにも収まります。

常にメンテナンスのされた切れ味の良い包丁を使うことで、包丁の寿命が伸び、包丁を使った作業の精度を上げると同時に、食材の旨味を引き出します。










How to Use


通常の砥石や砥ぎ器では実現できなかった、鋭く切れ、耐久性の高い形状に仕上げることの出来る設計。3段階の砥ぎにより、細かな「かえり」も取れる、こだわりの設計です。









それでは、実際に「Kai the Sharpener」で包丁を研いでみましょう。傾斜やおう凸のない平らな台の上に「Kai the Sharpener」本体を置き、付属の電源アダプターを接続して、本体右下の電源スイッチを入れます。

切れ味をよみがえらせたい包丁の水分、汚れをしっかりと拭き取ったら、右手で包丁の柄を持ち、刀身の峰に左手を添えるように、軽い力で持ちます。

上から見て中央にあるスリットに、刃元の「あご」がくるように回転する砥石に刃先をあてていきます。砥石に刃が当たる音がする位置まで刃先をしっかり奥に入れていくと、砥石にあてる角度が自然に決まりますので、そのまま「1」の方向に包丁を引いていきます。







3〜5回繰り返し引きましたら、次は反対の面の刃先を研いでいきます。左右の手を持ち替えて、同様に3〜5回、「2」の方向に刃を引いていきます。両面の刃を研削し終わりましたら、仕上げに「かえり」を取り除いていきます。

「かえり」とは、研いだ際に生じる細かい金属のまくれで、バリのようなものです。この「かえり」が残ったままですと、切れる状態にはなりませんので、本体上部「3」の番号が振ってある仕上げ砥石に刃先を軽く当てながら、3回ほど刃を引いて「かえり」をとります。








包丁についた細かい研ぎくずを水で洗い流したら、これで仕上がりです。研ぎ終わった包丁を刃先の先端からあごにかけてよく見てみると、一定の細さに保たれた研ぎ跡「刃道」が綺麗についていることがおわかりいただけるでしょう。

熟したトマトなど切りづらい食材を試しにカットしていただければ、切れ味の違いに驚かれるはずです。刃が滑ってしまうことなく、食材をしっかりとらえて軽い力でカットすることができます。まな板へのあたりも良くなり、肩に力が入ることなく気持ち良く料理が行えます。

なお、包丁を持つ手に力が入り過ぎてしまったり、角度をつけすぎて砥石に刃先を強くあてると、砥石が空回りして回転がとまります。もし、砥石がとまってしまうようでしたら、包丁を軽い力で持ち直して、ガイドの溝に添うように適切な角度で引いてください。
















How to Use


「Kai the Sharpener」はお手入れとメンテナンスのしやすさも、大きな特徴です。












「Kai the Sharpener」は、定期的にお手入れしていただくことで、砥石の目詰まりを防ぎ、研削能力をおとすことなく、ながくお使いいただくことができます。

トップカバーを手前にスライドさせるように取り外し、本体カバーを持ち上げると、砥石ユニットが現れます。ユニット中心のねじをマイナスドライバーかコインを使い、砥石、スプリングユニットをはずしてから、内部に付着した研削くずを拭き取ります。








砥石ユニットは水洗いすることができますので、ブラシを使って砥石表面の汚れを落としていただくと、研削くずによる目詰まりを防ぐことができます。砥石はセラミック(陶器)製ですので、手を滑らせて落としてしまわないように注意してください。

なお、砥石は濡れたまま使用しますと、研削時に目詰まりを起こし、本来の切れ味を引き出すことができなくなりますので、完全に乾燥させてから取り付けてください。

















Interview


デザイナー・インタビュー 貝印株式会社 マーケティング本部 デザイン部
大塚淳さんにうかがいました














この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


海外で販売をしておりました旬シリーズの湿式電動包丁研ぎ器があり、国内向け商品とし てもその研ぎ能力に匹敵した電動シャープナーを作りたい。というところが「Kai the Sharpener」開発のきっかけとなりました。 コンパクトなキューブ形状にどうしたら内部構造が収まるかを設計のポイントとして貝印 の開発部が設計をいたしました。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

3 ステップの研ぎ工程を、片手で持てるサイズのシンプルなキューブの中に分り易く造形化することにこだわりました。 包丁が通過する部分は、キューブの塊から鋭い刃物で削り出したような造形処理とし、 工程の分り易さと、切れ味の鋭さを印象付ける配慮をしました。 本体の粗いシボ目と光沢パーツのコントラストにより上記のような造形をより際立た せました。 本体外装はゼロドラフト(金型抜きテーパー0°)とし、ソリッド感や精緻さをもつ佇まい の美しさに拘っています。

電源ボタンにはフラットでストロークの短いスイッチユニットと LED インジケータとを統 合し、精緻な操作感を持たせつつ、本体のソリッド感を保ちました。 ねじ等を使わない分解構造とし、メンテナンス性を向上させました。 砥粒などの汚れが目立ちにくい黒色本体としました。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


通常の砥石や砥ぎ器では実現できなかった、鋭く切れ、耐久性の高い形状に仕上げることの 出来る設計。3 段階の砥ぎにより、細かな「かえり」も取れる、こだわりの設計です。 職人が旋盤砥ぎ器で砥いだような、滑らかで切れ味のするどい仕上がりの実現を目指してこ の商品は生み出されました。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


大切な包丁をご自分でお手入れをする楽しさや、満足感を今までよりもお手軽に味わって いただけるのがこの「Kai the Sharpener」です。 最適な角度で包丁を研げるように砥石の角度を調整しているため、はじめて研ぎを行う方 や、研ぐことに対して難しさや抵抗感のあったお客様にもおすすめの商品です。

よいものを長くお使いいただくためのパートナーとして、ぜひお使いください。












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