赤ちゃんから大人まで。絵で、色彩で、そして天然木の豊かな手触り、肌触りが楽しめる。世界で最も美しい「学習積み木」。
戸田デザイン研究室 Baby piece
今から40年前、一冊の絵本が誕生しました。戸田幸四郎が絵を描き、制作した「あいうえおえほん」。子供たちが、絵、そして平仮名と初めて出会うときの絵本としてつくられ、これまでに80万人を超える読者に読みつがれてきた、超ベストセラー絵本です。
書店にたくさんの「あいうえお」の学習絵本がならぶ中で、この戸田デザイン研究室の「あいうえおえほん」が多くの家庭や図書館で読み継がれてきた。その理由は何でしょうか。
それはこの本のページを開いていただくと、すぐに分かります。大型のページいっぱいに描かれた、私たちの身近にある道具や動物、虫、やさい、くだもの、からだ、乗り物。それらのカタチの美しさを表現するため、シンプルに研ぎ澄まされた輪郭線。配色の美しさを追求した色彩。そして平仮名という、文字そのものが持つ美しさを、私たちに再び教えてくれる書体のデザイン。これら、線と色彩とタイポグラフィーが調和し、一体となっている。
このコンセプトをそのまま引き継いで、天然木を使い、木工職人の手でひとつひとつ作った人気の学習積み木「あいうえおつみき」。すでに学習積み木の新定番となっているこのアイテムを、もっと小さなお子さまから楽しめるものに。
その声に応えて新しく作られたのが、この「Baby piece」。赤ちゃんから楽しんでいただけるようにと、ゆっくり時間をかけて製品開発を続けてきた戸田デザイン研究室が作り上げた新アイテムです。
テーマは、赤ちゃんから子どもたち、さらには大人にも遊べる、楽しめる「学習積み木」であること。戸田デザイン研究室がこれまで作ってきた、描いてきたイラストを使って、カタチと色の調和を楽しむことができるよう。そして外見を眺めるだけではなくて、積み木のひとつひとつを手にとって握る、豊かな木の質感を楽しむことができるように。
さらにはモノの感触を確かめるよう、なんでもお口に持ってゆく赤ちゃんにも安全・安心を。通常の積み木では複数の板を張り合わせてつくるのが一般的ですが、「Baby piece」では接着剤を一切使わず、カエデの天然木の一枚板から作りあげました。さらに塗料も日本玩具協会の安全基準(ST)に合格したものを使用しています。出来上がった「Baby piece」のピース1枚1枚は、赤ちゃんの「歯固め」としてお使いいただけるクオリティーです。
製造を担当しているのは「あいうえおつみき」同様、野首木工所。岐阜県・郡上八幡で、古くから木工細工を手がけてきたこの工場で、木材の加工から、シルク印刷の過程までを一貫し、卓越した技術を駆使し、ひとつひとつ、木工職人の手作業で作られています。
木肌の美しさ、適度な重量感や硬さ、積み木と積み木が重なる時の音の良さまで検討して、贅沢なブナ材を使用。積み木の1片のサイズは、縦横が5センチ。厚さが0.6センチ。小さな子どもたちにも、持ちやすい大きさ、触りやすい大きさにしました。本体は無塗装にしましたので、手に触れていただくと優しいカエデ材の良さが伝わってきます。
ピースの数は圧倒的なボリュームをほこる、72枚。あえて豊富な数を用意することで、赤ちゃんから大人までが、イラストから、色彩から、さまざまななイマジネーションを膨らませて楽しめるように配慮したものです。
例えばイラストに描かれているモノや動物の名前を当てたり、動物・乗り物・生活のもの、などと分類をしたり。同じイラストのピースは2枚ずつ収録していますから、神経衰弱を楽しんだり。さらにはイラストを集めて物語を作ったり、詩や俳句を作ったりと、ただ赤ちゃんのため、子どもたちのため、ということではなく、子どもと大人が、さらには大人同士でも楽しめる学習積み木にしました。
素材に、仕上げに、イラストに、色彩に。その細部にまで手を入れ、丁寧に作り上げたこの「Baby piece」のテーマは、赤ちゃんから成長して、大人になっても一生涯、そばにいてくれる積み木。ブナの天然木で作ったディスプレイケースが付属していますから、時間が経っても思い出の積み木としてリビングや書棚に飾っていただけます。ぜひ生まれたての赤ちゃんへの贈り物としてもご利用ください。
書店にたくさんの「あいうえお」の学習絵本がならぶ中で、この戸田デザイン研究室の「あいうえおえほん」が多くの家庭や図書館で読み継がれてきた。その理由は何でしょうか。
それはこの本のページを開いていただくと、すぐに分かります。大型のページいっぱいに描かれた、私たちの身近にある道具や動物、虫、やさい、くだもの、からだ、乗り物。それらのカタチの美しさを表現するため、シンプルに研ぎ澄まされた輪郭線。配色の美しさを追求した色彩。そして平仮名という、文字そのものが持つ美しさを、私たちに再び教えてくれる書体のデザイン。これら、線と色彩とタイポグラフィーが調和し、一体となっている。
このコンセプトをそのまま引き継いで、天然木を使い、木工職人の手でひとつひとつ作った人気の学習積み木「あいうえおつみき」。すでに学習積み木の新定番となっているこのアイテムを、もっと小さなお子さまから楽しめるものに。
その声に応えて新しく作られたのが、この「Baby piece」。赤ちゃんから楽しんでいただけるようにと、ゆっくり時間をかけて製品開発を続けてきた戸田デザイン研究室が作り上げた新アイテムです。
テーマは、赤ちゃんから子どもたち、さらには大人にも遊べる、楽しめる「学習積み木」であること。戸田デザイン研究室がこれまで作ってきた、描いてきたイラストを使って、カタチと色の調和を楽しむことができるよう。そして外見を眺めるだけではなくて、積み木のひとつひとつを手にとって握る、豊かな木の質感を楽しむことができるように。
さらにはモノの感触を確かめるよう、なんでもお口に持ってゆく赤ちゃんにも安全・安心を。通常の積み木では複数の板を張り合わせてつくるのが一般的ですが、「Baby piece」では接着剤を一切使わず、カエデの天然木の一枚板から作りあげました。さらに塗料も日本玩具協会の安全基準(ST)に合格したものを使用しています。出来上がった「Baby piece」のピース1枚1枚は、赤ちゃんの「歯固め」としてお使いいただけるクオリティーです。
製造を担当しているのは「あいうえおつみき」同様、野首木工所。岐阜県・郡上八幡で、古くから木工細工を手がけてきたこの工場で、木材の加工から、シルク印刷の過程までを一貫し、卓越した技術を駆使し、ひとつひとつ、木工職人の手作業で作られています。
木肌の美しさ、適度な重量感や硬さ、積み木と積み木が重なる時の音の良さまで検討して、贅沢なブナ材を使用。積み木の1片のサイズは、縦横が5センチ。厚さが0.6センチ。小さな子どもたちにも、持ちやすい大きさ、触りやすい大きさにしました。本体は無塗装にしましたので、手に触れていただくと優しいカエデ材の良さが伝わってきます。
ピースの数は圧倒的なボリュームをほこる、72枚。あえて豊富な数を用意することで、赤ちゃんから大人までが、イラストから、色彩から、さまざまななイマジネーションを膨らませて楽しめるように配慮したものです。
例えばイラストに描かれているモノや動物の名前を当てたり、動物・乗り物・生活のもの、などと分類をしたり。同じイラストのピースは2枚ずつ収録していますから、神経衰弱を楽しんだり。さらにはイラストを集めて物語を作ったり、詩や俳句を作ったりと、ただ赤ちゃんのため、子どもたちのため、ということではなく、子どもと大人が、さらには大人同士でも楽しめる学習積み木にしました。
素材に、仕上げに、イラストに、色彩に。その細部にまで手を入れ、丁寧に作り上げたこの「Baby piece」のテーマは、赤ちゃんから成長して、大人になっても一生涯、そばにいてくれる積み木。ブナの天然木で作ったディスプレイケースが付属していますから、時間が経っても思い出の積み木としてリビングや書棚に飾っていただけます。ぜひ生まれたての赤ちゃんへの贈り物としてもご利用ください。
Suitable Age対象年齢
0歳から
Material材質
つみき:天然木(かえで)無塗装
木箱:天然木(せん)無塗装
木箱フタ:アクリル板
Specificationsスペック
STマーク取得済み
(玩具安全基準合格)
生産物賠償責任保険付き
Country of Manufacture生産国
日本製(郡上八幡・岐阜県)
Sizesサイズ
つみき:5×5×0.6cm
木箱:18.4×18.4×6.7cm
Weight重量
総重量:1300グラム
Quantity数量
積み木:72個
Author著者
戸田幸四郎 戸田靖
Brand Nameブランド
戸田デザイン研究室
Manufacturer製造
野首木工所(郡上八幡・岐阜県)
Product Guideプロダクトガイド
よい素材、最高の技術をつかい、
岐阜県・郡上八幡の木工職人がひとつひとつ手作りで制作している積み木です
すでに発売以来、大変な反響をいただいている戸田デザイン研究室の学習積み木「あいうえおつみき」。そのコンセプトをそのまま引き継いで、もっと小さなお子さまから楽しめるものに、赤ちゃんから楽しんでいただけるように新しく作られたのが、この「Baby piece」です。
手にした時の肌触りの良さを兼ね備えた、「世界で最も美しい学習積み木」を作ることでした。小さなお子さんに手に取っていただくものですから、最高の安全性を備えていることはもちろんのこと。
今回は赤ちゃんにも遊んでいただけるよう、「あいうえお」の文字を使うのではなく、イラストと色彩だけの表示としました。さらにはモノの感触を確かめるよう、なんでもお口に持ってゆく赤ちゃんにも安全・安心を。
通常の積み木の場合は素材になる板を何枚か貼り合わせて作りますが、この「Baby piece」ではあえて接着剤を一切使わず、カエデの天然木を1枚板から作り上げました。さらに塗料も日本玩具協会の安全基準(ST)に合格したものを使用しています。出来上がった「Baby piece」のピース1枚1枚は、赤ちゃんの「歯固め」としてお使いいただけるクオリティーです。
素材に選んだのは、イタヤカエデという国産の天然木。一般的な積み木の素材には、コスト的にも安価なシナやトチといった木材も多く使われていますが、木肌の美しさ、適度な重量感や硬さ、積み木と積み木が重なる時の音の良さまで検討して、贅沢なイタヤカエデ材を使用することにしました。子どもたちが長時間、手で触れて、遊んでいただくものですから、積み木の素材として最もふさわしいものを選びました。
積み木の1片のサイズは、縦横が5センチ。厚さ0.6センチとしました。一般的なあいうえお積み木より一回り小さな、これまでに無い大きさです。このサイズにしたのは、小さな子どもたちにも、持ちやすい大きさにしたかったからです。もちろんサイズが小さくなったことで、積み木の制作や仕上げ、さらに印刷部分の行程は手間がかかるものになりましたが、高い技量を備えた木工職人さんがこれを実現してくれました。
積み木の本体は無塗装にしましたので、手に触れていただくと優しいイタヤカエデ材の良さが伝わってきます。遊ぶうちに、時間が経過するほどに、この無塗装の部分は少しずつ色が変化してきます。センの木で作った収納箱もあわせて制作しました。この箱はお片づけのための入れ物としてだけではなく、額縁型にしましたので、遊び終わった後はそのまま飾っていただくこともできます。遊んだお子様から、兄弟、次の世代へと、末永く遊んでいただけるように考えて、贅沢な専用箱をきちんと作って、付属しました。
岐阜県の郡上八幡は、木製版画技術を原点とした、シルクスクリーン印刷の発祥の地でもあります。地場産業でもあるこの印刷技術がここでも存分に発揮されました。絵本になることを想定して描かれた戸田幸四郎のイラストが、印刷の職人の手によって、わずか5センチ四方の小さな木片に驚くほど見事に再現されました。
もちろん子どもたちに遊んでいただくものですから、塗料はトルエン、キシレン、ホルマリン、重金属に代表される環境ホルモン物質を一切含まない環境に配慮したもの、日本玩具協会の安全基準(ST)に合格したものを使用しています。
Product Guideプロダクトガイド
ひらかな学習の名著といわれ、30年以上も愛されてきた
戸田デザイン研究室「あいうえおえほん」をベースに、
赤ちゃんから大人まで一緒に学べる、遊べる積み木です。
1982年、一冊の絵本が誕生しました。それが戸田幸四郎が絵を描き、制作した「あいうえおえほん」。子供たちが、絵、そして平仮名と初めて出会うときの絵本としてつくられ、これまでに80万人を超える読者に読みつがれてきた、超ベストセラー絵本です。
数ある「あいうえお」の学習絵本、学習教材が存在する中、刊行されてから30年以上が経過した今でもなお、多くの教育者の支持を集め、多くの家庭や図書館で読み継がれてきたこの本は、日本の知育絵本の原点とも評されてきました。すでにこの絵本を子どもたちや孫たちに与えたことがある、この本であいうえおを覚えた、とおっしゃる方も多いでしょう。
ページを開くと、大型のページいっぱいに描かれた、私たちの身近にある道具や動物、虫、やさい、くだもの、からだ、乗り物。それらのカタチの美しさを表現するため、シンプルに研ぎ澄まされた輪郭線。配色の美しさを追求した色彩。そして平仮名という、文字そのものが持つ美しさを、私たちに再び教えてくれる書体のデザイン。これら、線と色彩とタイポグラフィーが調和し、一体となっている。一切の無駄を省いて、形と色と文字だけをシンプルに表現することに徹底したこと。これこそが、戸田デザイン研究室の「あいうえおえほん」、そして戸田デザイン研究室の作り出してきたさまざまな学習絵本が30年以上に渡って手に取った子どもたちを魅了し続けてきた理由にちがいありません。
戸田デザイン研究室の「あいうえおえほん」をベースに制作したのが、「あいうえおつみき」です。30年以上を経過しても今なお色あせることがない同書のイラストと色彩を、そのまま小さな積み木の中にぎゅっと集約させました。
この「Baby piece」では、戸田デザイン研究室のさまざまな学習絵本で使われたイラストを厳選。36のイラストを使って、72枚のピースが1セットになっています。
ピースの1枚、1枚はぜひ手にとってお確かめいただきたい、自慢のクオリティーです。厚さわずか0.6センチのピースは、極めて高いクオリティーで面取りされていますから、なんとこの薄さにもかかわらず、机の上に置けば、しっかりと自立してくれるほど。ピースの絵を楽しむだけではなく、積み重ねてタワーを作ったり、ドミノ倒しにしたりと、本来の積み木としてももちろんお楽しみいただけます。
さらにもう1つは、あえて無塗装で仕上げたことで、ピース1枚ごとに違った木目の味わいがあること。同じコトリのイラストでも、同じ船のイラストでも、この木目の雰囲気を反映して、まるで飛ぶ速度、進む速度が違って見えるほどです。ただイラストを楽しむ、色を楽しむだけではなく、繊細な天然木を実際に手で触れて、目で見て、本物の素材そのものを知って欲しい。そんな願いを込めて、この「Baby piece」を作りました。
How to Use使用方法
「Baby piece」にルールはありません。あくまでも自由に。
けれど、大人が提案するなら、こんなあそびかた。
色をおぼえよう(2歳ぐらいから)
色をおぼえる。色を楽しむ。色彩感覚は子どもの頃にたくさんの色に触れることで育まれるものであると言われています。赤、青、黄などのはっきりとした色を小さなお子さまたちは認識しやすく、鮮やかな色は子どもたちの気持ちを明るく、楽しくしてくれるもの。豊富な色、鮮やかで美しい色、そして色を楽しむことを「Baby piece」は叶えてくれます。
おもて面のイラストはもちろん、裏面にはそのイラストの基調となっている色彩をドットで記してあります。この絵を見ながら、並べたり、めくったりしながら色についての様々な遊びを楽しんでください。
名前を覚えよう、名前を当てよう(2歳ぐらいから)
「Baby piece」には36種類ものイラストが描かれています。自動車や飛行機などの「乗り物」。イチゴやニンジン、大根などの「食べ物」。そして、ご家庭のキッチンから居間にある置き物などを描いた「生活」まで。子どもたちがいつも手に触れているこのから、大好きなものまで、名前を当てっこして楽しんでいただくことができます。
色でわけて見よう(4歳ぐらいから)
白、黄色、赤。イラストの中の色に注目して、色で分ける遊びをしてみましょう。
七並べのようにゲーム感覚で遊んだり、お話を作って、それに従って並べて遊ぶのも楽しいですね。さらに一歩進んで、薄い色から濃い色までのグラデーションになるように並べて楽しむ、というようなちょっと進んだ色分け遊びもやってみましょう。例えば下に並べたピースのように。
仲間を作ろう(4歳ぐらいから)
たくさんのピースから、仲間を作ってみましょう。野菜、果物、空を飛ぶもの、キッチンにあるもの。そしてさらには「僕が乗ったことあるもの」というように、モノや動物といったような分類だけではなくて、子どもたち自身の体験やストーリーに沿って並べて楽しんでください。
神経衰弱!(3歳ぐらいから)
同じイラストが2枚ずつ揃っている「Baby piece」なら、神経衰弱遊びもでみます。床一面に大きく「Baby piece」を並べて、全部で72枚の中から探し出してみてください。大人がやっても、なかなか手応えがありますよ。
記憶力試し(3歳ぐらいから)
脳トレにもなってしまう「Baby piece」です。例えば下の絵を10秒くらい眺めてみて、さて、その記憶を頼りに「Baby piece」の中から覚えたイラストを探して、さらに記憶したものと同じ配置を再現してみてください。ピースの数が増えてくると、どんどん難しくなりますよ。
同じイラストを早く見つけよう(3歳ぐらいから)
72枚のピースを並べて、よーい、どん!同じイラストをできるだけ速く、たくさん見つけた人が勝ちです。神経衰弱よりもスピードが求められる遊び。子どもも大人も楽しめるこのゲーム、大人が勝つとは限らないですよ!
枚数を減らしてチャレンジしたり、ぜんぶ発見できるまでの時間を計って楽しんでも良いでしょう。例えば下の写真のように「同じ色を早く見つける」というようなルールを作って遊んでも楽しいですね。
お話を作ろう(6歳ぐらいから)
「Baby piece」の中から好きなイラストを選んて、自分だけのお話を作ってみましょう。自分の好きなイラストを選んで作るお話も楽しいものですし、ピースを裏返しにしておいて、偶然出てきたイラストからお話を作る、という方法もありますね。
最初は少ないピースから始めて、順に数を増やして言っても良いでしょう。さて上に3つの組みになったピースを集めてみました。あなたなら、それぞれ、どんなお話を作りますか?
詩・短歌・俳句を詠もう(8歳ぐらいから)
「Baby piece」は詩や俳句、短歌をつくる題材、きっかけづくりにも役立ちます。詩や俳句というとちょっと難しそうな印象があるかもしれません。けれどイラストから連想させるイメージをゲームのように繋げてゆくだけでも、素敵な作品をつくることができます。
まずはピースを1つだけ使って、例えばオレンジ色の「ケトル」の詩を作ってみましょう。そして続けて、3つ、4つのピースを繋げて。あなたのインスピレーションを働かせて、もっと言葉と仲良くなってみましょう。
積み木を使用、ドミノ倒しをしよう(3歳ぐらいから)
72枚もの豊富なピースを揃えている「Baby piece」です。熟練の木工職人の手によって丁寧に面取りが施されてたピース1つ1つは、1枚だけでもしっかりと立たせることができ、上にどんどん積み上げてゆくことができます。
ただ単純に積み木を積み重ねるだけではなく、例えば下の写真のようにイラストを表にして揃えるタワーを作ってみたり、さらにドットの色だけを見せるようにしたり。もちろんイラストにストーリー性を持たせて積み上げても楽しいですね.厚さ6ミリのピースはドミノ楽しをするのにちょうど良い大きさ。綺麗に倒れるように感覚を工夫して楽しんでみましょう。
Product Guideプロダクトガイド
「Baby piece」は四方を山々に囲まれた岐阜県、郡上八幡でつくられています
郡上八幡は四方を山々に囲まれ、清流吉田川が流れています。この地では明治時代より昔、ろくろを用いて椀や盆等の木工品を加工して製造する「木地師」と呼ばれる職人がいました。木地師は、使う木材がなくなると、良材のある土地へ移動したそうです。
白山山麓、大日山麓が近い郡上八幡は、良質な広葉樹に恵まれていました。製材所が多くあり、木材が豊富にありました。大きな木は家具の製造に、小さな木が小木工製品に使われました。郡上を拠点とした木地師によって、小木工製品の技術が発展しました。
この「Baby piece」を作っているのは、野首木工所。創業者である野首正一は戦後、山師を生業としていました。薪炭業という、山から木材を切り出して当時の燃料源となる薪、炭を作っていました。
その後「木管」と呼ばれる紡績業で使われる糸巻の製造技術をみにつけました。それが発展し、彫刻刀の柄、木版板、まな板などの製造をするようになりました。そして1950年に木製玩具の製造を開始。当時の商品はまだ焼印に手塗で色を付けたものが主流でしたが、郡上八幡はシルク印刷発祥の地であったことから、印刷技術と木製品を合流させ、今日のような「もじつみき」へと大きく進化しました。
野首木工所は奥美濃の山のふもとにある古い学校の木造校舎を移築して、工場としています。この工場は木工細工からシルク印刷まで、積み木作りのすべての行程の一貫した製造・加工が可能で、各工程において高い技術力を備えているため、数多くの大手メーカーの製品の製造も引き受けています。
この工場で使われている木材は、ブナ、トチ、カエデ、シナといった材料です。ブナはヨーロッパから、カエデ、トチとシナ材は日本産を使用しています。また、安全な木材を確保するために、専門機関に依頼し、放射線検査を含む各種の安全検査を実施しています。
木材の加工行程をまずご紹介しましょう。この「Baby piece」で使われているのは、イタヤカエデ材。板になったイタヤカエデ材の幅を揃えて切り、板を削ったあと、決まった大きさに切りそろえます。
続いて、印刷の工程にはいります。まず指示書の指定通りにインクの色の調合から。塗料はトルエン、キシレン、ホルマリン、重金属に代表される環境ホルモン物質を一切含まない環境に配慮したもの、日本玩具協会の安全基準(ST)に合格したものを使用しています。もちろんこれは、赤ちゃんにも安心して使っていただける配慮でもあります。
木片にスクリーン印刷で印刷を行います。岐阜県の郡上八幡は、木製版画技術を原点とした、シルクスクリーン印刷の発祥の地。地場産業でもあるこのスクリーン印刷の高度な技術がここでも発揮されます。
絵を何回かに分けて印刷しますが、すべてがひとつひとつ、丁寧に手作業で行われます。裏と表の印刷をするため、この段階では10個のピースがまだ繋がった状態です。
まずは白のみを刷り、続いて白の上にこの黄色を塗ります。そして赤色を塗り重ねて、何度も繰り返して完成させていきます。
わずか6センチのピースの上にここまで高い精度で色を塗り重ねていきます。まさに職人芸です。
裏と表の印刷が終わった積み木はさらに1つ1つに切断、手に触れたときに優しい触感が残るよう、カドを綺麗に磨き上げて完成です。
Product Guideプロダクトガイド
センの天然木素材でつくった、木箱が付属しています
この「Baby piece」には、センの木のを使って作った収納箱が付属しています。積み木と同様、極めて高い技術で、丁寧に作られた木箱です。箱は額縁型にしましたので、遊び終わった後のお片づけのための入れ物になるだけでなく、遊び終わった後はそのまま飾っていただくこともできます。
遊んだお子様から、兄弟、次の世代へと、末永く遊んでいただけるようにと考え、贅沢な専用箱をきちんと作って付属しました。長く家族の中で引き継いでいただける製品です。ぜひ小さなお子様のいらっしゃるご家庭への贈り物としてお選びください。
積み木を出し入れする扉は、アクリル製の窓になっていて、スライドさせて開閉ができます。そのまま額縁として飾っていただくことができます。お気に入りの絵が並ぶようにして楽しむことができます。色鮮やかなシルク印刷は時間が経過しても、剥がれたり、色あせないように作ってあります。お部屋に置いて飾って、ぜひ親子代々でお楽しみください。
Packageパッケージ
贈られた方にも使い方、遊びかた、コンセプトがよくわかる。詳しいブックレットが付属しています。
紙製のギフトパッケージに収納 製品内容と詳しい遊びかたを解説したブックレット付き
パッケージサイズ:18.4×18.4×6.7cm
Interviewインタビュー
プロデューサーインタビュー 戸田デザイン研究室代表 戸田靖さんにききました
この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください
前年に岐阜の木工職人と作った『あいうえおつみき』で戸田デザイン研究室の持つイラストと「木」との相性の良さに驚きました。そこで今度は、木片にプリントしたシンプルなものを作りたいと考えていたんです。
当初は枚数も多くても20枚くらい、メモリーカードのようなものを想定していました。ところが実際に作業を進めていくと、これは絶対にボリュームがあった方が楽しい。それも圧倒的なボリュームが欲しい!と思うようになりました。好きな順に並べたり、カルタのようなことをしたり、トランプのように使ったり、何通りもの遊びが生まれると確信しました。
最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください
全72ピースの構成は、よくよく考えました。キレイな絵のある木片、というだけでは遊び方の広がりにも限界があります。子どもたちに自由に遊んでもらうためには、全体のバランス、細部まで考えられた構成が重要になってきます。
最終的に4つのカテゴリーに分け、裏のドットを色分けすることで遊び方が格段に広がり、とても使いやすいものになりました。
この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?
イタヤカエデという国産の木材を使用しています。木工玩具は〝優れたデザインは海外のもの〟という印象がまだまだあります。企画からデザイン、製作まですべてMade in Japanでこれだけのものができる、と示したかった。大和魂です。(笑)
このイタヤカエデは伸び縮みも激しく、木目も千差万別。積み木には不向きと言われる素材です。それは逆に言えば、生命感にあふれ、個性的、ということ。赤ちゃんが初めて手にする木工玩具として、この木は最適ではないか、と思うようになりました。そして〝木目も楽しむ天然木〟という思いもあったので6ミリ弱の厚さですが1枚板にこだわりました。
初め、職人さんには「2ミリ厚を3枚重ねるのが現実的。ヨーロッパの高級木工玩具でさえそうしている」と言われました。結果的には見事に1枚板で仕上げてくれました。接着剤も必要なく、歯固めとして赤ちゃんが噛んでも大丈夫、というとても安心安全なものです。これはもう、職人さんの技術のたまものです。
AssistOnのお客様にメッセージをお願いします
このボリュームを存分に楽しんで自由に遊んでください!すぐには遊び方を思いつかない、という方のためにも同梱のリーフレットでたくさんの遊び方をわかりやすく伝えていますが、それに縛られることなく、オリジナルの遊び方を発見していただけたら嬉しいです。
そしてこれは制作途中では思いもつかなかったのですが…。この木工玩具は大人の感性にも深く訴える力を持っています。1枚の絵から思い出がよみがえったり、詩が浮かんだり…。大人同士で「好きなイラストを3枚選ぶ」だけでもその人の趣味趣向が表れて楽しいですよ。
inFocusinFocus
戸田幸四郎さん、戸田デザイン研究所の戸田靖さん ロングインタビュー
1931年、山形県生まれ。1982年、デザイナーより絵本の創作活動に入り、1年に1作から2作というペースで新刊を創作。現在までに39冊の絵本を刊行。その全てが全国学校図書館協議会の選定となっている名作絵本集をはじめ、知育、環境問題をあつかった絵本を創り出してきた。
日本の知育絵本の元祖と言われ、戸田の代表作ともいえる「あいうえお えほん」は100万人以上の人々が読み、40年を経た今日でも読み継がれているロングセラー絵本。彼の絵本は企画、作画、編集、レイアウトまでをすべて戸田デザイン研究室が行い、一作一作を入念に、時間をかけて丁寧に創られている。静岡県熱海市には戸田幸四郎の原画をおさめた戸田幸四郎絵本美術館がある。
「たんじゅんな、魚の絵・虫の絵・りんごの絵。描いては消し、描いては消して、なかなか形がきまりません。それは、目に見えない、形の奥にあるものを描こうとしているからです。苦心して描いた絵を苦心して編集することが、子供への限りない優しさの贈り物、と、思うのです。」
このインタビューの続きを読む
【AssistOn inFocus名作選】 戸田デザイン研究室 戸田幸四郎・戸田靖
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