とても軽くて、お洗濯も可能。清潔で心地の良い、どこへでも持っていける、いつもあなたのそばに居てくれるバックパックです。

VEIL

ご要望の多かった、ホワイトとグレーのカラーを追加しました。

毎日の移動、通勤や通学はもちろん、お買い物、子どもたちの送り迎え、生活のあれこれの荷物を取りまとめて使いやすい「生活のためのバッグ」を考えました。

軽量で、収納がしやすいことはもちろん、気取らず使える、どんな服装にも合う。そして清潔に使えるバッグであること。

そんな「毎日の生活のためのバッグ」を考えた時、花粉や屋外の排気ガスなどで付着してしまう、そして子育てや介護などで衣服やバッグはどうしても汚れてしまう。衣類は洗えるけれど、バッグはどうして洗えないのだろうか?という疑問を抱きました。

私たちの生活の中で便利に使えて、いつも側においていたいモノを入れたい。それなら清潔で使えることは何より大切。洗濯機で簡単に「洗えるバッグ」を作りたい。

バッグやシューズなどのモノづくりのメーカーであるBATONとデザインユニットTENTがいっしょに開発した「VEIL」は、そうやってできた新しいバックパックです。

「VEIL」はアウターバッグとインナーバッグがふたつに分離・合体する構造。インナーは16インチまでのノートパソコンやタブレットPC専用収納など、仕事や生活に欠かすことができない存在になったデジタルデバイスやアクセサリー、毎日のあれこれを収納。お家に帰ったら引き出してデスクへ。

そしてアウターバッグは、コットンとナイロンの2つの素材の良いところを組み合わせた「60/40クロス」を使用。手触りがよく、極めて軽量で、そして、洗いやすさ・乾きやすさの両方を実現しました。

洗濯する時はアウターバッグを裏返すと洗濯ネットのような状態になり、リュック下側についたループを使えば型崩れなく干すことができます。

Supported Products


MacBook Pro 16インチ(25×36cm)までの大きさのノートPC・タブレットPC専用収納装備



Sizes


本体:高さ47×幅33×マチ15cm
インナーバッグ:高さ36×幅28cm

Weight


本体:330グラム
インナーバッグ:220グラム

Capacity


23リットル

Material


60/40クロス(コットン60%/ナイロン40%)、メッシュ(ポリエステル100%)

インナーバッグのクッション材:EVA
洗濯取扱い:洗濯不可

Specifications


本体の洗濯取扱い:洗濯可
・水温40度を限度とし、洗濯機で洗濯が可能
・110度を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができます
・タンブル乾燥できません

Manufacturer


BATON(大阪市)

Designer


TENT






































Product Guide


服や身体は洗うのに、バッグを洗わないのはなぜだろう?









いつも手元に置いておきたい小物やスマートフォン、上着などの衣類、お仕事に欠かせないPCなど。子育て中の方なら、赤ちゃんや子どもたちのためのあれこれ。

バッグの中も外もどうしても汚れてしまう。また、屋外では地面にバッグを置かざるおえない時もある。そしてまた、そのバッグを室内に、リビングやキッチンに持ち込む必要がある。

このようなことはバッグを使う上で、さらに毎日の生活に欠かすことができないモノたちを持ち運ぶためには仕方ないこと。けれど、衣服や身体は洗うのに、バッグは洗えない。これを常識だと私たちは思い込んでいたのでしょう?

生活の中で使いやすいよう、洗えるバッグ、洗いやすいバッグを作ろう。モノづくりのメーカーであるBATONと、デザインユニットが一緒に考えて作ったのが、この「VEIL」という生活のためのバックパックです。







「VEIL」はバッグとしての使いやすさと、清潔さを保つ分離方式。

洗いやすく乾きやすいアウターバッグと、小分けポケットがついたインナーバッグを組み合わせる新発想。日々の生活の中で服を脱いで洗うように、リュックも脱いで気軽に洗えるようにしました。

インナーバッグはノートPCやタブレットPC専用の収納、デジタルデバイス用のアダプターやケーブル、ノートや筆記具、カードケースなどのあれこれを収納ための専用ポケットを各種装備。簡単に着脱できます。















そして背負いやすさ、軽さ、そして洗って乾かしやすいことを徹底して追求したアウター部分は、通気性のある厚手のメッシュをクッションとして採用。

洗濯する時はバッグ本体をくるり、と裏返すことで、洗濯機に入れることが可能。洗濯ネットも不要で、洗えるデザインをきちんと考えました。

洗い終わったら「VEIL」の下側についたループを使って、日影で乾燥。型崩れなく干すことができます。このように、「VEIL」は単に洗える、ということだけではなく、洗いやすさ、乾かしやすさもきちんとデザインしました。







しっかりとした収納力があることはもちろん、本体が軽く、そして背負いやすいことも「VEIL」の大きな特徴です。アウターバッグの重さはわずか330グラム。インナーバッグと組み合わせても、550グラムという軽量性はこの「VEIL」の自慢です。

長さ調節の可能なショルダーベルトは身体に触れる側にはメッシュ素材を使用。これによって洗った時の乾きやすさと、使用するときの通気性の良さ、両方のメリットを活かした素材使いです。
















メインコンパートメントの容量は約23リットル。可能な限りシンプルに。しかし仕事の道具のあれこれに加えて、上着やセーターなどの収納にも対応。

さらに本体の左右には外ポケットを装備。開口部は12センチ、深さや17センチ。水筒やペットボトル、哺乳瓶、折り畳み傘の収納も可能なサイズ。毎日の中できちんと使える容量を実現しました。












メイン収納部はこのようにダブルジッパーを装備し、内部を大きく見渡すことができます。インナーバッグと組み合わせることで内部をしっかり見渡すことができ、必要なものをすぐに取り出すことができる構造です。







Product Guide


バッグから取り外して、机の上に、手元に。あなたの必須アイテムの整理整頓をこなす、インナーバッグを備えています。










仕事場に到着したら。お家に帰ったら。アウターバッグからすぐに取り出して使うことができるインナーバッグの存在。これが「VEIL」の使いやすさの大きな特徴です。

クッション材を内部に備えてノートPCやタブレットPCなどの機器を保護しつつ、リュックの芯材としても機能。そして「VEIL」のジッパーを大きく開いたらメインコンパートメントの上面には、インナーバッグを引き出すことができるフックが露出。そのまま引き出してやることで取り出しも簡単に行うことができます。













この便利で収納力の優れたインナーバッグは、3層構造。中央部には、MacBook Pro 16インチ(25×36cm)までの大きさのノートPC・タブレットPC専用収納を備えています。








インナーバッグの片面には、小物ポケットを6つ装備。上面の左から、筆記具用のポケットを2つ。開口部7センチ、深さ11センチのポケットは、スマートフォン用のモバイルバッテリーやスマホ本体の収納に最適。その右側は開口部14センチ、深さ11センチのポケットで、PC用マウスやケーブル、電源アダプターアダプターなど。

下段には開口部12センチ、深さ11センチのポケットを左右に二つ。さらにその内側には開口部25センチ、深さ15センチで、ノートなども入る横長ポケットも装備しました。








もう片方は開口部28センチ、深さ30センチの大型ポケット。A4サイズの書類もしっかり入るポケット。

お仕事のアイデアメモを始め、プレゼン資料を入れたり、見積書もしっかり入る大きさ。折らずに収納でき、貴重品は薄型のバインダーやプラスチック製のスリット、同じTENTのデザインした「HINGE」に収納すると良いでしょう。













Material


優れた質感と、取り扱いのしやすさ、軽さ、そして洗えること。60/40クロスとメッシュ素材、ふたつの素材の組み合わせ構造によって、実現しました。







「VEIL」のアウターに使用したのは、「60/40クロス」という素材。コットン60%ナイロン40%の生地は、柔らかくて、サラッと手触りがよく、上品な質感がある素材。

一般的にはバッグで使われることは少なく、マウンテンパーカーなどで使用されることが多い生地を、この「VEIL」はあえて本体の素材として選択しました。

そして内側にはメッシュの素材を組み合わせることで、収納物をきちんと守り、通気性も兼ね備え、さらに洗濯時の洗いやすさ、洗濯ネットを使わずにくるっとひっくり返すことでお洗濯もしやすい。そして乾きやすい。この素材使いのアイデアこそが、「VEIL」の極めて大きな特徴を実現しているのです。























本体の上面には大きなハンドルを備えていて、手提げにしたい時、フックなどにぶら下げてバッグを保管したいときに利用することができます。

またメインコンパートメントにアクセスするジッパーには長さ4センチの大型の引き手を備えることで、開けやすく、閉めやすい仕組みです。








アウターは簡単に洗えるように、過剰にポケットやパーツをつけることをやめて、シンプルであることを追求。

その代わりにサイドやショルダーの一部にカラビナが装着できるループをつけて、小さなポーチなどを自由に取り付けできるようにしました。









Variations





VEILホワイト






VEILダークグレー






VEIL ブラック








Interview


デザイナー・インタビュー TENT 竹下健さんにうかがいました








TENTは2011年に治田将之と青木亮作の2人によって結成され活動を開始したクリエイティブユニットです。 高層ビルのような固定された強さではなく、テントのように自由で風通しの良い強さを目指して、創作活動を行っています。

青木亮作:写真左
オリンパスイメージング株式会社、ソニー株式会社にて録音機器やカメラ、PCおよび周辺機器のプロダクトデザインをはじめ商品戦略や企画を行う。

治田将之:写真中央
デザイン事務所、生活雑貨メーカー勤務を経て、フリーランスとして家電機器、インテリア用品を中心にプロダクト、パッケージ、カタログまで多岐にわたるデザインを手がける。

竹下健:写真右
2017年にTENTに加入。
プロダクトデザインをはじめ、パッケージ、Web、展示ブースなどの空間デザインも行っている。



この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


過去に同じ展示会に出展したことがきっかけで面識のあった、BATONの渡利さんからのお声がけいただき、BATONさんが運営するブランド「LEKT」の新しいリュックを共同開発する企画がスタートしました。

BATONさんは鞄のみならず、カラビナなどの金具からスニーカーまで、自ら企画製造販売されているので、TENTとしてはリスペクトしかなく、「これは良いリュックができるぞ!」と、最強のパートナーを持ち、自信に満ち溢れていたのを覚えています。



最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


60/40クロスというコットン60%ナイロン40%の生地を採用しました。通常はカバンには使わずマウンテンパーカーなどで使用されることが多い生地で、柔らかくサラッとして気持ちの良い手触りなので、感触的にも清潔感を感じます。

一般的なリュックは表地と裏地があり二重になっている物が多いですが、洗いやすくて乾きやすくする為には、生地は1枚だけにする必要があると考えていましたが、60/40クロス1枚だけだと柔らかすぎて収納物へのダメージが懸念されるため、裏地にはメッシュ素材を採用しました。

メッシュを使用することで洗濯時には裏返して洗濯ネット状態にできて洗いやすく、通気性も抜群のため、乾きやすさにも配慮したリュックになりました。







この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


いざ、自分たちが本当に欲しいリュックを考え出すと、リュックというジャンルは、すでにあらゆることがやり尽くされていて新しい何かを考え出すことに苦戦しました。

それでもなんとか方向性の異なる3つのリュックを試作した中に、荷物を小分け収納できPCなどを衝撃から守る「インナー」と、薄型の「アウター」の二重構造を採用した、「VEIL」の原案がありました。

日常生活で試作を使い続けた結果、利便性だけでなく柔らかな触り心地がよく、クタッとしてシワが出る独自の存在感にも魅力を感じ、この案に絞り込まれました。

さらなる追加機能として防水性能を搭載するかどうかを検討していた時に、「いっそ洗濯できるようにするのはどうか」という話になり、それからは、洗いやすさと乾きやすさのために様々な要素を精査して、軽くて取り回しやすいリュックになりました。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


とてもシンプルな見た目ですが、インナーバッグに数多くのポケットがあるため小物を整理しやすく、アウターバッグには十分なマチをつけているため、大容量も実現しています。

柔らかく優しく控えめ、だけど実はすごく頼りになる。そんな製品なので、幅広く暮らしに馴染みやすいと思います。

花粉やウイルス、排気ガス、飲食店の床、満員電車、公園のベンチ。生活の中でリュックは少しずつ汚れていきます。天気の良い休日には「VEIL」を洗濯して、次の一週間をスッキリ清潔に迎えていただけると嬉しく思います。






Interview


プロデューサー・インタビュー 株式会社BATON 代表取締役 渡利ヒトシさんにうかがいました











この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください




私たちはLEKTというバッグブランドを展開しているのですが、これまで私たちはさまざまさバッグを企画製造してきました。カバンという製品は様々な商品であふれかえっているおり、ある種コモディティ化(同質化)されているといっていいマーケットとも言えます。

私たちがモノをうみだす意味を考えた時、そこには新しい価値を創出し、かつ自分たちの生活の延長線上にあるリアリティが必要と考えました。そのためにはいわゆるマーケットインに基づく発想ではなく、生み出す側のクリエイティビティが無くてはならないということです。今の生活者の中に馴染み、それでいてこれまでになかったバッグ。そんなバッグは何かという課題を抱えていました。

そんな課題と向き合っていた時、私の頭の中で思い浮んだのがTENTさんでした。TENTさんとは過去、青木さんとお会いする機会があり、彼らのクリエイティブに惹かれていました。彼らならこの課題をクリティカルに解決できるのではないかと感じ、SNSで協力してくれないかというメッセージを送り、そこから共同で開発を進めていくことになりました。

当初「洗える」というコンセプトではなく、TENTさんが使いたいバッグという依頼でしたが、スケッチや議論を重ねていくうちに、「コア&スキン」というキーワードが生まれました、そしてサンプルを作成し、ミーティングを重ねていくうちに「洋服や体は洗うけれど、バッグは洗わないのはどうしてだろう」という疑問が落とされました。その瞬間に「洗える」というコンセプトへと昇華し、製品の骨格が出来上がりました。

バッグとして他に見ない切り口でありながら、だれもが感じる違和感を見つけ、解決する。それは頭だけではなくサンプルから、さまざまな条件を重ね、そのうえで最適解を生み出していく。まさに変化を受け入れながら進化していくダイナミックなTENTさんのクリエイティブを目の当たりにした瞬間でした。





最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


洗える仕様にするために、従来のバッグの作り方を見直したことです。芯材は一般的に使用されるウレタンなどは使わず、水抜けの良いダブルラッセル材を重ねたり、外装のポケットなども極力省くなど、生地の重なりを少なくして、乾きやすいように設計しています。

内装などのグログランと呼ばれる生地の端をまとめる部分ですが、これも洗濯によってなるべくホツレを避けようとファスナー裏にある部分にもグログランテープを這わせています。なかなか見えにくい箇所ですが、こうした細かい点も最終デザインまで何度も検証して作り上げました。本体下にあるドローコードも洗濯後の「干す」という行為から生まれ出たデザインです。

そして分離式であるコアユニット(インナーバッグ)とアウターとの収納方法、収納時のバランスも時間を掛けて検証しました。様々なアイデアが出されミーティングを重ねた結果、洗う、乾く、容易な取り出しなどを踏まえた結果天口にゴムをいれたメッシュポケットがベストと判断しました。ここもわかりにくいですが、ゴムの伸縮性をきつすぎず、緩すぎずのちょうどいい塩梅をみつけるのが苦労しました。そして収納時の収まり具合です。アウターに縫い込まれているタグの見え方のバランスにもこだわりました。

インナーバッグはPCを収納すること、そして収納時に鞄を背負ったときのハーネスの役割を担うといった機能を両立させるために。中に仕込むクッション材は少し固めのEVAが採用されています。インナーバッグの外装ポケットのレイアウト、サイズも、さすがTENTさんとうならしてくれるほど、実用的で無駄のない構成のデザインでした。






この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


本体材には最も議論を重ねました。バッグとしての強度を見ればナイロンやポリエステルが一般的です、ですが洗って乾かすという過程を考えると、それらは通気性としては納得いく素材ではありません。反対に通気性を重視すると強度的な部分で不安がありました。そうした中で最終的に決定したが60/40クロスと呼ばれるものでした。

これはナイロンとコットンの混紡率が60%コットン、40%ナイロンという比率です。アウトドアのアウターなどで有名な素材ですが、それよりも生地の打ち込みをゆるいものを採用しており、バッグとしての強度を保ちながらも、洗濯しやすいものを選びました。

そして、内装の生地にはポリエステルメッシュ(洗濯メッシュ)を使用したり、芯材にも通常はウレタンなどを仕込むのですが、この商品はダブルラッセルメッシュを重ねて厚みをつけたりと、洗ったときに乾きやすいことを考慮しています。「洗う」というコンセプトから、これまでの鞄の素材構成と全く異なるものとなりました。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


AssistOnのお客様はデザインという価値、そこから広がる生活の可能性を積極的に求めていらっしゃるお客様だと認識しております。

そうした方たちに、今回リリースした「洗えるバッグ」という価値が、お客様の生活にどう落としこまれ、より快適な生活になるのかとても楽しみであります。





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