逸品として、良きデザインのお手本として知られるブラウン初の腕時計、ディーター・ラムスによる「AW10」をドイツ製で復刻

BRAUN AW10(復刻版)

置き時計や掛け時計などプロダクトデザインの歴史的名作を作ってきたBRAUN社が、腕時計のデザインと制作をスタートさせたのが1989年。

その記念すべき第一弾製品としてデザインされたのが、このBRAUNの最初の腕時計、伝説的なデザインとして知られる「AW10」が今回、スイス製のクォーツムーブメントを使用し、ドイツ製のままで復刻されました。

デザインしたのはディーター・ラムスとディートリッヒ・ルブス。1956年には革新的なオーディオセット「SK4」をデザイン、その後はApple社をはじめとするその後のプロダクトデザインの歴史を大きく変えた2人によるもの。

「革新的であること」「シンプルであること」「実用的であること」「分かりやすく、ユーザーに対して誠実であること」といった現在でも知られているディーター・ラムスの「優れたデザインの結晶」とも言える製品です。

BRAUN製の時計デザインといえば、はっきりと見やすい短針と長針。見やすい文字盤と数字のフォント。そして秒針が必ず黄色であることに代表される全ての製品に共通化され、約束になっているBRAUNのデザイン言語はこの「AW10」がその源流になっています。

本体ケースはステンレス製、ストラップはレザー製、風防には傷のつきにくいミネラルガラスを採用し、3気圧防水。クォーツ式ムーブメントはスイス製を採用しました。

本体の直径は33.5ミリ、厚さ7ミリで、年齢や性別を超えて使いやすいサイズです。優れたデザイン、そして長く、飽きのこない腕時計をぜひ身につけてください。専用パッケージも発売当時のものを復刻していますので、デザイン好きの方への贈り物としてもお役立てください。

Sizes


直径3.35×厚さ0.7cm

Weight


25.5グラム

Material


風防
:ミネラルクリスタルガラス
ケース素材
:ステンレススチール
ケースバック素材
:ステンレススチール
ストラップ素材
:レザー

Specifications


クォーツ式ムーブメント
*スイス製
日付表示機能
日常生活防水:3気圧
平均月差:±20秒
日本国内の正規保証:2年

Accessory


正規保証書、専用ケース

Country of Manufacture


ドイツ製

Designer


ディーター・ラムス
ディートリッヒ・ルブス

Brand Name


BRAUN

Notes


アシストオン取扱のBRAUN腕時計は日本国内の正規保証(2年間)が付属しています。それらの保証のない並行輸入品や類似品にはご注意ください。




























Product Guide









長針・短針・秒針のバランスの良さ。はっきりと分かりやすい文字のフォント。BRAUN社初代の記念すべき腕時計「AW10」。その後作られる置き時計や掛け時計と同様、BRAUN社の優れたデザインはこのアナログ方式の腕時計にも引き継がれています。

本体の素材はステンレス製で、外側の黒い縁取り。そして文字盤と縁取りの中間にあるステンレスのシルバーリングがあることで全体のデザインが引き締まり、現在の時間をはっきりと読み取るためのアクセントになっています。

またシルバーの長針と短針、イエローの秒針は置き時計や掛け時計も全て同じ配色になっており、その源流はこの「AW10」のデザインにあることがお分かりでしょう。

















ベルトは本革製で、腕に優しく、柔らかくフィットします。本体のケースとバック素材はステンレス。風防には傷が付きづらいミネラルクリスタルガラスを採用しました。

本体直径は3.35センチ、年齢や性別を超えて、多くの方に扱いやすいサイズと言えるでしょう。












Package


パッケージも発売時のオリジナル版そのままに復刻しました。











Profile








ディーター・ラムス

1932年、ディーター・ラムスはドイツのウィスバーデンに生まれました。大工だった祖父に強い影響を受け、少年時代に大工仕事で賞を受けたこともあり、50年代初頭、復興さなかのドイツにおいて建築家を志すことになります。

洞察力に優れた友人の勧めで、ドイツの家電メーカーであるブラウン社に職を求めた結果、創業者の没後経営を引き継いでいたアーウィンとアーサー・ブラウンに採用されることになります。ラムスの仕事は、画期的な家電製品を発表しはじめていたこの会社のデザインをモダンなものにすることでした。

この時期のラムスは、バウハウスの理念を継承し、ハンス・グジェロ、フリッツ・アイヒラー、オトル・アイヒャーらが関わっていたウルム造形美術大学から多くの影響を受けています。

まもなく、ラムスはプロダクト・デザインの領域に関わるようになり、1956年には、はじめて透明アクリルのカバーを採用したことで有名なオーディオセット「SK4」を手がけます。そして、1965年から1995年までブラウン社のデザイン部門のチーフを務めました。

世の中に物質社会が浸透していった1970年代、ラムスは世の中に溢れる商品やデザインの混乱と、自分自身もそれに少なからず影響を与えていることを自問自答します。自分のデザインは果たして「グッドデザイン」と言えるのだろうか、と。そこで自ら「グッドデザイン」に必要と思われる10の原則を定義しました。


01.良いデザインは、革新的である
02.良いデザインは、実用的である
03.良いデザインは、美しい
04.良いデザインは、主張しない
05.良いデザインは、分かりやすい
06.良いデザインは、誠実である
07.良いデザインは、長く使える
08.良いデザインは、細部まで一貫している
09.良いデザインは、環境にやさしい
10.良いデザインは、簡素である


純粋で簡素であること、プロダクトデザインは常にそこに立ち返るべきである、と。




Brand Story






BRAUNについて


ブラウン社は1921年にドイツのフランクフルトで電機機器の製造と修理の会社として創業を開始し、1929年にはラジオやレコードプレーヤーなど電化製品一般の生産を始めました。1951年に創始者の子息が経営を引き継いだときより、過剰な装飾の一切を排除し、斬新で妥協のないミニマルアートの価値観を持った新しいデザインによる製品を作り出してきました。

1956年に発売されたレコードプレーヤー「SK4」は当時木製ケースに収められていた蓄音機の殻を脱ぎ捨て、真っ白なプラスチックケースのボディーをもち、ガラスの蓋をかぶせたものとしました。今の時代でいえばコンピュータ界のiMacのような存在ですが、この成功以降、ハンス・グーゲロット、ディーター・ラムス、ゲルト・アルフレード・ミシューラーといったプロダクトデザイナーを配し、白や黒を基調としたシンプルで使いやすい製品を作り続けています。

トースターやコーヒーミル、目覚まし時計といったブラウン社の代表的な製品のデザインを行ってきたディーター・ラムスは、自分の設計した製品を優秀なイギリス人の執事になぞられて、こういっています。

「今では召使いを使えるのは大金持ちだけど、ブラウンの製品が今日の執事代わりなんだよ。必要な時はすぐそばにあって、いらないときには目立たない姿をしている」






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