高級ドレスシャツに使われる、あこや貝のボタンを使用。1.2cm、小さくで繊細、そして美しい輝きのお花のプッシュピン。

cohana 貝釦のお花のプッシュピン

高級ドレスシャツ用として現在でもなお使われている貝ボタン(貝釦)。とても小さな存在でたいへん高価ですが、つややかな光沢と、虹色の独特な輝きの魅力があって、プラスチック製のボタンには代え難い価値を備えています。

ところでこの貝ボタン、日本で一番たくさん作られている場所はどこかご存知でしょうか?答えは奈良県川西町。なんと海のないこの場所で貝ボタンを100年以上にわたってつくり続けてきたのが、トモイ。ファッション業界 の多種多様なオーダーに、繊細な技術と経験で応え続けてきた、貝ボタンの老舗メーカーです。

新しい手芸道具のブランド「Cohana」(こはな)。日本の伝統的なモノづくりから生み出された高い技術と日本橋の老舗手芸道具メーカーとして広く名を知られる KAWAGUCHI が作った、手作業のための新しい道具。

この「貝釦のお花のプッシュピン」ではわずか直径1.2センチ。貝ボタンの老舗位メーカーの高度な技術を駆使し、ひとつひとつを手作りで、極めて繊細なことで知られるあこや貝を加工して、素敵なプッシュピンをつくりました。







この「貝釦のお花のプッシュピン」で使われているのは、真珠を育てる貝として知られる、あこや貝。内側に美しい虹色の輝きを讃え、繊細な薄さが特徴。このあこや貝をひとつひとつレーザーカットし、アクリルコーティングを施して染色して作られます。カラーは5色を1セットにしました。

ピンの部位には針の産地として知られる広島でつくられた繊細なゴールドの針を組み合わせて、プッシュピンに仕立てました。手芸用の生地を固定するピンとしてはもちろん、コルクボードや壁面に刺してお使いください。

光の当たる方向によって、繊細で美しく輝やくとても小さな花々。「cohana」のテーマカラーになっている黄水仙、薔薇色、水浅葱、露草色、そして貝のそのままの輝きを生かした白の合計5色を1セットにしました。

「貝釦のお花のプッシュピン」。日本の伝統的なモノづくりから生み出された高い品質を、ぜひあなたの生活の中でもお役立てください。タッセルは4色、特別なギフトボックスに入れてお届けしますので、裁縫や文具が大好きな方への贈り物にも最適です。


Colors


5色1セット

Sizes


直径:約1.2センチ
ピンの長さ:0.7cm
ピンの直径:0.06cm

Weight


ピン1本:約0.6グラム

Material


本体:あこや貝
(アクリルコーティング)
ピン:ステンレス

Country of Manufacture


日本製

Manufacturer


貝ボタン;トモイ(奈良県川西町)
ピン:明光堂(広島県安芸郡)

Brand Name


Cohana(こはな 日本)

Producer


株式会社KAWAGUCHI(東京・日本橋)



















Product Guide


直径はわずか1.2センチ。とても小さく、美しい、あこや貝でできたお花です。






























Product Guide


「Cohana」には、伝統的な日本のモノづくりが息づいています。











奈良県川西町は海のない土地ながら、なんと貝ボタンの生産量では日本一を誇る貝ボタンの産地。この地で1913年に創業したトモイは、ファッション業界 の多種多様なオーダーに、その高度な技術と繊細なモノづくりの経験で応えてきた専門メーカーです。

この「cohana 貝釦のお花のプッシュピン」で使われているのは、真珠を育む貝として知られているあこや貝。貝殻は貝が死んでしまうと色が白くなってしまうため生きたままの貝を運び、レーザー加工でひとつひとつを手作業でカットしてゆきます。その後、カラーの物はアクリルコーティングして染色します。








このようにたいへん繊細な素材、そしてひとつひとつがたいへん手間のかかる加工を施すことで出来上がるのが、貝ボタン。今は一般的になったプラスチック製のボタンが1円程度であることと比較すると、貝ボタンはその20倍から150倍もの高価なもの。ドレスシャツではこのボタンが10個程度は必要ですから、どうしても「高級シャツに使われる素材」というイメージの存在でしょう。

この「cohana 貝釦のお花のプッシュピン」ではこの素材を使い、あえて手描きのような緩やかな曲線でお花を描き、作家さんがつくったかのようなぬくもりを感じてもらえるよう考えて作りました。



















「Cohana」が追い求めたのは、卓越した最高品質の道具を作る、と言うこと。長く使っていただきたいお道具だからこそ、素材や産地を徹底的に追及しました。この糸切りバサミの他にも、岩手、奥州市の南部鉄器をし素材に使用した文ちん、和歌山のヒノキを使ったピンクッション、長崎県の波佐見焼を使用したマグネットスプールなど。もっとも優れた技術を探してまわるうちにたどり着いたのは、各地に点在する「日本の技術」でした。

伝統的工芸と地域産業の卓越した日本の技術から生まれる「手芸のための道具」を、創業から60年、東京日本橋に本社を置く老舗の手芸道具メーカー、KAWAGUCHIがプロデュースし、ひとつひとつ手作業で、丁寧に作り上げたのがこの「Cohana」ブランドの道具たちです。









Product Guide


テーマカラーには、四季の移ろいが感じられる日本の伝統色を採用しました。









「Cohana」のテーマカラーは4つ。日本の四季おりおりを感じさせてくれる、4つの「日本の伝統色」を採用しました。

例えばこの巻尺に採用したのは、露草色(つゆくさいろ)。露草の花の色で、この花をすった汁を青花といい、染色の下絵を描くのに用いました。昔の日本人はこれを着草と呼び、これで衣を染めたこともありました。

そのほかにも、黄水仙(きすいせん)、薔薇色(ばらいろ)、水浅葱(みずあさぎ)。それぞれの色合いは派手になりすぎず、長くお使いいただくことを考えて選びました。ひとつのカラーで統一しても、そして様々な色合いとの組み合わせてお楽しみいただくことが出来ます。ぜひあなたのお気に入りの色合いを見つけてください。



黄水栓(きすいせん)は水仙の花の明るい黄色。見ているだけで心を弾ませ、楽しい気分にさせてくれるカラーです。水仙の花の名の由来は、「清楚な姿が仙人のようだから」だと言われています。

薔薇色(ばらいろ)はバラの花の色。日本では、良い事ずくめの明るい想像を「薔薇色の未来」などと表現します。ピンクの薔薇の花言葉には、「しあわせ・感謝・上品」などがあります。

水浅葱(みずあさぎ)緑みがかった淡い青色を水浅葱といいます。淡く染めた藍染の色を水浅葱と呼ぶこともあります。山間の透きとおった水を連想させる、さわやかなカラーです。

露草色(つゆくさいろ)は露草の花の色。この花をすった汁を青花といい、染色の下絵を描くのに用いました。昔の日本人はこれを着草と呼び、これで衣を染めたこともありました。









Package


贈り物にも最適なギフトパッケージに入れてお届けします。











パッケージサイズ:縦5.1×横約7.7×高さ約2.15cm
製品のことがよくわかる日本の解説つき







Interview


プロデューサー・インタビュー 株式会社KAWAGUCHI、Cohana企画チーム、志知希美さん、弓矢咲子さんにうかがいました












この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


家に刺繍を行う小さなアトリエスペースのような場所があるのですが、そこの白い壁と、いつも愛用しているCohanaの道具を見て、思いつきました。
ここにCohanaの道具と相性の良い、かわいいプッシュピンがあれば、図案や作品も飾れて素敵な空間になるかもと思いまして…。

きっかけはそんな個人的な思いから出発していますが、Cohanaを愛用してくださっているお客様には刺繍やニットなど図案を使う手芸を楽しまれている方も多いので、同じように喜んでいただけるのではと考えました。




最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


作家さんが作った作品のような、人の手を感じられる、柔らかい印象のプッシュピンを目指しました。作品や図案を飾るときにも、手づくりのあたたかさを損なうことなく使っていただけるように…という想いがあったので、ここは一番大切にしたところです。

フリーハンドで描いたかのような柔らかな曲線でお花のかたちをデザインしました。セットの中に3枚の花びらのものと、4枚の花びらのものがあるのも工夫した点で、有機的で柔らかい印象に結び付いていると思います。

また、壁にプッシュピンを刺すと部屋に小さなお花が咲いて見えるよう、より立体感が出る工夫をしました。針足の部分に細工をすることで、針足がすべて壁に埋まらないようにし、壁からお花が浮いて見えるようにしました。そうすることで取り外しがしやすくなり、機能面から見ても面白い工夫につながったと思います。特に、女性は爪に気を配る方も多いので、喜んでいただけるのではないでしょうか。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


市場にあるプッシュピンは、金属か樹脂成型のかちっとした印象の商品が多いのですが、Cohanaのプッシュピンでは印象を変えたいと考え、すぐに天然素材の貝釦を思いつきました。

素材は「あこや貝」を使用しています。あこや貝はかたちが均一でなく、貝のもつ曲線をそのまま生かせば、お花のふくらみが自然に再現できます。また、真珠を育てる貝としても有名で、パールと似た美しい虹色の輝きが特長なのですが、とても魅力的なので取り入れたいと考えました。裏面も見ていただきたいのですが、貝殻の無骨な風合いをあえてそのまま出しています。表面・裏面ともにプラスチックにはない豊かな風合いがあり、そこも楽しんでいただければと思います。

貝釦は、高級シャツに使われる材料でどことなくテーラー・洋裁といったことばを連想させますが、貝釦の国内シェア50%を誇り、高級ブティックのボタンも手掛けるトモイさんにご協力をいただけたことは、嬉しいことでした。

「きすいせん~つゆくさいろ」は染色を施していますが、貝という天然素材にもかかわらず、複雑な色をぴたりと合わせてくださったことには驚きました。こだわりの強いファッション業界で、お客様のニーズに応えつづけている職人さんの技術を感じるできごとでした。

また針は、針の産地・広島の明光堂さんに作っていただきました。
一般的なプッシュピンや画鋲の針と比べ、細くて強い「インテリアピン」と呼ばれる針で、上から真ちゅうでメッキが施されているため、風合いもあります。

明光堂さんは様々な視点から、Cohanaのプッシュピンとしてふさわしい針の素材やかたちを考えてくださり、機能面と味わいを兼ね揃えた針を取り入れることができました。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


誰かからもらった思い入れのあるメッセージカードや、大切な図案・思い出の写真などを、より優しく、あたたかいものに見せてくれるプッシュピンです。

単色3本セットの5アイテムと、5色セットの「いろどり」という6アイテムを取り揃えました。作品や写真の固定などに使う際、色を合わせたり、選んだりする楽しさを感じていただけるように…という思いがあるからです。
贈る相手の方の好きな色でまとめて、ほかのCohana商品と合わせてプレゼントしていただくのもおすすめです。






Recommendations










身長9センチ。津軽の伝統的で高度な製造方法をそのまま使い、青森県黒石市の職人が手芸に便利な針入れをつくりました。「こけしの針入れ






表面にカットを施すことで生まれる美しい模様。ガラス工芸の場所で知られる北海道小樽の「切子」で針仕事のためのピンクッションを作りました。「小樽切子のピンクッション






やさしい色合い、直径はわずか7ミリ。誰もが一度は遊んだことのある繊細で綺麗な「おはじき」を施し、針仕事が楽しくなるマチ針をつくりました。「おはじきの待針






筆記具や文具、楽器のメンテナンス道具、編み物道具などに対応できる、趣味の道具入れをつくりました。良い肌触りと耐久性の三河木綿の刺し子を使用。「三河木綿の巻き道具入れ






高級ドレスシャツに使われる、あこや貝の貝ボタンを使って作りました。直径1.2センチ、小さくで繊細、そして美しい輝きのお花のプッシュピン。「貝釦のお花のプッシュピン







全長3.5センチ。親指と人差し指でしっかりつかめて、きちんと切ることができます。岐阜県関市の老舗メーカーの、どこへでも持っていける豆はさみ「関の豆ばさみ







世界にその名を知られるハサミの名品、庄三郎。伊賀のくみひもを組み合わせて、モダンな糸切バサミを作りました。「庄三郎 伊賀くみひもの糸切ばさみ






やさしい色合い、直径はわずか7ミリ。誰もが一度は遊んだことのある繊細で綺麗な「おはじき」を施し、針仕事が楽しくなるマチ針をつくりました。「Cohana





裁縫道具、いつものお薬や目薬、アクセサリーやスマホのケーブルも。開いてそのままトレーとしても。植物タンニンだけでなめされた白なめし革の巾着。「白なめし革の巾着






刺繍を愛する人のために作りました。鳥取の智頭杉をひとつひとつ手作業で曲げて製作。刺繍道具や裁縫道具を収納しておくための曲げわっぱの道具箱。「曲げわっぱの刺繍道具箱






ボタンをモチーフにした、洋裁に必要な文鎮。70年の歴史ある東大阪の金属加工メーカーと、日本橋の老舗手芸メーカーが一緒に作りました。「真鍮の文鎮






古くから使われてきた竹尺の優れた視認性、メモリの読みやすさを、素材を真鍮に変えて、より扱いやすく、長持ちに。高度なレーザー加工技術で実現。「真ちゅうの竹尺







編みかけ、作りかけの手芸作品と裁縫道具、あみ棒や毛糸を収納。持ち運びのためのプロジェクトバッグを、新しい和紙で作りました。「手染和紙のプロジェクトバッグ







Brand Story









品質の良い、きちんとした道具を使うことが大切。ものづくりに携わる方、ものづくりを趣味にされている方なら、みなさん良く認識されていることでしょう。

針を手に持って、布地に糸をくぐらせてゆく。着慣れた衣類をなおしたり、飾ったり、新しいものを作ったり。衣服や袋物など大きなものを作り上げなくても、ほんの少しだけ手を加えることで広がる楽しさが手芸やソーイングの世界にはあります。そしてちょっとした手仕事をもっと楽しんでいただくのに大切なのは、良い道具を使うこと。

そんな考え方から作られた、新しい手芸道具のブランドが「Cohana」(こはな)。創業60年を超える東京・日本橋の老舗手芸道具メーカーとして広く名を知られる KAWAGUCHI が作った、手作業のための道具。

例えば糸切りバサミなら切れ味良く、手にしっかりフィットすること。巻尺ならメモリがはっきりと見やすく、引き出しやすく巻き込みもスムーズであること。道具としての使いやすさはもちろん、長く使えることを考えて、その素材や製造方法から吟味して作った道具です。

そして、ただ無骨な道具になってしまうのではなく、これから新しく手芸やソーイングの世界に入ってこられる方にもその楽しさが伝わるように。そして長く親しんでこられた方にも、ひとつあるだけで、小さな花が咲いたように裁縫箱が華やぐように。そんな気持ちを込めて作ったのが、新しい裁縫道具「Cohana」です。

「Cohana」が追い求めたのは、卓越した最高品質の道具を作る、と言うこと。長く使っていただきたいお道具だからこそ、素材や産地を徹底的に追及しました。伊賀の組紐を使った糸切りバサミ、岩手、奥州市の南部鉄器をし素材に使用した文ちん、和歌山のヒノキを使ったピンクッションなど。もっとも優れた技術を探してまわるうちにたどり着いたのは、各地に点在する「日本の技術」でした。

贈った方へのあなたの気持ちが伝わるように。「Cohana」はすべてのアイテムが、特別にデザインされたギフトパッケージに収納されています。また贈った方にこの「Cohana」のことがよく分かる商品説明とブランド解説が付属しています。また複数のアイテムをひとつのパッケージにしたギフトセットも用意しています。

裁縫を長く趣味にされている方、お仕事にされている方はもちろん、本物の道具を最初から使っていただきたい初心者の方へ。これから手作業のもの作りに挑戦していただきたい方への贈り物として、ぜひこの「Cohana」を贈り物にお役立てください。